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フリガナヤクシイン ハルミ
ローマ字YAKUSHIIN Harumi
氏名藥師院 はるみ
メールyakusiin@kinjo-u.ac.jp
学位教育学修士(京都大学) 博士(京都大学、教育学) 
所属文学部 / 日本語日本文化学科
職名教授
所属学会日本図書館研究会 日本図書館情報学会 日本図書館協会 中部図書館情報学会 日仏図書館情報学会 
専門分野情報学   
研究課題図書館職員論 司書職制度 図書館行政 

学会及び社会における活動等

開始年月 活動内容 終了年月
1994年10月 大学図書館問題研究会 2019年 3月迄
1995年 4月 FLINT(女性と図書館・ネットワーク) 2002年 8月迄
1996年 5月 日本図書館研究会 現在に至る
1998年12月 日本図書館情報学会 現在に至る
2005年 2月 日本図書館協会 現在に至る
2006年 1月 愛知県図書館図書館専門委員会公募委員選考委員会委員 2006年 3月迄
2006年 4月 中部図書館学会 2009年 3月迄
2008年 4月 日本図書館研究会編集委員 2011年 3月迄
2008年 4月 「戦略的大学連携支援事業」共同図書環(館)のネットワークシステムの構築と新たな教養教育プログラムの開発 外部評価委員 2011年 3月迄
2008年 4月 愛知県文化情報センター専門委員 2014年 3月迄
2008年 4月 愛知芸術文化センター運営会議図書館専門委員会委員 2018年 3月迄
2009年 4月 日本図書館研究会評議員 2011年 3月迄
2009年 6月 中部図書館情報学会(監事) 現在に至る
2010年11月 日本図書館文化史研究会 2019年 3月迄
2012年 2月 談論風発刊行会 編集委員 2020年 9月迄
2013年 2月 愛知県図書館第4期図書館システム更新業務委託総合評価準備委員会委員 2013年 3月迄
2013年 4月 愛知県図書館第四期図書館システム開発業務委託総合評価委員会委員 2013年 5月迄
2013年 7月 春日井市図書館協議会 委員 現在に至る
2018年 1月 愛知県図書館図書館専門委員会公募委員選考委員会委員 2018年 3月迄
2021年 4月 日仏図書館情報学会 現在に至る
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受賞歴

受賞年月 受賞名
2002年 3月 2001年度 日本図書館研究会図書館研究奨励賞
2018年 6月 全国公共図書館協議会表彰
2020年 7月 第10回小林宏記念日仏図書館情報学会賞
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著書

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
図書館・図書館研究を考える:知的自由・歴史・アメリカ(川崎良孝編) 共著 2001年12月 京都大学図書館情報学研究会 著者:川崎良孝、薬師院はるみ、吉田右子、クリスティン・ポーリー、前田稔 総頁数:278 藥師院担当箇所:第2章「主体形成過程の一領域としてみた公共図書館:アメリカ公共図書館における目的観を手がかりに」P45-P76 内容:学術論文1を加筆修正したもの
図書館ハンドブック 第6版(日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編) 共著 2005年 5月 日本図書館協会 著者:小田光宏、塩見昇他 総著者数48名 総頁数:652 藥師院担当箇所:2.4テクノロジーと図書館(Ⅰ総論 B図書館と社会)(川崎良孝・薬師院はるみ共著)P25-P31 内容:図書館における技術革新について、主として1960年代以前とそれ以降にわけ、状況やそれらがもたらした影響について論じている。また、それらと図書館員とのかかわり方についても述べている。
図書館情報専門職のあり方とその養成(シリーズ図書館情報学のフロンテイア NO.6)(日本図書館情報学会研究委員会編) 共著 2006年10月 勉誠出版 著者:根本彰、三輪眞木子他 総著者数20名 総頁数:250 薬師院担当箇所:図書館専門職論の理論的系譜(第Ⅱ部 専門職制に関する動向)P95-P110 内容:本論は、専門職論の検討を通じ、司書のあり方を再検討する契機を提示しようとする試みである。そのため、まずは、専門職論、中でも特性理論の準拠枠についての再確認を行った。次いで、図式的なモデルに基づく専門職研究と、日本の司書が置かれている現況とを比較し、両者の間に横たわる問題の析出を試みた。その上で、日本の司書に欠けているのは、全域的な統制枠組みを築くための規範的権威であることを示している。
米国の図書館事情2007:2006年度国立国会図書館調査研究報告書(図書館研究シリーズNo.40)(国立国会図書館編) 共著 2008年10月 日本図書館協会 著者:山本順一、井上靖代他 多数 総頁数:365 薬師院担当箇所:3.3 公共図書館が教育やリテラシーに果たす役割(第3章 社会的な論点と図書館 3.教育・リテラシー)P326-P328 内容:本書は、米国の図書館がどのような計画を立案し、どのようなプロジェクトを遂行して環境の変貌や課題に対応しようとしているのかを知り、日本の図書館の将来を考える上での参考とすることを目的としている。この目的の下、本論は、米国の公共図書館が教育やリテラシーに果す役割についての考察を行ったものである。
名古屋市の1区1館計画がたどった道:図書館先進地の誕生とその後 単著 2012年10月 八千代出版 博士学位論文をもとに、加筆・修正したもの。
図書館制度・経営論:ライブラリー・マネジメントの現在 共著 2013年 3月 ミネルヴァ書房 薬師院担当箇所:第5章「図書館の職員体制と司書職制度」p.65-76.、第6章「図書館職員と専門性」p.77-92.  内容:本書は、司書資格課程における科目の1つ、「図書館制度・経営論」の教科書として使用されることを想定して執筆したものである。5章では、まず、N市の例を参考に,公立図書館における機構や職員体制について、その特徴や問題点などを解説した。次いで、司書をめぐる諸問題について、呼称や資格の問題に焦点を当てながら考察し、専門職としての司書職制度に関して、その問題や現状などについて解説した。6章では、図書館業務に携わっている人の問題を,主として専門性や専門職という視点を軸に,その立場ごとに取り上げて解説した。
フランスの公務員制度と官製不安定雇用:図書館職を中心に 単著 2019年 6月 公人の友社 フランスの図書館職、とりわけ非公務員としての図書館職の問題を、図書館という枠組みからだけではなく、それをとりまく背景事情から体系的に取り上げ、日本との比較という観点から検討した。検討の一環として、フランスにおける非公務員としての図書館職について、その実態を探るべく、アンケート調査を行った。
公共図書館が消滅する日 共著 2020年 5月 牧野出版 本稿では、日本の公共図書館に関して、戦後の占領軍指導の設立過程から現在の混迷状況にいたる過程を追跡し、その作業を通じて、図書館問題の本質を論じている。公共に開かれた図書館を持たない先進国など一つもない。しかし、日本ではその姿が大きく変貌してきている。国家百年の大計として模索すべきは、個々別々の公立図書館の生き残り策ではなく、知識や文化や情報を尊重しながら、それを担う言論や出版の活性化を図り、さらには知る権利や学習 機会を万人平等に保障する公的制度の実現に他ならない。
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学術論文

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
主体形成過程の一領域としてみた公共図書館:アメリカ公共図書館における目的観を手がかりに 単著 1999年 5月 『図書館界』(日本図書館研究会)第51巻 第1号 アメリカ公共図書館における、主要な目的観の変遷を歴史的に追い、それを題材に、公共図書館なるものが、単に社会的な価値観や、それに関わる諸個人の意図に影響を受けているだけの機関ではないことを示した。そうではなく、図書館が、社会的な諸関係を再生産する過程としても機能していることを論じたのである。すなわち、本論は、公共図書館が主体形成の機序に関わる機関であることを示唆する試みである。(P2-P16)
司書をめぐる専門職論の再検討(1) 単著 2000年11月 『図書館界』(日本図書館研究会)第52巻 第4号 本論は、日本では、図書館司書に関するさまざまな問題が、しばしば、専門職や専門性といった用語を軸に展開されてきているという事実を、その起源と経過にまで遡って再検討する試みである。この前編(1)では、日本におけるこれまでの図書館学研究では、司書をめぐる諸議論が、いかに専門職や専門性という用語を多用していたかを具体的にいくつも例示し、それらの議論が共有する基盤を抽出した。(P190-P202)
司書をめぐる専門職論の再検討(2) 単著 2001年 1月 『図書館界』(日本図書館研究会)第52巻 第5号 前編(1)で明らかにした諸事実に基づいて、この後編(2)では、まず、図書館関係者が専門職という言葉で実際に指示している対象と、いわゆる既成専門職の間には、本質的な次元での隔たりが存在することを解明している。次に、これまで展開されてきた諸議論が、専門職という言葉の呪縛により、この隔たりをまたぎ越すことができずにいるという現状を指摘し、司書の問題を論じる上での今後の課題を提示した。(P250-P264)
情報革命がもたらす図書館の変容 単著 2002年 3月 『京都大学 生涯教育学・図書館情報学研究』(京都大学大学院教育学研究科 生涯教育学講座) 第1号 本論では、今日のデジタル情報革命が図書館にもたらす変容、特に、必ずしも行為主体の意図に従属しない変容と、その仕組みについて考察している。これは、図書館界で、情報技術に関する議論を盛んにしている要因についての模索でもある。新技術の導入に伴う変化は、しばしば、方法や手段における変化として位置づけられようとするが、その位置づけの背後に潜む本質的な要素を模索することが本論の課題なのである。(P43-P57)
過去を未来へ:ニコルソン・ベイカーの願い 単著 2002年 6月 『カレントアウェアネス』(国立国会図書館)第272号 90年代半ば頃より、米国の作家ニコルソン・ベイカーは、急速にハイテク化を進めている今日の図書館に対して抗議活動を展開している。本論では、図書館の側の立場や視点を一旦括弧に入れ、ベイカーの警告や主張そのものを直視することで、今日の図書館が置かれている状態について考察している。新しい技術や機器を導入し、情報提供機能を拡充することで、逆に、図書館が失いつつある役割に目を向けることが、本論の目的である。(P15-P18)
情報化時代における図書館員像とその未来:ニコルソン・ベイカー論争を参考に 単著 2004年 3月 『京都大学 生涯教育学・図書館情報学研究』(京都大学大学院教育学研究科 生涯教育学講座) 第3号 本論では、図書館における目録の自動化や、カード目録の利用停止といった一連の過程が、図書館界でいかに意味づけられてきたのかを、米国の作家ニコルソン・ベイカーによる図書館への抗議活動が引きおこした事例等を参考にしながら分析している。すなわち、コンピュータ化が図書館に及ぼす変化を,未来に求めるものではなく,消滅しつつある事物や,もはや求められなくなった機能の発掘を通じて考察している。(P61-P80)
専門職論と司書職制度:準専門職から情報専門職まで 単著 2004年 5月 『図書館界』 (日本図書館研究会)第56巻 第1号 本論は、専門職に関する基礎的研究を、司書という文脈において再検討し、司書職制度実現の阻害要因を探る試みである。司書は、準専門職であるといわれてきた。だが、準専門職の特徴、中でも、専門職化を阻むとされる要因は、司書に対して必ずしも該当しない。司書の専門職化を阻んでいるのは、図書館という組織に所属することでも、図書館が官僚的に組織されていることでもない。問題は、図書館が自律的な官僚的組織として形成されておらず、全体機構に組み込まれた下部組織としてのみ存立している点にある。(P2-P12)
図書館の運営と司書職の統制 単著 2005年 6月 『現代の図書館』(日本図書館協会)第43巻 第2号 本論は、今般の新自由主義的体制下,日本の司書が抱える根源的な問題を追求する試みである。まず、指定管理者制度など新自由主義的政策の盲点を浮出させた。次いで、この政策が目指すローカル・オプティマムは、ある意味、図書館界が指向してきたものと同方向であることを指摘した。その上で、専門職に関する統制理論の検討を通じ、日本の司書に欠けているのは、全域的な統制枠組を築くための規範的権威であることを主張した。(P67-P74)
サブジェクトライブラリアンとは何か:その導入がもたらすもの 単著 2005年 9月 『情報の科学と技術』(情報科学技術協会)第55巻 第9号 本論は、主題情報を専門に扱う司書の問題を検討する試みである。この存在は、近年日本でも話題となり、大学図書館等では、情報的環境の激変等に応えるため、その導入が不可欠だともいわれている。ただし、そこには、図書館の付加価値を高め、それによって司書の地位を確保しようとの意図が潜んでいることもまた事実である。けれども、内外の先駆的事例を検討する限り、それは、司書の専門職制度を実現する突破口になるとは考えにくいことが明らかとなった。(P362-P368)
一区一館制度の成立:名古屋市の図書館行政に関する歴史的再検討 単著 2007年 3月 『京都大学 生涯教育学・図書館情報学研究』(京都大学大学院教育学研究科 生涯教育学講座) 第6号 本論は、名古屋市における一区一館計画について、その誕生の経緯を追跡しようとする試みである。既存の関連資料をできる限り収集し、それらに記録された言葉を照合したり批判的に検討したりすることで、この計画が実施されるにいたった要因についての追及を行った。なお、本論は、2006年11月29日に開催された、金城学院大学日本語日本文化学会秋季大会での講演を出発点に、分析対象とすべき資料等を新たに追加しながら、その内容を再構築したものである。(P5-P18)
図書館員のあり方と電子化の進行:不安の昂進と専門職化の画策 単著 2007年 9月 『情報の科学と技術』(情報科学技術協会)第57巻 第9号 電子化の進行に伴い、司書のあり方が変化し、場合によっては不要になると論じられることがある。本稿は、この現象自体に注目するものである。議論が反復された背景には、不安の存在を指摘することができる。新しい情報技術が、従来のあり方や既存の価値観を覆そうとすることへの不安である。ただし、未だに司書職制度が確立しているとはいい難い状況下、司書の新たな役割だけを追求しようとすることは、往々にして司書不要論に結びつく。そこで、本稿では、変化が激しい今日こそ、司書固有の存在意義という視点から情報化という事態を考え直すことを提案した。(P434-P440)
名古屋市の一区一館計画と都市計画 単著 2008年 9月 『中部図書館学会誌』(中部図書館学会) 第49巻 本論は、名古屋市における一区一館計画を、都市計画全体の文脈から眺めなおす試みである。この計画は、実施される何年も前から図書館関係者が夢に描き、市当局に働きかけていたものである。また、この計画が開始された1964年は、日本の公共図書館に関する理論が飛躍的に開花した年であるともいわれている。だが、それは、日本経済が飛躍的に成長を遂げていた時代の真只中に相当する。そこで、本論では、名古屋市の一区一館計画を、図書館に固有の文脈だけに沿ってたどり直すのではなく、行政的な側面を中心に、この計画の起源や経緯、あるいは、その特徴等について探ることを試みた。(P27-P40)
フランスの県立貸出図書館におけるボランティア:地方分権政策下での全国的な統制 単著 2009年 5月 『図書館界』(日本図書館研究会)第61巻 第1号 フランスでは,司書の身分が明確に規定されている一方で,県立図書館で多くのボランティアに依存している。本論の目的の1つは,フランスの県立図書館が多くのボランティアに依存することとなった背景や,それらボランティアの同国における位置づけを探ることである。また,フランスでは,地方分権政策の下,公共の図書館の権限が地方公共団体に移譲されていく情況下,むしろそういう情況下にあるからこそ全国的な統制を確保するための作業が実施されている事実を示し,その意義を検討する。(P16-P29)
フランスの図書館をめぐる立法措置 単著 2009年12月 『情報の科学と技術』(情報科学技術協会)第59巻 第12号 フランスには、図書館のみを対象とする体系的な法律は存在しない。ただし、フランスの図書館、中でも公立の図書館に関しては、その設置から位置づけ、サービス対象、あるいは国家による資金援助に至るまで、様々な事柄が法的に細かく規定されている。また、法的拘束力はないものの、1991年には、図書館高等評議会により、『図書館憲章』が採択された。本論では、フランスの公立図書館、すなわち市町村立図書館と県立貸出図書館およびその前身である貸出中央図書館について、それぞれ各種法規類の中でどのように規定されていたのかを概観したものである。また、図書館法の制定が試みられた際の動きや、『図書館憲章』についても取り上げている。(p585-590)
病院図書館員の専門職化:司書をめぐる専門職論争の経験を参考に 単著 2010年 『病院図書館』(近畿病院図書室協議会)第30巻第4号  本論は、図書館司書をめぐる専門職論争の経験を参考に、病院図書館員の専門職化について論じるものである。まずは、図書館界が積み重ねてきたこれまでの諸議論を振り返り、その特徴と問題点を明らかにした。加えて、専門職化と組織の問題について論じ、少なくとも日本の場合、司書の専門職化を妨げている主要因は、専門性の問題というよりは、むしろ、図書館とその上位組織との関係にあることを指摘した。その上で、病院図書館員と組織の問題及び、その統制枠組みについて論じている。(p.173-179.)
「みんなの文化と図書館」とその歴史的過程:フランスの公読書をめぐる共和制と宗教との葛藤 単著 2011年 9月 『金城学院大学論集 人文科学編』第8巻第1号  本稿は、「みんなの文化と図書館」(Culture et Bibliothèques pour Tous)について、その起源及び現在に至るまでの経緯を追跡する試みである。この図書館は、元々は、19世紀に設立されたカトリックの図書館が統合される形で誕生したものである。カトリック活動の一環として運営されていたという歴史的事実は、公教育における脱宗教化を徹底してきたフランスにおいて、「みんなの文化と図書館」が、公読書の文脈から研究されてこなかった一因となっているのではないかと推察される。本稿では、「みんなの文化と図書館」について、この図書館が創設されるにいたった背景や、宗教と切り離された歴史的過程について、フランスにおける社会的、政治的、そして文化的状況をも視野に入れながら追跡している。(p.70-84.)
名古屋市の巡回文庫設置目的における一貫性の喪失過程 単著 2012年 3月 『金城学院大学論集 人文科学編』第8巻第2号  本稿は,名古屋市の自動車図書館廃止問題を出発点に,歴史経験に対する認識の変遷過程を追跡したものである。具体的には、名古屋市における従来型の巡回文庫および通称「移動図書館」を具体的な考察対象に,歴史的な経験への,現実認識が変遷していく過程を追跡した。その結果、各時代における現実的ないしは政治的な諸条件に影響を受けながら,歴史的な一貫性が見失われていく経緯を確認することができた。(p.135-154.)
「図書館のミッション」について考える:片山善博氏の講演会と名古屋市図書館への指定管理者制度導入問題を出発点に 単著 2012年 4月 『談論風発』(椙山女学園大学文化情報学部山本研究室)第7巻 第1号 本稿は、片山善博氏がこれまでに発表した同様の課題を扱う論考や講演記録等も参照しながら、氏が主張するところの「図書館のミッション」について考察したものである。片山氏は、自ら国会で公言したように、「図書館などは指定管理になじまないと確信し」、「そういうメッセージを発し続けて」いたことで知られている。まず、片山氏の大臣任期中に総務省から発出された指定管理者制度に関する通知文書の特徴を、それ以前の文書との比較を通じて概観し、その特徴について整理した。次いで、氏がこれまでに発表した同様の課題を扱う論考や講演記録等も参照しながら、氏が主張するところの「図書館のミッション」について考察した。(p.1-6.)
指定管理者制度の導入にいたる議論とその曲折:名古屋市図書館の事例を手がかりに 単著 2012年 7月 『市政研究』(大阪市政調査会)第176号 夏 本稿は、名古屋市志段味図書館への指定管理者制度導入問題を出発点に、この制度をめぐる議論について分析し、その問題を追及したものである。特定の図書館ないし図書館システム等を対象に、指定管理者制度の導入が具体的に検討される場合、議論の争点は概してサービスの問題に集中する。というのも、この制度は、少なくとも建前上、民間事業者等が有するノウハウを活用することにより、住民サービスの質の向上を図る目的で設けられたものだからである。しかしながら、図書館が指定管理者制度の導入で得られる本質的な効果は、サービス向上にあるのではない。この矛盾を直視しない限り、議論は堂々巡りを繰り返す。その結果、サービスを担う「人」の問題は置き去りにされることになる。(p.82-93.)
フランスにおける絶版書の電子的活用促進法:グーグル対策としての公認違法ダンピング? 単著 2013年 3月 『談論風発』(椙山女学園大学文化情報学部山本研究室)第7巻 第4号 本稿は、フランスで制定された、絶版書の電子的活用を促進する法律について、その制定や背景事情、さらには、それを巡って同国で展開された反対運動について概観し、図書館における絶版書の電子的活用を巡る問題について考察したものである。(p.1-11.)
フランスの地域拠点図書館と地方制度改革 単著 2014年11月 『図書館界』(日本図書館研究会)第66巻 第4号  本稿の目的は,フランスの地域拠点図書館(BMVR)を,同国における地方制度改革という視点から捉え直すことである。BMVRは,財政措置という観点からは,第一次地方分権政策の一環として創設されたものといえる。ただし,その創設の目的には,地方分散的な側面も多分に含まれている。また,それぞれ当該地域においては,むしろ地方行政の広域化政策という文脈で創設されたのではないかと考えられる。地方都市を中心に,それぞれの地域で広域化政策が進められていく中で,BMVRもその政策の一環として重要な役割を担っているのである。(p.254-267.)
フランスにおける地方分権政策下での図書館職員制度改革 単著 2015年 3月 『中部図書館情報学会誌』(中部図書館情報学会) 第55巻 本稿の目的は、フランスの地方分権政策下で築かれた図書館職員制度について、その実態と特徴を追跡することである。フランスでは、地方分権政策及び同政策下における公務員制度改革を受け、1990年代より公立図書館職員の制度改革が実施された。それにより、公立図書館職員の制度は劇変した。ただし、同制度は、日本で理解されている地方分権政策下でのあり方とは、大きく異なっている。フランスでは、地方分権政策下、あえて、国と地方、あるいは異なる地域間で、互いに整合的に連動する体制が整えられたのである。(p.15-29.)
指定管理者制度と司書職制度:豊田市の事例 単著 2016年 6月 『談論風発』(椙山女学園大学文化情報学部山本研究室)第11巻 第1号 本稿は、愛知県豊田市で中央図書館に指定管理者制度が導入されようとしている事例を中心に、公共図書館へ指定管理者制度を導入することの問題点を論じたものである。公立図書館への指定管理者制度導入は、たとえ司書資格者の割合を上げることができたとしても、専門職としての司書職制度を確立することには繫がらず、それどころか、崩壊させてしまう危険さえ孕んでいる。(p.1-7.)
フランスにおける図書館職教育制度 単著 2016年 9月 『金城学院大学論集 人文科学編』第13巻 第1号 フランスにおける図書館職教育の制度について、地方分権政策や一連の教育改革の影響も踏まえながら、その特徴を追及した。図書館職の中でも、国家及び地方公務員としての図書館職を対象に検討している。具体的には、図書館職教育を実施している機関の内、主なものを順に取り上げ、それぞれの概要や位置づけ及び相互の関係、あるいは成立とその後の経緯等にも言及しながら、実施されている図書館職教育の制度及びその変遷を追究した。(p.73-90.)
フランスにおける図書館職教育制度(続) 単著 2017年 3月 『金城学院大学論集 人文科学編』第13巻 第2号 『金城学院大学論集 人文科学編』第13巻 第2号(p.73-90.)の続。(p.80-97.)
専門職論の限界と図書館職員の現状 単著 2017年 3月 『図書館界』(日本図書館研究会)第68巻第6号 図書館界では,司書の専門性を高め,その社会的認知を獲得すべく,様々な取り組みが進められてきた。しかし,それらの取り組みが,必ずしも図書館職員が置かれている困難な状況の改善に繫がるわけではない。専門性を高めることは専門職制度を築くための必要条件ではあるものの,十分条件ではない。論理的にも,また,経験的事実が実証するように,それらは別次元の問題なのである。専門性を高める議論は,結果的に,非正規職員の基幹化を進めてしまうこともある。言論空間の綻びは,専門職制度を築くための議論の成立を困難にしてしまう。(p.344-353.)
図書館とまちづくり:地方創生という名の統廃合 単著 2017年12月 『談論風発』(椙山女学園大学文化情報学部山本研究室)第12巻 第2号 地方創生政策が進められていく中で、図書館も、地域の活性化に貢献することが求められている。『まち・ひと・しごと創生総合戦略』に図書館振興策が盛り込まれることは、図書館予算の獲得に繋がとも考えられている。本論では、この戦略を規定している「まち・ひと・しごと創生法」、及び同法成立の背景事情を、図書館との関係にも目配りしながら確認し、その上で、地方創生の波に乗ることが、必ずしも図書館の活性化につながるわけではないことを論じている。(p.1-8.)
公共性の確保とは何か:図書館政策の日仏比較から 単著 2020年10月 『市政研究』(大阪市政調査会)第209号 秋 本稿の目的は、フランスの図書館政策を手がかりに、日本の公共図書館、ひいては公共文化施設について、そのあり方を再考することである。終戦後の日本では、自由主義と地方分権を旨とする、いわばアメリカ型の民主主義が理想とされてきた。その結果、地方分権と民主主義とを同一視する特有の傾向が認められる。とりわけ、図書館の世界では、この傾向が著しい。戦後における日本の公共図書館による歩みを辿ると、この錯覚と、それがもたらす当然の帰結とが体現されている事態を確認できる。そして、この事態は、フランスの公共図書館、中でも、公共図書館を中心とする公読書の歩みと比較しながら眺めることで、より鮮明となるのである。(p.76-84.)
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学会発表

題目/演目名等 発表年月 発表学会名等 概要
主体形成過程における一領域としての公共図書館:アメリカ公共図書館の目的観を手がかりに 1998年 9月 日本図書館文化史研究会 第15回研究集会 学術論文1で展開した理論を中心に、内外における最新の研究動向の展開をも視野に入れた上で、日本の図書館が置かれつつある状況に関しても言及し、今後の図書館研究に対する新たな視点を提示した。すなわち、アメリカ公共図書館における目的観の変遷を題材に、公共図書館が、単に社会的価値観や諸個人の意図に影響を受けるだけではなく、社会的諸関係を再生産する過程としても機能していることを論じた。
ニコルソン・ベーカーによる図書館批判:それがわれわれに問いかけるもの 2002年 3月 日本図書館研究会 第43回研究大会 本発表では、作家ニコルソン・ベイカーが図書館界に対して展開している一連の講義や、それらへの反応について紹介した。まず、ベイカーが、急激にハイテク化を進めている今日の図書館に強い警告を発していること、その主張が米国の図書館内外で反響を呼んでいること等を示し、これらの論争が、情報化が進む中で主流になりつつある図書館観と、従来の図書館観との間に生じた不整合にも起因しているという事実を明らかにした。
専門職論争の遺したもの:制度の中の司書と論の中の専門職 2004年 6月 大学図書館問題研究会京都支部 京都ワンディセミナー 本発表は、平成16年6月12日、京都市国際交流会館での京都ワンディセミナーで行われたものである。ここでは、これまでの司書を巡る専門職論争を振り返ることで、日本の図書館界において司書の専門職化を阻んでいる要因について理論的に探求することを試みた。なお、このセミナーは、大学図書館問題研究会京都支部主催、京都大学大学院教育学研究科生涯教育学講座共催というかたちで開催された。
Transformation of the Librarianship in the Digital Era:Through the Reconsideration to the Controversy Raised by Nicholson Baker 2004年10月 The 2nd Shanghai International Library Forum (第2回 上海国際図書館フォーラム) 本発表は、平成16年10月14日、「都市の発展と図書館サービス」というテーマのもと、上海国際図書館にて、第3回国際図書館学セミナーと合同で開催された、第2回上海国際図書館フォーラムの第4部会「図書館と都市の知識基盤」において行われたものである。この発表では、米国の作家ベイカーによる図書館への抗議活動を題材に、図書館における情報化傾向の影響を、非技術論的かつ非戦略的な側面から考察した。
名古屋市の図書館行政:1区1館計画の誕生 2006年11月 金城学院大学日本語日本文化学会秋季大会 本発表は、平成18年11月29日、金城学院大学文学部日本語日本文化学会が主催する同学会秋季大会での講演という形で実施されたものである。名古屋市における1区1図書館計画について、既存の資料を検討し、この計画誕生の要因や経緯を明らかにしようとしたものである。
名古屋市における一区一館計画誕生の要因について 2007年 5月 第165回 日本図書館研究会愛知研究例会 本発表は、平成19年5月17日、図書館問題研究会愛知支部及び大学図書館問題研究会愛知支部との合同企画による、日本図書館研究会愛知研究例会で実施されたものである。名古屋市における一区一館計画誕生の経緯について、既存資料から明らかとなったことを紹介した。また、名古屋市の都市計画全体の枠組の中から捉え直すことで、一区一館計画実現の要因について追跡した結果を発表した。
Re-Examination of “One Ward, One Library Project” in the City of Nagoya 2009年 3月 Asia-Pacific Conference on Library & Information Education & Practice (A-LIEP), 2009 The purpose of this paper is to re-examine the effect of “One ward, one library project” in the city of Nagoya. There is no disagreement that the project played an important role as the good examples to other cities. The project, however have become old-fashioned nowadays. And it must be very important for today's Nagoya to take a step forward on the next stage.
学校図書館の課題と対策:歴史的概観を踏まえて 2011年10月 平成23年度 愛知県立高等学校司書教諭研修会 学校図書館を規定する法的基盤や基準などを歴史的にふりかえり、愛知県の現状も踏まえて概観した上で、今後のあり方について考察した。
Les enjeux de l'ouverture des services publics aux initiatives privées: le cas de la privatisation et du management des bibliothèques publiques au Japon 2014年 3月 Centre Interdisciplinaire d'Analyse des Processus Humains et Sociaux, Université Rennes 2 レンヌ第二大学人文社会科学系学際研究センター(Centre Interdisciplinaire d'Analyse des Processus Humains et Sociaux, Université Rennes 2)が主催する研究会において、日本における公共図書館の民営化問題を例に、公共サービスの民営化に伴う問題点について論じた。
フランス公共図書館事情 -レンヌ市などを中心に- 2014年 9月 第202回 日本図書館研究会愛知研究例会 フランス北西部、ブルターニュ地方のレンヌ市における公共図書館事情を参照に、地方分権政策下におけるフランスの公共図書館について、その現状や課題など紹介した。
フランスの公共図書館における非正規職員問題 2017年11月 第65回 日本図書館情報学会 本研究では,フランスにおける非公務員としての図書館職について,制度や実態を明らかにし,その特徴を考察した。まずは,同国の図書館職制度を,公務員制度等も踏まえて追求した。次に,非公務員の種類や割合,位置付け等を調査した。その結果,フランスでは,非公務員にも法規定を伴う職階制が整えられ,この状況は図書館職でも変わらないことが確認できた。非公務員の不安定さを解消するための試みが実施されていることも判明した。
フランスにおける非公務員としての図書館職 2019年10月 第227回 日本図書館研究会愛知研究例会 フランスにおける非公務員としての図書館職について、その制度や現状、そして問題点等を、日本との比較という観点から考察した。
職員制度の確立とは何か:フランスの非公務員図書館員に関する調査から 2019年11月 第105回 全国図書館大会三重大会 日本の図書館界は,長きに亘り,専門職としての図書館職制度の構築を目指してきた。公立図書館に関しては,公務員制度に組み込まれた形の制度が理想とされてきた。しかし現状は,全く逆の方向に向かって進んでいる。いわゆる非正規職員に依存する割合もますます増えている。一方,フランスは,公務員としての図書館職制度が整っている。現在の制度は,国,地方共,地方分権政策下で実施された公務員制度改革の一環として創設されたものである。ただし,同国の図書館にも公務員ではない職員が多く存在し,その不安定な立場が問題にされている。とはいえ,その実態は,日本とはまるで異なっている。フランスでは,公務員制度改革の下,非公務員に対しても,身分や権利を保障する規定が制定された。また,調査の結果,フランスの非公務員としての図書館職は,少なくとも日本に比べると,公務員や準公務員等,安定した地位を得る可能性が極めて高いことも判明した。
日本の公立図書館は公共の施設なのか:戦後の歩みに照らして 2021年 2月 2020年度 第12回 図書館を学ぶ相互講座 終戦後の日本では、いわゆる〈上から〉の政策と圧政を混同したり、地方分権と民主主義を同一視したりする特有の傾向が認められる。中でも、図書館の世界はこの傾向が著しい。そもそも、公共の施設は生き残るために存在するわけではない。あの手この手のアイディアを模索し、利用の多寡と満足度を競い、非正規労働力に依存しながら、広告収入まで当て込むというのでは、私企業と何ら変わらない。私企業の論理に巻き込まれれば、アピールと自助努力に励む以外の選択肢がなくなるのは当然の帰結であろう。本発表では、以上の視点をもとに、戦後の公共図書館のあゆみを再度振り返ることを試みた。
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翻訳

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
『図書館の権利宣言』を論じる (ウェイン・A.ウィーガンド編) 共著 2000年 9月 京都大学図書館情報学研究会 著作者(翻訳者):川崎良孝・薬師院はるみ 総頁数:195 藥師院担当箇所:3トニ・セイメック「1960年代の『図書館の権利宣言』:1つの司書職と1つの倫理」P73-P89 6キャスリーン・ニーチェ・ウルコフ「ホロコースト否定文献の問題と図書」P125-P137
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講演記録

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
"Transformation of the Librarianship in the Digital Era: Through the Reconsideration to the Controversy Raised by Nicholson Baker" 単著 2004年 City Development and Library Service: Proceedings of the Second Shanghai International Library Forum, ed. Shanghai Library, Shanghai, Shanghai Scientific and Technological Literature Publishing House, 2004, p.385-390. 2004年10月14日 第2回上海国際図書館フォーラムでの講演記録
電子時代における図書館観の変容:ベイカー論争の再検討を通じて 単著 2005年 1月 『図書館界』(日本図書館研究会)第56巻 第5号 2004年10月14日 第2回上海国際図書館フォーラム 講演記録(P307)
専門職論争の遺したもの:制度の中の司書と論の中の専門職 単著 2005年 3月 『京都大学 生涯教育学・図書館情報学研究』(京都大学大学院教育学研究科 生涯教育学講座)第4号 2004年6月12日 京都ワンディーセミナー 講演概要(P253-P264)
電子時代における図書館観の変容:ベイカー論争の再検討を通じて 単著 2005年 3月 『京都大学 生涯教育学・図書館情報学研究』(京都大学大学院教育学研究科 生涯教育学講座)第4号 2004年10月14日 第2回上海国際図書館フォーラム 講演報告(P231-P238)
名古屋市の図書館行政:1区1館計画の誕生 単著 2007年 3月 『金城日本語日本文化』(金城学院大学文学部日本語日本文化学科) 2006年11月29日 金城学院大学日本語日本文化学会秋季大会 講演記録(P1-P17)
Nouveau rôle des bibliothèques publiques au Japon : Comment contribuer à la revitalisation régionale, tout en évitant les réductions budgétaires ? 単著 2018年 9月 金城学院大学論集 人文科学編 第15巻 第1号 ブルターニュ及びペイ・ド・ラ・ロワール地域圏・図書館職養成センター(Centre de formation aux carrières des bibliothèques (CFCB) - Bretagne - Pays de la Loire)主催による講演(2018年3月20日)の記録。(p.74-80.)
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雑誌

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
Trends der Bibliotheksentwicklung in Japan (Hiroshi Kawai ed.) 共著 2004年 Verlag Dokumentation Saur KG 雑誌名 Bibliothek: Forschung und Praxis 28巻3号 2004年 特集: Trends der Bibliotheksentwicklung in Japan/Hiroshi Kawai ed.(P303-P318)執筆者:Hiroshi Kawai, Tomio Ide, Marie Kinjo, Asuka Kimura, Yukihiko Makie, Taro Miura, Tadashi Takenouchi, Harumi Yakushiin 藥師院担当箇所:7 Informationsdienste(情報サービス機関・河井弘志訳)(P309-P311)
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書評

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
メディアとしての図書館:アメリカ公共図書館論の展開 (吉田右子著) 単著 2005年 3月 『図書館界』(日本図書館研究会)第56巻 第6号 吉田右子著『メディアとしての図書館:アメリカ公共図書館論の展開』日本図書館協会, 2004.10,400pの書評 本書は、吉田右子氏が、氏による博士学位請求論文に加筆修正を加えて上梓したものである。この書評では、本書が依って立つ基盤、あるいは本書全体に通底する著者の視点や考え方に焦点を当て、図書館学なるものの基本的姿勢についての考察を試みている。(P389-P395)
司書職制度を限界に追い込むもの 単著 2008年 4月 『談論風発』(甲南大学文学部図書館学研究室)第3巻 第1号 渡邉斉志「司書職制度の限界」『公共図書館の論点整理』頸草書房, 2008.2, p.84-125.の書評(p26-28)
書評:日仏図書館情報学会編『フランス図書館の伝統と情報メディアの革新』勉誠出版 単著 2011年11月 『図書館界』第63巻第4号 日仏図書館情報学会編『フランス図書館の伝統と情報メディアの革新』勉誠出版, 2011, 262p.の書評(p.338-339.)
書評:岩崎久美子著『フランスの図書館上級司書:選抜・養成における文化的再生産メカニズム』明石書店, 2014, 386p. 単著 2015年 6月 『日本図書館情報学会誌』Vol.61, No.2, 2015年6月. 岩崎久美子著『フランスの図書館上級司書:選抜・養成における文化的再生産メカニズム』明石書店, 2014, 386p.の書評(p.129—130.)
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博士論文

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
名古屋市の図書館設置計画に関する歴史的再検討:1区1館計画の意義と功罪 単著 2011年 9月  本論は、名古屋市の1区1館計画に関する歴史的過程を追跡し、この計画が同市の図書館設置計画に与えた影響について論及したものである。この計画は、日本の図書館全体を扱う文献の中で、先進的な一事例として取り上げられたこともある。それらの多くでは、戦後日本における公共図書館の歩みが、いわゆる「定番の物語」に準拠して反復されているのだが、名古屋市の1区1館計画も、この物語に埋め込む形で語られてきた。以上のような問題意識を下に、本論では、名古屋市の1区1館計画に関して、日本の公共図書館に関する「定番の物語」には回収しきれない事例や歴史的過程を見出す試みがなされている。この作業は、大都市における公共図書館システムの起源及びその後の発展について研究する際の、従来とは異なる土台を構築することでもある。
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講演

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
名古屋市の1区1館計画:はじまりとその影響について 単著 2012年 7月 尾張部公共図書館連絡協議会 研修会 尾張部公共図書館連絡協議会における研修会での講演
Le nouveau rôle des bibliothèques publiques: les activités pour contribuer à la revitalisation régionale en protégeant contre la réduction budgétaire ? 単著 2018年 3月 La visio-conférence donnée au Centre de formation aux carrières des bibliothèques - Bretagne - Pays de la Loire ブルターニュ及びペイ・ド・ラ・ロワール地域圏・図書館職養成センター(Centre de formation aux carrières des bibliothèques (CFCB) - Bretagne - Pays de la Loire)主催によるテレビ会議方式(Visio-conférence)の講演。近年、日本の公共図書館で盛んに実践されつつある地方創生への寄与を目的とした諸活動について、その様子や特徴を紹介した。とりわけ、それらの活動が経済原理に巻き込まれつつある等の諸問題について取り上げた。加えて、日本における司書職養成の現状を紹介し、問題点を指摘した。なお、同講演は、Brest会場(Pôle Numérique Brest Bouguen - TPI)とNantes会場(Campus Nantes centre Loire - Faculté de médecine)の2箇所にも同時中継された。
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書評(自著)

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
自著を語る:『名古屋市の1区1館計画がたどった道:図書館先進地の誕生とその後』 単著 2012年12月 『談論風発』(椙山女学園大学文化情報学部山本研究室)第7巻 第3号 本稿は、2012年10月に八千代出版から出版した、自著『名古屋市の1区1館計画がたどった道:図書館先進地の誕生とその後』(323p.)について、その背景事情等を記したものである。(p.9-11.)
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授業での講演

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
Les bibliothèques au Japon: les types, les chiffres, la petite histoire et la situation actuelle 単著 2014年 3月 le cours «Management des bibliothèques» (DEUST 1/DU), Université Rennes 2 レンヌ第2大学における図書館員養成のための授業時間を利用して、日本の図書館事情に関する講演を行った。
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雑誌記事

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
フランスの地方都市レンヌに設置された、シャンリーブル図書館について 単著 2014年 3月 『談論風発』(椙山女学園大学文化情報学部山本研究室)第8巻 第3号 フランスの都市圏共同体レンヌ・メトロポール(Communautés d’agglomération Rennes Métropole)が管轄する総合文化施設シャン・リーブル(Champs libres)内の図書館を中心に、フランスの地域拠点図書館(Bibliothèques municipales à vocation régionale: BMVR)について、その成立過程や現状などについて論じた。(p.7-11.)
図書館政策の論じ方:2017年フランス大統領選挙にみる政策論争の展開と前提 単著 2017年 9月 『図書館界』(日本図書館研究会)第69巻 第13号 2017年フランス大統領選挙の際、図書館の問題がどのように論じられていたのかを紹介し、その特徴について指摘した。マクロン候補は、唯一、公約書で図書館について記載していたのだが、まずは、それについて取り上げた。ついで、フランス図書館員協会と国境なき図書館団が連名で、大統領候補者全11名に対して送付した公開質問状、及びそれへの回答などを手がかりに、それらの内容を紹介し、その特徴について指摘した。(p.187.)
だから「構造的権威による統制は望むべくもない」 単著 2021年 1月 『図書館界』(日本図書館研究会)第72巻 第5号 『公共図書館が消滅する日』(薬師院仁志・薬師院はるみ著, 牧野出版, 2020.5)への書評(『図書館界』Vol.72.No.4, 2020.11)について。(p.235.)
日本でフランスの図書館を研究するということ 単著 2021年 1月 『日仏図書館情報学会ニュースレター』第232号 第10回小林宏記念日仏図書館情報学会賞の受賞を受け、日本でフランスの図書館を研究する意義について、論じた。(p.3-5.)
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講座

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
親子で楽しむ絵本講座 単著 2016年 9月 阿久比町立図書館(学習室A) 子どもに読み聞かせる絵本の選び方や、読み聞かせの方法についての、図書館利用者向け講座。金城学院大学文学部日本語日本文化学科で司書資格科目を受講する1年生による研究グループ「かみしばい2016」による、紙芝居「鉢かつぎ姫」の実演も行った。
親子で楽しめる絵本の選び方講座 単著 2017年10月 阿久比町立図書館(学習室A) 子どもに読み聞かせる絵本の選び方や、図書館における児童サービスの取り組みなどについての、図書館利用者向け講座。金城学院大学文学部日本語日本文化学科で司書資格科目を受講する2年生による研究グループ「縁倶楽部(ゆかりくらぶ)」による、手遊び、大型絵本読み聞かせ、百人一首遊びも行った。
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