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フリガナイチマル ヨシミ
ローマ字ICHIMARU Yoshimi
氏名市丸 嘉
学位博士(薬学) 
所属薬学部 / 薬学科
職名助教
所属学会有機合成化学協会 日本薬学会 日本ケミカルバイオロジー学会 
専門分野薬学 生物科学 基礎化学   
研究課題がん細胞増殖シグナル伝達を標的としたの分子標的薬の創製 細菌情報伝達物質をベースにした新規抗真菌薬の創製 緑膿菌の菌体間情報伝達系を標的とした創薬 

学会及び社会における活動等

開始年月 活動内容 終了年月
2013年 4月 日本薬学会会員 現在に至る
2017年 4月 日本ケミカルバイオロジー学会会員 現在に至る
2018年 3月 有機合成化学協会会員 現在に至る
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受賞歴

受賞年月 受賞名
2014年 3月 日本薬学会 第134年会 優秀発表賞
2015年 9月 第59回日本薬学会関東支部大会 優秀発表賞
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著書

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
生体内マイケル付加反応を作用機序とした医薬品の開発 共著 2016年10月 公益社団法人有機合成化学協会 有機合成化学協会誌74巻 10号 (2016) p.993 近年の医薬品開発において医薬品分子とその効果器の間における新たな共有結合体形成が作用機序として注目されている。そこで共有結合形成機序として生体内マイケル付加反応を指向した医薬品や医薬品シード化合物について概説した。著者:千田憲孝、市丸嘉他、総著者数16名。
English for Student Pharmacists 1 共著 2017年 3月 株式会社 成美堂 Unit 14 - Sinus Infection (Sinusitis) にコラムとして、蓄膿症の原因や治療法を薬学的観点を主として簡単に紹介した記事を寄せた。
スルホキシミン:スルホンアミドに代わる水溶性部分構造 単著 2018年 7月 ファルマシア, (2018); 54(7), 711. 近年、バイエル社では医薬品の水溶性を向上させる部分構造としてスルホキシミンに着目している。本稿ではアツベシクリブの開発例を中心にスルホキシミンの有用性を紹介した。著者:市丸嘉。
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学術論文

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
Indirubin 3'-(O-oxiran-2-ylmethyl)oxime: A novel anti cancer agent 共著 2015年 2月 Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters, (2015); 25(6), p.1403. 細胞周期回転に関与するキナーゼは、抗腫瘍剤の有望な標的分子であり、kinase阻害剤のいくつかは既に分子標的薬として上市されている。近年、副作用軽減の観点から、カスケードの下流に位置するSer/Thr kinaseであるGSK-3βやCDKs に注目が寄せられている。本論文は、これら両kinaseに親和性を有するindirubinに化学反応性の高いエポキシド基を導入した新規化合物(Epox/Ind)の創製に関するものであり、その反応性、肝がん細胞傷害活性、代謝・代謝物の活性の検討を通じて有用性を検証したものである。著者:市丸 嘉、齋藤弘明、宮入伸一他 総著者7名。
Is an inhibitor or blocker of inactivation of glycogen synthase kinase-3β (GSK-3β) are reliable agent for cancer chemotherapy? 共著 2016年 2月 International Journal of Clinical Pharmacology & Pharmacotherapy, (2016); 1(1), IJCPP-102. 様々な細胞内情報伝達カスケードに関与するGSK-3βの賦活剤と阻害剤は、共に抗腫瘍細胞活性を有すると考えられている。本論文は、これまでに明らかになっているGSK-3β関連情報伝達経路についてまとめ、特にGSK-3β阻害剤の有効性について論じたものである。著者:市丸 嘉、齋藤弘明、宮入伸一
Indirubin 3'-epoxide induces canspase-independent cell death in human neuroblastoma 共著 2016年 3月 Biological and Pharmaceutical Bulletin, (2016);39(6), p.993. 本論文では、上記のEpox/Indがヒト正常細胞の増殖に影響を与えない濃度域で神経芽腫細胞の増殖を強力に抑制することを明らかにした。神経芽腫細胞に対する抗腫瘍細胞は早期apoptosisの誘導であり、DNA断裂と修復抑制に関与したcaspase非依存的な機序で細胞死を誘発することを明らかにした。著者:栗田雅弘、花田 悟、市丸 嘉他 総著者8名。
Indirubinの生物学的親和性を利用したハイブリッド型抗腫瘍剤の創製 単著 2016年 3月 日本大学 博士論文。Epox/Indの創製に関する論文を原著論文として、Epox/Ind創製の経緯と、その反応性、細胞傷害活性、代謝・代謝物の生物活性の検討について論じたものである。また、原著論文の内容に含まれないEpox/Indの臭素置換誘導体の合成と、臭素の置換位置がEpox/Indの細胞傷害活性、生物学的安定性に関する知見についても述べている。
生体内マイケル付加反応を作用機序とした医薬品の開発 単著 2016年10月 有機合成化学協会誌74巻 10号 (2016) p.993 近年の医薬品開発において医薬品分子とその効果器の間における新たな共有結合体形成が作用機序として注目されている。そこで共有結合形成機序として生体内マイケル付加反応を指向した医薬品や医薬品シード化合物について概説した。著者:市丸嘉。
Induction of cell death in pancreatic ductal adenocarcinoma by indirubin 3’-oxime and 5-methoxyindirubin 3’-oxime in vitro and in vivo 共著 2017年 3月 Cancer Letters, (2017); 397(1), p.72. 18種のindirubin誘導体の中からspheroid形成を利用した3D screeningによって膵がん細胞PDACに対する抗腫瘍効果を示す誘導体を見出し、膵がんを移植したヌードマウスモデルを用いた実験治療によって抗腫瘍効果の検討を行った。腫瘍塊の病理学的検討から、indirubin誘導体のPDACに対するp-CDK1およびcyclin Bの発現抑制およびapoptosis誘導による抗膵がん作用を明らかにした。著者:佐野 誠、市丸 嘉、宮入伸一他 総著者10名。
5-Bromoindirubin 3'-(O-oxiran-2-ylmethyl)oxime: A long-acting anticancer agent and a suicide inhibitor for epoxide hydrolase 共著 2017年 7月 Bioorganic & Medicinal Chemistry, (2017); 25(17), p.4665. 本論文では、上記のEpox/Indを含む63種のindirubin誘導体について肝がん細胞に対する細胞傷害活性を比較し、Epox/Indの5位臭素置換体(Epox/5-Br-Ind)が長時間作用型の強力な細胞傷害活性を有することを明らかにした。Epox/5-Br-Indの作用時間延長は、同化合物の活性中心であるepoxideの生体内代謝に関与するepoxide hydrolaseを不可逆的に阻害する作用に由来することも解明した。著者:市丸 嘉、藤井 矯、宮入伸一他 総著者6名。
Indirubin derivatives protect against endoplasmic reticulum stress-induced cytotoxicity and down-regulate CHOP levels in HT22 cells 共著 2017年12月 Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters, (2017); 27(23), p.5112. 本論文では、44種のindirubin誘導体について小胞体 (ER) ストレス誘発ニューロン死に対する神経保護作用を検討した。5, 5'-dimethoxyindirubinを含む8種のindirubin誘導体は、CHOP (ERストレスメディエーター) 依存性シグナル伝達を阻害することで、海馬ニューロン細胞HT22におけるtunicamycin (ERストレス誘導因子) 誘発性細胞死を阻害し、神経保護作用を発揮することを明らかにした。著者:小菅康弘、齋藤弘明、市丸 嘉他 総著者10名。
Indirubin 3′-oxime inhibits anticancer agent-induced YB-1 nuclear translocation in HepG2 human hepatocellular carcinoma cells 共著 2018年 1月 Biochemical and Biophysical Research Communications, (2018); 496(1), p.7. 癌細胞において、多剤耐性遺伝子(MDR1)の発現活性化は、多機能性タンパク質YB-1の核内蓄積によって引き起こされる。本論文では、10種のindirubin誘導体についてactinomycin D誘発性YB-1核移行抑制作用を検討した。結果、indirubin 3'-oximeが肝がん細胞HepG2のYB-1の核内移行抑制を機序とするMDR1の発現抑制作用を示すことを明らかにした。著者:田中融、市丸嘉、小林俊亮他 総著者8名。
Methyl dehydroabietate counters high fat diet-induced insulin resistance and hepatic steatosis by modulating peroxisome proliferator-activated receptor signaling in mice 共著 2018年 3月 Biomedicine & Pharmacotherapy, (2018); 99, p. 214. 本研究では、松から産出されるロジン成分のデヒドロアビエチン酸に着目し、その誘導体であるメチルデヒドロアビエチン酸が高脂肪食による肥満症状に対して、影響を及ぼすか検討を行った。その結果、体重減少、血糖値やインスリン値の低下作用を示した。また、肝臓の脂肪肝や脂肪細胞の肥大も抑制が確認された。その作用のひとつとして、ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体 (PPAR) の活性化を介した作用であることが示された。吉岡弘毅、市丸嘉、青柳裕、総共著者8名。
Potentiating effect of acetaminophen and carbon tetrachloride-induced hepatotoxicity is mediated by activation of receptor interaction protein in mice. 共著 2018年10月 Toxicol Mech Methods, (2018); 28(8), 615. 先行研究において、肝障害を誘発することが知られているアセトアミノフェンと四塩化炭素を同時に曝露させるとその肝障害が相乗的に増悪化することを明らかとしている (Fukaya et al, Biol Pharm Bull, 2017)。本研究ではその作用機構の解明を目的とした。その結果、necroptosisに重要な因子であるReceptor interacting protein の活性化を介した作用であることが示された。著者:吉岡弘毅、市丸嘉、野々垣常正他 総著者5名。
Sasa veitchii extract protects against carbon tetrachloride-induced hepatic fibrosis in mice. 共著 2018年10月 Environmental Health and Preventive Medicine, (2018); 23(1), p. 49. 本論文では、四塩化炭素誘発性肝線維症モデルマウスを用いて、クマザサ抽出物の肝保護作用を検討した。クマザサ抽出物は四塩化炭素によって誘発される体重減少、肝臓重量増加、AST, ALT, TNF-αの増加を有意に抑制すること、更にこれらの薬理作用がMAPKカスケードおよびNF-κB情報伝達経路によってもたらされることを明らかにした。著者:吉岡弘毅、野々垣常正、市丸 嘉他 総著者8名。
生化学者に好まれる化合物ライブラリーの構築を目指して 共著 2018年10月 有機合成化学協会誌, (2018); 76(10), 1102. 医薬品らしさの指標は、化合物の構造的特徴を数値化したもので、化合物群の多様性の指標とできる。多様な化合物から構成される化合物ライブラリーは、創薬関係者にとどまらず多くの生化学者にとって魅力的にうつる。本稿では、種々の医薬品らしさの指標を概説すると同時に、天然物の多様性を組み込んだライブラリー構築を提案した。著者:市丸 嘉、藤原裕未、林 一彦。
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学会発表

題目/演目名等 発表年月 発表学会名等 概要
緑膿菌クオラムセンシング機構研究のための発蛍光性プローブの開発 2011年 3月 日本薬学会第131年会(静岡) 重篤な院内感染症を引き起こす緑膿菌の病原因子産生を制御するクオラムセンシング (QS) 機構に対する薬物の効果を簡便に検討するため、発蛍光性プローブを開発した。すなわち、緑膿菌自身が産生する内因性リガンド (autoinducer, AI) であるN-acyl L-homoserine lactone (HSL) の脂肪鎖末端にanthraceneを導入した発蛍光性誘導体を計21種合成し、緑膿菌のAI受容体に結合してQS機構を活性化することを明らかにした。 著者: 横田康男、市丸 嘉、宮入伸一他 総著者7名。
細菌の細胞間情報伝達検討のための新規プローブの開発 2011年10月 第55回日本薬学会関東支部大会(東邦大学) 上記の発蛍光性HSL誘導体について、緑膿菌が産生する病原因子であるelastaseおよびpyocyaninの誘導能を比較し、緑膿菌が使用するAI分子であるN-3-oxo-C12 L-homoserine lactone (3OC12-HSL) と類似の脂肪鎖構造を有するN-14-anthracenyl-3-oxo-C14 L-homoserine lactone (A-3OC14-HSL) に3OC12-HSLと同程度のelastase誘導作用があることを明らかにした。著者: 市丸 嘉、横田康男、宮入伸一他 総著者8名。
緑膿菌のクオラムセンシングモニタリングシステムの構築 2013年 3月 日本薬学会第133年会(横浜) 緑膿菌特異的情報伝達物質3OC12-HSLの蛍光誘導体化HPLC法と緑膿菌のFRETを測定原理とする合成基質を用いる緑膿菌の外分泌毒素elastaseの特異的活性測定法を開発し、緑膿菌の病原因子産生を制御するQS機構のモニタリングシステムを構築した。 著者: 市丸 嘉、齋藤弘明、内山武人、宮入伸一。
Macrolideの緑膿菌毒素産生機構への影響 2014年 3月 日本薬学会第134年会(熊本) 先に開発した緑膿菌特異的情報伝達物質モニタリングシステムを用いて、緑膿菌感染症に有効とされるmacrolide 系抗生物質の菌の生育・毒素産生への影響を評価:菌の増殖を抑制しない低濃度域(sub-MIC)でもazithromycinは3OC12-HSLおよびelastaseの産生を有意に抑制することを明らかにした。優秀発表賞受賞。著者:市丸 嘉、齋藤弘明、内山武人、宮入伸一。
Indirubin 3'-(O-oxiran-2-ylmethyl)oximeの生物学的安定性の検討 2014年10月 第58回日本薬学会関東支部大会(昭和薬科大学) 新規抗腫瘍剤Epox/Indを合成し、その細胞傷害活性を検討:Epox/Indはヒト肝がん細胞HepG2に対してCisplatinと同等の高い細胞傷害活性を示すことを明らかにした。さらにHepG2細胞融解液を用いた代謝実験により、その生物学的安定性を検討:HPLCおよびUPLC-MSにより代謝産物はエポキシド部分の加水分解物と同定した。著者: 市丸 嘉、梅原美乃、宮入伸一他 総著者7名。
Macrolideによる緑膿菌クオラムセンシング機構抑制機序の検討 2015年 3月 日本薬学会第135年会(神戸) 先に見出したazithromycinによる緑膿菌情報伝達物質3OC12-HSLの濃度低下作用の解明の一助として、発蛍光性誘導体を基質として3OC12-HSLの加水分解酵素活性測定系を構築:Azithromycinの効果が3OC12-HSLの加水分解促進ではなく合成抑制であることを明らかにした。著者: 市丸 嘉、横山千登世、宮入伸一他 総著者6名。
神経芽腫に対するindirubin誘導体の細胞周期停止効果 2015年 3月 日本薬学会第135年会(神戸) Epox/Indを含むindirubin誘導体11種を用いて神経芽腫細胞に対する細胞周期停止効果を検討した。結果、Epox/Indの6位methoxy置換体はCDK阻害因子であるp27の発現を増加させることで、CDK2/cyclinA, E複合体の機能を抑制し、S期で細胞周期を停止させることを明らかにした。著者: 栗田雅弘、市丸 嘉、鈴木 孝他 総著者6名。
Epox/Indirubinの細胞傷害性:Indirubinからepoxide環までのspacer長の検討 2015年 9月 第59回日本薬学会関東支部大会(日本大学) Epox/Indの構造最適化を企て、indirubinとepoxideをつなぐspacer鎖として最適な炭素数を検討した。炭素数1, 2, 3のspacer鎖をもつEpox/Ind誘導体間で細胞傷害活性を比較したところ、ベース化合物であるEpox/Ind (spacer鎖炭素数1) が最も強力な細胞傷害活性を示し、炭素数が増加するにしたがって細胞傷害活性が減弱することを明らかにした。著者: 市丸 嘉、藤井 矯、宮入伸一他 総著者6名。
Epox/Indirubinの細胞傷害性:最適ハロゲン原子種の検討 2015年 9月 第59回日本薬学会関東支部大会(日本大学) Epox/Indの細胞傷害活性向上を企て、5位に種々のハロゲン原子を導入した誘導体を合成し、細胞傷害活性を比較検討した。5位をフッ素・塩素・臭素で置換した場合、Epox/Indの細胞傷害活性が向上し、中でも臭素が最も有効であることを明らかにした。著者: 市丸 嘉、小藤光章、宮入伸一他 総著者8名。
Epox/Indirubinの細胞傷害性:臭素導入部位の影響と作用持続時間の検討 2015年 9月 第59回日本薬学会関東支部大会(日本大学) Epox/Indの細胞傷害活性向上を企て、芳香環の様々な位置に臭素原子を導入した誘導体を合成し、その細胞傷害活性を比較検討した。結果、5位への臭素原子導入が細胞傷害活性および生物学的安定性の向上に有利であることを明らかにした。(学生優秀発表賞受賞)。著者: 市丸 嘉、梅原美乃、宮入伸一他 総著者6名。
毒素産生量を指標にしたazithromycinによる緑膿菌情報伝達系阻害機序の検討 2015年 9月 第59回日本薬学会関東支部大会(日本大学) 天然flavonolの一種であるmyricetinが、sub-MIC濃度で緑膿菌のpyocyanin産生量を向上させることを見出し、同知見をAzithromycinの緑膿菌QS機構へ影響検討に利用した。結果、Azithromycinは緑膿菌において3OC12-HSLを介した情報伝達系のみを阻害し、C4-HSLを介した情報伝達系には影響を与えないことを明らかにした。著者: 小濱弥眞斗、市丸 嘉、齋藤弘明、宮入伸一。
緑膿菌quorum-sensing機構に脂肪鎖の異なるautoinducer分子が与える影響の検討 2016年 3月 日本薬学会第136年会(横浜) 緑膿菌特異的情報伝達物質は、高濃度で投与すると緑膿菌の毒素産生を抑制するという感触に基づき、種々のAI分子誘導体が緑膿菌の毒素産生に与える影響を検討した。結果、緑膿菌野生株が情報伝達に利用しているC4-HSLは特に増殖初期段階の緑膿菌に対して強力な毒素産生抑制効果を示すことを明らかにした。著者: 市丸 嘉、齋藤弘明、内山武人、宮入伸一。
5-Methoxyindirubin 3'-oximeの抗腫瘍作用:腫瘍細胞選択的スフェロイド形成阻害活性と実験治療 2016年 9月 第60回日本薬学会関東支部大会(東京大学) 21種のindirubin誘導体の中からspheroid形成を利用した3D screeningによって膵がん細胞PDACに対する抗腫瘍効果を示す誘導体を見出し、膵がん移植マウスを用いて抗腫瘍胞効果の検討を行った。結果、indirubin誘導体の3'-oxime変換体が優位に腫瘍塊の肥大を抑制し、PDACに対してCDK1/cyclinBの抑制・細胞分裂抑制・血管新生抑制等の抗腫瘍作用を示すことを明らかにした。著者:市丸 嘉、佐野 誠、宮入伸一他 総著者5名。
1, 5-アンヒドログルシトールを用いたTellimagrandin Iアナログの合成研究 2017年 3月 日本薬学会第137年会(仙台) 新しい機能を有する糖質素材の探索を目的として、1, 5-anhydroalditolに着目し、生理活性物質Tellimagrandin I 誘導体の合成への応用を検討した。結果、Tellimagrandin I のヘミアセタール性ヒドロキシ基は腫瘍細胞増殖抑制活性に重要であることを明らかにした。著者: 向井咲紀、市丸 嘉、内山武人他 総著者7名。
Epox/5-Br-Indはepoxide hydrolaseを不可逆的に阻害する 2017年 3月 日本薬学会第137年会(仙台) 先に見出したEpox/5-Br-Indが肝がん細胞HepG2に対して強力な細胞傷害活性を示す要因を生物学的安定性の観点から検討した。結果、活性中心であるepoxide環の安定性が無置換体 (Epox/Ind) と比較して高いことが判明し、分解反応の速度論的な解析を行ったところ、Epox/5-Br-IndはEpox/Indとは異なり、epoxide hydrolaseの自殺基質として機能することを明らかにした。著者: 市丸 嘉、笠井千優、宮入伸一他 総著者7名。
新規易溶解型indirubin誘導体:単離と生物活性 2017年 3月 日本薬学会第137年会(仙台) Indirubinは芳香族分子の二量体であるため分子の平面性が高く、水溶性が極端に低いことが製剤化における最大の問題点である。本研究ではindirubin合成反応液中からmethanol易溶解型の副産物を単離同定し、indirubinと溶解度・細胞傷害活性を比較検討した。結果、単離して得られた新規indirubin誘導体は、溶解度・細胞傷害活性ともにindirubinを大きく上回ることを明らかにした。著者: 藤井 矯、市丸 嘉、宮入伸一他 総著者5名。
Efficient preparation of 1, 5-anhydroalditol and synthesis of tellimagrandin I analog 2017年 7月 19th European Carbohydrate Symposium EUROCARB (Barcelona) 新しい機能を有する糖質素材の探索を目的として利用が期待される1, 5-anhydroalditol類を無保護糖から簡便に調製する方法について報告した。更に上記のTellimagrandin I 誘導体の合成法を一部改良し、生物活性と併せて中間体の詳細な機器データ等を報告した。著者: 内山武人、向井咲紀、市丸 嘉他 総著者7名。
アセトアミノフェンと四塩化炭素の併用による複合毒性の影響 2017年 9月 フォーラム2017:衛生薬学・環境トキシコロジー(東北医科薬科大学) 医薬品の安全性評価のためには、複数の医薬品を併用した際の複合毒性についても検討することが望ましく、モデル実験の構築が必要である。本研究では四塩化炭素により誘発した肝障害モデルマウスにアセトアミノフェンを投与すると、優位に肝障害が増悪することを明らかにした。併用による増悪の度合いは2剤の相加効果を上回るものであり、Cyp2e1に影響することなく抗酸化作用を持つGSHの枯渇や脂質過酸化生成並びに炎症性サイトカインを増加させることを明らかにした。著者: 深谷 栞、市丸 嘉、吉岡弘毅他 総著者6名。
抗腫瘍剤Epox/Indの溶解性向上を目的とした2位誘導体の開発 2017年 9月 第61回日本薬学会関東支部大会(慶応大学) 先に見出したmethanol易溶解型indirubinの部分構造をEpox/Indに適用し(2位誘導体化)、溶解性・細胞傷害活性・水溶液中での安定性に与える影響を検討した。結果、2位誘導体化によってEpox/Indの水溶性は大きく向上し、種々の腫瘍細胞に対する細胞傷害活性はほとんど変化がなかった。また、2位誘導体化によって塩基性水溶液中でのEpox/Indの安定性が大きく向上することを明らかにした。著者: 市丸 嘉、前田華子、宮入伸一他 総著者5名。
四塩化炭素を塩素源とするラジカル塩素化における金属の触媒効果 2018年 3月 日本薬学会第138年会(金沢) 酸塩化物は有用なアセチル化原料である。本研究では、芳香族アルデヒドを基質とし、四塩化炭素を用いて高温高圧下ラジカル塩素化によって酸塩化物を合成する条件の検討と、同反応における金属触媒の効果について報告した。著者: 市丸 嘉、林一彦。
THF溶媒を用いた2層溶媒系エステル加水分解反応におけるリチウムカチオンの効果とその作用機構 2018年 6月 第64回日本薬学会東海支部大会(金城学院大学) エステルのアルカリ加水分解には一般的に水酸化ナトリウムや水酸化カリウムのような塩基が使用される。本研究ではTHF-水二層溶媒系における水酸化リチウムの有用性を検証し、基質および反応条件依存性を報告した。著者: 中山加奈恵、市丸 嘉、林 一彦。
インディルビンの水溶性誘導体化法の開発と溶解補助剤の検証 2018年 6月 第64回日本薬学会東海支部大会(金城学院大学) Indirubin誘導体は極めて難水溶性のため経口投与による薬効が期待できない。本研究では先に開発したmethanol易溶解型indirubinと、その誘導体について、indirubin誘導体との水溶性を比較し、アルコールの種類による溶解度の差や、溶解補助剤の効果を報告した。著者: 山森千穂、市丸 嘉、林 一彦。
グラム陰性細菌由来情報伝達物質の抗真菌作用検証 2018年 6月 第64回日本薬学会東海支部大会(金城学院大学) 真菌感染症は治療薬の選択肢が乏しく、加えていずれも忍容性が低いことが問題視されている。本研究では、新規抗真菌薬としてアシルホモセリンラクトンに着目し、アシルホモセリンラクトンの脂肪鎖長と病原性真菌の増殖抑制作用の関係について報告した。著者: 牧 瑛子、市丸 嘉、林 一彦。
浸潤性膵管癌の自然発症モデルに対するインディルビン誘導体の治療効果の検証 2018年 6月 第64回日本薬学会東海支部大会(金城学院大学) 我々がこれまでに見出している浸潤性膵肝癌に対するインディルビン誘導体の抗がん作用について、ゼノグラフトモデルの結果と、膵肝癌の自然発症モデルに対する結果と比較を交えて報告した。著者: 市丸 嘉、佐野誠、宮入伸一他 総著者5名。
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