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フリガナカジ トモコ
ローマ字KAJI Tomoko
氏名鍛治 智子
学位コミュニティ福祉学(修士) コミュニティ福祉学(博士) 
所属人間科学部 / コミュニティ福祉学科
職名講師
所属学会日本社会福祉学会 日本地域福祉学会 障害学会 
専門分野社会学   
研究課題知的障害者と親の相互作用に着目した地域自立生活をめぐる意識形成の多様性の研究   

学会及び社会における活動等

開始年月 活動内容 終了年月
2020年 1月 NPO法人多文化共生リソースセンター東海「外国人の子ども×発達障がい 支援のためのライフコースマップ」事業メンバー 2021年 3月迄
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受賞歴

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著書

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
三本松政之・坂田周一編『はじめて学ぶひとのための社会福祉』 共著 2016年 8月 誠信書房 三本松政之、坂田周一、鍛治智子他 総著者数11名。本人担当部分は「第11章 ボランティア・NPOの果たす役割」(pp153.-pp.165)。地縁・血縁のつながりが弱まっている現代社会において、社会福祉の担い手としてのボランティアは他者や地域が抱える困難に気づき、自発性を基盤として状況を変えていこうとする。また個人の活動が組織的な活動につながることもあり、「お互い様」の発想を持ちながら相互に支え合う互酬的な関係を形成していることを示した。総頁数192。
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学術論文

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
知的障害者の地域生活における「家族」のあり方に関する研究 単著 2013年 3月 立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科紀要第11号 知的障害者へのケアは長い間、家族員が担うべきとの規範が根強く、実際に成人以降も多くは家族員がケアを担ってきた。しかし家族員でも立場は異なり、そのことがケアのあり方にも密接に関連している。新聞記事検索によって社会における知的障害者の「家族」の捉え方を検討し、ほとんどの場合は定位家族が取り上げられ、知的障害者の生殖家族等の形成への認識が低いことを示し、今後の地域生活やケアに向けて「家族」を多様に捉える必要を提起した。pp.3-13
知的障害者の地域生活における親子関係の課題の所在―ケアと居住の場の観点から― 単著 2014年 3月 立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科紀要第12号 「どこに誰と住むか」と「誰とケア関係を形成するか」は本来別のことであることから、ケアと居住の場を操作的に分離した枠組みを設定した。この枠組みを用いて知的障害者と親との関係を分析し、これまで親子の過度な密着と自立の課題とされてきた「親との同居」や「親との強いケア関係」も、別居やサービスを利用しながらの弱いケア関係が現実的な選択肢として十分確立した状況において、あらためて意義を持ち得ることを検討した。pp.3-13
知的障害者の自立をめぐる親のためらい―「知的障害」という特性に着目して― 単著 2015年 3月 立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科紀要第13号 知的障害者と親の関係においては特に、子のニーズを把握する際に親側の理解や推測が大きく影響する特性がある。この特性を踏まえて知的障害者と親のそれぞれの手記を分析し、自立に対して知的障害者も親も積極的な面と消極的な面の両方を持つことを見出した。そして「自立を求める障害者」対「自立に反対して抱え込む親」以外の構図が存在するとして、自立プロセスを知的障害者と親の相互行為の点から多様に捉える必要を提起した。pp.17-28
知的障害者の親によるケアの「社会化」の意味づけ―地域生活支援における親の役割の考察に向けて― 単著 2016年 3月 立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科紀要第14号 知的障害者の父親と母親の手記の分析から、ケアを担うことが父親と母親それぞれのアイデンティティ形成につながる側面を持つ一方、ライフステージが進むにつれてケアを担うことの限界を自覚する中で葛藤を抱き、自身のケア役割を新たに意味づけることで、子どもとの関係を再形成している姿を見出した。そして今後の「ケアの社会化」に向けて、親も社会資源の1つと位置づけ、何らかのかたちでケアに関与していく可能性を示唆した。pp.3‐14
知的障害者のグループホームへの入居にみる親からの「自立」―親が「自立」プロセスを支える可能性― 単著 2017年 3月 立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科紀要第15号 知的障害者の母親たち設立のNPO法人が運営するグループホームを対象に、入居する知的障害者とその母親たちへのインタビュー結果から、知的障害者の自立意識の表れ方を分析した。その結果、グループホームの立ち上げや入居への声かけなどの母親たちからの働きかけが知的障害者の自立意識につながり、母親による自立の促進が見出せた。また、グループホームの規範化を防ぎ、多様な地域生活の保障が必要であることを指摘した。pp.23‐34
A市における知的障害者の地域移行・地域生活支援システムにみる親と専門職の協働―多様な協働によるコミュニティ形成に向けて― 単著 2018年 3月 十文字学園女子大学紀要第48集1号 知的障害者の地域移行・地域生活支援システムの先進地域としてのA市を対象に①A市地域生活支援センター、②A市センター利用者の家族会、③家族会であるNPO法人A市手をつなぐ育成会の3団体へのインタビュー結果からA市の地域生活支援システム形成における親と専門職の協働について分析し、2つの家族会のそれぞれの特性を踏まえた組織的協働のかたちを示した。さらにそうした協働は地域内の多様な主体を含んだものへと拡大し、知的障害者自身も地域づくりを担う一主体となった、ケアリングコミュニティ形成の可能性を見出した。pp.69-82
知的障害者家族にみる家族ケアの特質―〈ケアの社会化〉を見据えて 単著 2019年 3月 金城学院大学論集(社会科学編)第15巻第2号 「ケア」、「家族ケア」、「ケアの社会化」の概念に関する先行研究の整理を行った上で、知的障害者家族に焦点を当て、知的障害という特性を踏まえた上でのケアの特質を検討した。そして家族がケアを担わなくても良い体制を社会的に整備する中で、家族ケアも〈ケアの社会化〉の1つの選択肢として位置づけ、捉え直すことを提起した。pp.55-65
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学会発表

題目/演目名等 発表年月 発表学会名等 概要
知的障害者の母親たちによるGHをめぐる実践が持つ「親と子の自立」への意義―親密性を踏まえた地域生活支援の探求に向けて― 2014年 6月 日本地域福祉学会第28回大会(於:島根大学) 知的障害者の母親たち設立のNPO法人が運営するグループホームを取り上げ、当該法人に関わる母親およびグループホーム入居者へのインタビューから、母親たち中心であることの意義と親子関係に及ぼす影響を検討した。母親たち中心であることが入居者にも母親にも肯定的に評価されており、グループホーム設立が親子の親密さを踏まえながらの「親と子の自立」に向けた母親側の積極的な取り組みとして意義を持つことを示した。
知的障害者の地域での「自立」における親の関与とその可能性―地域生活支援の先進事例としてのA市で活動する家族会に着目した探索的研究― 2016年 9月 日本社会福祉学会第64回秋季大会(於:佛教大学) 知的障害者の地域移行・地域生活支援の先進地域であるA市の2つの家族会を対象に、1団体へのインタビューならびに会員対象のアンケート調査と、もう1団体へのインタビューから、知的障害者の生活に対する親の役割意識や家族会の実践内容を検討した。その結果、知的障害者の自立が親の関与を完全に排するものではなく、親からの働きかけや家族会を通じた間接的な支援によって自立が成立する側面もあることを指摘した。
親との相互作用にみる知的障害者の自立意識の醸成過程―母親たちが設立したグループホームへの入居を事例として― 2017年 6月 日本地域福祉学会第31回大会(於:松山大学) 母親たちが設立したグループホームに入居する知的障害者へのインタビューから、母親との相互作用を踏まえて知的障害者の自立意識の醸成過程を考察した。母親からの働きかけによって知的障害者のグループホーム入居の意思が引き出されたり、入居後の生活の中で知的障害者が母親との関係を捉え直していたりしていることを見出し、知的障害者の自立意識の醸成においては能動性と受動性が混在していることを指摘した。
知的障害者の親の役割から見る重層的福祉コミュニティの意義―A市における地域生活支援システム形成の事例から― 2017年10月 日本社会福祉学会第65回秋季大会(於:首都大学東京) 知的障害者の地域移行・地域生活支援の先進地域であるA市について、A市地域生活支援センター(以下A市センター)、A市センター家族会、A市手をつなぐ育成会、A市障がい者福祉係りへのインタビューから、重層的な福祉コミュニティが形成されていることを明らかにし、その意義を親の役割の観点から考察した。その結果、A市における重層的福祉コミュニティが、親の役割が多様に現れることを可能にし、知的障害者と親の多様な生活を支える意義を持つことを示した。
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競争的研究資金の獲得

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
「知的障害者と家族員が形成する親密性に基づいた地域生活支援の仕組みの構築」(研究課題番号13J04429) 単著 2013年 4月 科学研究費補助金(特別研究員奨励費) 研究代表者。知的障害者とその家族員の地域生活支援に向けて、家族員の抱く「離れがたさ」に配慮した支援の仕組みの構築について考察し、地域生活支援システムにおいて家族員の関与が意義を持つようなかたちも有り得ることを指摘した。(2015年3月まで)
「知的障害者と親の相互作用に着目した地域自立生活をめぐる意識形成の多様性の研究」 単著 2017年 4月 科学研究費補助金(若手研究B) 研究代表者。知的障害者の自立プロセスにおける親との相互作用に着目し、親元を離れて生活することへの知的障害者の積極性・消極性と親の積極性・消極性の検討を通じて知的障害者の自立の多面性について示唆する。(2030年3月まで)
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博士論文

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
知的障害者の地域生活支援における「ケアの多元的社会化」―親からの自立としての「脱家族」の再考― 単著 2020年 3月 立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科コミュニティ福祉学専攻 障害当事者の運動において「自立」の文脈で主題化されてきた「脱家族」の課題について、知的障害者に焦点を当て、「ケアの多元的社会化」の視点から、地域生活支援システムが形成される中でのケアをめぐる親と支援者の多元的な協働を明らかにし、親による支援が家族規範に縛られたものではない形での、1つの選択肢として位置づく可能性を考察することで、親による支援も含めていかに知的障害者の多様な地域生活を支えうるかの1つのモデルを提示することを目的とした。知的障害者のグループホーム立ち上げ等に関わってきた母親たちとそのグループホームに入居した知的障害者への調査や、地域移行・地域生活支援の先進地域であるA市での親の会を始めとする支援団体・機関等への調査に基づきながら、知的障害という特性も関わりながら親の方が積極的に「自立」に取り組む場合もあることを踏まえ、「ケアの多元的社会化」の視点を用いることで、地域生活支援システムの中で親による間接的な支援もありうることや親による支援が意義をもちうることを考察し、「モノクロの脱家族論」ではなく「グラデーションの脱家族論」という、新たな「脱家族」論を提起した。
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