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フリガナヒラバヤシ ユカ
ローマ字HIRABAYASHI Yuka
氏名平林 由果
メールhirabaya@kinjo-u.ac.jp
学位医学博士 
所属生活環境学部 / 環境デザイン学科
職名教授
所属学会日本家政学会 日本繊維製品消費科学会 日本衣服学会 日本生理人類学会 日本人間工学会 
専門分野生活科学 健康・スポーツ科学 環境学   
研究課題スポーツウェア,防護服の着心地と体温調節反応との関係 靴が歩行に及ぼす影響,子供靴の実態と保護者の意識調査 おしゃれ・化粧の心理的・生理的効果,体の不自由な人にも着やすいファッション提案 

学会及び社会における活動等

開始年月 活動内容 終了年月
1981年 2月 日本家政学会会員 現在に至る
1981年 4月 日本生気象学会会員 2010年 3月迄
1983年 1月 日本生理学会会員 2008年 3月迄
1983年 9月 日本繊維製品消費科学会会員 現在に至る
1987年 4月 日本家政学会被服衛生学部会会員 現在に至る
1990年 4月 日本衣服学会会員 現在に至る
1990年 4月 日本生理学会評議員 2008年 3月迄
1991年 4月 日本生理人類学会会員 現在に至る
1994年 4月 日本生理人類学会評議員 現在に至る
1994年 4月 日本発汗研究会会員 2008年 3月迄
1996年 4月 日本家政学会被服衛生学部会幹事 現在に至る
1996年 4月 日本生気象学会評議員 2010年 3月迄
1998年 4月 日本衣服学会幹事 現在に至る
1998年 9月 ユニバーサルファッション協会会員 現在に至る
2000年 4月 日本靴医学会会員 2013年 3月迄
2001年 4月 日本人間工学会会員 現在に至る
2002年 4月 日本家政学会被服衛生学部会会計責任者 2004年 3月迄
2004年 4月 日本衣服学会企画委員長 2006年 3月迄
2006年 4月 日本人間工学会評議員 現在に至る
2006年 4月 平成18年度日本衣服学会・科研費研究成果公開講座実行委員長 2007年 3月迄
2006年 4月 日本衣服学会編集委員長 2010年 3月迄
2008年 4月 日本生理人類学会資格認定委員 現在に至る
2008年 4月 日本家政学会中部支部役員(会計担当) 2010年 3月迄
2009年 4月 日本家政学会被服衛生学部会HP責任者 2012年12月迄
2010年 4月 日本家政学会中部支部若手の会代表 2011年 3月迄
2010年 4月 平成22年度日本衣服学会・科研費研究成果公開講座 副実行委員長 2011年 3月迄
2010年 4月 日本衣服学会企画委員長 2014年 3月迄
2010年 6月 日本家政学会代議員 2013年12月迄
2011年 4月 日本衣服学会第63回年次大会実行委員長 2011年11月迄
2012年 4月 日本繊維製品消費科学会東海支部幹事 現在に至る
2012年 4月 平成24年度日本衣服学会・科研費研究成果公開講座 副実行委員長 2013年 3月迄
2013年 4月 第32回被服衛生学セミナー実行委員長 2014年 3月迄
2013年 4月 日本生理人類学会生理人類士認定委員会指定校責任者連絡会長 2014年 3月迄
2014年 1月 日本家政学会代議員 2015年12月迄
2014年 4月 人にやさしい街づくり賞 選考委員(愛知県建設部建築局住宅計画課主催) 2017年 3月迄
2014年 4月 日本衣服学会副会長 2018年 3月迄
2014年 4月 日本家政学会中部支部副支部長 2018年 3月迄
2015年 8月 日本家政学会第68回大会 副実行委員長 2016年 8月迄
2016年 4月 平成28年度日本家政学会被服衛生学部会公開講座実行委員 2016年12月迄
2017年 4月 日本家政学会被服衛生学部会会計責任者 2019年 3月迄
2017年 5月 日本繊維製品消費科学会東海支部副支部長 2021年 4月迄
2017年 6月 日本繊維製品消費科学会諮問委員 2021年 5月迄
2017年 9月 平成29年度日本衣服学会公開講演会 実行委員長 2017年12月迄
2017年11月 日本繊維製品消費科学会2018年度年次大会 実行委員 2018年 6月迄
2018年 4月 日本衣服学会 会長 2022年 3月迄
2018年 4月 日本家政学会中部支部 監事 2022年 3月迄
2018年 9月 平成30年度日本衣服学会公開講演会 副実行委員長 2019年 3月迄
2019年 4月 日本家政学会被服衛生学部会 部会長 2021年 3月迄
2020年 1月 日本家政学会代議員 2021年12月迄
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受賞歴

受賞年月 受賞名
2013年11月 日本衣服学会特別賞
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著書

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
衣服と健康の科学 共著 2003年 2月 日本家政学会被服衛生学部会編 丸善株式会社 第4章スポーツウェア 担当執筆P32〜P36 伊藤紀子、平田耕造、平林由果他 総著者数36名
生理人類士入門 共著 2006年10月 生理人類士認定委員会編 (株)国際文献印刷所 ヒトの「衣」概論 担当執筆P140〜P146 石橋圭太、平林由果他 総著者数34名
生理人類士入門 共著 2010年10月 生理人類士認定委員会編 (株)国際文献印刷所 第9章9.2「ヒトの衣」,  担当執筆, P148〜P153,  足立耕平, 平林由果他 総著者数41名
アパレルと健康 共著 2012年 4月 井上書院 「第5章 おしゃれと健康」、「第6章 機能特化が必要な衣服」の編集を担当 「第3章 3.2.3足部への圧迫」p85~p88、「第5章 5.1.2ファッションと心理」p132~p134、「第6章 6.2.1 乳幼児の体温調節反応と衣服」p154~p155を担当執筆 菅井清美、諸岡晴美、三野たまき、平林由果他 総著者数 37名
生理人類士入門 共著 2012年 9月 生理人類士認定委員会編 (株)国際文献印刷所 第9章9.2「ヒトの衣」 担当執筆 P179〜P184 足立耕平、平林由果他 総著者数50名
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学術論文

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
The effect of moisture and water absorbancy of fibres on the sweating rates of sedentary man in hot ambient environments 共著 1982年 5月 Objective Specification of Fabric Quality Mechanical Properties and Performance. Edited by S. Kawabata et al. The Textile Machinery Society of Japan 33℃60%RHの環境で、ワンピースを着用して椅座安静にした被験者の体温調節反応を観察し、ワンピース素材による違いを比較した。体重減少量から求めた発汗量は、ポリエステル着用時に比べて綿着用時の方が有意に少なかった。一方、胸部の皮膚と衣服表面の温度勾配から綿着用時の方が乾性熱放散が多いと推測された。温熱平衡式から全身の乾性熱放散にも同様の傾向が認められ、これが綿着用時の方が発汗が少なかった原因と考えられた。(実験及びデータ処理すべて担当)登倉尋実、山下由果、富岡早苗
寒冷下の運動時および運動直後の体温調節反応に与える衣服の影響 共著 1984年 6月 デサントスポーツ科学5巻 16℃65%RHの環境で、30分間自転車運動を負荷した後、30分間安静を保ち、3種類のトレーニングウェア(綿、アクリル、親水基を付与したアクリル)を着用して、体温調節反応の違いを比較した。綿着用時の運動後安静30分間の直腸温降下度が、アクリル、親水性アクリルよりも有意に小さかった。体重減少量は、衣服間に有意な差は認められなかったが、被験者8人中5人が綿が最も良いと評価した。(実験及びデータ処理すべて担当)登倉尋実、山下由果、緑川知子
CO2吸入時の手掌と一般体表面の発汗反応の比較 共著 1984年10月 愛知医科大学医学会雑誌12巻4号 CO2に対する手掌および一般体表面の発汗反応様式を比較し、CO2吸入による精神興奮の発汗促進への関与を検討した。CO2吸入により、前腕発汗量の一過性の増加と手掌の発汗量の持続的な増加が観察された。しかし、繰り返し吸入により発汗増大の慣れによる漸減が認められた。体温は、発汗量増大時に低下する傾向がみられた。以上より、CO2吸入が、一般体表面の発汗と精神性発汗の両方の促進に関与することが確認された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)菅屋潤壹、小川徳雄、朝山正巳、宮側敏明、山下由果、大西範和
運動負荷急変に対する発汗応答 共著 1985年 1月 日本生理誌47巻1号 自転車エルゴメータで定常運動中の被験者に、多様の段階的運動負荷急変を課し、発汗応答を観察した。非鍛錬者においては、手掌発汗が運動負荷急変時に一過性の増加を示し、前腕、大腿の発汗の増加反応も速やかで著しかった。一方、鍛錬者では手掌発汗はほとんど応答せず、前腕、大腿の発汗の増加反応も遅く、緩やかな漸増を示した。運動負荷急変時の発汗応答は、精神興奮の増減ないし交感神経系発射の増減によって、かなり影響されるものと推察された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)宮側敏明、小川徳雄、朝山正巳、山下由果
下半身部位の圧迫による発汗抑制区域について 共著 1986年 3月 宇宙航空環境医学23巻1号 一側下半身皮膚部位の圧迫によって起こる半側発汗反応において、発汗抑制区域を圧迫部位と圧迫の強さとの関係について調べた。一側下半身各部位の圧刺激により、下半身全域に半側発汗反応が認められたが、発汗抑制区域は必ずしも下半身に限局しなかった。圧迫部位の皮膚節により広がりに多少の差があり、その発汗抑制範囲にはかなりの個人差が認められた。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)沈再文、小川徳雄、大西範和、山下由果、菅屋潤壹、朝山正巳
冷環境下の運動鍛錬に伴う発汗増進機序 共著 1986年10月 愛知医科大学医学会雑誌14巻4号 先に、加温方式による暑熱順化に伴う発汗能の増大について検討を行ったが、本研究では低温環境下で運動負荷によって順化を成立させ、先のデータと比較した。順化後、同一体温における発汗量の増大、体温に対する拍出頻度の増加がみられた。しかし、拍出頻度に対する発汗量は変化がみられず、汗腺の反応性は変化しなかった。これは、先の加温実験に比べ、皮膚温が低かったためと推測される。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)大西範和、小川徳雄、菅屋潤壹、朝山正巳、山下由果、宮側敏明
暑熱順化による発汗能増大における中枢性機序の関与 共著 1986年10月 愛知医科大学医学会雑誌14巻4号 暑熱暴露を繰り返すと、暑熱順化に伴う発汗能が増大する。その成立機序は、順化方法により異なることが予想される。ブランケットで頭部以外の全身を覆う湿式加温とサウナボックス用いた乾式加温の2種類の加温方法により、9日間連続で直腸温を38℃に維持することにより順化を成立させ、加温方法による違いを比較した。その結果、発汗能の増大は、主に中枢性機序を介しており、加温方法とは無関係であることがわかった。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)菅屋潤壹、小川徳雄、朝山正巳、宮側敏明、山下由果、大西範和
Effect of Qigong on The Skin Temperature of Extremities 共著 1986年12月 J.J.Aerospace Environ.Med.23巻4号 中国の精神訓練法の一つである気功が皮膚の自律神経活動、四肢皮膚温に影響を与えるかどうかを検討した。熟練者では、手指温が暗示「暑い」により最大10.4℃上昇し、暗示「寒い」により最大7.2℃の低下を示した。呼吸パターンを調節する運気法でも、発功により最大8.8℃の上昇、収功により最大7.0℃の低下を示した。皮膚自律神経活動には、高次制御システムが介在しており、気功は、この効果を著明にする優れた訓練法であることが示唆された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)Zai Wen SHEN, Tokuo OGAWA , Yuka YAMASHITA, Norikazu OHNISHI, Masami ASAYAMA, Junichi SUGENOYA
Local Effect of Vasoactive Intestinal Polypeptide on Human Sweat-Gland Function 共著 1987年12月 Jpn. J. Physiol.37巻 VIPは、血管平滑筋の弛緩による拡張作用を有するペプチドホルモンである。汗の分泌には著しい血流増加を伴い、VIPも一役を演ずると考えられ、その役割について検討した。VIP単独投与では、発汗はみられなかったが、MCHを同時投与すると、MCH単独投与時に比べて発汗量が多くなり、VIPの発汗増進効果は認められた。この時、局所皮膚温も大きく上昇しており、VIPの発汗増進効果は、その血管拡張作用によると推察される。(実験及びデータ処理を担当)Yuka YAMASHITA, Tokuo OGAWA, Norikazu OHNISHI, Ritsuko IMAMURA, Junichi SUGENOYA
被服素材を通しての発汗蒸発量の検討 共著 1988年 3月 名古屋経済大学・市邨学園短期大学自然科学研究会会誌22巻 換気カプセル法を用いて布を通しての水分蒸発量を観察する方法を考案した。この装置を用いてナイロンと綿の試料布の水分移動特性の違いを観察することができた。ナイロン布の場合、水分蒸発の波は発汗波に追随したが、振幅は若干小さくなった。綿布は、水分蒸発の波の振幅がほとんどみられなくなった。ナイロン布より綿布の方が蒸発速度が遅いことが確認された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)今村律子、山下由果
Effects of thyrotropin releasing hormone on human sudomotor and cutaneous vasomotor activities 共著 1988年 7月 Eur.J.Appl.Physiol.57巻 TRHを静注し、前腕の発汗と体温、血流の変化への影響を観察した。TRHを静注により、発汗は増大し、数分でピークに達した。体温は、発汗がピークに達した時点から、低下し始めた。TRHを静注している間、血流量が増加していた。体温に対する拍出頻度の回帰線は、TRHを静注しなかったコントロールに比べて左へシフトした。これは、TRHが直接的あるいは間接的に体温調節の中枢性機序に作用していることを示唆する。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)J.Sugenoya, M.Kihara, T.Ogawa, A.Takahashi, T.Mitsuma, Y.Yamashita
Effect of Facial Cooling during Heat Acclimation Process on Adaptive Changes in Sweating Activity 共著 1988年 8月 Jpn.J.Physiol.38巻 暑熱順化に伴う発汗能の増大には、中枢性機序の関与が大きいことをすでに確認したが、本研究では、高体温を維持する順化過程において、顔面冷却により脳温を低く保った場合の効果について検討した。いずれの順化方法においても顔面冷却を併用すると発汗量の増大は認められず、鼓膜温を低く保つと、暑熱順化に伴う発汗の増進が抑制されることが示された。順化の成立には直腸温の上昇のみでなく、鼓膜温の上昇、すなわち脳温の上昇が必須であると考えられる。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)T.OGAWA, N.OHNISHI, Y.YAMASHITA, J.SUGENOYA, M.ASAYAMA, T.MIYAGAWA
頭部各部冷却時の鼓膜温と発汗応答との関係 単著 1989年11月 愛知医科大学医学会雑誌17巻 (博士論文)鼓膜温と発汗応答との関係を検討するため、頭部、顔面各部を種々の方法で冷却・加温したときの局所発汗量、鼓膜温、食道温、皮膚温の変化を観察した。被験者は、高温環境で椅座位安静あるいは低温環境で自転車運動を行い、高体温状態を維持した。多くの例で顔面冷却時に鼓膜温と発汗量のよい対応が認められた。以上の結果は、発汗応答に対する視床下部を含む脳温の指標としての鼓膜温の妥当性を強く示唆している。
鼓膜温の左右差の意義について 共著 1989年11月 日生気誌26巻3号 一側の頭部皮膚面の冷却により生じる鼓膜温の左右差は、脳温の非対称が生じたことを反映し、これが視床下部に影響して、軽度ながら発汗活動の左右差をもらたしうると推察される。また、一側星状神経節ブロックによって同側の鼓膜温が他側より軽度ながら常に低くなったことは、交感神経が弱いながら脳血流に緊張性支配を及ぼすこと、及び脳血流の左右差を生ぜしめることによって脳温にも左右差をもたらし、かつそれが鼓膜温に反映されることを示唆する。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)小川徳雄、山下由果、菅屋潤壹、大西範和、夏目恵子、今村律子、梅山孝江、一石典子、沼田克雄
心房性ナトリウム利尿ペプチドの発汗活動に対する影響 共著 1989年12月 自律神経26巻6号 エクリン汗腺周囲の神経において、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の存在が認められ、汗腺活動の調節に関与する可能性が示され、その有無を検討した。全身投与では、発汗量及びNa濃度には変化はみられなかった。MCHとANPを皮内に同時投与すると、MCH単独投与時よりも発汗量が増大し、Na濃度が高くなった。この結果は、ANPが汗腺に直接あるいは血管拡張作用を介して発汗促進作用を及ぼすことを示唆している。(実験及びデータ処理を担当)山下由果、小川徳雄、菅屋潤壹、大西範和、夏目恵子、今村律子
異なる波長の赤外線の持続照射による体温変化と発汗応答 共著 1990年 8月 日生気誌27巻2号 波長の異なる赤外線を体幹部と背面に60分間照射し、発汗応答を観察した。どの種類の赤外線でも体温はすぐに上昇し始めた。発汗量は、照射後3分間は急増し、その後ゆっくり増加したが、増加は40〜50分で緩やかになった。照射による体温の上昇度、発汗量の立ち上がり速度、最大発汗量などには有意な差は認められなかった。従って、今回の照射条件では、体温変化や発汗応答には波長による差はないと結論された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)菅屋潤壹, 小川徳雄、大西範和、夏目恵子、落合めぐみ、今井一乃、山下由果、今村律子
農薬防除衣着用時の発汗量に対する頭部冷却の効果 共著 1992年 3月 家政学研究(奈良女子大)38巻 農薬散布作業用の防除用被服(マスク、手袋、長靴を含む)は、密閉型になっているため、熱放散が著しく抑制され人体への熱負荷が大きい。本研究では、生体負担軽減策として冷却帽を試作し、その効果を検討した。冷却時において、歩行運動による衣服内温度・湿度の上昇は抑制され、発汗量は少なくなる傾向が認められた。運動負荷による湿潤感の悪化においては、頭部冷却による遅延がみられた。以上の結果から、冷却帽による頭部冷却の生体負荷軽減効果が示唆された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)林千穂、山下由果、今村律子、登倉尋実
Effects of moisture absorption by clothing on thermal responses during ntermittent exercise at 24℃ 共著 1995年 Eur.J.Appl.Physiol.Vol.71 軽作業時の温熱生理に及ぼす衣服素材の影響を明らかにするため、自転車運動を負荷し、綿(C)とポリエステル(E)の作業着(長袖・長ズボン)でその反応を比較した。下着もそれぞれ綿またはポリエステルを着用した。運動による直腸温の上昇度、心拍数は、E着用時の方が有意に大きかった。発汗量もEの方が多く、衣服内湿度も高い傾向にあった。体幹部の皮膚温、衣服内温度、表面温度は、Cの方高く、安静時と同様のメカニズムが関与すると考えられる。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)河民子、山下由果、登倉尋実
Sweat Responses to Pesticide-Proof Clothing Influenced by Textile Materials 共著 1995年 5月 Appl.Human Sci.Vol.14 ナイロンの透湿防水布(A)と超撥水加工を施した綿(B)の2種類の農薬防除衣を用いて歩行実験を実施し、防除衣の材質が発汗反応に及ぼす影響を比較した。体温の上昇にはAB間に違いはみられなかったが、歩行による発汗量の増大は、Aの方が多く、皮膚温、衣服内湿度も高くなる傾向があった。平均体温に対する発汗量の関係から、同一体温時における発汗量はAの方が多く、A着用時の発汗活動がB着用時よりも亢進されていることが示唆された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)平林(山下)由果、林千穂、今村律子、登倉尋実
Thermophysiological Effects of Two Different types of Clothing under Warm Temperatures 共著 1995年 5月 Appl.Human Sci.Vol.14 被覆面積を同一にした場合の露出部位による体温調節反応の違いを明確にするため、半袖・半ズボン(A)と長袖開襟(胸・背露出)・半ズボン(B)の2種類の衣服(ビニール製)で比較実験を行った。室温上昇による深部体温の上昇はAよりBの方が高く、発汗量も多かった。被覆部位である腹部、腰部の皮膚温もBの方が高かった。以上より、前腕部を被覆し胸・背を露出したBに比べ、前腕部を露出したAの方が熱放散が有効に行われており、露出部位による違いが確認された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)加藤雅子、安藤玉枝、山下由果、登倉尋実
運動時の体温、発汗反応に与えるスポーツウェアの通気性の影響 共著 1995年 6月 デサントスポーツ科学16巻 運動による体温上昇は、綿(C)では通気度の低い方が、ポリエステル(E)では通気度の高い方が高くなった。胸部衣服内温湿度、表面温度は、通気度の高いEで運動時より大きく低下した。発汗サーマルマネキンによる測定では、発汗時の衣服内気候の上昇は、Cの方が大きかった。(着用実験を担当)平林(山下)由果、足立公洋、中西正恵、柳内雄一、志治富子
Effects of two kinds of clothing made from hydrophobic and hydrophilic fabrics on local sweating rates at an ambient temperature of 37℃ 共著 1995年 7月 Ergonomics Vol.38 衣服素材による体温調節反応、衣服気候の違いを調べるため、ポリエステル100%(E)と綿100%(C)の長袖、長ズボンのトレーニングウェアを着用して高温環境下で実験を行った。発汗量は、CよりEの方が多く、衣服内湿度も高かった。衣服内温度、衣服表面温度、衣服近接の温度は、Cの方が高い傾向にあり、乾性熱放散がC着用時の方が多かったと推測される。これが、Cの方が発汗量が少なかった要因と考えられる。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)河民子、登倉尋実、山下由果
運動による体温変動と発汗応答との関係-直腸温と食道温の比較- 共著 1998年 3月 金城学院大学消費生活科学研究所紀要2巻1号 運動による直腸温の変動は、食道温の変動に比べ、緩やかで遅いことが確認された。食道温を用いて算出した平均体温の方が局所発汗量との相関がよいことから、発汗調節反応への温度入力指標としては、直腸温に比べて食道温の方が優れている可能性が示唆された。(実験及びデータ処理を担当)平林由果、鈴木一乃
スポーツウェア用編地の放熱特性、および肌離れ性に関する研究-第1報:モデル評価- 共著 1998年 5月 日本生理人類学会誌3巻2号 激しい運動時のスポーツウェア用素材として糸構造を検討した。太繊度ポリエステルフィラメントを含有した糸から構成され、糸—糸間の隙間が大きく維持される構造の編物にし、綿混率を低くすることにより、放熱特性や肌離れ性を向上させることができた。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)石丸園子、平林由果、菅屋潤壹
スポーツウェア用編地の放熱特性、および肌離れ性に関する研究-第2報:運動時の体温変化に及ぼす影響- 共著 2000年 2月 日本生理人類学会誌5巻1号 糸構造および素材の異なる素材の生体への影響を4種類のTシャツと短パンを着用して運動時の体温調節反応を比較した。第1報で放熱特性や肌離れ性に優れたと評価された素材において、運動時の体温上昇が有意に低く、生体への熱負荷が小さいことが確認された。(実験及びデータ処理を担当)平林由果、菅屋潤壹、石丸園子、鈴木一乃、西山哲成、西村直記
女子大学生のミュール着用の実態と意識 共著 2001年 3月 金城学院大学消費生活科学研究所紀要5巻1号 流行靴ミュールの実態と意識について、女子大学生333名を対象にアンケート調査を実施した。回答者の9割がミュールを所持しており、2〜3足所持者が約半数を占めた。所持しているミュールは、色、デザインが豊富で、価格帯も安価なものから高価なものまであった。また、開放的で日本の気候にも一致し、脱ぎ履きの気軽さが好まれていた。女子大学生の多くは、ミュールの機能上、安全上の問題点を認識してはいるが、ファッション性を優先し、ミュールを履き続けている実態が明らかとなった。(データ解析を主に担当)片瀬眞由美、平林由果、塩之谷香、栗林薫
消防用防火服着用時の生理的負担について-従来型防火服と改良型防火服の比較- 共著 2002年 3月 金城学院大学消費生活科学研究所紀要6巻1号 20℃、60%RHの環境で防火服一式を着用して5分間のトレッドミル歩行と5分間の立位安静を5回繰り返し、体温調節反応を観察し、従来型防火服と改良型防火服の生体への影響を比較した。消火活動を想定して、歩行中には赤外線照射装置を用いて被験者の前方斜め左右から照射を行った。改良型防火服の方が発汗量が少なく、衣服内湿度の安静時の低下が大きかった。また、衣服内温度も低く保たれ、改良型防火服の方が従来型よりも生理的負担を軽減することが示唆された。(実験及びデータ処理を主に担当)平林由果、鈴木一乃、加藤雅子、菅屋潤壹、小林寿太郎
ミュール型サンダルの身体への生理的負担 単著 2003年10月 日本衣服学会誌47巻1号 ミュール型サンダルの歩行上の問題点を明かにするため、歩行実験を実施し、足圧分布、筋電図、心拍数を測定し、履き物による違いを観察した。裸足とスニーカーはスムーズな歩行形態であるのに対し、ミュール着用時は、不安定で歩幅が狭く、心拍数が高く、筋緊張も強いことが確認された。つまり、小股で膝を持ち上げてはおろすという歩行で、このような歩行形態により、ミュールの不安定さを補っており、全身的にも身体に負担が掛かっていることがわかった。
流行靴ミュールの持つイメージの相違-男女間の比較- 共著 2004年 3月 金城学院大学消費生活科学研究所紀要8巻1号 中学生以上の男女にミュールに対するイメージを尋ねた。30代以上の男性の半数がミュールを認知していた。男女とも、若い世代は「かわいい」などのプラスイメージ、30代以上では「歩きにくそう」、「危ない」などのマイナスイメージを持ち、その傾向は年齢とともに強くなった。女性では、中高年層でもミュール所持率は高く、年齢層の広がりが感じられた。また、若年層では「デート」、「パーティー」などのフォーマルな場面でもミュールが受け入れられていることがわかった。(データ解析を主に担当)片瀬眞由美、平林由果
温暖環境におけるルーズソックスの着用が体温調節反応に及ぼす影響 共著 2004年 3月 金城学院大学消費生活科学研究所紀要8巻1号 女子高校生の間でルーズソックスが流行したのは、数年前のことであるが、季節を問わず履かれている。温暖環境におけるルーズソックスの着用が体温調節反応に及ぼす影響を観察した。ルーズソックスは、生地が厚く、弛ませて履くために下腿部からの熱放散を抑制した。下腿部は、面積は小さいものの、有効な熱放散部位であるため、生体への熱負担が大きくなり、体温へも影響する可能性が示唆された。(実験及びデータ処理を主に担当)平林由果、片瀬眞由美、谷口裕美子
筋電図解析による流行靴ミュールを着用した歩行時の生態負担度の評価 共著 2005年 4月 人間工学41巻2号 ミュールを履いて歩行する際の生体負担度について筋電図を指標として調べた。ミュールを履いて歩いた場合、下肢ばかりでなく上半身の筋活動も増加、心拍数も上昇し、生体負担度は増加した。これは、ミュールが不安定であることや脱げやすいことが関係していると推察された。ストラップなどによるサンダルの脱落防止の工夫は生体負担度を減少させうるものと推察され、ファッション性を重視しつつも、製造にあたっては安定性向上や脱落防止への配慮が必要であることが示唆された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)大西範和、斎藤真、平林由果、片瀬眞由美、栗林薫、塩之谷香
ミュール型サンダルの歩行に及ぼす影響-足圧分布解析を中心に- 共著 2005年 5月 日本生理人類学会誌10巻2号 ミュール型サンダルの歩行を分析するため、歩行実験を実施し、足底に掛かる圧力分布をヒール形状の異なる3種類のミュールと運動靴、裸足で比較した。裸足と運動靴では踵から接地して、つま先で離地し、接触面積が次第に増加して減少するという山形に変化した。しかし、ミュールでは二峰性を示し、荷重が最大となる立脚中期にはむしろ接触面積が減少していた。ミュールの場合、踵と同時に前足部も同時に接地することで不安定さを補っていると推測された。そのため、前傾姿勢で筋肉への負担も大きく、足部だけでなく全身への生体負担が示唆された。(実験及びデータ処理を主に担当)平林由果、大西範和、斎藤真、片瀬眞由美、安藤裕明、栗林薫、塩之谷香
Extraction of the Information on the Support System of Ladies’ Wear Selection Using a 3D-Body Shape and Garment Simulations for Adult Women’s Garments Part 1:Classification of 3D-Body Image Type 共著 2007年 5月 繊維製品消費科学48巻5号 「成人女子の3次元体形とデザインのイメージ評価を用いた婦人服選択支援情報の抽出(その1)。3次元体形のイメージによる体型分類」非接触型3次元カラー人体計測器を用いて、20〜70歳代の成人女子72名の3次元体形を計測した。3次元体形の全体形6イメージと部分体形19イメージについて5段階評価を行った。評価者は平均年齢46歳の成人女子81名であった。主成分分析の結果抽出された4つの主成分の得点を用いてクラスタ分析を行い、6つの体形イメージクラスタ(理想体形、痩身体形、肥満体形、やや筋肉質で男性的体形などのイメージタイプ)に分類した。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)増田智恵、岡部秀彦、村上かおり、平林由果
Extraction of the Information on the Support System of Ladies’ Wear Selection Using a 3D-Body Shape and Garment Simulations for Adult Women’s Garments Part 2:Prediction of 3D-Body Image Type 共著 2007年 5月 繊維製品消費科学 48巻5号 「成人女子の3次元体形とデザインのイメージ評価を用いた婦人服選択支援情報の抽出(その2)。3次元体形のイメージ予測」消費者の掲示する衣服選択用の体形イメージの感性的な評価量を、販売側が実際のデザインやパターン設計に数量として反映できるようにするため、抽出された3次元体形イメージ成分を人体寸法から予測した。既報で4つの主成分で抽出した相反する3次元体形のイメージの特徴を重回帰分析により体形のイメージ用語で捉え、次に1次元人体寸法の比率から予測できる式を導いた。肥満-理想・痩身・標準の体形イメージ、バランスの良い-悪い体形イメージ、肩のサイズ・傾斜などの体形イメージはほぼ制度良く予測可能であった。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)増田智恵、村上かおり、平林由果、岡部秀彦
高校生の靴と足の健康に関する実態と授業による意識変化 共著 2007年 9月 『金城学院大学論集』自然科学編4巻1号 愛知県下の私立高校生男女200名に家庭科の「家庭基礎」の授業において靴と足に関する授業を2時間行った。授業前後に、通学靴の種類や選び方、足のサイズに関する知識やトラブル等についてのアンケートを実施した。男女共に靴選びの第1の基準は「色・デザイン」であったが、その重視度は、女子より男子の方が高かった。授業前後の比較では、授業後の方が男女共に「色・デザイン」の割合が低くなり、「足のサイズに合っている」の割合が男女共に上昇した。以上より、研究参加者の高校生にとって、靴と足に関する授業は、自分の足の健康を考えるきっかけになったと考えられる。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)上野顕子、平林由果、片瀬眞由美、林ひろみ
Extraction of Ladies’ Wear Selection Support Information Using a 3D-Body and Garment Simulations for Adult Women’s Garments (Part4) 共著 2009年 2月 繊維製品消費科学 50巻2号 「成人女子の3次元体形とデザインのイメージ評価を用いた婦人服選択支援情報の抽出(その4) 3次元人体モデルの着装シミュレーションによるデザイン分類と予測」幅広い年齢の成人女子が評価可能なデザインイメージ評価用語を抽出し、それによる3次元着装シミュレーションによる実際のデザインイメージ評価を一連の研究として試みた。実際の衣服選択のためのデザインイメージの分類と各イメージの特徴を示すデザイン要素、衣生活スタイル、印象などを抽出し、さらに具体的な服のデザイン要素からデザインイメージを予測した。高齢社会での消費者のためのネットなどを利用した衣服選択支援情報の抽出につながる情報が得られた。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)増田智恵、村上かおり、平林由果、永野光郎
Extraction of Ladies’ Wear Selection Support Information Using a 3D-Body and Garment Simulations for Adult Women’s Garments  (Part3) 共著 2009年 2月 繊維製品消費科学 50巻2号 「成人女子の3次元体形とデザインのイメージ評価を用いた婦人服選択支援情報の抽出(その3) デザイン評価用イメージ用語の抽出と3次元人体モデルの着装シミュレーションによる衣服デザインの評価」3次元体形のイメージ別サイズの異なる、20代、40代、70代の日本人成人女性の平均的3次元人体モデルを着衣基体として、仮想的に試着した3次元着装シミュレーションを構築した。デザイン選択用のイメージ用語を分類し、そのデザインイメージ用語に対応した服のデザイン要素の特徴と体形も含む着装などの情報を抽出した。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)増田智恵、村上かおり、平林由果、永野光郎
フライングディスクを用いたレクリエーションの心理的効果 -「なごや健康カレッジ」の参加者を対象として- 共著 2010年 9月 『金城学院大学論集』自然科学編 7巻1号 金城学院大学と名古屋市が連携して開催している市民講座「なごや健康カレッジ」に参加した28名を対象に、レクリエーション(ディスクゴルフ)が心理的側面に及ぼす影響についてアンケートを用いて検討をした。アンケートは、運動習慣や生活習慣に関する項目であった。また、レクリエーションの実施前後にPOMS(気分を評価する質問紙)を行った。その結果、レクリエーション後に「緊張-不安(T-A)」が有意に低くなり、「疲労(F)」が有意に高くなった。また、有意差はないものの「活気(V)」が高くなる傾向を示した。これらのことから、今回のレクリエーション(ディスクゴルフ)は、参加者の心理的側面に好影響を及ぼしていることがわかった。また、疲労を抑えるための工夫が課題であることも明らかとなった。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)高橋和文、時岡 新、谷口裕美子、遠藤昌子、古寺 浩、平林由果、亀山良子
おしゃれ支援を目的とした高齢女性用フレアパンツの提案 共著 2011年 3月 金城学院大学消費生活科学研究所紀要      15巻1号 高齢者施設に入所する高齢女性を対象に、着脱性、着心地の良さを備え、おしゃれに見えるフレアパンツを設計・製作し、提案した。アンケート調査の結果、およそ5割弱の人はおしゃれに関心があり、スカートの機能面の改良がおしゃれ支援につながることの示唆を得た。そこで、スカートの外観とズボンの機能を有するフレアスカートに注目し、3種類の提案服を製作した。切り替え部にニット素材を使用した提案服については、手指・腕の障がいの程度によって、ウェール方向に伸長性の高いツーウェイニットの使用は着脱性の低下につながること、ニットのコース方向の低荷重下の伸長しやすさは着やすさに必要であること、という重要な知見を得ることができた。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)青山喜久子、平林由果、平岩暁子、飯田信子
着脱に配慮したリウマチ患者のためのファッション提案 共著 2011年 3月 金城学院大学消費生活科学研究所紀要      15巻1号 着脱に特に配慮を必要とするリウマチ患者を対象に、衣服購入に関する調査を行い、それらの結果をもとに明きの位置や留め具などを工夫した着脱しやすい試作品を製作し、着用評価を行った。軽度のリウマチ患者からは良い評価を得たが、症状が重い患者の場合には、更に工夫が必要であった。中度・重度患者に対しては、個々の身体状況や好みに合わせた個別の対応を行うことで、着脱、着心地、デザイン面において評価される提案ができた。しかし、症状が重い方には対応が困難なため、着用者の気持ちを大切にしたきめ細かな対応、更に少数のニーズに対応できるシステム作りが必要であることがわかった。(アンケート調査、試作服の着用評価の実施と解析を主に担当)平岩暁子、平林由果、今村律子、丸山眞澄、渡邊澄子
あきらめずにおしゃれを楽しもう! 単著 2012年 8月 愛知支部報 「流」 第143号(公)日本リウマチ友の会愛知支部 リウマチで関節が動きにくくなると衣服の着脱が困難になり、おしゃれをあきらめる人が多い。リウマチ症状が進むほど、衣服に対する不満は増す。一方、おしゃれは、高揚感を高め、人を元気にする。衣服を着脱しやすくする方法には、いろいろある。リフォームや留め具などの工夫の仕方を紹介した。ちょっとした工夫によって、楽に着ることができるようになる。リウマチだからと、おしゃれをあきらめないでほしい。おしゃれを楽しんで、元気に生活しょう。
おしゃれが心身の高揚効果に及ぼす影響  -唾液中のストレスホルモン分析による検討- 共著 2012年 8月 繊維製品消費科学53巻8号 おしゃれによるストレス軽減効果を確かめるために、唾液中のストレスホルモン濃度の変化を調べた。おしゃれ時の心理状態の変化を「服装によって生起する感情状態尺度」を用いて評価し、感情変化と生理変化を比較検討した。その結果、気に入った服装をすること、自分に似合うカラーを診断してもらい認識すること、ハンドマッサージを含むネイルケアをしてもらうことなど、おしゃれをする行為において、否定的気分が低下し、肯定的気分が高まることが確認できた。同時にストレスホルモンの分泌量が少なくなっており、おしゃれのストレス緩和効果を証明することができた。(実験および分析全般担当)平林由果、谷口裕美子、北森一哉
上肢の関節可動域が制限される人のためのエプロン提案  -着脱動作分析による検証- 共著 2016年 3月 金城学院大学消費生活科学研究所紀要 20巻1号 一般的なレギュラーエプロン(A)とオリジナルエプロン(B)を着脱した時の筋電図や着脱動作を観察し比較した。エプロンBは、エプロンAよりも簡単に早く着脱することができ、筋肉への負担も小さかった。また、腕を上下方向、前後方向に大きく動かさなくても着用でき、上肢への負担が軽減されることが確認された。エプロンBは、胸当てがあることで炊事中の水・油はねによる前部の汚れを気にすることなく、着脱も簡単であることから、リウマチ患者の要望に対応したエプロンが提案できたと考えられる。(実験および分析全般担当)平林由果、平岩暁子、青山喜久子、飯田信子、丸山眞澄
オストメイトの衣生活に関するアンケート調査および衣服提案 共著 2017年10月 日本衣服学会誌 61巻1号 9-18 オストメイトの衣服に対する不満や要望を明確にし、ファッション提案を行うためにアンケート調査を実施した。衣服に関して困ったことがあると回答したのは65%で、外出への不安と同じ割合であった。素材は機能性に優れ、腹部を圧迫せずにゆとりを持った上で細身に見え、パウチ部分を覆い隠すようなデザインが求められていた。オストメイトの要望を反映した衣服提案を行い、その有用性を確認するためにモニター調査を実施した。全ての提案服に対して、5割前後が「他のオストメイトに勧めたい」と回答した。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)平岩暁子、大橋杏香、平林由果
においの快・不快が生理反応に及ぼす影響 共著 2018年 3月 金城学院大学消費生活科学研究所紀要  22巻1号 快適環境でにおいを嗅いだ時のリラックス状態を観察する実験と暑い環境で更に騒音ストレスを負荷した状態において、においを嗅ぐことが生理反応にどのような影響を及ぼすか観察した。α波出現率がグレープフルーツ(GF)負荷時の方が高かったことから、GFには、ストレスを緩和する効果があることが確かめられた。また、発汗量の多い被験者において、騒音負荷中のGFに発汗抑制効果が認められた。実験後、ほとんどの被験者がGFの方が騒音によるストレスや温熱的不快感を緩和したと評価したことから、ストレス環境においてGFには不快感を緩和する効果があると推測された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)佐橋那央子、平林由果、長谷博子、内田有紀、大西範和
若年女性の香りに対する意識と実態 共著 2019年 3月 金城学院大学消費生活科学研究所紀要23巻1号 若年女性の香りに対する意識と香り付き商品の使用実態を明らかにするため、アンケート調査を実施した。若年女性の多くは香りに興味があり、目的に合わせて香り付き商品を選択し、使用していることが確認できた。ファッション意識をタイプ別に分けて分析した結果、公的自意識が高い人ほどファッション意識が高く、流行を意識しており、自分から香りがするのが好きであった。ファション意識の高い女性は、すでに香りをファッションの一部として上手に取り入れているといえる。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)長谷博子、丸山眞澄、佐橋那央子、内田有紀、平林由果
厚底靴に対する女子大学生の意識と実態 共著 2020年 3月 金城学院大学消費生活科学研究所紀要  24巻1号 19-29 最近の若者の厚底靴に関する着用実態とその意識について探るため、女子大学生を対象にアンケート調査を実施した。厚底靴の所持率は、1990年代も2010年代も半数以上であるが、靴の種類や着用頻度については変化がみられた。厚底靴所持群は厚底靴に対して肯定的な意見を持っており、非所持群は否定的な意見を強く持っていることがわかった。厚底靴所持群は、靴の見た目や衣服のファッション性を重視する傾向にあり、怪我をしても、その厚底靴を履き続けていることがわかった。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)内田有紀、平林由果
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学会発表

題目/演目名等 発表年月 発表学会名等 概要
The effect of sportswear material construction on body temperatures during exercise in windy conditions 2000年 8月 The 9th International Conference on Enviomentl Ergonomics 糸構造および素材の異なる素材の生体への影響を4種類のTシャツと短パンを着用して運動時の体温調節反応を比較した。放熱特性や肌離れ性に優れた素材において、運動時の体温上昇が有意に低く、生体への熱負荷が小さいことが確認された。(実験及びデータ処理を主に担当)Yuka HIRABAYASHI, Junichi SUGENOYA, Kazuno SUZUKI, SonokoISHIMARU and Ritsuko IMAMURA
流行靴ミュールの歩行に及ぼす影響(第1報)-足圧分布解析を中心に- 2001年 5月 日本生理人類学会第47回大会 流行靴ミュールの歩行上の問題点を明かにするため、歩行実験を実施し、足底に掛かる圧力分布をヒール形状の異なる3種類のミュールとスニーカー、裸足で比較した。裸足とスニーカーは踵から接地して、つま先で離地していたが、ミュールでは踵と同時に前足部も同時に接地し、そのまま離地していた。これはミュール歩行の不安定さを補うためであると考察した。(実験及びデータ処理を主に担当)平林由果、片瀬眞由美、大西範和、斎藤真、栗林薫、塩之谷香
流行靴ミュールの歩行に及ぼす影響(第2報)-筋電図解析を中心に- 2001年 5月 日本生理人類学会第47回大会 流行靴ミュールの歩行上の問題点を明かにするため、歩行実験を実施し、上半身2ヶ所、下肢4ヶ所の筋放電量をヒール形状の異なる3種類のミュールとスニーカー、裸足で比較した。ミュール着用時は、不安定で歩幅が狭く、心拍数が高く、筋緊張も強く、全身的にも身体に負担が掛かっていることがわかった。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)大西範和、斎藤真、平林由果、片瀬眞由美、栗林薫、塩之谷香
ミュール型サンダルに関する人間工学的研(1)-女子大学生の着用の実態と意識- 2001年 9月 日本人間工学会第42回大会 女子大学生を対象にミュール型サンダルの実態と意識について、アンケート調査を実施した。回答者の9割がミュールを所持していた。その理由として、色、デザイン、価格帯の豊富さ、脱ぎ履きの気軽さ、涼しさが挙げられた。女子大学生の多くは、ミュールの危険性を認識してはいるが、ファッション性を優先し、ミュールを履き続けている実態が明らかとなった。(データ解析を主に担当)片瀬眞由美、平林由果、斎藤真、大西範和、塩之谷香
ミュール型サンダルに関する人間工学的研(2)-歩行時の生理的負担- 2001年 9月 日本人間工学会第42回大会 ミュール型サンダルの歩行上の問題点を明かにするため、歩行実験を実施し、足圧分布、筋電図、心拍数をヒール形状の異なる3種類のミュールとスニーカー、裸足で比較した。裸足とスニーカーはスムーズな歩行形態であるのに対し、ミュールは、小股で膝を持ち上げてはおろすという歩行で、不安定で歩幅が狭く、心拍数が高く、筋緊張も強いことが確認された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)斎藤真、平林由果、大西範和、片瀬眞由美、塩之谷香
流行靴ミュールに関する研究(1)-着用に関する実態と意識について- 2001年10月 日本人間工学会東海支部2001年研究大会 流行靴ミュールの実態と意識について、女子大学生を対象にアンケート調査を実施した。回答者の9割がミュールを所持していた。その理由として、色、デザイン、価格帯の豊富さ、脱ぎ履きの気軽さ、涼しさが挙げられた。女子大学生の多くは、ミュールの危険性を認識してはいるが、ファッション性を優先し、ミュールを履き続けている実態が明らかとなった。(データ解析を主に担当)片瀬眞由美、平林由果、大西範和、斎藤真、塩之谷香、栗林薫
流行靴ミュールに関する研究(2)-歩行時の足圧分布について- 2001年10月 日本人間工学会東海支部2001年研究大会 流行靴ミュールの歩行上の問題点を明かにするため、歩行実験を実施し、足底に掛かる圧力分布をヒール形状の異なる3種類のミュールとスニーカー、裸足で比較した。裸足とスニーカーは踵から接地して、つま先で離地していたが、ミュールでは踵と同時に前足部も同時に接地し、そのまま離地していた。これはミュール歩行の不安定さを補うためであると考察した。(実験及びデータ処理を主に担当)平林由果、片瀬眞由美、斎藤真、大西範和、塩之谷香、栗林薫
流行靴ミュールに関する研究(3)-歩行時の生理的負担ついて- 2001年10月 日本人間工学会東海支部2001年研究大会 流行靴ミュールの歩行上の問題点を明かにするため、歩行実験を実施し、上半身2ヶ所、下肢4ヶ所の筋放電量をヒール形状の異なる3種類のミュールとスニーカー、裸足で比較した。ミュール着用時は、不安定で歩幅が狭く、心拍数が高く、筋緊張も強く、全身的にも身体に負担が掛かっていることがわかった。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)大西範和、平林由果、片瀬眞由美、斎藤真、塩之谷香、栗林薫
流行靴ミュールに関する研究(4)-歩行時の姿勢について- 2001年10月 日本人間工学会東海支部2001年研究大会 流行靴ミュールの歩行上の問題点を明かにするため、歩行実験を実施し、歩行姿勢をヒール形状の異なる3種類のミュールとスニーカー、裸足で比較した。ミュール着用時の脛骨点は、後方から前方へ楕円を描くような動きを示し、垂直方向の振幅も裸足に比べて大きかった。つまり、ミュールでは、頚骨点を後ろから前に持ち上げるような姿勢をとることがわかった。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)斎藤真、片瀬眞由美、平林由果、大西範和、塩之谷香、栗林薫
ミュール歩行時の生理的負担について 2001年11月 日本衣服学会第53回年次大会 ミュール歩行時の生理的負担を明かにするため、歩行実験を実施し、足圧分布、筋電図、心拍数をヒール形状の異なる3種類のミュールとスニーカー、裸足で比較した。裸足とスニーカーはスムーズな歩行形態であるのに対し、ミュールは、小股で膝を持ち上げてはおろすという歩行で、不安定で歩幅が狭く、心拍数が高く、筋緊張も強いことが確認された。(実験及びデータ処理を主に担当)平林由果、片瀬眞由美
流行靴ミュールに対する意識調査 2002年 6月 日本家政学会第54回大会 流行靴ミュールに対する意識を中学生以上の男女を対象に調査した。ミュールに対するイメージでは、男女共、若い世代では、「かわいい」などのプラスイメージ、30代以上では「危ない」などのマイナスイメージを持っていることがわかった。また、ミュールを所持している女性の割合が、高校生以上で8割、30代以上で6割、40代以上で4割、50代以上で2割と、ミュールを受け入れる年齢層が広がりつつあることがうかがえた。(調査及びデータ解析を主に担当)平林由果、片瀬眞由美
流行靴ミュール着用による足のトラブルの実態 2002年 6月 日本家政学会第54回大会 ミュールを着用している女子大学生を対象に足のトラブルに関する調査を行った。水ぶくれやタコなどのトラブルは90%が、転びそうになった、つまづいたなどの危ない経験は81%が、擦り傷や打撲などのケガは30%が経験していた。トラブルの部位は前足部に集中していた。ケガをしたときに履いていたミュールは、60%が8〜10㎝以上の高いヒールであった。また、トラブルを経験してもミュールを履き続けている実態が明らかとなった。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)片瀬眞由美、平林由果
スニーカーのサイズ選択とひも締めが歩行に及ぼす影響 2002年11月 日本生理人類学会第48回大会 スニーカーのサイズとひも締めが歩行に及ぼす影響を検討するため、歩行実験を行い、足にしっかりフィットした状態(ジャスト)とゆるめにフィットした状態(ゆるめ)、2㎝大きめを履いた場合(大きめ)の3種類で比較した。ジャストが最も歩きやすいと評価された。フィットがゆるいほど心拍数が増大する傾向にあった。大きめで顕著に歩数が増大し、小股になることがわかった。下肢の筋収縮はゆるめで大きくなる傾向がみられ、ゆるめは筋肉への負担を増大させる可能性が示唆された。(実験及びデータ処理を主に担当)平林由果、片瀬眞由美、谷口裕美子
スニーカーの履き方と選び方-ひも締めとサイズの実態- 2002年11月 日本生理人類学会第48回大会 大学生が日常最もよく履いているスニーカーについて、サイズ選びと履き方の実態に関する調査を行った。男性の方が女性より大きめサイズを選んでいる学生が多く55%を占めていた。男女とも9割が履くときに靴ひもを結びなおさないと回答しており、ひもを調節することなく脱ぎ履きしている、つまり、靴が足にフィットしない常態で履いている実態が明らかとなった。(データ解析を主に担当)片瀬眞由美、平林由果、谷口裕美子
子どもの足と靴-消費者における意識と消費行動の実態- 2002年11月 日本衣服学会第54回年次大会 4〜6歳の幼稚園児の保護者を対象に、園児が日常履いている靴について調査した。マジックテープ留めが62%、留め具なしが36%であった。購入先は、スーパー・量販店が最も多かった。購入価格は、2〜3千円代が最も多かった。留め具なしの価格は2千円以下で、留め具との関係がみられた。購入時のフィッティングについては、必ずするが53%で、半数近くは購入時にフィッティングをしないことがある実態が明らかとなった。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)片瀬眞由美、平林由果、渡辺澄子、栗林薫
女子高校生の通学靴の履き方に関する意識 2003年 5月 日本家政学会第55回大会 女子高校生の通学靴の実態と履き方に関する意識を調査した。通学靴として運動靴よりローファーを履いている割合が多く、約半数を占めていた。足の悩みについて、ローファーを履いている高校生の9割が靴ずれを訴えた。足の痛み、巻き爪、外反母趾、肩こり、足の疲れなどの訴えもみられ、足の悩みを抱えている実態がわかった。また、高校生の16%が通学靴の踵を踏んで履いていた。その主な理由は「脱ぎ履きが楽だから」であった。(データ解析を主に担当)片瀬眞由美、平林由果、渡辺澄子、栗林薫
高等学校における通学靴に関する規定と女子高校生の意識 2003年 5月 日本家政学会第55回大会 高等学校における通学靴の現状を把握するため、生徒指導教諭と女子高校生を対象にアンケート調査を実施した。通学靴を指定している高校は13%、規定を設けている高校は61%で、その理由は「制服との調和」、「高校生らしさ」が多く挙げられた。指定靴はすべてがローファーであったが、それに満足している女子高校生は67%を占めた。靴を選ぶ第1の基準は、「色・デザイン」という高校生の実態と関連があると思われる。(調査及びデータ解析を主に担当)平林由果、片瀬眞由美、渡辺澄子、栗林薫
愛知県における女子高校生の通学靴に関するアンケート調査 2003年 9月 日本家政学会中部支部第49回大会 高等学校における通学靴の現状を把握するため、生徒指導教諭と女子高校生を対象にアンケート調査を実施した。通学靴として運動靴よりローファーを履いている割合が多く、約半数を占めていた。また。靴を選ぶ第1の基準は、「色・デザイン」であった。足の悩みについて、ローファーを履いている高校生の9割が靴ずれを訴えた。足の痛み、巻き爪、外反母趾、肩こり、足の疲れなどの訴えもみられ、足の悩みを抱えている実態がわかった。(調査及びデータ解析を主に担当)平林由果、片瀬眞由美、渡辺澄子、栗林薫
温暖環境におけるルーズソックスの着用が生体に及ぼす影響 2003年11月 日本衣服学会第55回年次大会 女子高校生の間でルーズソックスが流行したのは、数年前のことであるが、季節を問わず履かれている。温暖環境におけるルーズソックスの着用が体温調節反応に及ぼす影響を観察した。ルーズソックスは、生地が厚く、弛ませて履くために下腿部からの熱放散を抑制した。下腿部は、面積は小さいものの、有効な熱放散部位であるため、生体への熱負担が大きくなり、体温へも影響する可能性が示唆された。(実験及びデータ処理を主に担当)平林由果、片瀬眞由美
防火服の改良による生体負担の軽減 2003年12月 第17回東海支部若手繊維研究会 20℃、60%RHの環境で防火服一式を着用して5分間のトレッドミル歩行と5分間の立位安静を5回繰り返し、体温調節反応を観察し、従来型防火服と改良型防火服の生体への影響を比較した。消火活動を想定して、歩行中には赤外線照射装置を用いて被験者の前方斜め左右から照射を行った。改良型防火服の方が発汗量が少なく、衣服内湿度の安静時の低下が大きかった。また、衣服内温度も低く保たれ、改良型防火服の方が従来型よりも生理的負担を軽減することが示唆された。(実験及びデータ処理を主に担当)平林由果、鈴木一乃、小林寿太郎
幼児の靴選びに関する実態調査(第1報)-単純集計結果からみた実態報告- 2004年10月 日本衣服学会第56回年次大会 幼児の靴の現状を把握するため、幼稚園・保育園の保護者を対象にアンケート調査を実施した。靴の形は、上から貼り付けるタイプが最も多かった。靴の購入価格は、約8割が3, 000円以下であった。子供の足の健康に関心があると回答したのは、保護者の9割で関心の高さがうかがえた。しかし、購入したくても足によい靴が見つからない、靴選びの情報がないなど、靴メーカーや小売店の靴の品揃えや販売方法の問題も指摘された。(データ解析を主に担当)片瀬眞由美、平林由果、渡辺澄子
幼児の靴選びに関する実態調査(第2報)-保護者の靴選択基準による分析- 2004年10月 日本衣服学会第56回年次大会 第1報で報告した調査結果に基づき、靴選択基準に着目し、保護者を購入タイプ別に、健康重視タイプ(A:22%)、洗濯・丈夫さ重視タイプ(B:48%)、どちらも重視タイプ(C:30%)に分類して消費行動を比較分析した。Aグループは、専門店やデパートで足のサイズを計測して購入している割合が多かった。Bグループは、足のサイズをほとんど測らず、通信販売を利用する場合もあった。靴の購入価格は、Aグループが最も高く、Bグループが最も安かった。子供の靴に関心はあるが、靴についての認識が低い保護者がまだ大半であることが示唆された。(データ解析を主に担当)平林由果、片瀬眞由美、渡辺澄子
ドイツにおける子供靴の実態-小学生の保護者を対象としたアンケート調査より- 2005年 5月 日本家政学会第57回大会 長い靴文化をもつドイツにおける子供靴の実態を調査するため、ドイツ3都市の小学校の保護者にアンケート調査を実施した。普段履く靴のタイプの多くは、紐靴で、留め具のないくつは、ほとんど履かれていなかった。靴の購入にあたっては、足へのフィット性と健康を重視し、シューフィッターなどのいる靴専門店で足のサイズを計測してから購入している。普段靴の購入価格は、6, 580円(円換算)であり、日本の平均価格よりかなり高い。子供が最初に履いた靴を6割近くのものが大事に残していることは、靴文化の違いを現していると考えられる。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)渡辺澄子、片瀬眞由美、平林由果
保育現場からにみた幼児の足と靴の問題点 2005年 5月 日本家政学会第57回大会 幼児の足と靴の問題点を把握するため、保育現場で多くの子供たちに接している保育士を対象として、幼児の足と靴に関するアンケート調査を実施した。園児の足の健康について2割が気になると回答し、やや気になるを合わせると9割であった。足の症状として、靴ずれ、偏平足、足の痛み、巻き爪、タコ・ウオノメなどが指摘されたが、それらの原因が靴にあると考えているのは靴ずれのみであった。幼児に適した靴のタイプは、留め具なしが34%、紐靴は19%で、脱ぎ履きの速さへの偏重がうかがわれる。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)片瀬眞由美、平林由果、渡辺澄子
婦人服選択支援のためのデザインイメージ用語の分類-20代~70代を中心として- 2005年 5月 日本家政学会第57回大会 成人女子(学生の除く)の婦人服購入について、まずデザインイメージとして捉えられている「イメージ用語」の認識度を捉え、デザイン選択支援のための完成イメージのキーワード抽出を試みた。ファッション雑誌抽出した用語を予備調査により136語にまとめ、本調査を実施した。その結果、①レディ・ドレッシー系、②フェミニン・ゴージャス系、③大人系、④シャープ系、⑤モダン系、⑥トラッド系、⑦エスニック系、⑧カジュアル系、⑨レトロ系、⑩エレガント系、⑪シック系の11クラスタが抽出された。①〜③は女性的、④〜⑤はメンズライクを含む個性的、⑥〜⑧は着心地の良いカジュアル的、⑨〜⑪はオーソドックスで正統派的などのイメージのデザインを示す用語とまとめられた。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)増田智恵、村上かおり、平林由果、永野光朗
靴と足に関する授業による高校生の意識変化 2005年 5月 日本家政学会第57回大会 高校生を対象として靴と足に関する授業を展開し、高校生が自ら足の健康を管理できる知識と技術を身に付けられるようにすることを目的に授業前後の高校生の意識変化をアンケート調査から検討した。授業前は、多くの生徒が靴のサイズを認識していなかった。授業後、靴選択基準において、「色・デザイン」を第1の基準とする割合が減少し、「足のサイズへの適合」を第一基準とする割合がわずかに増えた。以上より、高校生にとって、靴と足に関する授業は、自分の足の健康を考えるきっかけになったと考えられる。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)上野顕子、平林由果、片瀬眞由美、林ひろみ
婦人服選択支援のためのデザインイメージ用語の分類(Ⅱ)-クラスタ分析による分類と用語の確立- 2005年 6月 日本繊維製品消費科学会2005年年次大会 婦人服購入支援情報として、イメージ用語の認識度からデザイン選択支援のための感性イメージのキーワード抽出を試みた。ファッション雑誌から服のイメージ用語を抽出し、予備調査により136語にまとめた。成人女子687名に136語をグループに分類してもらい、分析した結果9つのクラスターに分類された。各クラスターのイメージ用語を衣服デザイン選択用の支援キーワードとして「カジュアル系」「レトロ系」「フェミニン系」などとして提案することにより、具体的な衣服デザイン設計と直接関連させ、3D着装シミュレーションで簡便に提案することが可能となると考えられる。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)永野光朗、増田智恵、村上かおり、平林由果
衣服購入に関する不満調査-リウマチ患者の場合- 2005年10月 日本衣服学会第57回年次大会 リウマチ患者を対象に売り場に関する項目(商品の配置、試着室、店員など)と衣服に関する項目(着脱、保温、デザイン)について、不満調査を実施した。売り場に関しては、買い物中の行動に対して9割、次いで試着室と商品の陳列に関する不満を約8割が訴えた。衣服に関しては関節の保温に関する項目、着脱に関する項目、ほとんどの項目において7〜8割のものが不満を訴えていた。学生と比較すると売り場よりも衣服に対する不満が大きく、リウマチの症状が重いほど不満の程度が大きいことが明らかとなった。(調査及びデータ解析を主に担当)平林由果、渡辺澄子、今村律子、片瀬眞由美
ファッションにおけるユニバーサルデザインの提案-リウマチ患者の衣服購入と売り場に関する不満調査から- 2005年12月 第19回東海支部若手繊維研究会 リウマチ患者を対象にした、衣服購入と売り場に関する不満調査の結果を解析し、要求項目をまとめた。それに基づき、着脱しやすい衣服を提案して試作品を作成し、実際に試着した感想を聴取した。また、ゆったりと買い物できるカフェを隣接した売り場の提案、使いやすい試着室の提案を行い、意見聴取した。(調査及びデータ解析を主に担当)平林由果、渡辺澄子、今村律子、田之江美千代、片瀬眞由美、村上元規、矢澤政義
婦人服選択支援のための3次元体形と着装シミュレーションによるデザイン評価(Part 1)3次元体形イメージ評価による体型分類 2006年 5月 日本家政学会第58回大会 非接触型3次元カラー人体計測器を用いて、20〜70歳代の成人女子72名の3次元体形を計測した。3次元体形の前面、左右側面、背面図を測定し、全体形6イメージと部分体形19イメージについて5段階評価を行った。評価者は平均年齢46歳の成人女子81名であった。多変量分析により体形イメージを抽出した。主成分分析の結果、肥満系-痩身系・理想的な・標準的な全体体形、脚の長さ-胴の長さなどの部分体形のバランス、女性的-男性的などの全体体形のライン、肩・背部の部分体形、姿勢・脚の部分形状が抽出された。クラスタ分析の結果と合わせて、3次元着装シミュレーション用モデルとしての20-40-70代の日本人の平均体型人体モデルを、3つの体形イメージの代表に選択して、着装シミュレーション用人体として形成した。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)増田智恵、村上かおり、平林由果
婦人服選択支援のための3次元体形と着装シミュレーションによるデザイン評価(Part 2)3次元体形モデルによる着装シミュレーションのイメージ評価 2006年 5月 日本家政学会第58回大会 Part 1で形成した20-40-70代の3次元着装シミュレーション用モデルに同じデザインのサイズの異なる服20着を着装させた。20種類のデザイン服は、これまでの研究で得られた衣服デザインイメージ用語136語による5つの系による分類に基づいて、ファッション雑誌を参考に素材やデザインの異なるものを選定した。仮想的に着装したシミュレーション画像をさまざまな角度から回転動画によって表示可能としてデザインイメージ評価を行った。分析の結果、年代の異なるモデルによるデザインイメージ評価には違いはみられなかった。3体の評価傾向として、「レディ&フェミニン系」と「エレガント系」は複合して捉えられ、20種類のデザイン服は、「レディ&フェミニン&エレガント系」、「スタンダード&レトロ系」、「カジュアル系」、「シャープ&モダン系」に分類された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)村上かおり、増田智恵、平林由果
お気に入りファッションの心理的効果と唾液ホルモンへの影響 2006年 6月 日本繊維製品消費科学会2006年年次大会 ファッションが健康に及ぼす効果をストレスホルモンの指標である唾液ホルモンと心理的アンケートから検討した。女子大学生8名を被験者として、気に入った服装(化粧あり)をして電車に乗って買い物に行ったときの気分とスウェット上下(化粧なし)を着用したときで比較した。衣服によって生起する感情状態評価尺度において、気に入った服では肯定的に、スウェットでは否定的に評価された。唾液コルチゾールには服装による一定の傾向はみられなかったが、唾液アミラーゼは8例中5例において分泌量が減少する傾向がみられた。アミラーゼは快適に感じると減少するといわれていることから、気にいった服で電車に乗り、買い物に行くことは、スウェットで行くより快適と被験者は感じていたことが推測される。(実験及びデータ解析を主に担当)平林由果、谷口裕美子、渡辺澄子
おしゃれの心理的効果とストレスホルモンへの影響 2007年 5月 日本家政学会第59回大会 おしゃれの心理的効果とストレスホルモンへの影響を検討するため、気に入った服装とそうでない服装をした時のストレス負荷を比較した。ストレスの指標として、唾液中のストレスホルモンを測定し、同時に服装時に生起する多面的感情状態尺度を肯定的・否定的な35項目について尋ねた。気に入った服を着装した方が、実験後に肯定的感情状態の値が高くなった。唾液中のコルチゾールの分泌量は9例中7例において、気に入った服の方が実験後の減少が大きくかった(p<0.05)。この実験では、クレペリン検査によるストレスを買い物をすることで解消したが、気に入った服装時の方がその効果が大きかったと推測される。(実験及びデータ解析を主に担当)平林由果、渡辺澄子
おしゃれの心理的・生理的効果-パーソナルカラー診断前後の唾液ストレスホルモンの比較- 2007年 6月 日本繊維製品消費科学会2007年年次大会 学生とリウマチ患者を対象に、専門家によるパーソナルカラー診断を実施し、その前後で心理状態がどのように変化するかを心理的アンケートとともに、唾液ホルモン分泌量の分析から評価した。アンケートの結果より、パーソナルカラー診断を受けて、自分に似合う色を知ることにより、肯定的気分が高められていることがわかった。また、カラー診断後の方がコルチゾールの分泌量が有意に減少したことから、カラー診断により被験者のストレスが緩和されたと推測された。以上より、人から高い評価を受けることは、気分を高揚させ、ストレスを軽減させると言える。つまり、パーソナルカラーを生かしたおしゃれを楽しむことは、年齢を問わず、人を活性化する効果があると考えられる。(実験及びデータ解析を主に担当)平林由果、谷口裕美子、渡辺澄子、丸山真澄
高齢者におけるパーソナルカラー認識による心理的変化と化粧によるストレスホルモンの低下 2008年 5月 日本家政学会第60回大会 60〜84歳の女性64名に対し、おしゃれやパーソナルカラーに関する内容の講義を約30分間行い、その後、8名ずつのグループに分かれて各自のパーソナルカラーを診断するワークショップを実施し、感情状態を尋ねた。多く高齢者で肯定的感情状態が高まったことから、パーソナルカラーを認識したことでおしゃれに対する意欲や興味が高まり、明るく前向きな気持ちになったと推測される。また、高齢者4名について、カラー診断後に化粧を施し、その前後の感情状態とストレスホルモンの変化を調べた。化粧後には全員の肯定的感情状態が高まり、ストレスホルモンの分泌が減少した。以上の結果は、服装や化粧でおしゃれを楽しむことがストレスを緩和し、高齢者の心も体も元気にする可能性を示唆している。(実験及びデータ解析を主に担当)平林由果、渡辺澄子
車いす使用者のための着脱しやすい衣服の提案-車いすでもおしゃれを- 2008年 6月 日本繊維製品消費科学会2008年年次大会 対象は、リウマチ患者で車いす使用者のAさん(40歳)とした。関節の変形・筋力の低下があり、指先での細かい作業が困難であるが、介助者なしでの着脱を目指している。可動域の測定を行い、本人のおしゃれの好み・要望を調査した後、デザイン提案を行った。試作、改良を繰り返し、介助なしで着脱可能なスカートの製作とパンツのリフォームを行った。おもに、明きと留め具の工夫をしたことで、介助なしで着脱が可能になった。最後に、補助具を使った着脱動作を観察し、一人で着脱できることを確認した。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)平岩暁子、平林由果、成瀬正春
女子大学生におけるおしゃれの心理的・生理的効果-ネイルケアによるストレスホルモンの変化- 2008年 8月 第17回繊維連合研究発表会 ネイルケア前後の心理的・生理的効果を確かめるため、ストレスの指標として、唾液中のコルチゾールを測定した。並行してネイルケアによって生起する多面的感情状態を尋ねた。被験者は、20歳〜22歳のネイルケアの経験のない女子大学生22名とした。ネイルケア施術後は肯定的感情状態の値が施術前に比べて高くなり、否定的感情状態は低くなった。また、唾液中のコルチゾール分泌量は、被験者22例中19例において施術前より施術後の方が有意に少なくなった(p<0.001)。以上の結果より、ネイルケア施術により、ストレスが軽減し、肯定的気分が向上することが確かめられた。(実験及びデータ解析を主に担当)平林由果、谷口裕美子、北森一哉、渡辺澄子
中敷きのノンスリップ加工が歩行に及ぼす影響 2009年 6月 日本繊維製品消費科学会2009年年次大会 羽毛由来ケラチン様物質によってノンスリップ加工された中敷きの効果を検討するため、健康な女子10名を被験者として実験を行った。既存のノンスリップ加工(加工A)、羽毛由来ケラチン様物質によるノンスリップ加工(加工B)、人工皮革(未加工)の3種で比較した。ミュール型サンダルに中敷きを装着し、歩行姿勢、筋電、関節角度、足圧分布、心拍数、自覚症状を分析した。「加工A」では、滑らないが汗でべたべたして不快との意見がみられたが、「加工B」は、汗をかいてもサラサラしていて滑らないといった良好な意見が得られた。羽毛由来ケラチン様物質を用いた「加工B」にはべとつかずに歩きやすさが向上する効果が認められたことより、夏季の実際の着用において快適な着用が期待できる。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)平岩暁子、平林由果、内田有紀、成瀬正春、谷口裕美子、鋤柄佐千子、川口芳広
着脱に配慮した衣服の提案-リウマチ患者の衣服に対する不満調査を受けて- 2009年 6月 日本繊維製品消費科学会2009年年次大会 リウマチ患者を対象に実施した衣服購入に関する不満調査の結果より、着脱が簡易な開口部、留め具などを工夫したファッション性に優れた衣服の必要性が示唆された。そこで、指の摘む力が弱い、関節可動域が狭いなどの症状を考慮に入れた着脱のしやすさに重きをおいた試作品を製作し、リウマチ患者30名および学生50名に実際に着用して評価してもらった。着用評価において、着脱しやすさの改善提案については、概ねよい評価を得た。しかし、実際に着用してもらうと、さまざまな問題点も明らかとなった。着用者の身体状況によっても要求は異なり、個々への対応の必要性、着用者自身の意見を直接聞くことの大切さを実感した。(調査及びデータ解析を主に担当)平林由果、平岩暁子
デイケア通所高齢女性における感情状態及びストレスホルモンの化粧による変化 2009年 8月 日本家政学会第61回大会 デイケアセンターに通所している75〜95歳の女性35名に対し、各自のパーソナルカラーを診断し、結果に基づいたカラーで化粧を行った。化粧前後に、多面的感情状態尺度を肯定的・否定的な35項目について尋ねた。同時に唾液を採取し、唾液中のストレスホルモンを分析し、化粧前後で比較した。化粧後には、「快活・爽快」、「充実」、「優越」の肯定的感情状態が高まり、わずかであるが否定的感情が低下する傾向がみられた。また、16名中12名において化粧後のコルチゾール分泌量が減少した。以上の結果は、化粧をすることで気分がよくなり、ストレスが緩和されたことを示唆している。(実験及びデータ解析を主に担当)平林由果、渡辺澄子
唾液中のストレスホルモン分析による「おしゃれ」の心理的効果 2009年 8月 日本家政学会被服衛生学部会第28回被服衛生学セミナー 大学生(実験A)および高齢者(実験B)を対象に、パーソナルカラーを診断し、おしゃれの心理的効果とストレスホルモンへの影響について検討した。実験Aにおいて、カラー診断後の方が唾液中コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌量が少なく、カラー診断により被験者のストレスが緩和されたと推測された。実験Bでは、ストレスホルモンは化粧後に減少する傾向がみられ、化粧をすることで気分がよくなり、ストレスが緩和される可能性が示唆された。どの被験者も化粧後の表情は化粧前より明るかった。個人差はあるものの、高齢者に活力を与える手段として、化粧は効果的であると考えられる。本研究の結果より、パーソナルカラーを認識しておしゃれを楽しむことは、年齢を問わず、人を活性化する効果があると推測された。
特別の日の装い -身体が不自由でも- 2009年11月 日本衣服学会第61回(平成21年度)年次大会 体が不自由な方の特別な日の装いをデザイン提案、製作した。TPOに合った着脱しやすい衣服は、身体への負担が少なく着用していて楽しい。またこれらを着用して外出し、多くの人の目に触れ他人から評価を得ることは、着用者の気分を高揚させる。それによりもっとおしゃれを楽しみたい、もっと外出してみよう、というきっかけになると考えられる。おしゃれを楽しむことは人を元気にさせる効果があると考える。今後はさらにより多くの人にそれぞれの身体機能に合わせた装いの提案を行っていきたい。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)平岩暁子、平林由果
ハンドマッサージの心理的効果とストレスホルモンへの影響 2010年 5月 日本家政学会第62回大会 ハンドマッサージによるリラクゼーション効果を検証するため、女子大学生を被験者とし、マッサージ前後の感情状態および唾液中のストレスホルモン分泌量の変化を比較した。マッサージ開始前に好みのクリームを選んでもらい、実験終了後に、各自のパーソナルカラー診断を実施し、好みの香りとの関係についても検討した。ハンドマッサージ後には、肯定的感情状態が高まり、否定的感情が低下する傾向がみられた。また、選択したマッサージクリームとパーソナルカラーが一致していたのは13名で、そのうち9名においてコルチゾール量が減少した。一方、一致していない被験者では、5名中4名でわずかながら増加傾向にあった。マッサージクリームの香りがパーソナルカラーと一致している場合に、リラクゼーション効果が得られることがわかった。(実験及びデータ解析を主に担当)平林由果、丸山眞澄、白坂 茜
おしゃれで着脱しやすい衣服の提案 -高齢者のためのフレアパンツ- 2010年 6月 日本繊維製品消費科学会2010年 年次大会 高齢女性の体型をカバーし、おしゃれなスカートの提案を試み、パンツの機能性を有するスカート風「フレアパンツ」の試作へと展開した。高齢者は筋力の衰えから、脚部が開くことは避けられないため、脚が開いた状態でもおしゃれに見えるラインのパンツを提案した。次に、簡単な動作で着脱できるように、ウェスト部に改良を加えた。まずは、後ろウェストからヒップにかけてシャーリングを施し、開きは前腹部でマジックテープ止めにした。更に開きをなくしてウェスト部をゴムにし、ウェストからヒップにかけてニット地を使用した。しかし、着用者の症状によっては、素材が伸びすぎて逆に着脱しにくい場合もあった。そこで、ニット地の分量を減らすために切り替え位置を上げたり、切り替え部に横編ニットを使用したタイプも製作し、着用者の身体状況との対応を検討することにした。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)平岩暁子、飯田信子、平林由果、青山喜久子
脊柱の歪みを伴う身体変形に対応するおしゃれな衣服の提案 2010年 9月 日本家政学会中部支部第55回(平成22年度)大会 身体脊柱が湾曲して形に対応する衣服提案として、襟ぐりに重ね着風にニット生地を足し、首周り寸法を縮め、肩をスナップテープ明きにした。右脇の裾に襟と同じ布を斜めに追加し、着丈を長くした。着用中の着崩れが少なくなり、着脱も楽になり介助者の負担も軽減した。下肢は、筋量が低下しているため膝関節のみがアンバランスに大きく、左右の下肢長にも違いがあった。そこで、脚にフィットするように、ツーウェイニット生地を使用し、左右の膝位置と周囲寸法に合わせた形状のレギンスを提案した。今後は、既製服では対応できない人にも、簡単なリフォームでおしゃれを楽しんでもらえるようなリフォーム手法や製作技術を考案し提案していきたい。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)平岩暁子、平林由果
ハンドケアの心理的・生理的効果 -感情状態尺度とストレスホルモンからの検討- 2010年10月 日本衣服学会第62回(平成22年度)年次大会 ネイルケアの経験のない女子大学生を対象として、ネイルケア前後に多面的感情状態尺度と唾液中のコルチゾール分析を実施し、ストレス状態の変化を比較した。また、ハンドマッサージのリラクゼーション効果についても検討した。マッサージ開始前に好みのクリームを選んでもらい、実験終了後に、各自のパーソナルカラー診断を実施し、好みの香りとの関係についても検討した。その結果、ハンドケアには、リラクゼ―ション効果(ストレスを軽減効果)があることを確認した。さらに、実験前に選択したマッサージクリームとパーソナルカラーの一致した被験者の方が、一致しなかった被験者に比べ、ストレス軽減効果がはっきり現れたことは、被験者の心理状態と心地よく感じる香りは、パーソナルカラーと一致することが示唆された。
高齢女性の装いに対する意識とオシャレ感に適合したフレアパンツの提案 2011年 5月 日本家政学会第63回大会 高齢者施設入居の高齢女性に対し、衣服に関するアンケート調査を行ったところ、約9割は日常はパンツスタイルであった。また、約4割がおしゃれする時にスカートをはきたい回答し、多くの高齢女性は「スカート=おしゃれ」という感覚を持っていることが確認された。次に、腰部ニット切り替えのフレアパンツについて、切り替え部のみ異なるニット地を使用して4種類を比較した。高齢者に好まれたフレアパンツはタテ方向に伸びない、あるいは伸びにくいニット地であった。リウマチ患者では、ウエストゴム部の伸びにくいニット地は評価が低かったが、残りの3種類はいずれも好評であった。以上より、好まれる腰部ニット地は手指の症状により異なることが示唆された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)平林由果、青山喜久子、平岩暁子
車いす使用者のための拘束感を軽減したジーンズの提案 2011年 6月 日本繊維製品消費科学会2011年 年次大会 車いす使用者のための拘束感を軽減したジーンズの提案のため、座面に接する膝裏から臀部に掛けて伸縮性を有する生地で切り替えるリフォームを行った。本研究に用いたジーンズは、女性用の一般的なストレートスリムタイプとした(綿99%、ポリウレタン1%)。着装評価を大学生および車いす使用者に行ったところ、拘束感、不快感が改善されたと概ね好評であった。女子大学生を被験者として衣服圧を測定したところ、ジーンズをリフォームすることにより、座位姿勢による衣服圧の上昇を軽減できることが確かめられた。(衣服圧の測定・分析を担当)平岩暁子、平林由果、飯田信子、青山喜久子
リフォームジーンズ着用時の衣服圧と拘束感-車いす使用者を想定した座位姿勢における評価- 2011年11月 日本衣服学会第63回(平成23年度)年次大会 座位姿勢における拘束感を軽減した車いす使用者のためのリフォームジーンズの評価を衣服圧と拘束感から検討した。座面に接する膝裏から臀部に掛けて伸縮性の別布を用いて切り替えるリフォームを行った。切り替える別布として、ツーウェイ伸縮性デニム(織物)とツーウェイ伸縮性ニット(編物)、ヨコ伸縮性横編ニット(編物)の3種類の布を用いた。健康な若年女子を被験者とし、車いすに座った時の衣服圧と拘束感をリフォーム前のジーンズと比較した。その結果、リフォームジーンズは、いずれもリフォーム前に比べて衣服圧も拘束感も軽減されることがわかった。着心地においては、ツーウェイ伸縮性ニット(編物)が最もよい評価を得た。(衣服圧の測定・分析を担当)平岩暁子、平林由果、飯田信子、青山喜久子
女子大学生の化粧に対する意識 -なぜ化粧をするのか- 2012年11月 日本衣服学会第64回(平成24年度)年次大会 女子大学生190名を対象に化粧に関するアンケート調査を実施した。化粧品購入時に重視する項目分析から、デザイン重視型、使いやすさ重視型、両方重視型、無関心型の4つに分類して解析した。両方重視型は、いずれの項目も重視しているが、無関心型は色以外はあまり重視していない。デザイン重視型は、色、ブランド、容器のデザインを重視しており、使いやすさ重視型は、肌に優しいか、自分に合うか、使いやすさなどを重視していた。無関心型の人は化粧品に使う金額が高い人が多かったが、公的自己意識が低く、化粧品の品質や価格に対しても無頓着である可能性があるが、デザイン重視型と両方重視型は、他者からの評価態度に敏感であり、化粧行動にも影響していることが示唆された。
簡単に着脱できる胸当て付きエプロンの提案と耐洗濯性評価 2013年 5月 日本家政学会第65回大会 リウマチ患者は腕の可動域が狭く、後ろでひもを結ぶタイプのエプロンの着用は困難である。そこで、胸当て付きのクイックエプロンを考案し、その使用性を検討した。洗濯により寸法はわずかに小さくなったが、洗濯ネットを使用すると変化は小さくなった。洗濯ネット無で洗濯を繰り返すと、縫製部分の破れやほつれ、前板の破損が観察されたが、ネット有では破損は観察されなかった。以上より、洗濯ネットを利用することで前板とエプロンホルダーを取り出さずに洗濯が可能であり、リウマチ患者や高齢者など、指の力が弱い方にも負担なく使用可能であることが確認できた。(耐洗濯性の分析・評価を担当)平林由果、平岩暁子、青山喜久子
車いす使用者によるリフォームジーンズの着用評価 ~衣服圧と着用感~ 2013年 6月 日本繊維製品消費科学会2013年 年次大会 我々は、ジーンズの座面に接する膝裏から臀部に掛けて伸縮性を有する生地で切り替え、車いす使用者のための拘束感を軽減したジーンズを提案したが、今回は日頃、車いすを使用している4名を対象に着装評価および衣服圧測定を行った。ジーンズをリフォームすると、各部位の衣服圧が低下した。拘束感についても、概ね「少し拘束される」から「あまり拘束されない」へ変化し、全体的な快適感においても、「どちらでもない」から「快適」へ改善した。また、着脱時間は所要時間が半減した。また介助者からも、着脱時に膝やヒップで引っ掛からず、スムーズに引っ張り上げることができ、着脱介助の負担が軽減されると評価された。(衣服圧の測定・分析を担当)平岩暁子、平林由果、飯田信子、青山喜久子
車いす使用者のためのリフォームジーンズが着脱動作に及ぼす効果 2013年11月 日本衣服学会第65回(平成25年度)年次大会 ベッドに座った状態で着脱する車いすユーザーにとって、ジーンズはかたくて履きにくい。そこで、伸縮性の布地を用いてジーンズをリフォームし、着脱動作への影響を観察した。着衣時の所要時間は、ノーマルよりリフォームの方が早かった。着衣動作を比較した結果、ノーマルに比べてリフォームの方が足を入れる動作が早くスムーズであった。また、腰まで上げる際の頭の上下(Y軸方向)、左右(X軸方向)の揺れの幅はリフォームの方が小さく、回数も少なかった。この結果より、リフォームジーンズの方が、速く、軽い力で着用できるため、着脱介助も楽であることが確認できた。(衣服圧の測定、動作解析・分析を担当)平林由果、平岩暁子、飯田信子
上肢の動きを制限された人にも着脱しやすいエプロンの提案と検証 2014年 5月 日本家政学会第66回大会 加齢や障がいにより関節可動域が狭くなると、後ろで紐を結ぶタイプのエプロンは着脱できなくなる。上肢の動きを制限された人でも簡単に着脱できるエプロンホルダーを用いたワンタッチエプロンを提案した。着脱しやすさを検証するため、着脱時の筋肉への負担、着脱動作を解析し、一般エプロンと比較した。その結果、提案エプロンは、小さい動きで着脱でき、筋肉への負担も小さいことが確認できた。(実験及びデータ解析を主に担当)平林由果、平岩暁子
車いす使用者のためのリフォームジーンズの着脱動作の検証 ~筋電・動作解析より~ 2014年 6月 日本繊維製品消費科学会2014年 年次大会 車いす使用者にとって着脱しやすく着心地よいジーンズを提供するため、既製服を用いて手軽にリフォームできる方法を考案してきた。今回は、着脱動作に着目し、筋電と動作解析、および着用評価によりリフォームの効果を検討した。リフォーム前のジーンズに比較して、リフォームしたジーンズは、着脱時の筋肉への負担が少なく、着脱時のα波出現率も高かったことから、着脱動作によるストレスは少ないことが推測された。着脱時の身体の前後、左右の動きも小さく、ジーンズをリフォームすると、早く、楽に着脱できることが確かめられた。(動作解析・分析を担当)平岩暁子、平林由果、飯田信子、青山喜久子
就寝時の着衣に対する女子大学生の意識と着用実態 2014年 9月 日本家政学会中部支部第59回(平成26年度)大会 眠りの質には、就寝中の着衣も影響することが知られているが、最近の若者はパジャマなどの就寝用の衣服を着用しないという声を多く耳にするようになった。そこで、女子大学生の就寝時の着衣の実態を把握するため、夏季と冬季に寝衣に関するアンケート調査を実施した。就寝時に、夏季は約7割、冬季は約4割の学生が就寝用ではない服を着用していた。部屋着と区別してない学生が多かった。ファストファッション店の安価なルームウェアの品揃えの豊富さが一要因と考えられる。
香り付けしたTシャツが着心地に与える影響 2014年11月 日本衣服学会第66回(平成26年度)年次大会 香りの着心地への影響を確認するため、香りのミストを付けたTシャツを着用して歩行した際の皮膚温、発汗反応などを観察し、主観評価と関連付けて検討した。香り付けには、6種類の香りのミストから被験者に1つを選んでもらった。「香り無」よりも「香り有」の方が衣服内温度、衣服内湿度が低く維持され、涼しく感じていた。快適感は、「香り有」の方が、快適と感じる傾向にあった。これらの結果は、Tシャツに付けた香りが、着心地を良くする可能性を示唆している。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)佐橋那央子、内田有紀、平林由果
若年女性の香り付き商品に対する意識と嗜好性 2015年 5月 日本家政学会第67回大会 若年女性の香り付き商品に対する意識を探ることを目的としてアンケート調査を実施した。香りに興味がある人は,香り付き製品の使用頻度が高く,興味のない人は,使用頻度が低いことが明らかになった。香り付き商品の購入目的について,「リラックスしたい」「集中したい」など多くの項目において,香りに興味がある人の方が意識は高いことが分かった。また、衣服の流行を意識する人ほど香り製品の使用頻度が高い傾向にあった。嗜好性では,グレープフルーツなど柑橘の精油が好まれ,ローズマリーなど葉の精油は,ほとんどの人が嫌いと申告した。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)長谷博子、内田有紀、平林由果
厚底靴着用時の歩行について ~筋放電量と歩行姿勢の観察から~ 2015年 9月 日本家政学会中部支部第60回(平成27年度)大会 厚底靴の歩行への影響を明らかにするため、厚底靴を着用して歩行したときの筋肉への負担、歩行姿勢などを観察した。サンダルとサンダル型厚底靴を準備し、裸足をコントロールとして比較した。平らな道では厚底靴は筋放電量と心拍数が高く、生体への負担は大きかった。厚底靴着用時は、歩幅が小さく、歩行動作が小さくなり、足の軌道が不安定であった。またアンケート調査から、ほとんどの学生が厚底靴着用時に危険を感じた経験を持っていた。
におい刺激が発汗に及ぼす影響―グレープフルーツとイソ吉草酸の場合― 2015年11月 日本衣服学会第67回(平成27年度)年次大会 においの心理的・生理的効果を検討するため、快適環境でにおいを嗅いだ時のリラックス状態を観察する実験と暑い環境で更に騒音ストレスを負荷した状態において、においを嗅ぐことが生理反応にどのような影響を及ぼすか観察する実験を行った。α波出現率がグレープフルーツ(GF)負荷時の方が高かったことから、GFには、ストレスを緩和する効果があることが確かめられた。また、発汗量の多い被験者において、騒音負荷中のGFに発汗抑制効果が認められた。実験後、ほとんどの被験者がGFの方が騒音によるストレスや温熱的不快感を緩和したと感じたと評価したことから、GFにはストレス環境において不快感を緩和する何らかの効果があることが推測された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)佐橋那央子、内田有紀、平林由果、長谷博子、大西範和
オストメイトの衣生活の実態-アンケート調査による分析- 2015年11月 日本衣服学会第67回(平成27年度)年次大会 オストメイトの衣服に対する不満や要望を明らかにし、ファッション提案を行うことを目的として、アンケート調査を実施した。約9割は身だしなみに気を遣っており、ほとんどの方が外見を強く意識していることがわかった。オストメイトにより衣服に関して困ったことがあると回答したのは65%で、外出への不安と同じ割合であった。外出への不安を感じている人ほど、衣服に関しても困っていることが明らかになった。調査結果より、オストメイトの衣服として、素材は機能性に優れ、腹部を圧迫せずにゆとりを持った上で細身に見え、しかも、パウチ部分を覆い隠すようなデザインが求められていることがわかった。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)大橋杏香、平岩暁子、平林由果
生活の中の香りに対する意識調査 2016年 5月 日本家政学会第68回大会 生活の中の香りについて、香り付き商品の使用状況と香りに対する意識を探るため、10歳代以上の男女を対象にアンケート調査を実施した。有効回答数は996部で、男性27%、女性73%であった。衣服から香りがする方が好きと回答したのは、約8割であった。香りを好む程度が高いほど、香り付けを行うという関係が認められた。ファッションに気を遣っている人ほど、また流行を意識している人ほど、衣類への香り付けをしていた。自意識尺度の高い人ほど衣類や身体からの香りを好み、自分や他人、居住空間のにおいを気にする傾向が確認された。このことから、香りへの意識の高さは、自意識尺度の高さと関係していることが考えられる。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)長谷博子、丸山眞澄、佐橋那央子、平林由果
におい刺激に対する快・不快度が発汗反応に与える影響 2016年 6月 日本人間工学会第57回大会 香りには、リラックスや集中力を高めるなど様々な効果があると報告されている。本研究は、温熱的に快適な環境と暑熱環境に騒音ストレスを負荷した状態において、におい刺激に対する快・不快度が発汗反応にどのような影響を及ぼすのか検討を行った。実験に使用したにおい刺激は、嗜好テストにより快適なにおいとしてグレープフルーツ(GF)を選択し、不快なにおいはイソ吉草酸である。α波出現率はGF呈示時に高かった。発汗量の多い被験者では、実験後に聴取した主観申告において、ほとんどの被験者がGFの方が騒音によるストレスや温熱的不快感を緩和したと感じたと評価したことから、GFにはストレス環境において不快感を緩和する何らかの効果はあることが示唆された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)長谷博子、佐橋那央子、平林由果、内田有紀、大西範和
オストメイトのQOL向上のための衣服提案 2016年 6月 日本繊維製品消費科学会2016年 年次大会 オストメイトへの聞き取り調査を実施し、要望を反映した衣服提案を行い、その有用性を確認するためにモニター調査を実施した。①パンツは、伸縮性のある三角形のマチを両脇に追加してリフォームし、目立たないように同色のレースをマチの上から裾まで被せた。②タンクトップ一体型スカートとブラウスのセットとしたワンピース風ツーピースを提案した。③フォーマルウェアにも着用しやすいセミタイトスカートを提案した。ウェストベルトにはゴムを配し、パウチの膨らみのカバーと腹部への圧迫を軽減できるようにした。全ての提案服に対して、5割前後が「他のオストメイトに勧めたい」と回答した。今回の衣服提案では、腹部にゆとりがありながらすっきりしたシルエットを再現でき、オストメイトの要望に概ね対応できた。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)平岩暁子、大橋杏香、平林由果
香りのイメージと色の組み合わせに対する心理的・生理的反応 2016年 6月 第41回日本香粧品学会 香りのイメージと色の組み合わせによる調和・不調和が、人に与える心理的反応や生理的反応を検討した。香り刺激は、精油4種類(オレンジ、バニラ、ローズ、ユーカリ)を選択した。香りに対する調和色4種類とそれらと相対するトーンと色相から不調和色4種類を選択し、透明のガラス瓶に入れた。色刺激用のガラス瓶を提示すると同時に香りを提示した。臭気強度、快不快度、調和・不調和の度合いを被験者に評価させた。脳波と心電図からα波含有率と心拍数を算出した。調和・不調和と快不快度との間には正の相関がみられた。α波含有率は、オレンジとユーカリは不調和の方が、ローズは調和の方が多くなる傾向がみられた。同じ香り刺激であっても色刺激が不調和色のときには香りに対して不快側にシフトすることが分かった。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)長谷博子、丸山眞澄、佐橋那央子、平林由果
香りと色の調和・不調和に対する官能評価と生理的反応 2016年11月 日本衣服学会第68回(平成28年度)年次大会 香りと色の調和・不調和に対する官能評価と生理的反応を検討した。香り刺激として、オレンジ、バニラ、ローズ、ユーカリを選択した。香りに対する調和色と不調和色をそれぞれ選択し、透明のガラス瓶に入れたて呈示した。臭気強度、快不快度、調和・不調和の度合いを被験者に評価させた。α波含有率と心拍数を測定・算出した。オレンジとユーカリは不調和の方が、ローズは調和の方が、α波含有率が多くなる傾向がみられた。同じ香り刺激であっても色刺激が不調和色のときには香りに対して不快側にシフトすることから、香りと色が調和するか、しないかによって、快・不快感に影響することが確かめられた。ボトルの色が香りのイメージを変化させることが示唆された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)長谷博子、平林由果
若年女性の香りに対する意識と流行への関心度の関係 2017年 5月 日本家政学会第69回大会 (奈良女子大学) 若年女性の香り付き商品の使用実態を調査し、香りに対する意識と流行への関心度との関係を明らかにすることを目的とする。調査内容は、衣服の購買行動、流行に対する関心度、香り商品への意識と使用実態、公的自意識である。これらの要素を分析し、若年女性の香りに対する意識と流行への関心度や公的自意識との関係を検討した。本調査の結果から、香りもファッションアイテムの一つになっていると考えられる。(調査および解析を担当)長谷博子、丸山眞澄、平林由果
香りと色の組み合わせが生理・心理反応に及ぼす影響 2017年 6月 日本繊維製品消費科学会2017年 年次大会 (京都女子大学) 香り刺激と色刺激を組み合わせて、生体へ及ぼす影響を検討した。実験には4種類の香りを選定した。25℃、50%RHの人工気候室で、被験者前方の壁面に高齢者施設の写真を掲示し、写真下部に重ねて布を設置した。香り刺激は、2分30秒とした。色刺激は、それぞれの香りの調和色と不調和色のどちらかの布を呈示した。心電図と脳波、色と香りの調和度、快・不快度を比較した香りを呈示する際に、その香りに調和した色を同時に呈示することで、オレンジとローズマリーにおいては、香りの効果を高める可能性が示唆された。(主に解析を担当)平林由果、長谷博子、丸山眞澄
香りと色の調和度が入浴効果に与える影響 2017年 6月 日本人間工学会第58回大会 (日本大学) 入浴剤の香りと色の調和が入浴効果にどのような影響を与えるかを検証した。入浴剤として重曹とクエン酸を2:1の割合で混ぜ、ゆずの精油0.005%を添加した。被験者は、若年女性10名で、18℃、50%RHの人工気候室で、39℃のお湯に左腕を入れた。実験条件は、さら湯、ゆず湯(黄)、ゆず湯(青)3条件とした。皮膚温、心拍数、脳波(α波含有率)、唾液アミラーゼ、主観申告、気分プロフィール検査(POMS2)を比較した。香りと色が調和している黄色の方が入浴の効果を保つことができた。香りだけでなく入浴剤の色もリラックス効果に影響することが示唆された。(主に解析を担当)長谷博子、平林由果
香りと色の組み合わせがイメージ評価と生理反応に与える影響 2017年 8月 第30 回におい・かおり環境学会 (文京学院大学) 介護者を想定して、若年女性に対し香りと色を同時に提示し、イメージ評価と生理反応の測定を行った。被験者は若年女性7名とし、室温25℃,50%RHで香り刺激と色刺激を行ったときに生理反応を観察した。色刺激は香りに対する調和色と不調和色のどちらかの布を香りと同時に提示した.生理反応は、心電図と脳波(C3, CZ, C4)を連続的に測定した。主観評価は,臭気強度、香りと色の調和度、香りと色の快・不快度を申告させた。本研究より、香りと色を組み合わせにおいて、オレンジとローズマリーに調和色を提示することにより、香りの効果を高めることが示唆された。(主に解析を担当)長谷博子、平林由果、丸山眞澄
顔の構成要素による人の印象分析とカラーイメージ 2017年 9月 第22 回日本顔学会大会 フォーラム顔学2017 (関西学院大学) 若年女性74名の素顔を正面から撮影し、パーツの長さなど21項目を計測した。顔の構成要素から4グループに分類した。各グループから2サンプルを選択し、10名の被験者に顔の印象を評価させた。顔の構成要素による印象は、「直線顔」,「曲線顔」,「はっきり顔」,「ぼんやり顔」の4つに分類された。評価結果より、「直線顔」は寒色・濁色、「曲線顔」は暖色・清色、「はっきり顔」は清色、「ぼんやり顔」は濁色が似合うことが示唆された。顔の構成要素から人の印象分析することにより、似合うカラーイメージを見出すことができた。本研究により、個性を生かしたファッションを提案することの可能性を見出した。(主に解析を担当)長谷博子、丸山眞澄、平林由果
女子大学生を対象とした厚底靴の実態と意識調査 2017年10月 日本衣服学会第69回(平成29年度)年次大会 (東北福祉大学) 女子大学生92名を対象に、靴に関するアンケート調査を行った。靴を購入する際は、「形やデザイン」、「色」、「手持ちの服との相性」ことが分かった。靴を履いていて経験したトラブルでは、「つまずいた」「転んだ」「捻挫した」の順に多く、トラブルが多かったのは、ハイヒールの厚底サンダルであった。また、厚底靴を履いている学生は、非所持の学生に比べ、厚底靴を肯定的に捉えていることが確認できた。さらに、厚底靴所持者は、その危険性を認識しながらもファッション性を優先して履き続けているという実態が明らかとなった。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)内田有紀、平林由果
情報提示が「におい」の印象評価に及ぼす影響 2018年 5月 日本家政学会第70回大会(日本女子大学) 若年女性48名に、6種類のにおいと同時にポジティブまたはネガティブ情報を付与し、印象を評価させた。コーヒー、ローズ精油、柔軟剤は、ポジティブ情報では快適、ネガティブ情報では不快と申告した。においに対する快・不快度は、イソ吉草酸は、どちらの情報でも不快、香水は快適であった。すべてのにおいにおいて、ネガティブ情報を与えると申告が不快側に移行し、においに対する印象に影響を及ぼすことが確かめられた。また、多くの項目でポジティブ情報を付与するとポジティブな印象に、ネガティブ情報を付与するとネガティブな印象に傾く傾向がみられた。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)長谷博子、平林由果
NCS 色空間におけるファッションを想定した配色調和の分析 2018年 6月 日本色彩学会第49 回全国大会[大阪]’18(大阪市立大学) 属性を明確にした3 色配色を作成し、調和と好みの配色パターンについて二肢選択法で調査した結果、調和していると多くの人が選択した配色は、イエロービューまたは、ブルービューのどちらかの属性で3 色全てが構成されていた。イエロービューに関しては、同じビュー内で構成されている且つ、清色領域内、濁色領域内で構成された配色を多くの人は調和している配色として選択した。本調査結果より、ファッションを想定した配色における調和は、統一感が求められるが、嗜好においては、配色に変化を求める傾向が強いことが示唆された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)丸山眞澄、平林由果、乾 宏子、市場丈規
女子大学生の靴に対する意識調査 -靴選びに関するリーフレット配付の効果- 2018年 6月 日本繊維製品消費科学会2018年度 年次大会(金城学院大学) 学生は自分の足のサイズにフィットしない靴を履いているため、足に悩みを抱えていると推測される。正しいサイズを知ることで、足のトラブルや悩みは軽減されると考えられる。そこで、足と靴のサイズ,靴選びのポイントを紹介したリーフレットを作成し、学生に配付した。リーフレットは、サイズの選び方や正しい試着の仕方などの情報を学生に伝え、靴に対する意識を高める効果があった。
入浴剤の香りと色の組み合わせによる入浴効果 2018年 8月 第31回におい・かおり環境学会(千葉工業大学) 入浴剤の香りと色の調和が入浴効果にどのような影響を与えるかを検証するため、入浴剤(香り:ゆず,色:黄色・青色)を用いて入浴効果を観察したところ、香りと色が調和している黄色の方が入浴の効果を保つことができることが分かった。本研究結果より、香りだけでなく入浴剤の色もリラックス効果に影響することが示唆された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)長谷博子、平林由果
厚底靴が歩行に及ぼす影響 2018年12月 日本衣服学会第70回(平成30年度)年次大会(京都教育大学) 厚底靴は「歩きにくい」「疲れやすい」と申告された。厚底靴を着用すると、足の筋肉を上手に使って歩くことができず、上半身の筋肉でバランスをとるような不安定な歩き方になると考えられる。その結果、疲れやストレスを感じることから、長時間歩行には適さない靴であるといえる。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)内田有紀、平林由果
女子大学生の化粧意識と購買行動 2019年 5月 日本家政学会第71回大会(四国大学) 若年女性の化粧に対する意識と実態を把握するため、女子大学生を対象にアンケート調査を実施した。8割は化粧が好きで、その9割は外出時に化粧をするが、化粧が好きではない人でも6割が化粧をしていた。1ヶ月の化粧品購入金額は、3000円以下であり、ほとんどがドラッグストアで購入していたが、アイテムにより購入金額や場所が異なることが分かった。また、学生の多くは、化粧をすることにより、前向きな気分になるなどよい印象を持っていることが確認された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)長谷博子、丸山眞澄、平林由果
暑熱環境における作業者の快適性に及ぼす手袋の影響 2019年 6月 日本繊維製品消費科学会2019年度 年次大会(奈良女子大学) 暑熱環境用作業用手袋(クールタイプ)と厚さや構造が同じノーマルタイプの快適性を比較するため、着用実験を実施した。クールよりノーマルの方が発汗量は多い傾向が認められた。手袋内温湿度では、手背の温湿度と手掌の湿度は、クールよりノーマルの高くなる傾向にあった。全身の快適感は、ノーマルの方が不快と感じていた。以上より、クールの作業用手袋の方が、手背からの熱・水蒸気の拡散が大きく、全身の不快感が緩和され、作業者の快適性を向上させたと推察される。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)平林由果、清水美玖
ポジティブ・ネガティブな言語情報がにおいの印象評価に与える影響 2019年 8月 第32回におい・かおり環境学会(立命館大学) 被験者が生活の中で嗅いだことがあると予想される「におい」と同時に「ポジティブ」または「ネガティブ」な情報を示したときの印象評価を比較検討した。ネガティブな情報を与えると申告が不快側 に移行し、においに対する印象にも影響することが確かめられた。経験したことのあるにおいであっても、目の前の情報により評価が左右されることが示唆された。共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)長谷博子、平林由果
厚底靴の歩容について 2019年11月 日本衣服学会第71回(令和元年度)年次大会 厚底靴は、踵接地ができず不安定で、足関節の背屈、底屈ができないため、不安定な歩行になる。そのため、上半身でバランスを取って前傾姿勢で歩行していると考えられ、疲労にもつながると推測される。その結果、歩行中にトラブルを発生する危険性が高く、階段や坂で注意して歩行することで怪我のリスクは減少できると思われる。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)内田有紀、平林由果
好みの香りがVDT作業に及ぼす影響 2020年 5月 日本家政学会第72回大会 (高崎健康福祉大学) (紙面開催) 若年女性を被験者とし、VDT作業時に香りを付与して、主観評価(臭気強度,快・不快度,疲労度等)、唾液アミラーゼ,心電図,脳波を観察した。香りは、被験者が好んだ精油ブレンドを使用した。疲労度、ねむけ感は香りによりやや軽減された。唾液アミラーゼは減少傾向にあった。香りを付与した方が入力数は多く、エラー率は少ない傾向がみられた。以上より、VDT作業時に好きな香りを嗅ぐことで疲労が軽減され、作業効率も向上することが示唆された。(共同研究につき本人の担当部分抽出不可能)長谷博子、平林由果
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事典

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
「家政学用語辞典」 共著 1993年12月 (社)日本家政学会編 朝倉書店 「衣服気候」、「日内リズム」、「発汗」を担当執筆。杉田浩一、阿部幸子、平林由果他 総著者数553名
「家政学事典」 共著 2004年 7月 (社)日本家政学会編 朝倉書店 「スポーツウェア」(P.712)を担当執筆。片山倫子、平林由果他 総著者数580名
「人間科学の百科事典」 共著 2015年 1月 日本生理人類学会編 丸善出版 7.ヒトの営み「歩行」 担当執筆 P398〜P399 勝浦哲夫、平林由果他 総著者数129名
「衣服の百科事典」 共著 2015年 4月 日本家政学会編 丸善出版 14.衣服と健康「おしゃれと健康」 担当執筆 P386〜P387 大塚美智子、平林由果他 総著者数123名
「被服学事典」 共著 2016年10月 日本家政学会編 朝倉書店 4.3.2.f.履物の快適性と健康 担当執筆 P418〜P419 牛腸ヒロミ、平林由果他
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講演

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
からだにやさしい夏の衣服とは 単著 1999年 3月 「平成10年度科学研究費補助金研究成果公開促進費」による公開講座 『衣服と健康の科学、最前線』 夏季には、どのような被服を着用すれば快適に過ごせるかについて解説した。高温時の体温調節反応は主に汗の蒸発に依存している。従って、汗をスムーズに被服表面に移動させ、早く蒸発させることが大切である。そのためには、吸湿性、吸水性、透湿性、通気性などの熱・水分移動特性に優れた素材を用い、熱・水分移動を妨げないデザインの衣服を着用するのがよい。
スポーツウェア(生理的機能性からみた) 単著 2003年 3月 日本家政学会被服衛生学部会第4回公開講座(神戸) 『衣服と健康の科学、最前線』-21世紀の健康衣生活を求めて- 快適なスポーツウェアについて、生理機能性の面から解説した。身体からの熱放散の手段は環境条件により異なるため、環境条件別に分類してスポーツウェアの条件を考察した。スポーツ時には必ず汗を伴うが、激しいスポーツ時には汗を吸収する素材はかえって皮膚にまとわりつき動きを妨げる。従って、多量発汗時のスポーツウェアには、吸湿性よりもむしろ通気性が要求されることもあることを指摘した。
夏にやさしい衣服 単著 2006年 8月 第14回日本発汗学会総会(名古屋)市民公開講座 人体表面からは常に熱が放散されている。また、暑くなると汗をかく。夏にやさしい衣服とは、外部からの熱線を反射・吸収して遮断し、人体からの熱放散を妨げない、汗の蒸発を妨げないような衣服である。具体的には、熱や水分を通しやすい素材を用い、皮膚の露出面積は大きくする。また、開口部(えり開き)が大きく、衣服内の換気を促進するようなデザインが望ましい。したがって、ネクタイをはずして開襟するクールビズは熱放散に効果的である。
履物による生理的負担~ミュール型サンダルと運動靴の比較~ 単著 2007年 4月 第33回快適性を考えるシンポジウム-皮膚の科学と肌着、靴・靴下-(社)日本繊維製品消費科学会主催(兵庫) ミュール型サンダルの着用による生理的負担を解明するため、運動靴とヒール形状の異なる3種類のミュールで歩行実験を実施した。足圧分布、筋放電量の解析から、運動靴に比べて、ミュールは、歩幅が狭く、心拍数は高く、筋緊張も強く、小股で膝を持ち上げてはおろすという不安定な歩行であることが確認された。
女子大学生におけるおしゃれの心理的・生理的効果-感覚評価尺度とストレスホルモンからの検討- 共著 2008年 9月 第25回被服心理学夏季セミナー おしゃれに関する3つのワークショップ(A:お気に入りファッションを着る、B:パーソナルカラーを診断する、C:ネイルケアを施す)を実施し、前後のアンケートから心理状態の変化を観察するとともに、唾液中のストレスホルモン分泌量の分析からストレスの状態を評価した。気に入った服を着ることがストレスを緩和し、心も体も元気にする可能性を示唆していると考えられる。また、カラー診断により被験者のストレスが緩和されたと推測される。つまり、人から高い評価を受けることは、気分を高揚させ、ストレスを軽減させると言える。さらに、ネイルケア施術により、ストレスが軽減し、肯定的気分が向上することが確かめられた。(実験及びデータ解析を主に担当)平林由果、渡辺澄子
大丈夫?あなたの靴選び-サイズに合った靴を履いていますか?- 単著 2009年 7月 放送大学愛知学習センター第17回公開講演会 歩くとき、身体を支えるのは履物である。もし、合わない靴を履いていたら、足に弊害をもたらすだけでなく身体全体にも影響を及ぼす可能性がある。また、足を美しく見せるヒール靴を履くと歩き方が変わる。今回は、履物による歩行の違いについて、足底にかかる圧力分布や筋肉への負担などの点から分析した結果を解説する。また、足に合った靴選びをするためには、自分の足の特徴を知っておく必要がある。そこで、足のサイズ測定法、靴選びについても述べる。
あきらめずにおしゃれを楽しもう! 単著 2012年 4月 第49回 愛知支部大会「明日に希望をもって」(公)日本リウマチ友の会愛知支部 リウマチで関節が動きにくくなると衣服の着脱が困難になり、おしゃれをあきらめる人が多い。リウマチ症状が進むほど、衣服に対する不満は増す。一方、おしゃれは、高揚感を高め、人を元気にする。衣服を着脱しやすくする方法には、いろいろある。リフォームや留め具などの工夫の仕方を紹介した。ちょっとした工夫によって、楽に着ることができるようになる。リウマチだからと、おしゃれをあきらめないでほしい。おしゃれを楽しんで、元気に生活しょう。
おしゃれが心身の高揚効果に及ぼす影響  -唾液中のストレスホルモン分析による検討- 単著 2012年 4月 第43回 快適性を考えるシンポジウム(社)日本繊維製品消費科学会  おしゃれによるストレス軽減効果を確かめるために、唾液中のストレスホルモン濃度の変化を調べた。おしゃれ時の心理状態の変化を「服装によって生起する感情状態尺度」を用いて評価し、感情変化と生理変化を比較検討した。その結果、気に入った服装をすること、自分に似合うカラーを診断してもらい認識すること、ハンドマッサージを含むネイルケアをしてもらうことなど、おしゃれをする行為において、否定的気分が低下し、肯定的気分が高まることが確認できた。同時にストレスホルモンの分泌量が少なくなっており、おしゃれのストレス緩和効果を証明することができた。
「おしゃれ支援活動について」~あきらめずにおしゃれを 単著 2013年 8月 (一社)日本家政学会 色彩・意匠学部会 平成25年度公開講演会「機能性、色彩とデザインそして表現へ」 高齢や障がいで着脱が困難になると、おしゃれをあきらめてしまう人が多い。衣服の留め具を変更したり、明き位置を変えたりと、ちょっとした工夫によって、楽に着ることができるようになる。我々の衣服支援活動である「金城学院ファッション工房」の活動について、成り立ちから、現在の活動や問題点について紹介した。是非、他の大学でもこのような取組が行われ、全国ネットワークで支援活動ができるようになることを期待したい。
おしゃれを楽しんで生き生きと!~誰にも使いやすい、着やすいデザインとは?~ 単著 2013年12月 守山区人権尊重のまちづくり事業講演会 ユニバーサルデザインとは、できるだけ多くの人にとって使いやすくデザインすることを言う。その背景にある考え方をわかりやすく解説し、暮らしの中にあるユニバーサルデザインを一緒に考える。高齢や障がいで服の着脱が困難になると、おしゃれをあきらめがちですが、ちょっとした工夫で着脱しやすくなり、おしゃれを楽しむことができる。
おしゃれを気軽に楽しもう! ~ちょっとおしゃれして、楽しく外出しませんか~ 単著 2014年 7月 守山区給食ボランティア研修会 一人暮らし高齢者と関わることが多い給食ボランティアが「おしゃれ」に関する知識を持ち、お弁当の配達時に利用者との会話でおしゃれに関心をもたせるために、またボランティア自身が「おしゃれ」になることで訪問時の印象をよくする一助となるための研修会。似合う色を取り入れておしゃれの楽しむためにパーソナルカラーについて解説した。また、障がいや病気の方も一緒におしゃれを楽しむことのできる着脱しやすい衣服の工夫について紹介した。
おしゃれを楽しんで健康に -誰もがおしゃれできる環境づくりの必要性とファッション工房の取り組み- 単著 2014年11月 (一社)被服衛生学部会 公開講座 衣服と健康の科学、最前線 -健康を支える衣生活- おしゃれをすることは、精神的な喜び、高揚感をもたらし、健康な生活の実現、生活の質の向上につながる。介護の分野においても化粧や衣服によるポジティブケアが取り入れられている。おしゃれして外出することで要介護高齢者の増加抑制にも寄与できると考えられる。本学では、金城学院ファッション工房を立ち上げ、高齢者や障害者のおしゃれ支援活動を行っている。支援者の増加、支援者と依頼者をつなげること、支援者同士の情報交換などのためのネットワークづくりが課題である。
装いが心身の健康に及ぼす効果 -感情評価尺度・ストレスホルモン分析より- 単著 2016年 8月 第35回被服衛生学セミナー (一社)被服衛生学部会主催(京都) 感情評価尺度を用いて感情状態を評価すると同時に、唾液中のストレスホルモン濃度からストレス度合いを評価することで、装いの心身の健康へ及ぼす効果を検証した。いずれのワークショップにおいても肯定的感情状態が高まり、ストレスホルモンが低下した。これらの結果は、おしゃれを楽しむことがストレスを緩和し、免疫力を高めて身体を活性化する可能性があることを示唆している。誰もが生活の中で装いを楽しむことは、健康で明るく豊かな社会の実現につながると考えられる。
利用者主体のファッション支援 ―誰もがおしゃれを楽しむために― 単著 2017年 9月 (一社)日本家政学会 第2回夏季セミナー ファッションは人の生活を豊かにする重要な要素である。加齢や障がいで身体機能が低下し、関節可動域が制限されると、着脱が困難などの理由で好みの服を着ることができない。ファッション支援が必要とされており、支援にあたっては、利用者の要望を正確に把握し、それに応えることが大切である。金城学院ファッション工房では、障がいのある方の衣服のリフォームや製作を行ってきた。しかし、このような少数のニーズに対応できるシステムは確立されていないのが現状である。
快適な暮らしの科学着ごこち・住みごこち・履きごこち ①着ごこち と 住みごこちー衣服と住まいの工夫ー 単著 2018年 5月 平成30年度 前期 岩倉市生涯学習講座 健康で快適な生活を送るために、衣生活・住生活を工夫しましょう。人間は、環境変化に対応する適応能力を持っています。しかし、厳しい自然環境に対しては、衣服や住居などを駆使する必要があります。健康で快適な生活のために、暑さ・寒さに対処する衣生活・住生活の工夫について解説します。
快適な暮らしの科学着ごこち・住みごこち・履きごこち ②履きごこち 大切なー大切な 靴選びと健康 ー 単著 2018年 6月 平成30年度 前期 岩倉市生涯学習講座 あなたの足のサイズ・特徴を知り、足に合った靴選びをしましょう。歩くとき、身体を支えるのは靴です。もし、合わない靴を履いていたら、足に弊害をもたらすだけでなく身体全体にも影響を及ぼす可能性があります。また、足に合った靴選びをするためには、自分の足の特徴を知っておく必要があります。足のサイズ、測定法、靴選びについて解説します。
気に入った服を着ておしゃれを楽しむ  ~ファッションの工夫~ 単著 2018年 7月 平成30年前期なごや福祉用具プラザ主催 家族介護者教室 おしゃれをすると元気になる。加齢や障がいで身体機能が低下し、関節可動域が制限されると、着脱が困難などの理由で好みの服を着ることができない。金城学院ファッション工房では、障がいのある方の衣服のリフォームや製作を行ってきた。その事例を紹介する。
暑さ・寒さと快適性 単著 2018年 9月 一宮市消費生活講座 日本では、四季折々に変化する気候のもと生活しています。そのような中、より夏を涼しく、冬を暖かく快適に過ごすには、どのような工夫をするとよいのでしょうか。衣服や住まいにスポットをあて、心地よい生活を送るヒントを見つけませんか。健康で快適な生活のために、暑さ・寒さに対処する衣生活・住生活の工夫について解説します。
着やすく動きやすい衣服について考える -おしゃれして輝く- 単著 2019年12月 第8回生活科学系コンソーシアムシンポジウム「まとうことについて考える」 おしゃれをすることは人間にとっての楽しみであり、精神的な喜びや高揚感をもたらす。誰もが生活の中で装いを楽しむことは、健康で明るく豊かな社会の実現につながると考えられる。しかし、加齢や障害で着脱に時間が掛かるようになると、おしゃれをあきらめてしまうことが多い。ちょっとした工夫で衣服の着脱が楽になり、おしゃれを楽しむことが可能になることをもっと広く知ってもらいたい。
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解説

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
暑熱環境におけるヒトの体温調節反応と衣服 単著 2004年 3月 Cellulose Communications, Vol.11,No 1 セルロース学会 衣服は暑さ寒さをしのぎ、人間が本来もっている体温調節反応を補助する役割を果たしている。暑熱時、運動時に衣服に要求される性能について、温熱生理学の立場から解説した。
高齢者とおしゃれ 単著 2020年10月 日本衣服学会誌 64巻1号 1-7 おしゃれをすることは人間にとっての楽しみであり、精神的な喜びや高揚感をもたらし、人に活力を与える。高齢者にとって、おしゃれは生活に潤いと楽しさを与え、しだいに縮小していく生活の行動範囲になかで、最後まで自分らしくあろうとする行為の一つである。少しの工夫で衣服の着脱が楽になり、おしゃれを楽しむ可能性が広がる。日本衣服学会は支援者を育てるための講演会などを積極的に実施している。
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