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フリガナキタオリ ミツタカ
ローマ字KITAORI Mitsutaka
氏名北折 充隆
メールkitaori@kinjo-u.ac.jp
学位博士(教育心理学) 
所属人間科学部 / 多元心理学科
職名教授
所属学会日本社会心理学会 日本グループ・ダイナミックス学会 日本交通心理学会 
専門分野心理学 教育学 法学   
研究課題社会規範からの逸脱行動に関する研究 道路交通法に関する心理学的研究 裁判の量刑判断に関する研究 

学会及び社会における活動等

開始年月 活動内容 終了年月
2015年 4月 日本グループ・ダイナミックス学会 常任理事 2017年 3月迄
2017年 4月 日本交通心理学会 運営委員 2020年 3月迄
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受賞歴

該当データはありません

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著書

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
「社会規範からの逸脱行動に関する心理学的研究」 単著 2007年11月 風間書房 本研究は、これまで行ってきた研究をまとめ、研究専門書として公刊した。5つの章で構成され、まず第1章では社会規範ついて先人が行ってきた研究のレビューを行い、記述的規範と命令的規範の2側面について言及し、本研究の目的を提示した。第2章では、命令的規範と記述的規範が、どのように行動判断に影響するのかについて観察検討を行った。第3章では、記述的規範に影響される個人差に着目し、第4章では逸脱行動の抑止について、現時点で得られているいくつかの成果をまとめた。そして第5章では、本論文で得られた知見を総括し、記述的規範の行動判断に対する影響を考慮することの重要性を確認し、今後の方向性や検討課題などを展望した。(P1〜P148)総頁数148頁
社会心理学事典 共著 2009年 6月 丸善 対人的影響における「社会的規範」について用語について解説・執筆をした。まず社会規範が成立する用件について概観し、社会規範が成立・機能する条件を説明した。次に逸脱行動とは何かについて説明し、具体的な実験例も含めて解説した。(P230〜231)(北折充隆・吉田俊和他約200名)総頁数684頁
社会的迷惑の心理学 共著 2009年 9月 ナカニシヤ出版 行為者が意図するか意図しないかにかかわらず、当該本人が影響を及ぼし、多くの人に不快感を与える迷惑行為について、各専門領域の研究者が一冊にまとめた編著(P149〜164)。(吉田俊和・斉藤和志・北折充隆)総頁数189頁
吉田俊和・元吉忠寛(編) 体験で学ぶ社会心理学 共著 2010年 3月 ナカニシヤ出版 多数派に流される判断、ステレオタイプ的なものの見方など、社会心理学で説明できる人間行動を、身をもって体験しながら楽しく学ぶ。いかに社会規範やまわりの人間関係にとらわれているかを理解し、視野を広げるべく作成した実践書。(Pp.132-135.)(北折充隆・野田理世他 総著者数26名)総頁数196頁
自分で作る調査マニュアル 単著 2012年 4月 ナカニシヤ出版 質問紙調査に必要な統計の解説は、数式を多用するため読み進めることが難しい。このため、読者が空欄に書き込みながら理解を深めていくよう工夫し、調査のマニュアルとして活用できるよう、心理統計について解説した。総頁数 184頁
迷惑行為はなぜなくならないのか -「迷惑学」から見た日本社会- 単著 2013年11月 光文社新書 本書は、これまでの研究成果を社会一般に広く問うべく、専門書ではなく一般書として、迷惑行為についてまとめた。専門的な統計解析ではなく、広く迷惑行為とは何かについて、哲学的な問いや社会一般の事象などを含め、わかりやすく解説した。204頁
自ら挑戦する社会心理学 共著 2014年12月 保育出版社 人にプラスになるような「やさしい」援助行動を,科学者の目で見る形で説明した。人に攻撃を与え,迷惑をかけ,いじめをするマイナスについても,いけないことの一言で終わらせる前に,その原因を知り,効果的な対処法を学ぶ為の方略について解説した。(第10章2節・3節の6ページを担当) 土肥伊都子編(Pp.125-132.)
ルールを守る心 -逸脱と迷惑の社会心理学- 単著 2017年 9月 サイエンス社 本書は、ルールと逸脱、迷惑行為の概念を整理しながら、それぞれの切り口から行われている研究を紹介するため、裏打ちとなる心理学のデータを示すことで、より深い理解を目指した。第一章では社会的迷惑行為について、第二章では社会規範からの逸脱行為についてまとめた。第三章では、「物事を、色々な切り口から考えましょう」ということについて、多面的に論じた。その上で第四章は、これまでの知見を踏まえた応用として、逸脱行動や迷惑行為の抑止策について、またそれにつながる迷惑教育について、色々な研究・実践例を踏まえながら説明した。第五章では、これまで行われてきた研究を例に、研究手法や心理学的研究を取り巻く諸問題についてまとめ、第六章は総まとめとして、知見を踏まえて“考える”ことについて言及した。 243頁
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学術論文

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
「社会規範からの逸脱傾向類型化の試みと逸脱行動生起における個人内メカニズム」 単著 1997年 3月 名古屋大学教育心理学論集26 社会規範からの逸脱行動が何によって逸脱と規定されるのかについて、これまでの社会心理学研究における社会規範の定義を元にまとめた。その上で、逸脱行動に至るまでの認知プロセスに関するモデルの構築を試み、関連概念である没個性化状況と同調行動に関するレビューを行った。最後に、修士論文での目的と検討課題を述べ、何を明らかにしたいのかについて展望した。(P1〜P7)
「社会規範からの逸脱行動に対する違反抑止メッセージの効果に関する研究-禁止メッセージの提示方略に着目して-」 単著 1998年 9月 名古屋大学教育学部紀要(心理学)第45巻 社会規範からの逸脱行動を抑止するために作成された、以下の5種類のメッセージについて、目にしたときにどういう印象を受けるのかを調査した。1)駐車を控えて下さい<お願い>。2)駐車禁止<普通の禁止>。3)駐車厳禁、ここに止めるな<命令、強い禁止>。4)通行の邪魔になるので、ここに車を停めないで下さい<被害提示>。5)ここに駐車した場合、警察に通報します。車を停めないで下さい<制裁提示>。その結果、被害を提示したメッセージが罪悪感を高め、禁止を妥当であると評価させることが明らかとなった。(P65〜P74)
「歩行者の交差点における信号無視行動とその態度との関連について-公的・私的自己意識も踏まえて-」 単著 1999年 9月 名古屋大学教育学部紀要(心理学)第46巻 北折・吉田(1997)の分類による、以下の歩行者類型間の態度を調査した。1)周囲の他者に関係なく信号無視をする確信犯。2)周囲の他者が止まっていれば自分も止まるような状況型。3)周囲がいかなる行動をとっても、信号に従う遵守者。調査は場面推定法を用いて実施され、①確信犯は信号を軽視している。②確信犯は遵守者と比較して、自分は事故に遭わないと思いこんでいる。③公的・私的自己意識と、歩行者タイプ間には、特に関連は見出されなかった。これらは3つの類型の妥当性を示すものであった。(P197〜P204)
「社会的迷惑に関する研究(1)」 共著 1999年 9月 名古屋大学教育学部紀要(心理学)第46巻 本研究では社会的迷惑に関する二つの研究を実施した。研究Ⅰでは社会的迷惑行為に対する個人の認知構造、迷惑度の自己認知と他者認知とのズレ、迷惑認知と個人特性との関連について検討した。また研究Ⅱでは、社会的考慮や社会的認知と逸脱行動に対する対処方略との関連を検討した。その結果、社会的事象への関心が薄い人は、逸脱的迷惑行為などを迷惑だと感じない傾向が見出された。また、迷惑行為に対する許容度と対処方略との間に明白な関連が見られたが、世代間によるばらつきがあることも明らかとなった。(P53〜P73)(共同研究につき、本人担当部分抽出不可能)吉田俊和、安藤直樹、元吉忠寛、藤田達雄、廣岡秀一、斎藤和志、森久美子、石田靖彦、北折充隆
「歩行者の信号無視と交差点の認知バイアスとの関連について-主観的評価と推定認知の観点から-」 単著 2000年 3月 日本交通心理学会交通心理学研究第15巻1号 歩行者の行動判断に関連する認知バイアスについて、主観的評価(この交差点は長いと思う)と実測値の推定認知(この信号は40秒位だと思う)の二つに着目した。Osmanの3つの行動類型と性差を独立変数とし、交差点の環境要因に関する認知バイアスを測定した。その結果1)首唱者は主観的評価全般において逸脱志向的に評価していた。2)実測値の推定認知は、車両通行量に傾向差が見られ、主観的評価とは負の相関が見出された。(P1〜P7)
「違反抑止メッセージが社会規範からの逸脱行動におよぼす影響について-大学構内の自転車の駐輪違反に着目したフィールド実験-」 共著 2000年 7月 日本グループ・ダイナミックス学会実験社会心理学研究第40巻1号 5つの違反抑止メッセージの効果を検討した。1)駐輪禁止。2)駐輪厳禁。3)後の人も続くので自転車を止めないで下さい。4)通行の邪魔です。ここに自転車を止めないで下さい。5)駐輪違反を見つけ次第撤去します。本研究では大学内での駐輪違反に着目し、3つの実験を行った。実験1では看板を立てただけであったため、誰も駐輪しなかった。実験2では、初めに1−2台の自転車を駐輪させておいた所、制裁提示に抑止効果が見られた。実験3では5台の自転車を置いたが、制裁の効果がなくなり、全てのメッセージで約半数が、別の場所に自転車を移動させた。修士論文を加筆・修正したものである。(P28〜P37)北折充隆、吉田俊和
「社会的迷惑に関する研究(3)-社会考慮・信頼感による人の分類と社会認識・迷惑対処方略の関連-」 共著 2000年 9月 名古屋大学教育発達科学研究科紀要(心理学)第47巻 本研究は,社会考慮と社会認識、および一般的な人々に対する信頼感との関連を検討し、それが社会的迷惑の認知や,対処方略を考えたりする上でどう影響するのかを検討した。その結果、特に社会考慮の高低が、対処方略を決定する因子として強く影響し、社会考慮が高い人で、信頼感が高い人は逸脱行動に対して共生的な対処方略を、低い人は規制的な対処方略を採ることが明らかとなった。しかし社会考慮が低い場合、信頼感の高低と対処方略の間に関連は見いだせず、自分が何をやっても社会は変わらないと言った、虚無的な社会認識を持っていることが明らかとなった。(P35〜P45)(共同研究につき、本人担当部分抽出不可能)吉田俊和、元吉忠寛、北折充隆
「社会規範とは何か-当為と所在に関するレビュー-」 単著 2000年 9月 名古屋大学教育発達科学研究科紀要(心理学)第47巻 社会規範の中心概念をなす所在と当為について、以下の点に関するレビューを行った。1)規範の所在は外在する行動期待なのか、内在化された行動抑制にあるのか。2)当為とは何に依拠するのか、なぜ“〜すべきだ”と感じるのか。レビューの結果、規範の所在は外在化された基準にあるが、行動判断には内在化が不可欠であると結論した。当為については、社会規範の二つの側面である、多くの他者がとるべきであるとの認知に基づく命令的規範、実際にとっている行動に基づく記述的規範の二つについて議論した。最後にこれまでの研究の流れをふまえ、記述的規範の影響を考慮する事の重要性が改めて確認された。(P155〜P165)
「記述的規範が歩行者の信号無視行動におよぼす影響」 共著 2000年10月 日本社会心理学会社会心理学研究第16巻2号 社会規範の二側面に着目し、歩行者の信号無視に関する検討を行った。研究1では交差点での歩行者行動について、個人と集団別で自然観察を行った。研究2では、3つの記述的規範別に場面想定法を用い、実際に信号を利用している歩行者に対し、横断行動と状況に対する認知を調査した。その結果、1)周囲がとる行動に、個人は大きく影響されている。2)観察対象とした交差点では、信号無視への抵抗感は弱かった。3)男性は女性と比べてより逸脱志向的であった。本研究の結果は、記述的規範を考慮する重要性を改めて認識させるものであった。修士論文を加筆・修正したものである。(P73〜P82)北折充隆、吉田俊和
社会規範からの逸脱行動に関する研究-記述的規範の観点から- 単著 2001年12月 名古屋大学提出博士論文 本研究は、これまで行ってきた研究をまとめ、名古屋大学に学位論文として提出した。5つの章で構成され、まず第1章では社会規範ついて先人が行ってきた研究のレビューを行い、記述的規範と命令的規範の2側面について言及し、本研究の目的を提示した。第2章では、命令的規範と記述的規範が、どのように行動判断に影響するのかについて観察検討を行った。第3章では、記述的規範に影響される個人差に着目し、第4章では逸脱行動の抑止について、現時点で得られているいくつかの成果をまとめた。そして第5章では、本論文で得られた知見を総括し、記述的規範の行動判断に対する影響を考慮することの重要性を確認し、今後の方向性や検討課題などを展望した。(P1〜P111)
歩行者の信号無視行動に関する観察的検討-急ぎ要因と慣れ要因の影響について- 共著 2004年 3月 日本社会心理学会社会心理学研究第19巻3号 本研究は、交差点での歩行者の信号無視に影響する要因として急ぎ要因と慣れ要因に着目した。研究1では、講義に遅れそうで急いでいる学生を対象とし、行動観察を実施した。その結果、急ぎ要因は個人の行動判断に直接影響するのではなく、記述的規範”渡れ”の形成を媒介した、間接的な影響要因であることが明らかとなった。研究2では信号無視行動に対する慣れ要因の影響に関する比較検討を実施した。観察対象は、初めて交差点を通る歩行者として受験の下見に来た高校生を対象とし、普段からこの交差点を通っている通学歩行者群との比較を行った。その結果、初めて交差点を通る歩行者は日常的に交差点を通っている歩行者よりも、より信号を遵守する傾向が強いことが明らかとなった。いずれの結果も、周囲の他者が示す行動示範である、記述的規範の強い影響力を改めて確認するものであった。(P234〜P240)北折充隆、吉田俊和
4年間の大学生活は、学生の意識と行動に何をもたらすのか-縦断調査による新設学部学生への社会心理学的アプローチ- 共著 2004年 7月 金城学院大学人文・社会科学研究所紀要 新設学部の新入学生が大学・学部に対してどのようにアイデンティティーを形成していくのかについて、4年間にわたる縦断・横断的調査を行うプロジェクトを立ち上げた。こうした調査はこれまでほとんど存在しない上、社会心理学、産業・職業心理学および社会学といった多様な視点からこれを多面的に検討したものは皆無に等しい。本論文はそのプロジェクト2年目の途中経過報告として、3名の著者がそれぞれの専門分野に関する知識を活かし、新入学生のアイデンティティー形成プロセスを様々な側面から明らかにした。途中経過という性格上、総合考察を今回は行わず、以下に調査の概要を述べた上で、各教員が担当した調査項目の分析結果をそれぞれ報告した。(P1〜P17)北折充隆、大山小夜、宗方比佐子
4年間の大学生活は、学生の意識と行動に何をもたらすのか2-縦断調査による職業意識および対人関係の変遷過程の検討- 共著 2005年 7月 金城学院大学人文・社会科学研究所紀要 昨年度に引き続き、新入学生の対人関係や授業への関心、職業意識などについて検討を行った。その第二報として、昨年度得られた知見をさらに各教員が掘り下げる形で行ってきた様々な分析結果のまとめを行った。学生の成長過程を各教員が専門知識を持ち寄り、それぞれ独自の視点で検討を加えてきた。本研究は調査開始後3年目の報告であり、3名の著者がそれぞれの専門分野に関する知識を活かし、新入学生のアイデンティティー形成プロセスを様々な側面から明らかにした。(P1〜P21)大山小夜、宗方比佐子、北折充隆
大学への愛着を規定する要因に関する研究-組織市民性の観点から- 単著 2005年 7月 金城学院大学論集(人文科学編) 大学の中で良好な人間関係を形成しながら大学生活を適応的に送る要因を探ることを第一の目的とし、組織市民性尺度を作成した。大学生を対象とした調査を実施し、大学生活をうまく送っていくために必要な組織市民行動について、これまで産業・組織心理学の領域で行われてきた組織市民行動に関する研究をふまえ、大学生活を規定する組織市民性因子について探索的に明らかにした。さらに、現在入学している学生が大学に対してポジティブな評価を持ち、愛着を高める要因が何か、愛着を規定する因子に関する検討を行った。本研究では、大学への愛着を規定する要因を組織市民行動因子を用いて説明することを第二の目的とした。組織市民行動が増大することは組織の社会的機能が円滑化し、そうした組織に対する居心地の良さが組織に対する愛着を増大させ、構成員が抱く組織への魅力度を高めると予測し、そのモデルを実証的に明らかにした(P1〜P10)
4年間の大学生活は、学生の意識と行動に何をもたらすのか3-縦断調査による新設学部学生の4年間変遷に関する総合研究- 共著 2006年 7月 金城学院大学人文・社会科学研究所紀要 前年度までの知見をまとめ、新入学生の対人関係や授業への関心、職業意識などについて総合的に検討を行った。その第三報として、昨年度得られた知見をさらに各教員が掘り下げる形で行ってきた様々な分析結果のまとめを行った。学生の成長過程を各教員が専門知識を持ち寄り、それぞれ独自の視点で検討を加えてきた。本研究は4年間の成果をまとめた総合報告であり、3名の著者がそれぞれの専門分野に関する知識を活かし、新入学生のアイデンティティー形成プロセスを様々な側面から明らかにした。(P13〜P37)大山小夜、宗方比佐子、北折充隆
授業中の私語に関する研究-悪質性評価の観点から- 単著 2006年 7月 金城学院大学論集(人文科学編) 授業の私語を規定する要因について多面的に検討を行った。特に悪質性評価に着目し、うるさい授業と静かな授業を規定する要因について分析を行った。全体的な結果はおおむね実態を反映し、静かな講義の方がうるさい講義と比べてポジティブな評価が高かった。当初の予測と異なり、“楽しい雰囲気”については、静かな授業の方が評価が高かった。一般に授業中の私語は、退屈なのを紛らわせたりするためと考えられがちである。また、楽しい雰囲気の授業の方が、笑い声やそれに伴う友人との会話などといった私語が発生する可能性が高い。よって、うるさい授業の方が静かな授業よりも退屈さを感じないため、より授業が楽しい雰囲気である可能性もあったが結果はこれを支持しなかった。(P1~P8)
一時不停止に関する観察的研究-車種別に見た交通行動分析- 単著 2007年 7月 金城学院大学論集(人文科学編) 一時停止行動と車種との関連を検討し、高速道路出口での観察を実施した。シートベルト着用について、車種間の違いは特に見られなかった。また、車種別に一時不停止の比率を検討したが、当初の予測は一部支持され、業務用車について停止線を越えて停止した車両が有意に少なく、徐行で済ませたケースが多かった。最後に習慣性が事故を引き起こす可能性について考察し、一時停止の意義について議論した。(P1〜P8)
電車内の迷惑行為評価に関する検討-悪質行為はKYか?- 単著 2007年 7月 金城学院大学論集(人文科学編) 電車内での様々な迷惑行為評価について、社会的にどう評価されるのかを多面的に比較した。さらに、評価と社会考慮との関連もあわせて検討した。全体を通じ、「悪質だ」「空気が読めない」「見苦しい」「迷惑だ」「無神経だ」といった5つの評価基準は独立ではなく、互いに関連した概念である可能性が高いことが示された。全体の平均値を見てみると、例えば「2.足を大きく広げて座ったり、荷物を隣に置くなど座席を一人で大きく占領している」行為は、5件法で平均値が4.12〜4.58の間にあり、極めて“悪質で空気が読めず見苦しくて迷惑で無神経な”行為といえた。逆に、「5.携帯電話でメールを打つ」行為は1.36〜1.58のレンジでありいずれも極めて低かった。もしもこれらが独立していれば、5つ全ての数値が高くなるといったことはなく、特定の数値が突出することになる。しかしそうした傾向は見られず、有意差は見られたもののこれらは一貫した傾向であると考えられた。(P16~P26)
交通違反の悪質性評価に関する研究-免許歴との関連について- 共著 2008年 3月 金城学院大学論集(人文科学編) 交通違反の悪質性評価の内在化プロセスを探るため、大学生を対象に縦断調査を実施した。主に若年層が犯しやすいとされる速度違反や無免許運転、飲酒運転などに着目した。運転経験や免許歴が、どの違反にどの程度影響するか明確な予想を立てられないため、探索的に検討を行った。結果は予測を一部支持せず、全体的な悪質性評価はおおむね道路交通法における免許違反点数に対応し、違反点数が高く、重大な違反と見なされているものほど悪質性評価が高い傾向にあった。しかし、免許歴が長く運転経験が積まれるほど、違反行為を軽視するという予測は支持されず、飲酒直後の運転や踏切での一時不停止では、むしろ悪質性評価が上昇していた。全体の傾向を概観すると、速度超過に関する項目は免許歴とともに低下する傾向にあった。(P1〜P6)北折充隆、小池はるか
ルール違反を抑制するメッセージとは 単著 2008年 9月 教育と医学(慶應義塾大学出版会) 社会的ルールが何故存在するかについてレビューし、なぜ社会的迷惑がなくならないかについて概観した。これまで行ってきた実験の中から違反抑止メッセージの実験を例に挙げ、解説した。その上で、逸脱行動を抑止するにはどうすればいいのかについていくつか提言を行い、今後の方向性について展望した。本論文はこれまでの研究論文でなく、読者が現場の教諭であるため、これまでと違い平易で判りやすい文章を心がけた。(P28~P35)
Web調査と質問紙調査の回答比較に関する研究 共著 2009年 9月 金城学院大学論集(人文科学編) 本研究では心理学尺度がWeb調査と質問紙調査で回答傾向に違いが生じるのかを検討し、それぞれの調査のメリット・デメリットについて整理する。心理学の研究では、調査対象者 に回答を求める項目について、大きく実態調査、態度や意見を問う項目、性格傾向等を明らかにするための心理尺度への回答に大別できる。そこで、これらの調査項目に関する比較を行うため、縦断調査 で用いた項目について、Web調査で得られたデータと大学生を対象とした手渡し質問紙とで、比較検討を行う。(p1-8)北折充隆・太田伸幸
親の養育態度が逸脱行動に対する子の罪悪感形成に及ぼす心理学的要因に関する研究 共著 2010年10月 金城学院大学論集(人文科学編) 本研究では、様々な社会規範からの逸脱行動や迷惑行為に対する罪悪感ついて、親の養育態度との関連を探った。(p33-41)北折充隆・安藤玲子・大山小夜
講義中の私語抑制対策に関する効果測定 ―座席指定とTAによる見回り実施に対するFD評価項目の比較検討― 共著 2011年 3月 東海心理学研究 出席の管理や着席位置の指定といった授業管理が、学生による授業評価にどう影響するのかを検討した。同じ教員が担当し、授業内容を前期-後期で繰り返す科目を用い、前期の授業は管理を行わず、後期の授業では学籍番号をランダマイズした形で着席位置を固定し、TAが巡回する形で出席管理と私語のチェックを行った。その結果、授業管理を行った方が出席率は上昇し、大学などの高等教育においても、授業管理を行った方が学生にとって好意的な評価を得られることが実証された。(P8~P14)北折充隆・太田伸幸
録音笑いの印象に関する研究 単著 2011年 9月 金城学院大学論集(人文科学編) 本研究では、録音笑いの評価やイメージの相互関係を明らかとすることを第一の目的とした。すなわち、録音笑いのメカニズムを解明する上での手がかりとして、様々な録音笑いのイメージに関する相互関係を明らかにした。さらに、録音笑いに影響されやすい特性を明らかにするため、いくつかの性格特性と録音笑いとの関連を明らかにすることを第二の目的とした。具体的な性格特性として、男性性・女性性尺度、自尊心、新性格検査より録音笑いに影響されやすい特性として、社会的外向性・共感性・自己顕示性・非協調性を投入し、関連を検討した。(P11~17)
電車内の迷惑行為に関する観察的検討 ―女性専用車両との比較― 共著 2012年 9月 金城学院大学論集(人文科学編) 本研究では、電車内の迷惑行為についてその実態を観察し、行動出現頻度などの特徴を明らかにした。特に、女性専用車両と一般車両について、迷惑行為の出現頻度に違いがあるのかを比較検討した。また、実際の電車内観察を行うにあたっては、これまで想定できなかった、様々な迷惑行為が明らかにされる可能性もある。こうした事例を洗い出すことも、本研究の目的の一つとした。 p1~8 (北折充隆・小野寺理江)
治安意識に関する心理学的研究 共著 2013年 9月 金城学院大学論集(人文科学編) 本研究では、治安に対する意識が、社会をどう捉え、認識しているのかに及ぼす影響について検討した。「日本は平和だと思う」や「世の中には矯正不可能な人間もいると思う」「死刑制度に賛成である」といった社会観や、どういう形で社会制度を維持すべきかといった態度と、「死刑制度の維持に賛成である」といった、厳罰志向との関連について明らかにした。(P25〜P33) 北折充隆・小野寺理江
後部座席のシートベルト着用義務化に関する縦断的研究 共著 2014年 8月 日本社会心理学会 社会心理学研究 本研究では、2008年の道路交通法で着用が義務化された、後部座席のシートベルト着用に関する調査を実施した。着用義務化前より、一般道での非着用が取り締まり対象となった2010年まで、5時点間での縦断調査を実施した。その結果、着用義務化直後に、後部座席シートベルト着用率、および義務化とは無関係のはずの後部座席シートベルト着用に対する重大性評価が上がることが示された。(Pp.57-64.) 小池はるか・高木彩・北折充隆
テーマパークでの迷惑行為における許容度を規定する要因に関する研究 共著 2014年10月 金城学院大学論集11巻 本研究では、テーマパークにおける迷惑行為に対する許容度と、性格特性との関連を検討する。特に、これまで一般に、社交的で陽気などポジティブとされる性格特性が、迷惑行為を引き起こす側面について検討した。(Pp.31-40.) 北折充隆・小嶋理江
運転免許停止処分者講習の受講に関する実践的研究 -講習前後の態度変化- 共著 2015年 8月 日本交通心理学会 交通心理学研究31巻 免許停止処分を受け,行政処分期間の短縮講習を受講した人を対象に,講習が受講者の交通安全意識にどう影響したのかに関する調査を実施し,講習受講による態度変化の程度を検討した。その結果,反社会的運転態度は,外向性が高く,勤勉性が低いほど教育効果が大きかった。また,講習前の反社会的運転態度が高いほど,教育効果が高いことなどを明らかにした。Pp.14-25.(小嶋理江・谷伊織・北折充隆)
比較CMの印象に関する研究 共著 2015年10月 金城学院大学論集12巻  本研究では、ペプシコーラとコカ・コーラのCMを素材とし、CMを見た印象評価と心理的側面について検討した。比較CMとそうでないCMとの、心理的要因に関する比較を実施した。(Pp.39-47.) 北折充隆・荒川恵美
電車内の迷惑行為に関する研究 -私的-公的空間意識と迷惑行為との関連- 共著 2015年10月 金城学院大学論集12巻 本研究では、迷惑行為者の特性および空間意識を明らかにすることを目的とし、迷惑行為の目撃者、行為者のどちらの当事者にもなりやすい、電車通学を手段とする大学生を対象とした調査を実施した。女性特有の化粧行為だけではなく、他の迷惑行為にも焦点を当て、多面的に検討を行った。(Pp.136-148.) 小嶋理江・北折充隆
テーマパークにおけるセルカ棒使用の迷惑認知に関する研究 共著 2016年10月 金城学院大学論集13巻 本研究では、テーマパークにおけるセルカ棒使用に関する迷惑認知、不快感の程度を比較検討した。併せて、セルカ棒利用禁止の認知がどの程度広がっているかなど、その実態についても明らかにした。(P47~P55) 北折充隆・小嶋理江
歩行者の立場からみた自動車の運転行動の悪質性評価 : セルフモニタリングと悪質性評価の関連から 共著 2017年10月 金城学院大学論集第14巻 本報告では、歩行者の立場からみた自動車の運転行動を、悪質性評価の観点から明らかにした。具体的に、 大学生を対象とした調査を実施し、セルフモニタリングと悪質性評価の関連を検討した。Pp.75-87.(小嶋理江・谷伊織・北折充隆)
裁判員裁判におけるゲインーロス効果に関する研究 共著 2017年10月 金城学院大学論集14巻 本研究は量刑判断を下す上で影響する心理的要因を、ゲイン・ロス効果の観点から多面的に明らかにした。Web調査を実施し、まず、シナリオを読んで科す平均刑期について、主効果が見られた。また、裁判評価項目に関する分析結果についても、“求刑→弁護”と“弁護→求刑”に大きな違いは見られず、冒頭陳述のみ条件との差異が、一部に見られたにとどまった。(Pp.13-21.) 北折充隆・小嶋理江
殺人事案における裁判員裁判の心証に関する研究 共著 2018年10月 金城学院大学論集15巻 本研究ではまず、検察側と弁護側の提示順を操作し、量刑判断を下す上で影響する、ゲイン・ロス効果の影響について検討した。実際の裁判の流れを模したシナリオを用意し、検察・弁護側の提示順序が、量刑判断に及ぼす影響について検討を行った。あわせて、個人の持っている信念や意識が、量刑判断にどう影響するのかについても検討した。合議を行う場合、異質性の有無は大きな影響因子になる。社会心理学において、成因の異質性が高いことは集団が強くなる条件の一つとされているが、一方で誤解や葛藤を生じさせうることにもなる。本研究では、犯罪に対する個人の態度と量刑判断の関係を明らかにし、どういった態度が判断に影響するのかを明らかにした。(Pp.9-18.)北折充隆・小嶋理江
量刑判断に至る因子に関する研究 -重回帰モデルの構築と個人要因の検討- 共著 2019年10月 金城学院大学論集16巻 量刑判断に影響を及ぼす変数を用いた重回帰モデルの構築と、量刑判断に影響する個人内要因を検討した。これにより、一般市民の量刑判断に至る心理プロセスを明らかにした。(印刷中) 北折充隆・小嶋理江
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学会発表

題目/演目名等 発表年月 発表学会名等 概要
あおり運転に影響するパーソナリティ特性の検討 2019年 7月 日本交通心理学会84回発表論文集 免停講習受講者を対象とした調査に加え,それ以降に行われた異なるweb調査によって得られたデータを統合して分析を行うことによって,煽り運転と関連する変数を探索的に検討した。(谷伊織・小嶋理江・北折充隆)
免許停止処分講習の受講と運転態度の関連 2019年 7月 日本交通心理学会84回発表論文集 免停講習受講者を対象とした調査に加え,それ以降に行われた異なるweb調査によって得られたデータを統合して分析を行うことによって,一般ドライバーのデータとの比較検討を行うと同時に,受講してから時間が経過したドライバーの態度,さらには免停処分を受講しなかった者の態度,幅広い年齢や性別による差異について再検討を行った。(北折充隆・小嶋理江・谷伊織)
量刑判断に至る社会考慮の影響について 2019年11月 日本社会心理学会第60回大会発表論文集 本報告では、社会考慮の高低が、量刑判断に対して及ぼす二つの解釈可能性を検討した。すなわち、高い社会考慮が「何故そんなことを平気でできるのか」と強い怒りを抱き、厳罰を志向するのか、高い社会考慮が逆に、行刑施設の収容超過や、社会復帰の困難に思いが至り、厳罰を科すことに躊躇を示すという、いずれの解釈が正しいのかを明らかにした。
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