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フリガナニサト フミ
ローマ字NISATO Fumi
氏名仁里 文美
メールnisato@kinjo-u.ac.jp
学位教育学修士 
所属人間科学部 / 多元心理学科
職名教授
所属学会日本心理臨床学会 日本箱庭療法学会 日本臨床心理身体運動学会 日本芸術療法学会 
専門分野心理学 哲学   
研究課題生きるための場の意味とその形成 臨床空間と枠の効果 転移と共感 

学会及び社会における活動等

開始年月 活動内容 終了年月
1989年 6月 日本心理臨床学会会員 現在に至る
1991年12月 日本描画テスト・描画療法学会会員 2009年 3月迄
1992年 5月 日本箱庭療法学会会員 現在に至る
1998年 4月 日本臨床心理身体運動学会会員(常任理事) 現在に至る
1999年 8月 日本芸術療法学会会員 現在に至る
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受賞歴

該当データはありません

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著書

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
「身体像と心の癒し」 共著 1996年 3月 岩崎学術出版 「『木』のテストの指標とその意味」の項を担当した。通常バウムテストには、コッホや一谷らの指標によって人格特性と病理を見る研究がなされているが、臨床場面においては木としての全体像のもつ印象が判断基準のなかで大きなものとなっているにもかかわらず、これまでほとんど言及されてきていない。この研究においては、木としての全体像に対する印象に対してSD法を施行して5因子を抽出した結果から、木の全体を見ることの意味と木の描画自体が本来もつ意味について論じた。総頁数296頁(P159~P164)三好暁光、山中康裕、仁里文美他 総著者数36名
「臨床心理学」 共著 1996年11月 弘文堂 「ユングの人格心理学」の項を担当した。ユングは意識の領域に関しては、意識の機能の選択によって類型(タイプ)に別れる人格構造を述べ、無意識の領域においては言語連想検査を行いコンプレックスの存在を明らかにしようとしたことから、ユングのいう無意識の役割とその意味や意識と無意識の補償性を論じた。またユングは神話や宗教の研究から集合的無意識の存在とその意味を探り、人間共通の心の在り方と人間を導く元型像について述べたことから、心の全体性と個性化を論じた。総頁数236頁(P16~P21)山中康裕、仁里文美他 総著者数19名
「遊戯療法と子どもの今」 共著 2005年 3月 創元社(京大心理臨床シリーズ3) 第1章6「ジル・ドゥ・ラ・トゥレット症候群の男児とのプレイセラピー」の項を担当した。トゥレット症候群の男児とのプレイセラピーの症例を提示し、そこからクライエントの症状を理解し、あるがままに受け入れることによって治療が進むこと、そしてそれを限られた環境の中でどのように実現していくのかについて論じた。総頁数364頁(P97~P109)東山紘久、伊藤良子編 仁里文美他 総著者数38名
「心理臨床における臨床イメージ体験」 共著 2008年 3月 創元社(京大心理臨床シリーズ6) 第4章5「スクイグルがもたらすもの」の項を担当した。スクイグルという技法の特殊性とその効用、および、クラエントとの相互のやりとりの中でスクイグルを通してもたらされ、培われるものについて論じた。総頁数607頁 藤原勝紀、皆藤章、他編 仁里文美他 総著者数83名(P368~P372)
「心理臨床関係における身体」 共著 2009年 9月 創元社(京大心理臨床シリーズ9) 第1章4「心理臨床におけるからだと関係性」の項を担当した。心理臨床における「からだ」から得られる情報をどのようにとらえ、使うことができるのか、又、身体のもつ依存性と攻撃性についても論じた。総頁数344頁 伊藤良子、大山泰宏他編、仁里文美他 総著者数43名(P49~P57)
「心理療法の彼岸」 共著 2012年 1月 コスモス・ライブラリー 第7章 現代社会とシャマニズム の章を担当した。ウノ・ハルヴァのシャマニズムとエリアーデのシャーマニズムの視点と捉え方の違いから、シャマニズムのもつ意味と果たしてきた役割とはどのようなものであるのか、また、対人的な関わりの薄くなってきた現代社会においては、シャマニズムが認知されにくくなり、またシャマンとして活動しづらくなってきているが、シャマニズムがシャマニズムが果たしてきた役割を肩代わりするものと、やはりシャマニズムでなければならないところとについて論じた。山本昌輝・青木真理共編 総頁数328頁(P89~P100)総著者数14名
「揺れるたましいの深層 こころとからだの臨床学」 共著 2012年12月 創元社 第3部 第2章「自らの証を求めて」の項を担当した。表題である、揺れるということをテーマに、心理療法場面に関わるひとのこころの揺れをマツリに参加することや音楽療法での振動などから、ひとが自分自身の「証」、つまり自分が自分自身であり、そしてこの自分でいいのであることを「証」すものを求めていることを、心理療法との関わりから論じた。山中康裕監修 総頁数296頁(P165~P170)総著者数19名
心理療法の第一歩 共著 2017年 2月 創元社 第Ⅱ部第3章心理療法面接の中の「遊戯療法の場」(P94~P198)第4章身体と夢・イメージの中の「心理臨床家の心と身体」(P214~P218)「こころとからだ 無意識と身体」(P219~P222)の各章を担当した。「遊戯療法の場」においては、間髪を入れない遊戯療法での対応の必要性を、「心理臨床家の心と身体」の章では経験を積み重ねることによって、心理療法家としてその心と身体が訓練されていくことについて、また「こころとからだ」の章においては、からだを深い無意識の層に位置づけ、からだが訴えることに真摯に耳を傾けることの重要性を、それぞれ論じた。中島登代子編著総ページ数261頁 著者総数17名
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学術論文

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
「境界例の女性との面接」 単著 1990年12月 京都大学教育学部心理教育相談室 紀要17号 境界例女性との面接過程を通して、境界例水準の背景として、単に家庭環境の問題や多彩で重篤な症状を呈してそれらが心理的な意味づけをもつという事項だけでなく、その症状の訴え方やそれにまつわる話しの仕方、そしてそれらの自分自身に対する収まりの付け方と共に、話し方の中から導かれていく対人関係の取り方などに、境界例心性といわれる独特の人格特性が現れてくるのであり、そこに注目することの重要性について論じた。(玉谷直実のコメントを付く)(P167~P175)
「不登校の中二女子との面接」 単著 1994年 3月 京都大学教育学部心理教育相談室紀要20号 不登校の女子生徒との面接過程から、クライエントのおかれている家族関係とそこにある家族内力動の在り方、それらから来るところの対人関係の取り方が面接場面においてどのようにセラピストに投影されるのか、そしてそれがいかに転移・逆転移関係を引き起こし、面接構造に影響していくのかについて、面接の中で用いられた箱庭療法の経過とそこに表現された内容と共に考察し、面接構造のもつ機能と役割とそこにおけるセラピストの在り方について論じた。(織田尚生のコメントを付く)(P73~P82)
「自閉傾向の男児を持つ母親との面接」 単著 1996年 3月 京都大学教育学部心理教育相談室紀要22号 自閉傾向の男児の母親との面接過程から、面接の進展と本児の成長・発達の中において、本児とその病理に対する母親の認識の在り方や本児に対する関わりの推移と、そこに見え隠れする自閉症児の母親の心情、つまり本児への思いと共に、父親をはじめとする本児と母親を取り巻く周囲の人々に対する母親の心情を考察し、自閉症児の母親の対人関係の取り方とその変化について論じた。それと共に相談を引き継ぐことの是非と引継の意味についても考察した。 (馬殿禮子のコメントを付く)(P223~P231)
「『沖縄』が臨床心理学にもたらすもの」 単著 2002年 3月 成安造形短期大学 紀要VOL.40 これまで行ってきた沖縄でのフィールドワークによって、沖縄の聖地で行われる儀礼によって、その集落が、周りの山や海とのつながりの中で一つの世界として意味づけられ位置付けられ構造化されることをみてきた。しかし現代社会においては急速な変化の中で人がその属する世界とのつながりを失いつつあり、それへの抵抗として症状が意味づけられることを事例を通して考察し、生きられる場所の再構築のために臨床場面がつながりを回復する一助となることを論じた。(P65~P68)
「砂箱」 単著 2002年 5月 箱庭療法の現代的意義 至文堂(現代のエスプリ別冊箱庭療法シリーズⅠ) 箱庭療法の表現の場となる砂箱の果たす様々な役割や、使われる状況や関係性によって砂箱が持つ意味が変化する過程を述べるとともに、砂箱を中心として箱庭療法が行われる空間、その『場』というものの意味とその影響、そしてその中で推移するクライエント―セラピスト関係とはどのようなものであるのかについて、自験例を交えて論じた。(P62~P73)
「坂部さんの事例および善住さんの事例へのコメント」 単著 2003年 3月 金城学院大学心理臨床相談室紀要 心理臨床 第2号 統合失調症の女子とその母親との面接過程の報告について、統合失調症への心理療法としての描画療法の位置づけとその意味について、また母親面接の意味とその果たす役割について母子関係のあり方と面接のあり方との対比からコメントした。(P93~P96)
「コメント:戸田論文へのコメント」 単著 2005年 3月 心理教育相談室紀要 愛知教育大学教育実践総合センター 思春期危機から不登校に陥った女子高校生との面接過程に対し、クライエントの症状や言動が意味する事柄を理解し、思春期の対人関係の特徴を述べるとともに、その過程でセラピストの果たした役割についても論じた。(P124~P126)
「臨床心理学から見た意識と自己形成―ドイツダンス教育視察旅行から見えてきたもの」 単著 2005年 3月 金城学院大学論集人文科学編第1巻 第1・2合併号 第5回国際ノルトライン-ヴェストファーレン・タンツ・メッセに参加するとともにケルン音楽大学とフォォルクグァング大学を視察し、授業も受けさせていただくことを通して得た知見によって、日本とドイツの教育のあり方の違いや文化的な違いやそれぞれの国の考え方を論じた。(P159~P165)
「臨床心理学から見たからだ」 単著 2006年 3月 金城学院大学論集人文科学編第3巻第1号  人間の心理との関わりで「からだ」が果たす役割やその意味について論じ、そのために臨床心理学の実践のための訓練として、感受性訓練などが重要性をもつことについて述べた。(P31~P37) 
「柴田論文へのコメント」 単著 2009年12月 浜松大学臨床心理事例研究 創刊号 「学校へ行きたいけれど怖くて行けない中学生との面接課程」という事例研究に対して、教員という立場で面接するということはどういうことであるのか、またその枠をどのように考えるのか、セラピストが果たした役割とは何だったのか、また思春期の少女にとって、学校はどのような場所として認知されていたのか、また描画をどのように理解するのかについて論じた。(P103~P105)
「クライエントとの関わりとは -竹内論文へのコメント」 単著 2011年 2月 浜松大学臨床心理事例研究第2巻第1号 「家庭が不安定で乱暴」な男児とのプレイセラピーの事例について、プレイセラピーの記録のもつ生のやり取りから伺える、クライエントの想いと、プレイセラピーの中で必要とされる「本当に飾らない素の自分自身としてCl.と相対すること」の重要性について考察した。面接に当たっては、メモをプレイルームに持ち込むどころか、考える余地さえなく、瞬間瞬間の対応が求められることの大切さと、客観的な記録になどなりえない、Th.の受け止めたこと、理解したことの重要性について述べた。(P91~P92)
「セラピストの存在とは―田口論文へのコメント」 単著 2012年 2月 浜松大学臨床心理事例研究第3巻第1号 田口論文へのコメントとして、セラピストの存在がどのようにクライエントに移るかについて論じた。田口論文は娘を案じる母親との面接過程であるが、母親としてどのように子どもをとらえるか、子どもと関わるかだけでなく、母親であるクライエント自身が問題になってこざるを得ない事例であり、その過程の中で、母親よりも年若いセラピストがどのようにクライエントに向き合うかの重要性について論じた。(P73~P75)
「男性の内なる母性の果たす役割について―森上論文へのコメント―」 単著 2013年 2月 浜松大学臨床心理事例研究 第4巻1号 30歳台の男性との面接について、アイデンティティとモラトリアムの視点から考察がされていたが、このクライエントとの面接においてもっとも重要と考えられるのは「母性の守り」であり、治療者は男性であるが、その内なる母性が、クライエントをしっかり支え、まだモラトリアムにも至っていない、脆弱な自我のクライエントの発達の容器として機能することの必要性について論じた。(P66~P68)
「面接の持つ力とは」 単著 2014年 3月 常葉大学臨床心理事例研究 第5巻第1号 奈木多佳子の「ひきこもりの中学生の息子をもつ母親との面接」へのコメントとして、面接においては、単に話を聴くだけではなく母親自身の生育歴や原家族との関係性、思いなどから形成されているパーソナリティの特性をどこまで理解でき、そこに寄り添えるのかが問われることを論じた。特に初心者においては、夢などの無意識からのより深いメッセージと考えられるものに対して、引いてしまうことがあるが、面接を引き受け継続していくということは、しっかりとした見立てのもとそこをも引き受けることに他ならず、その認識と覚悟の必要性について述べた。(P119~P121)
「芸術療法体験尺度の改訂」 共著 2014年 9月 金城学院大学論集(人文科学編),11(1) 本研究は,芸術療法における複数の技法の体験を総合的に測定するための,信頼性と妥当性を備えた尺度の開発を目指したものである。芸術療法における体験過程に関する尺度(SEAT)をもとに,妥当性と汎用性を兼ね備えたSEAT-Rとして改訂することを目的とした。箱庭療法・コラージュ療法・ブロック技法を対象とした制作体験を統計的に検討した結果,「気持ちの解放・安定」,「満足感」,「自己理解」,「緊張感」,「子ども時代への回帰」という5つの因子が抽出され,今後の研究において活用可能な指標が示された。加藤大樹・今村友木子・仁里文美(P1~P6)
「クライエント理解のために」 単著 2015年 3月 常葉大学臨床心理事例研究 第6巻第1号 柳本賀奈著「『人間関係がうまくいかない』という女性との面接」に対して、クライエントをいかに理解するのかということに伴って、セラピスト自身がクライエントの言葉そのままのみならず、言葉以前の思いやさらに深いところが含まれることを意識化し言葉にしていく作業が必要であることを述べ、こころの問題を扱う際には、意識された事のみならず無意識的なこころの動きが重要であることを考察した。(P110~P112)
ユング心理学におけるアニマ概念について 単著 2015年11月 金城学院大学心理臨床研究 第14号  ユングにおいてアニマの概念は、その理論の中心となるものであるにもかかわらず、明確に規定されていないところがあり、議論の焦点の1つともなっているが、ユング自身は集合的無意識を論じるにあたって、明確にアニマやグレートマザーなどの元型の概念を明確にせず、それよりも集合的無意識の持つ大きな力に注目し、それが伝えようとするところに耳を傾けることによって、治療に役立てようとしたことを論じた。合わせてユングの紹介する女性の夢のシリーズを見直すことによって、いつの時代にも大きく問題になる、母と娘の関係性と女性の心理的な発達について論じた。(P13~P19)
セラピストとクライエント―外岡論文を読んで 単著 2017年 3月 常葉大学臨床心理事例研究 第8巻第1号 不登校の娘の母親との面接過程を検討することを通して、初心のセラピストが抱えがちな問題について考察した。特に、「親との確執」は誰もが抱える問題ではあるが、自分自身では気付きにくいものであり、「子としての立場」になってしまったと一般的に考えるのではなく、「過去の重要な他者に対する投影」ととらえて、その中身をしっかりと考察することの重要性について論じた。(P83~P85)
江戸咲季枝氏の事例研究へのコメントー抑え込まれた思いの行方ー 単著 2017年 3月 心理相談研究紀要第15号 神戸親和女子大学心理・教育相談室 感情表現が苦手な小2男児とのプレイセラピーに対して、クライエント(以下Cl.とする)の1つ1つの言葉や動きの持つ意味に注目することによって、Cl.の細かい気持ちの動きとその表出の在り方を捉える必要があり、Cl.に寄り添えない、と自責的になるのではなく、Cl.と自分がどう向き合っているのかを捉えることが大切であることを論じた。(P29~P32)
コメント:西村法子論文へのコメント 単著 2017年 7月 臨床教育学研究18 愛知教育大学教育臨床総合センター ベースに発達障害を抱えるが家庭環境に恵まれない中1男児との面接について、種々のアセスメントからどのようにクライエント(以下Cl.)の抱える問題について見立てるのか、また様々な問題を抱えるCl.に対する逆転移をどのように扱えばいいのかについて論じた。(P55~57)
Beaune(ボーヌ)のHôtel Dieu(オテル・ディユ) 単著 2017年 8月 金城学院大学 心理臨床研究第16号 フランスボーヌにある、施療院オテル・ディユの成り立ちとその理念について述べ、フランス人の連帯と友愛の精神とのつながりについて論じた。(P31~P34)
クライエントに寄り添うこととは 単著 2018年 3月 常葉大学臨床心理事例研究第9巻第1号 資格を取りたいと来談したクライエント(以下Cl.とする)についての事例研究に対して、Cl.の気持ちを汲み取り、Cl.に寄り添うことの必要性と難しさに関して論じた。その中で、何かが終わることの持つ意味について考察した。P137~P139
田中道代論文へのコメント 単著 2018年 7月 教育臨床学研究19愛 知教育大学教育臨床総合センター 不登校の高校生との面接に対して、呈されたさまざまな身体症状が持つ意味を踏まえて、特に思春期・青年期における身体について、また母子関係の影響について論じた。(P105~107)
森下論文へのコメント 単著 2019年 2月 常葉大学臨床心理教育実践センター 森下論文『外に出たがる男の子とのプレイセラピー』に対して、治療構造の役割とそれを治療の中でどのように考えていくのかについて、考察した。併せて対象児が幼いなど、言語的なコミュニケーションが難しい場合でも、治療者の身体から発される“言葉”を通して、治療者の姿勢や態度が伝わることの大切さについて論じた。また、初心の治療者は物事の一面的な意味に囚われてしまいがちであるが、トイレットトレーニングなど日常の行動にも深い心理的な意味があることについても、論じた。
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学会発表

題目/演目名等 発表年月 発表学会名等 概要
「描画法における枠の二重性について」 1991年 9月 日本描画テスト描画療法学会第1回大会 描画法の枠づけ法における枠の二重性の意味と効果について被検者の心性によって、その効果が変化することを枠づけ二枚法のバウムテストを用いて考察し、発表した。
「分離不安による登校拒否の小2女児との SANDPLAY」 1993年11月 日本箱庭療法学会第7回大会 小2女児とのSANDPLAYの過程を通じ、箱庭の中に表現された女児の心の移り変わりと箱庭やセラピストが果たした役割について発表した。
「娘であることと母親になることを巡って―不登校男子の母親との面接を通して」 1997年 9月 日本心理臨床学会第16回大会 不登校男子の母親が自分の母親の関係を見直すことによって、子供の関係を再確認していく過程について発表した。
「肥満児の心性 と家族環境につ いての調査研究 (2)」 1997年 9月 日本教育心理学会第39回大会 肥満児の心性をAAIに表現された事項と家庭環境との関わりから論じた。 市野直実、仁里文美、多田昌代、久保恵、松浦ひろみ、坂田浩之、松下姫歌、黒川嘉子、三杁奈穂
「肥満児の心性と家族環境についての調査研究」 1997年 9月 日本心理臨床学会第16回大会 バウムテストにおいて肥満児群を、そのバウムの形状によって分類し、肥満が単に摂取エネルギーの過剰や、運動不足という問題だけでなく、人格的な問題を大きく含んでおり、家庭環境のもつ問題もそこに関わっていることを論じた。市野直実、仁里文美、多田昌代、久保恵、松浦ひろみ、坂田浩之、松下姫歌
「肥満児の心性と家族環境についての調査研究(1)」 1997年 9月 日本教育心理学会第39回大会 肥満児の心性とPARSに表現された事項と家庭環境との関わりを論じた。市野直実、仁里文美、多田昌代、久保恵、松浦ひろみ、坂田浩之、松下姫歌、黒川嘉子、三杁奈穂
「遊びの空間と内的世界―小学校3年女児とのプレイセラピーを通して」 1997年 9月 日本箱庭療法学会第11回大会 小3女児の Play Therapy の移り変わりのなかでプレイルームの空間の取り方の変化とセラピストとの関係性の変化に表現された女児の心性について発表した。
「芸術療法における体験過程に関する尺度の作成―箱庭療法・コラージュ療法・ブロック技法の比較―」 2011年 9月 日本心理臨床学会第30回秋季大会 芸術療法においてどのような体験がされるのであるかについては、事例的な研究が中心で、一般的な体験尺度はこれまであまり作られてはいない。そこで、ブロック技法において作成された尺度SEATを基に、今回箱庭療法・コラージュ療法・ブロック技法を行い、そこで体験された事柄について測定する尺度を作成した。因子分析を行った結果、各療法で同じ因子構造となり、体験的な芸術療法において共通する尺度として用いることができることがわかった。加藤大樹・今村友木子・仁里文美
生きられる場所を探して 2015年12月 日本臨床心理身体運動学会第18回大会 頸椎脊椎損傷の男性との面接を振り返ることによって、クライエントが訴える「痛み」とは何か、また、彼の言葉やからだとの関わり方が表していることとは何か、について発表した。人とともに生きることを拒否され、孤独の中で生きてきたクライエントが面接を通して、人とともに生きることを求めていったが、またそれを拒否された結果にならざるを得なかった「痛み」と「悲しみ」についてフロアーと共有した。
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辞典等

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
「心理臨床家のための119冊」 共著 1992年 4月 創元社 「タイプ論」と「夢の意味」を担当した。「タイプ論」ではユングのタイプ論(心理学的類型)の概要と、タイプ論という著作自体が、力動的な深層心理学であるユング心理学においてどう位置付けられるかを考察した。また、「夢の意味」ではマイヤーの「夢の意味」の概要と分析心理学の夢の取り扱い方について述べた。総頁数308頁(P14~P15、P128~P129)木村晴子、森岡正芳、仁里文美他 総著者数127名
「臨床心理学大事典」 共著 1992年11月 培風館 「心因性頻尿」と「シャルコー」を担当した。「心因性頻尿」では心因性頻尿の背景とその発症のメカニズム、その症状の意味と治療への方向性について論じた。また、「シャルコー」ではシャルコーの生涯と業績及びその精神医学史における位置付けとその評価について論じた。総頁数1362頁(P837~P838、P1257~P1258)氏原寛、小川捷之、仁里文美他 総著者数452名
「カウンセリング辞典」 共著 1999年12月 ミネルヴァ書房 「抜毛症」の項を担当した。抜毛の種類とその心理的意味を論じた。総頁数692頁(P499)氏原寛、山中康裕、仁里文美他 総著者数502名
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翻訳

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
「J・レイヤード著「ケルトの研究」」 共著 1994年11月 人文書院 ケルトの伝説(マビノギィオン)に登場するキルフッフという主人公の冒険のあり方と、他の登場人物や舞台背景とのかかわりの分析心理学的な意味を探求し、個性化の過程の深層を探る。総頁数380頁 山中康裕監訳、斎藤真、仁里文美、三宅裕子共同訳により担当箇所抽出不可
「C・W・エヴァリング著「深遠に橋を架ける」」 単著 1996年 5月 箱庭療法学研究第9巻第1号 両親の離婚と自分自身の離婚を経験した女性の心性がどのように箱庭療法の過程において表現され、変化していくか、そして、そこにおいて、セラピストに受容されて、心を開いていくことの大切さが論じられている。(P56~69)
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パフォーマンス

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
「肉光現(にんげん)」 共著 1999年 3月 ギャラリーTAF 日常の中で感じられる人間の様々な在り方とその底に流れる情動や感覚との現われをサイトパフォーマンスとして上演した。高安マリ子、服部乃美、仁里文美他 総出演者数16名
W・コルネーダー作品集「展覧会の絵」 共著 1999年 5月 京都府立文化芸術会館 演出W・コルネーダー 日独共同創作主催京都府(京都府舞台芸術振興事業)岩岸由紀子、服部乃美、仁里文美他 総出演者数33名
「JINENProject(vol.1)」 共著 2000年 8月 京都芸術センター・京都市民広場 『自然』(じねん)「あるがまま」をコンセプトに、本来人と接することによって得られるはずであるが、今日どこかに置き忘れてしまった楽しさ、暖かみ、和やかさ、思いやり、人への信頼感、自分に対する自信、充実感などを取り戻すために、他者との関係における本来の人間のありかた、社会の在り方を探求することを目指すという趣旨でF・ルッカートに振付・演出を依頼し、サイトパフォーマンスを行った。振付・演出F・ルッカート 服部乃美、簑島千晶、仁里文美他 総出演者数52名
「JINENProject(vol.2)」 共著 2001年 8月 京都市民広場 『自然』(じねん)「あるがまま」をコンセプトにその第二弾として、現代において人間が生きる姿とはどんなものであるのか、そしてそれらが交錯することによって生み出されるエネルギーそのものを観客に伝え、さらに観客もパフォーマンスの中に取り込み、ともに踊り、ともにあることを実感をもって感じることを目指し、サイト・パフォーマンスを行った。振付・演出高安マリ子 坂本麻耶、足立祐子、仁里文美他 総出演者数35名
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書評

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
「プシュケー 19」 共著 2000年 6月 日本ユングクラブ 「ユング超心理学書簡」湯浅によるユング書簡の現代における意義とユング以降の心理学と科学との変遷の意味を論じた。総頁数149頁(P128~P130)山中康裕、岡田康伸、仁里文美他 総著者数20名
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雑誌

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
「アイデンティティの危機」 単著 2001年 2月 「児童心理」第55巻第2号 金子書房 中学生の息子が不登校になったことからその母親が来談し、面接において自分の半生を振り返り、中でも特に自分自身の母親との関係をもう一度見直し、自らのアイデンティティを再構築することによって、自分と家族の関係を捉え直して息子と自分自身の在り方とその関わりの深さを再認識していった過程から、母親の抱える課題とそれにどう取り組むかについて考察した。(P202~P205)
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講師

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
「バウムテストの実際とその見方」 単著 2009年 1月 尾張旭市立城山小学校 保護者および教員を対象にバウムテストの実施の方法やその解釈などについて講演し、また、その後、教員を対象に、指導に役立てるために、生徒のバウムテストの実際の分析を行い、生徒の実際と照らし合わせることも行った。
「プレイセラピーという関わりと発達」 単著 2011年12月 日本臨床心理身体運動学会第14回大会ワークショップ プレイセラピーを行うに際して、発達的な視点は大変重要であり、子どもの発達段階を踏まえてセラピーを行う必要がある。しかし、発達的な知識はあまり重要であると考えられず、ともすれば、一緒に遊べばいいと考えられる向きもあるが、特に乳幼児期の母親との関係の取り方によって形成される愛着と基本的安定感の重要性について、及びそこからの自我の発達について論じた。プレイセラピーの対象となる子どもたちでは、年齢がある程度上であってもそのような愛着や基本的安定感に問題がある場合も多く、プレイセラピーの中でそれがどのように補償されていくのか、またそれが保障されるために何がおこなわれる必要があるのかについて述べた。
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シンポジウム

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
シンポジウム 「再生~異界との邂逅~」 共著 2013年 9月 日本臨床心理身体運動学会第16回大会 臨床場面において問題となる「異界」とはどのようなものであるのか、またその持つ力について議論となるように、赤坂憲雄先生にご講演いただいた後、脊椎損傷の男性との面接において描かれたバウムテストと風景構成法を提示し、クライエントのこころにある「異界」とこの世との隔絶について論じる材料とした。また、そのあとの議論において「食」とその中にある「性」が「異界」をもたらし「異界」につながること、また、それらがもたらす「実感」と「悲しみ」についての議論に加わった。
「個としてのあり方」とは 単著 2015年12月 日本臨床心理身体運動学会第18回大会シンポジウム 語らい「臨床の創造ー個を鍛える」 山中先生と中島先生のお二方に、ご自分の生き様と臨床および研究との関わりを話していただくシンポジウムに「聴き手」として参加し、その生き様の中にこそ、先生方の取り組まれる熱意の源(「原子炉」)があり、そうせざるをえないものが今もそれがお二方の中で燃え続けていることを実感し、議論の一点としていただいた。
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シンポジウム抜粋

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
シンポジウム 再生~異界との邂逅 共著 2015年 3月 臨床心理身体運動学研究 第17巻第1号 日本臨床心理身体運動学会第16回大会において、再生~異界との邂逅~と題して、講演会およびシンポジウムが開かれたが、そのシンポジウムにシンポジストとして参加し、テーマに関する事例を発表するとともに、私たちが時に触れたり陥ったりする異界と、そことの関わりによって生じる生の変容について、共に語り合った。その内容を抜粋し、記録とした。シンポジスト:赤坂憲雄・中島登代子・仁里文美・森岡正芳・山中康裕 
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chukenの会 における事例研究発表

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
「自分を探して」―不登校の大学生との面接ー 単著 2017年 7月 金城学院大学心理臨床相談室 不登校が続いていた大学生との面接を通して、クライエント(以下Cl.とする)の内的な世界と現実の世界との統合の過程を発表した。
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