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フリガナイマムラ ユキコ
ローマ字IMAMURA Yukiko
氏名今村 友木子
メールimamura@kinjo-u.ac.jp
学位博士(教育学) 
所属人間科学部 / 多元心理学科
職名教授
所属学会日本心理臨床学会 日本芸術療法学会 日本コラージュ療法学会 日本箱庭療法学会 
専門分野心理学   
研究課題統合失調者のコラージュ表現特徴 印象評定によるコラージュ作品のアセスメント コラージュ療法のための基本的材料集の開発 

学会及び社会における活動等

開始年月 活動内容 終了年月
1992年 4月 日本心理臨床学会入会 現在に至る
1994年 4月 日本芸術療法学会入会 現在に至る
1995年 3月 臨床心理士(日本臨床心理士資格認定協会)登録番号6176 現在に至る
1999年 4月 財団法人介護労働安定センターヘルパー養成研修3級課程講師(共感的理解と基本的態度の形成)(平成11年度,12年度 各1日)
2007年 8月 中国大陸第1回表現性心理療法と心理劇国際学会ワークショップ講師
2007年11月 日本ロールシャッハ学会第11回大会準備委員
2008年 8月 日本箱庭療法学会入会 現在に至る
2009年 8月 日本コラージュ療法学会入会,常任理事,編集委員長 現在に至る
2012年 4月 愛知県臨床心理士会理事 災害支援部会担当 2019年 3月迄
2019年 8月 日本コラージュ療法学会第11回大会 大会長
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受賞歴

受賞年月 受賞名
2018年 8月 日本コラージュ療法学会奨励賞
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著書

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
自然にともにいることをめざしてコラージュによる分裂病小集団への心理療法「仕事としての心理療法」 渡辺雄三編 共著 1999年 1月 人文書院 分裂病(統合失調症)患者小集団に対するコラージュを用いた心理療法過程をまとめた。「枠づけ用紙」の導入による患者の作品の変化や、コラージュによる患者同士の相互作用について検討した。またコラージュが心理療法家と患者の間の緩衝的媒介としての役割をはたしたことについても重要な点としてまとめている。編者:渡辺雄三、著者:三宅朝子、岡田光夫、白井聖子、山田勝、緒賀由美子、浅井桂子、高橋蔵人、佐藤明美、丹羽くみ恵、来多泰明、三輪友木子、石黒直生担当部分P237-P260,総頁数284P。
単科精神病院における心理職の役割他職種との連携をめぐって「人間援助の諸領域」 田畑治編 共著 2000年 3月 ナカニシヤ出版 単科精神病院の中でいまだ安定した立場を確保していない臨床心理士が、病院の中で担っている役割についてまとめた。またその中で特に精神科医,看護職など他職種との連携の重要性を指摘した。「心理検査」「心理療法」などの臨床心理士の具体的な業務の中で、どのように連携を実現するのかをまとめた。監修:田畑治,著者:田畑治,江口昇勇,三輪友木子,総著者数30名,担当部分P231-P241,総頁数349P
学校教育相談「生きる力をつける教育心理学」 速水敏夫・吉田俊和・伊藤康児編 共著 2001年 3月 ナカニシヤ出版 従来の教育相談に関する基礎知識だけでなく、新しく学校現場に広がりつつある「学校教育相談」の概念について説明した。担任教師の役割、養護教諭の役割、管理職・生徒指導部の役割、スクールカウンセラーの役割などをわかりやすく記述し、さまざまな問題への取り組み方を概説した。編者:速水敏彦・吉田俊和・伊藤康児著者:杉村伸一郎,川上綾子,今村友木子,総著者数24名。担当部分P277-P288,総頁数298P.
「コラージュ表現-統合失調症者の特徴を探る」 創元社 単著 2006年 5月 創元社 日本におけるコラージュ療法の発展を解説し、統合失調症者のコラージュ表現について,事例的研究,統計的研究からの知見を詳述した。筆者の作成した印象評定尺度を紹介している。この尺度は臨床現場でも応用可能であり、コラージュによる確かなアセスメントを助けている。総頁数157P。
コラージュ療法 材料からの再考 共著 2019年 3月 ナカニシヤ出版 担当部分:第1章1コラージュ療法の魅力と基本姿勢,コラム1,第2章2中国における広がり,3.関連技法,コラム2,第3章材料について考える,第4章「コラージュ療法基本材料シート集」の使用にあたって,第5章2.精神科クリニックにおけるコラージュ療法の実践、5.生涯学習活動におけるコラージュの活用,コラム3,おわりに  著者:今村友木子・二村彩・加藤大樹・今枝美幸
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学術論文

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
交流分析における基本的構えの下位次元とエゴグラムパターンの関連 共著 1992年 3月 三重大学教育学部紀要,43,115-122 交流分析における「人生の基本的構え」について、自己および他者に対する構えにそれぞれ存在・有能さ・承認・援助の下位カテゴリーを設定し、相互の関連性およびエゴグラムによる自我状態との関係を分析した。I領域ではFC・NP優位群が高い肯定度を示し,YOU領域ではNP群が下位カテゴリーを通じて高い肯定度を示した。自己の存在に関する構えがI領域では中心的な位置を占め、YOU領域では他者に対する承認の構えが中心的なカテゴリーであった。自己に対する構えにおいては、存在に関する側面と有能さや効力感に関する側面が分化していたが、他者に対する構えではそのような下位カテゴリー間の機能的差異は未分化であった。著者:今村友木子・西川和夫 p.115-122
帰国子女の適応に関する研究 単著 1993年 5月 名古屋大学大学院教育学研究科 帰国子女の海外滞在時のソーシャルネットワークと現在のソーシャルネットワークのあり方が帰国子女の適応にどのように影響しているかを明らかにした。帰国子女の適応は,情緒的側面,学校環境,日本文化的側面における適応感として調査を行った。海外滞在時においても帰国後においても、広がりをもったソーシャル・サポート・ネットワークを形成していくことが、帰国後の適応感に重要な影響を及ぼしていることが明らかになった。また、帰国子女を受け入れる環境としては国際化教育、語学教育に対する積極的な姿勢を示している学科(学校)には自ずとそれらに関心のある生徒集まり、さらに関心を高めるような環境の中で、帰国子女の海外体験に積極的な関心を示す雰囲気があることが示された。 (修士論文)
スクールカウンセリングの多面的活用に関する一事例 単著 2000年12月 東海学園女子短期大学紀要,36,79-94 狭義のカウンセリングだけでなく,広く学校教育現場全体を援助する取り組みが求められているスクールカウンセラーの多面的活用の可能性について、事例をもとに検討した。各現場での創意工夫が求められている「総合的学習」と、スクールカウンセラーの活用をつなぐことにより、相乗的な効果を期待することができる。本事例においては,「総合的学習」の中でスクールカウンセラーが行ったロールプレイを用いた授業について報告し,スクールカウンセリングと「総合的学習」の相互活用による効果について考察した。p.79-94
分裂病者のコラージュ表現-統一材料を用いた量的比較- 単著 2001年12月 名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要, 48,185-195. 分裂病(統合失調症)患者のコラージュ表現の特徴を明らかにするため,統一材料によって作成された分裂病患者59人と一般成人114人のコラージュを数量的に比較した。その結果,分裂病患者のコラージュ表現において切片数の少なさ、切り方・貼り方における表現の乏しさ,人間像の少なさや内容における活動性の乏しさ,空間的認知特徴が明らかになった。また材料別比較から,分裂病患者が雑誌の使用に抵抗感を感じている可能性や背景化の困難な認知的特徴が材料選択や表現内容に影響を及ぼしている可能性が推察された。p.185-195.
スクールカウンセリングと心理教育的援助 共著 2002年 7月 精神科臨床サービス,2(3), 星和書店 スクールカウンセリングの特徴やその留意点を,相談室でのカウンセリング,教師・保護者とのカウンセリング,ならびにコンサルテーション,コーディネーション,チーム支援などの側面からまとめた。さらに,心理教育的援助の視点から,スクールカウンセラーが教師と協同して進める事例として,進路指導や学級を対象とするいじめ解決プログラムについて紹介した。そして,今後のスクールカウンセラー像として,教育目標に沿った児童生徒・教職員との協同・連携に基づく心理教育的援助システムの構築の大切さを述べた。著者:市川千秋・今村友木子 p.367-370.
分裂病患者のコラージュ表現-枠の効果に関する検討- 単著 2002年 8月 日本芸術療法学会誌,33,14-25. 枠づけされた用紙がコラージュ表現に及ぼす影響について調べ,分裂病(統合失調症)患者群での枠の効果と一般成人群での枠の効果は異なるものであるという仮説を検証した。全ての被験者には同じ材料が与えられ,集団場面でコラージュを作成した。作品の全般的特徴,切り抜きの形,貼り方などの表現,材料,切り抜きの内容について分析を行った。分析の結果,一般成人の枠づけされたコラージュでは「文字」の出現と「スポーツ」の出現が多く,枠はイメージや意図を凝縮し,内的心性の表出の促す作用をしたと考えられる。分裂病(統合失調症)患者の枠づけされたコラージュでは構成化の困難さが軽減され,「風景」の出現が増えた。また直接的な攻撃的表現の「戦い」の出現が少なく,積極性や活動性を伴う「乗り物」の出現が多いことから攻撃性が間接的な表現になったことがわかった。さらに2方法を合わせた一般成人群・分裂病患者群の比較の結果,分裂病患者の表現の乏しさや硬さなどが改めて示された。p.14-25.(査読有)
統合失調症者のコラージュ表現に関する研究 単著 2004年 3月 学位論文 博士(教育学)(名古屋大学教育学部) 統合失調症者のコラージュ表現について,事例的研究,統計的研究の両側面から詳細に検討を行った。特に統計的研究においては,材料の統一、印象評定尺度の作成など、独自の検討をおこない、コラージュ研究の一つの方向性を示した。(学位論文)
印象評定を用いた統合失調症者のコラージュ表現の分析 単著 2004年 9月 心理臨床学研究,22,217-227. コラージュ印象評定尺度を作成し、印象評定によって統合失調症者のコラージュ表現特徴を明らかにすることを目的とした。予備段階として45項目からなる評定尺度が作成され,4人の評定者が統合失調症者のコラージュ30作品と一般成人の30作品の印象評定を行った。この結果を基に作成された30項目からなるコラージュ印象評定尺度(CISS)を用いて,3人の評定者が一般成人による214作品と統合失調症者による118作品の印象評定を行った。因子分析により安定性,表出性,創造性の3因子が抽出され,三つの下位尺度が作成された。3尺度の信頼性係数により,CISSの信頼性は十分に高いことが示された。3尺度の評定値を一般成人と統合失調症者間で比較した結果、一般成人によるコラージュ作品は統合失調症者のコラージュ作品よりも,高い安定性,高い表出性,高い創造性を示すことが明らかになった。p.217-227.(査読有)
評定者のコラージュ療法経験と印象評定 単著 2010年 6月 心理臨床学研究,28,151-160. 評定者のコラージュ療法経験がCISS(コラージュ印象評定尺度)を用いた印象評定にもたらす影響について検討し,コラージュ作品のアセスメント熟達へのてがかりを得ることを目的とした研究である。第1研究において,初心者によるCISSの評定と経験者によるCISSの評定を比較した。第2研究では,第1研究とは別の初心者群に事前学習を行い,事前学習が初心者の印象評定にもたらす効果を検討した。この結果事前学習をうけた初心者の評定は経験者の評定に近づき,事前学習が有効であることが示された。本研究からはアセスメント熟達の手がかりとして二つの視点が得られた。p.151-160.(査読有)
被災者支援におけるコラージュ療法の実践 共著 2013年 9月 コラージュ療法学研究 4,27-38 東日本大震災の被災者支援の中で実施されたコラージュ療法に関する実践研究である。被災者支援の中でコラージュが果たした役割と,それぞれのコラージュに表現された被災者の内的世界について検討した。コラージュの作成を通して,心の中にしまいこまれていた生き生きとした感情が引き出された被災者や,ゆっくりと喪失の体験に向き合った被災者が見られた。:今村友木子・木原英里子・小泉奈央 p.27-38, 査読有
コラージュ療法基本材料シート集の開発と今後の活用  共著 2014年 3月 金城学院大学論集人文科学編 11(2), 21-31 「コラージュ療法基本材料シート集」の開発プロセスについてまとめるとともに、一般的な材料を含む「コラージュ療法材料」への向き合い方について考察した。今村友木子・加藤大樹・二村彩・今枝美幸(2014).
芸術療法体験尺度の改訂 共著 2014年 9月 金城学院大学論集人文科学編 11(1),1-6 本研究では,芸術療法における複数の技法の体験を総合的に測定するための,信頼性と妥当性を備えた尺度の開発を目指したものである。芸術療法における体験過程に関する尺度(SEAT)をもとに,SEAT-Rとして改訂することを目的とした。箱庭療法・コラージュ療法・ブロック技法を対象とした制作体験を統計的に検討した結果,「気持ちの解放・安定」,「満足感」,「自己理解」,「緊張感」,「子ども時代への回帰」という5つの因子が抽出され,今後の研究において活用可能な指標が示された。 加藤大樹・今村友木子・仁里文美 p.1-6
コラージュ療法の材料に関する検討(1)―基礎的研究の展望― 共著 2014年10月 コラージュ療法学研究,5,p.31-42. コラージュ療法のアセスメント的側面の理論構築を目指し,量的な手法を用いた基礎的研究について,材料統制のあり方に注目して概観した。これまでの基礎的研究では,材料が統制されていない調査が多く,材料が統制されていても研究者によってその方法が様々であることがわかった。その背景には,材料統制をめぐるいくつかの課題があり,これらがコラージュ療法の基礎的研究の発展を妨げる一因となっていることが考えられた。今後,コラージュ療法の基礎的研究が発展し,臨床場面に質の高い研究結果が還元されるためには,それらの課題を克服した統制材料集の開発の必要性が示唆された。(二村彩・今村友木子・加藤大樹・今枝美幸, 査読有) p.31-42.
コラージュ療法の材料に関する検討(2)-コラージュ療法材料シート集の試作と使用感- 共著 2014年10月 コラージュ療法学研究,5,p.43-55. 本研究においては,コラージュ療法の研究発展に必要不可欠と考えられる統一的な材料集を開発することをめざした。研究者のみでなく臨床家もこのような材料集の必要性を認識していることを確認し,材料集にとって適切な内容のバランスを模索して,コラージュ療法材料シート集を試作した。その材料シート集を使用して学生らと臨床家らによる制作体験が実施され,使用感が検討された。使用感の検討からは,本材料シート集が基礎研究場面や臨床場面で使用可能であることが示されたが,臨床場面における継続した使用には限界があることや,内容の修正や追加が必要であることが示唆された。また,本材料集の検討を通して,コラージュ療法の材料にとってどのようなことが重要であるのか考察された。(今村友木子・加藤大樹・二村彩・今枝美幸,査読有)p.43-55.
コラージュ療法の現在  単著 2015年 日本芸術療法学会誌 46, 15-22 コラージュ療法の発展と、その途上で発生した混乱の経緯について概説しし、今後の課題について述べた。
女子大学生におけるゆるし(forgiveness)と成人愛着スタイルの関連-共感性と自尊感情に着目して- 共著 2016年 9月 金城学院大学論集人文科学編,13,1,1-12 ゆるし研究は,他者に対するゆるしに関する研究が先行して検討されてきたことにより,自己に対するゆるしへの知見が比較的少ないのが現状である。本研究では,他者に対するゆるしと自己に対するゆるし促進させる個人ない要因として,愛着スタイルとの関連を検討した。その結果,自尊感情と共感性は,愛着スタイルとゆるしを媒介せず,愛着とともにゆるしに直接的な影響があることが示された。 今村友木子・中村香恵 p.1-12
イギリスにおけるアートセラピー体験 単著 2017年 8月 金城学院大学心理臨床相談室紀要 16,23-29 特別研究期間によるイギリスに滞在中のアートセラピーに関する体験と知見の収集を報告した。主にローハンプトン大学への訪問とイギリス芸術療法学会(BAAT)主催のワークショップへの参加の報告である。p.23-p.29
芸術療法的体験の比較 -女子学生の箱庭・コラージュ・ブロック体験 共著 2019年 3月 日本芸術療法学会誌 49,2,64-71 箱庭療法、コラージュ療法、ブロック技法における制作過程を包括的にとらえ、独自性や共通性について検討を行った。体験の測定には芸術療法体験尺度(SEAT-R)を用いて、学生におけるⅢ種の芸術療法的体験を比較した。結果からは、各技法の特性を心理臨床教育に積極的に活かしていくことの可能性が示された。3技法とも、「非言語的アプローチにおける満足感」や「適度な見守り」を理解するうえで有用であると考えられる。 今村友木子・加藤大樹・仁里文美 p.64-71.
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学会発表

題目/演目名等 発表年月 発表学会名等 概要
「帰国子女の適応とソーシャル・サポートに関する研究」 1994年10月 日本社会心理学会第35回大会 帰国子女の海外滞在時のソーシャルネットワークと現在のソーシャルネットワークのあり方が帰国子女の適応にどのように影響しているかを明らかにした。海外滞在時においても帰国後においても、広がりをもったソーシャル・サポート・ネットワークを形成していくことが、帰国後の適応感に重要な影響を及ぼしていることが明らかになった。
「分裂病小集団におけるコラージュ療法」 1995年 9月 日本心理臨床学会第14回大会発表 分裂病(統合失調症)患者小集団に対するコラージュを用いた心理療法過程をまとめた。「枠づけ用紙」の導入による患者の作品の変化や、コラージュによる患者同士の相互作用について検討した。またコラージュが心理療法家と患者の間の緩衝的媒介としての役割をはたしたことについても重要な点としてまとめている。
「コラージュ療法におけるアセスメントとその用い方」 2000年 9月 日本心理臨床学会第19回大会自主シンポジウム話題提供 コラージュ療法は、心理臨床領域、教育、司法、小児科、福祉、精神科など幅広い領域で盛んに行われるようになってきている。その中でアセスメント的な使用もされはじめているが、その方法などについてはこれまで十分な議論がなされていない。本シンポジウムではコラージュ作品のアセスメントの方法や用い方について、司法、小児科、福祉、精神科の領域から報告し議論を行った。筆者は精神分裂病(統合失調症)患者のコラージュ表現について、同一材料を用いた一般成人との比較をもとに報告をおこなった。企画者:中村勝治、話題提供者:藤掛明、荻原ゆかり、西村喜文、三輪友木子
「協同学習を支える教師集団の協同」 2001年 9月 日本教育心理学会第43回大会自主シンポジウム話題提供 生徒たちが協力しあって学習課題に取り組む協同学習は、生徒の学習の質を高める教科指導面の効果、生徒同士の交友関係や対人技能を発展させる生徒指導面の効果が指摘されている。協同学習は、ひとりの教師が自分の担当するクラスだけで実践するよりも、その学校の教師たちがたがいに協力し高めあいながら、実践すると効果が高い。そこで、この教師達による相互研修チームの運営、校内での教師集団の形成と校長のリーダーシップ、教師達が連携しあう学校教育相談の体制づくり、さらに校外での教師同士の研究活動について事例を報告しあい、今後の協同学習の研究や実践を深めていくべき方向について討論した。企画者:杉江修治,話題提供者:伊藤康児,小島幸彦,今村友木子,杉江修治.
「分裂病患者のコラージュ表現-枠の効果を探る」 2001年10月 日本芸術療法学会第33回発表 絵画療法や箱庭療法においてしばしば「枠」の問題が話題にされるが、コラージュにおける「枠」は十分検討されてこなかった。本研究では、枠づけされた用紙がコラージュ表現に及ぼす影響について調べ,分裂病(統合失調症)患者群での枠の効果と一般成人群での枠の効果は異なるものであるという仮説を検証した。分析の結果,一般成人の枠づけされたコラージュでは「文字」の出現と「スポーツ」の出現が多く,枠はイメージや意図を凝縮し,内的心性の表出の促す作用をしたと考えられる。分裂病患者の枠づけされたコラージュでは構成化の困難さが軽減され,「風景」の出現が増えた。また直接的な攻撃的表現の「戦い」の出現が少なく,積極性や活動性を伴う「乗り物」の出現が多いことから攻撃性が間接的な表現になったことがわかった。
「スクールカウンセラーによる心理教育的関わり」 2002年 1月 日本学校カウンセリング学会第17回大会発表 スクールカウンセラーが行った授業事例として、「感情曲線」を描いて自分自身の過去・現在・未来について大局的に捉えることを促した授業について報告し,スクールカウンセラーによる心理教育的関わりの必要性とその多様なあり方について検討した。
「コラージュ印象評定尺度の作成-印象評定による分裂病患者のコラージュ表現」 2002年 9月 日本心理臨床学会第21回大会 コラージュ療法の研究は近年急速に活発化しており、研究分野は症例研究から基礎研究へと広がりつつある。しかしながら形式的特徴や内容的特徴などは詳細に分析されているものの、コラージュ作品全体の印象に関しては、その測定方法などが確立されていない。コラージュ作品の全般的特徴を記述する、あるいはコラージュをアセスメントとして用いるためには確実な印象評定が不可欠である。本研究ではコラージュ作品に対する印象評定尺度を作成し、その尺度によって一般成人のコラージュ表現と分裂病(統合失調症)患者のコラージュ表現の印象を比較した。予備尺度(45項目)からは「安定性因子」「表出性因子」「創造性因子」が抽出された。
「評定者のコラージュ経験と印象評定 -アセスメント熟達への手がかりをCISSから探る-」 2006年 9月 日本心理臨床学会第25回大会 CISS(Collage Impression Scoring Scale,今村, 2004)を用いることによりコラージュ作品の印象を客観的に測定することが可能である。しかし初心者の評定する印象と熟練した臨床家が評定する印象は異なる可能性がある。この違いは「コラージュ作品のアセスメント」に関わる重大な要素と考えられる。本研究では、評定者のコラージュ経験が,統合失調症者と一般成人のコラージュ作品の印象評定にもたらす影響を明らかにすることにより,コラージュ作品のアセスメントの熟達への手がかりを模索した。その結果創造性尺度おいては交互作用が見られ, コラージュ経験者の評定はコラージュ初心者の評定よりも, 一般成人と統合失調症者の評定値間の開きが大きいことが示された。創造性はコラージュのアセスメント的理解に必要な要素であると同時に,初心者には評定が難しい尺度であることが示された。
「初心者の学びとコラージュ印象評定 -アセスメント熟達への手がかりをCISSから探る-」 2007年 9月 日本心理臨床学会第26回大会 平成18年発表の研究成果を、“印象評定の際に留意すべき事項”として初心者に説明することによって、初心者は経験者に近い印象評定をすることが可能となるのではないかと考えられる。本研究では事前学習が初心者の印象評定にもたらす効果を明らかにし、昨年に引き続き、アセスメント熟達への手がかりを検討した。その結果、安定性については、事前学習を受けた初心者は経験者と同様の評定を行うことができ、事前学習の有効性が示された。創造性については、事前学習を受けた初心者は、経験者と同様の評定とまではいえないが、受けていない初心者よりは経験者に近い印象評定を行うことができた。H18年の研究と本研究により、初心者がコラージュを理解するための学習に役立つ視点を整理することが出来た。
特別支援教育に関する実態調査-2007年度との比較検討- 2011年 9月 日本心理臨床学会第30回秋季大会 福岡国際会議場  本研究では,幼稚園,小・中・高等学校,大学の学生相談機関を対象に調査を行い,2007年度の調査結果との比較を通して,特別支援教育の現状と課題を探り,検討をおこなった。 2007年度と比較して,特別支援教育は確かに推進されたが,十分といえないことが示された。一人ひとりの児童・生徒の特別なニーズにこたえた支援が円滑に行えるよう, 今後もより一層の推進が望まれる。また臨床心理士の専門性を活かす場面は多く,より一層の専門性の向上が求められていると考えられる。発表者:永原知佳・川瀬正裕・今村友木子・仁里文美・井手裕子
芸術療法における体験過程に関する尺度の作成-箱庭療法・コラージュ療法・ブロック技法の比較 2011年 9月 日本心理臨床学会第30回秋季大会 福岡国際会議場 本研究は,複数の芸術療法における体験過程を測定するための汎用性のある尺度を作成することを目的とする。特に,箱庭療法,コラージュ療法,ブロック技法の3技法に焦点をあて,体験過程の共通性と独自性を検討した。作成した尺度からは,5つの因子が抽出され,3技法において共通の体験をしていることがうかがわれた。発表者:加藤大樹・今村友木子・仁里文美
被災者支援におけるコラージュ療法の実践 2012年 8月 日本コラージュ療法学会第4回大会 鳴門教育大学 発表者らは,東日本大震災の被災地にて心理的援助活動をおこなったNPO法人に参加した。被災者の支援現場にコラージュ療法を導入する際の注意点,そこでコラージュ療法が果たした役割,コラージュ作品に表れた被災者の内的世界について検討を行った。共著:今村友木子・木原英里子・小泉奈央
被災地における臨床心理士の支援活動を考える-被災者・支援者コミュニティにおける心理臨床活動  2012年 9月 日本心理臨床学会第31回大会自主シンポジウム 愛知学院大学  2011年3月11日に発災した東日本大震災では,様々な領域でのこころのケアの必要性が訴えられた。本自主シンポでは,NPO愛知ネットの活動を紹介した。そこで得られた知見を共有しながら,今後の被災地で,また別の災害現場で,様々な被災者・支援者コミュニティ的相互作用の中に臨床心理士がどのように加わり,役割を得て活動し,心理臨床的援助を意味あるものとできるのかを検討した。発表者:大崎園生・木原英里子・今村友木子・小泉奈央
コラージュ療法における基本的材料の開発必要性 2013年 8月 日本心理臨床学会第32回大会 パシフィコ横浜 コラージュ療法の基礎的研究は盛んに行われているが,材料を統制していない研究も多い。材料に関する配慮が不足すれば,内容が偏ることや著作権の侵害などの問題が生じうる。これらの問題は大量に入手可能な安定した基本的材料の開発によって解決することができる。基本的材料の開発によるメリットとデメリットを含め,開発必要性を検討する。 今村友木子・加藤大樹・二村彩・今枝美幸
コラージュ療法材料シート集(試作版)の開発および検討 2013年10月 日本コラージュ療法学会第5回大会 新潟青陵大学 コラージュ療法の基礎的研究においては,コラージュ制作の実施手続きを統制するため,同一の材料を準備することが望まれる。しかし幅広い内容の素材を,大量に準備することによる費用や作業の負担は膨大であり,基礎研究への取り組みにくさにつながっている。また臨床現場においても,初心者が導入する際にはどのような材料を準備したらよいかわからない,という戸惑いが見受けられる。本研究ではこのような問題を解決する一助として,基本的材料の開発をめざす。本発表においては,「コラージュ療法材料集(試作版)」の開発のための材料検討とその使用感の検討について報告した。:今村友木子・二村彩・加藤大樹・今枝美幸
コラージュ作品の査定に関する提案-第2報- 2015年 9月 日本心理臨床学会第34回大会神戸国際会議場 一事例に関するコラージュ作品をもとに、複数の立場からアセスメントを行い、討論した。各立場の独自性が明らかになった一方で、重要な見立てについては、共通の見解が得られた。:自主シンポジウム,西村喜文・森谷寛之・今村友木子・山上榮子・大前玲子
臨床事例におけるコラージュ療法基本材料シート集の適用 -複数の青年期男子作品による検討- 2015年 9月 日本心理臨床学会第34回大会 神戸国際会議場  今村(2015)らは,「コラージュ療法基本材料シート集」(以下,基本材料シート集)を開発した。これにより,基礎的研究における材料の統制が容易になっただけでなく,異なるクライエントのコラージュ作品について検討することが可能となった。本発表においては,同じ材料を用いた青年期の複数事例の作品の提示により,まずは基本材料シート集を使用した臨床場面でクライエントの内面がどのように表出されたかを検討する。次に,同一材料による異なる事例のコラージュ作品の検討により,状態像による表現の相違について理解を深めることをめざす。:今村友木子・向井麻美子・今尾朝美・二村彩
コラージュ療法におけるアセスメント -第3報- 不登校症状のアセスメント 2016年 9月 日本心理臨床学会第35回秋季大会 パシフィコ横浜 コラージュ制作は容易であるが、その表現されたものの意味を理解することは意外と難しい。我々はこの課題に対応するために、自主シンポジウムにおいえて「アセスメントの方法について」「事例を通したアセスメントについて」と継続して検討してきた。今回は不登校事例を取りあげ、症状の強さ、改善度などの観点を討論し、アセスメントの有効性を検討した。 森谷寛之・西村喜文・今村友木子・山上榮子・大前玲子
大学生のいじめ認識に関する諸要因の検討 2016年 9月 日本心理臨床学会第35回秋季大会 いじめによる自殺が毎年のように報じられているが,いじめに対する認識が人によって異なることが、対応の遅れにつながっていると考えられる。本研究ではいじめ判断を混乱させる情報を含んだ場面をどのように判断するのか、経験や属性、パーソナリティ、根拠などから検討を行った。山本聡子・今村友木子
孤独感を抱え続けた男性との面接過程-初期のコラージュを手がかりに 2017年 9月 日本コラージュ療法学会第9回大会 京都ノートルダム女子大学 精神科受診と並行して相談室での面接を長く続けた男性の心理面接過程を検討した。強迫観念や抑うつの強い訴えがあり,時には幻覚がうかがわれることがあって病態水準に気を付けながらの面接だった。発表においては,初期の作品を提示するとともに,面接経過の全体を概観することにより,Clの内面について考察した。
コラージュ作品のアセスメントにおける着目点の検討ー自由記述の分析を中心にー 2017年10月 第49回日本芸術療法学会学術大会 島根県民会館中ホール 精神疾患をもつ制作者のコラージュ作品に対して複数のアプローチから作品を評価し、その着目点や評価のプロセスについて検討をおこなった。また、アセスメントのための作品の条件を一定にするため、「コラージュ療法基本材料シート集」を用いた。:二村彩・今村友木子
統合失調症者のコラージュ制作体験の検討 一時的気分尺度と芸術療法体験尺度による一般成人との比較 2017年11月 日本心理臨床学会 第36回秋季大会 パシフィコ横浜 「コラージュ療法基本材料シート集」を使用しコラージュ制作による統合失調症者と一般成人の気分や体験を比較,検討することを目的とする。本研究においては,コラージュ制作の前後に一時的気分尺度を実施し,気分の変容を測定する。またコラージュ制作後に芸術療法体験尺度を実施し,「気分の解放・安定」「満足感」「自己理解」「緊張感」「回帰」を測定した。一般成人ではコラージュ制作の前後で多くの不快な気分状態が明らかに低減するが,統合失調症者では,抑うつの低減と活気の上昇以外の気分の変化は一般成人ほど顕著ではない。これらは,慢性期の統合失調症における気分の平板化が,体験の前後における気分変容の少なさとして生じていると考えられる。芸術療法体験尺度においては,「満足感」や「子ども時代への回帰」を一般成人のほうが強く感じているが,解放感や自己理解の感覚は,2群間の差は見られなかった。これらの結果からは体験と感情の関連性が2群間において異なる可能性が示された。:今村友木子(金城学院大学)・二村 彩(金城学院大学)上田隆憲(交正会 精治寮病院)・服部憲明(交正会 笠寺精治寮病院)
コラージュ療法におけるアセスメントー統合失調症者によるコラージュ表現― 2018年 8月 日本心理臨床学会第37回大会発表論文集 神戸国際会議場 コラージュ療法の作品の理解については、心理療法家のアセスメント能力が問われる。本シンポジウムでは統合失調症者の作品理解につぃて、さまざまな観点から検討した。p.451 今村友木子・山上榮子・西村喜文・今田雄三
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講演・普及活動

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
スピーチクリニック臨床心理研究所「こかこの会」 第90回研修講演会 「コラージュ療法2006」 講師 (研究に関連する講演) 共著 2006年 7月 スピーチクリニック臨床心理研究所「こかこの会」 第90回研修講演会 心理療法の実践家や大学院生を対象とした講演会において、コラージュ療法の基礎から実際、研究的視点に至るまでを解説した。特に、演者の開発した印象評定尺度(CISS)を用いて実習を行い、コラージュ作品を見る際の要点などについて、多数のコラージュ作品を提示して解説した。森谷寛之・今村友木子
第1回全国コラージュ療法研修・研究集会ワークショップ講師 単著 2006年 8月 第1回全国コラージュ療法研修・研究集会 日本において心理療法としてのコラージュが発展し、初めての全国研修・研究集会が催された。研修会ではコラージュ研究法について講師を担当した。対象は臨床心理士または臨床心理学を専門とする大学院生。また研究発表においては座長を担当した。
中国大陸第1回表現性心理療法と心理劇国際学会  ワークショップ講師 共著 2007年 8月 中国大陸第1回表現性心理療法と心理劇国際学会 中国において初めて開催された「表現性心理療法と心理劇国際学会」のワークショップ講師を務めた。「心理療法における絵画療法の応用」のタイトルで、3日間のうち1日を担当した。対象は中国・香港などアジアの心理療法家・研究者・大学院生など。森谷寛之・今村友木子
「コラージュ療法基礎講座」 単著 2009年 2月 金城学院大学コラージュ療法研究会第1回 コラージュ療法の起源と成り立ちについて概説した後,制作実習を行った。単に自分の作品を作るということだけではなく、材料をシェアすることを念頭に置いて切抜きをおこなったため、「相手のために切る」という課題に取り組むことができた。また後半には、統合失調症のコラージュ療法過程を紹介し、水準による作品特徴の違いについて検討した。
「コラージュ療法研究法」 ワークショップ講師 単著 2009年 8月 日本コラージュ療法学会第1回大会ワークショップ 日本におけるコラージュ療法の研究を追求する場として、日本コラージュ療法学会が設立され、第1回ワークショップの中で「コラージュ療法研究法」の講師を務めた。コラージュ療法の事例研究、基礎研究への取り組み方について講義した。
「投影法の魅力-アセスメントとセラピー」 コラージュ療法の立場から 共著 2011年 3月 名古屋ロールシャッハ研究会50周年記念大会 さまざまな立場から,投影法の魅力について話題提供をおこなった。コラージュ療法の立場からは,事例の作品紹介とともに,コラージュ作品のアセスメントについて述べた。また,数量的研究から,コラージュの理解とロールシャッハの理解の共通点について述べた。(八尋華那雄,皆藤章,今村友木子,池田豊應)
『災害支援とコラージュ療法』 単著 2011年10月 金城学院大学コラージュ療法研究会第8回 筆者が参加した東日本大震災の支援活動とその中で実践したコラージュ療法について報告した。コラージュ療法に限らず、災害支援に参加するときの注意点や心構え、また支援を通してみられた人々の心などについて検討した。
「表現技法のおもしろさーコラージュ技法を中心に-」 ワークショップ講師 単著 2012年 5月 日本心理臨床学会第31回春季大会ワークショップ 心理療法における表現技法の活用について,その治療機序とアセスメント的理解のありかたを解説した。また,表現技法の中でも,コラージュ療法については制作実習をおこなって体験的理解を深めるとともに,漠然と理解されている本技法について,基本的な成り立ちから臨床的活用までを概説した。
「コラージュ療法研究法」 ワークショップ講師 単著 2012年 8月 日本コラージュ療法学会第4回大会ワークショップ コラージュ療法の基礎を確認し,コラージュ療法研究,独自性,基本的要件などを整理した。次に基礎研究としてのコラージュ療法を取り扱う災の困難な点,注意が必要な点について検討した。論文投稿を視野に入れたコラージュ療法研究のあり方について重要な点を講義した。
『神経症圏のコラージュ療法』 単著 2013年 2月 金城学院大学コラージュ療法研究会第12回 筆者が担当した大学生の事例を通して神経症圏のコラージュについて考察を行った。コラージュは一度しか制作していない事例であったが,神経症圏のコラージュ表現や学生相談の心理面接について理解を深めるよい機会となったと思う。
『コラージュ制作体験とコラージュ療法研究報告』 単著 2013年 6月 金城学院大学コラージュ療法研究会第13回 コラージュ療法材料研究班が制作中の「コラージュ療法材料シート集(試作版)」を使用して,コラージュの制作体験を実施した。政策後,コラージュ療法をの材料を用意するためにはどのような配慮が必要か、材料シート集にはどのような活用可能性があるのか,体験を通してディスカッションを行った。
「コラージュ療法と論文執筆」ワークショップ講師 単著 2013年10月 日本コラージュ療法学会第5回大会ワークショップ コラージュ療法研究の独自性,基本的要件などを整理し,解説した。また論文執筆のための基本事項を説明し,臨床事例や基礎的研究を投稿論文としてまとめるための手がかりを与えた。
「コラージュ療法と論文執筆」ワークショップ講師 単著 2014年 8月 日本コラージュ療法学会第6回大会ワークショップ 愛知学院大学 コラージュ療法研究の独自性,基本的要件などを整理し,解説した。また論文執筆のための基本事項を説明し,臨床事例や基礎的研究を投稿論文としてまとめるための手がかりを与えた。
「コラージュ療法の材料について大切なこと」 共著 2014年 8月 日本コラージュ療法学会第6回大会シンポジウム 愛知学院大学 コラージュ療法におけるアセスメントの可能性を考えるとき,同じ材料を使用した作品の比較は避けて通れない課題となる。そのため,筆者は基礎的研究でも事例研究でも使用可能な統一的な材料の開発に取り組んでいる。そのプロセスで,コラージュ療法の材料にとって必要不可欠な条件は何か,使いやすい材料とは何かといったことに向き合ってきた。また同時に,統一的な材料集の限界にも注意しておかなければならない。シンポジウムでは、多くの対象者を想定する場合と個々の対象者を想定する場合の留意点なども含めて、材料に関する考察を深めた。話題提供者:中原睦美・今村友木子
コラージュ療法 単著 2014年 8月 愛知県臨床心理士会長期研修講師(10回中1回担当) 非言語的心理療法の一技法として、コラージュ療法について体験実習と講義を行った。導入の容易な技法であるがゆえに、かえって理論的な理解がなされないまま普及した側面がある。本講義においては、コラージュ療法の基本的な成り立ちから丁寧に解説を行うとともに、臨床事例の紹介などを通して、アセスメント的理解についても詳しく説明した。
『コラージュ療法基本材料シート集』の制作体験と今後の活用 単著 2015年 2月 金城学院大学コラージュ療法研究会第18回 筆者らが開発した「コラージュ療法基本材料シート集」による制作体験を行い、材料集の使用感について意見交換をおこなうとともに、材料についての基本的な考え方について解説した。また、臨床場面で導入している参加者から、実際の状況に関する報告があり、今後の活用あり方について検討をおこなった。
「コラージュ療法基本材料シート集による制作体験と活用のあり方」 ワークショップ講師 単著 2015年 8月 日本コラージュ療法学会第7回大会ワークショップ 西九州大学 今村らが開発した「コラージュ療法基本材料シート集」の制作体験と、それを通して活用のあり方について講義をおこなった。さらに,本材料集に限らず,コラージュ療法にとって必要な材料とは何か,どのような配慮が必要かといった材料準備の基本についても参加者とともに検討した。
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雑誌

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
表現技法によるアセスメント 単著 2007年 4月 「現代のエスプリ」別冊 事例に学ぶ心理臨床実践セミナーシリーズ 特集 臨床心理査定研究セミナー 至文堂 p.262-271 臨床心理学的援助の基礎となるアセスメントの中でも、表現技法を用いたアセスメントについて、描画、コラージュをとりあげ、基本の解説を行った。事例を用いて具体的に記述し、注意すべき点や作品を見る際の重要な視点などをわかりやすく解説した。
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研修会

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
震災と臨床心理士ーモーニングワークの視点から- 共著 2012年 5月 愛知県臨床心理士会平成24年度一日研修会 2011年3月の東日本大震災を受け,喪失やグリーフをテーマとしたシンポジウムを開催した。筆者は,現地での支援活動の報告をするとともに,今後必要となってくるであるであろう支援について発表した。(中西和紀・大崎園生・今村友木子・長瀬治之)
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巻頭言

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
巻頭言 単著 2013年 9月 コラージュ療法学研究第4巻 学会誌第4巻発行にあたり,4年間の学会誌編集の取り組みを概観し,巻頭言として著した。
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対談

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
アート心理療法ー心理的苦悩に対する創造性と癒し 共著 2019年 8月 日本コラージュ療法学会第11回大会 金城学院大学 イギリスに最初にユング派アートセラピーを導入したJanek, Dubowski氏(ローハンプトン大学)の特別講演後に、氏と対談をおこなった。アートセラピーにおいて素材の果たす役割、制作後の言語化の意味、プレイセラピーとアートセラピーの異同など、アートセラピーの本質に関わる重要な点について意見交換を行った。
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