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フリガナイトウ ミオリ
ローマ字ITOH Miori
氏名伊藤 海織
学位博士(学術) 
所属生活環境学部 / 環境デザイン学科
職名講師
所属学会日本家政学会 日本繊維製品消費科学会 日本衣服学会 
専門分野生活科学   
研究課題ペーパーモデルアパレルCADの構築   

学会及び社会における活動等

開始年月 活動内容 終了年月
2014年 4月 日本衣服学会幹事 現在に至る
2016年 4月 日本家政学会被服構成学部会運営委員 2020年 3月迄
2017年 4月 イノベーション推進委員会「Next30産学フォーラム」コアメンバー 2019年 3月迄
2019年 4月 日本繊維製品消費科学会諮問委員 現在に至る
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受賞歴

受賞年月 受賞名
2008年 6月 日本繊維製品消費科学会奨励賞
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著書

該当データはありません

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学術論文

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
袖に発生するしわの一般的パターン 共著 2006年 7月 繊維製品消費科学 袖のしわと腕を幾何学的に表すモデルとして,円筒と芯になる円柱を設定し,円筒を圧縮することによって生じるしわの形態変化を明らかにした.しわモデルには二等辺三角形で構成される吉村パターンと,三角形から台形を切り出して一般化した吉村パターンを用いた.結果は.吉村パターンは圧縮率が15%までの範囲で生じ,円筒と芯との空隙率が小さくなるほど一般化した吉村パターンが生じやすくなった.また圧縮率増加に伴う円筒の形態変化は4段階に分かれた.(伊藤海織,今岡春樹)
可展面を用いた縫合後の形状予測と縫合可能性 共著 2007年 1月 繊維製品消費科学 可展面理論を用いてペーパーモデルCADシステムを作成した.このシステムでは衣服素材を紙のような曲げ変形のみ可能な素材としたため,縫合後の立体形状が一義的に決まる.縫合後の曲線である空間曲線と,縫合前の曲線である型紙の平面曲線を設定すると,自己交差しない縫合後の曲面である縫合可能な領域が表示された.縫合可能な領域が非常に狭い場合には,その布片は縫合しにくい.このような情報は合理的な衣服を作るのに有用であり,本報ではブラジャーへの応用例を示した.(伊藤海織,今岡春樹)
多面体を用いた縫合後の立体形状予測 共著 2007年10月 繊維製品消費科学 曲線の縫合線を折れ線に近似することで,縫合後の立体形状を多面体で,型紙形状を多角形で求めた.縫合後の折れ線が正n角形の場合を例題とした.また可展面理論を用いた縫合後の立体形状予測法と比較することにより,多面体を用いた予測法では最初の側面の立ち上がり角度を自由に設定できるが,縫合可能な領域を大きくするには,最初の側面の立ち上がり角度を可展面理論を用いた予測法における面の立ち上がり角度と等しくするのが望ましいことが分かった.(伊藤海織,今岡春樹)
多面体を用いた縫合後の立体形状予測法の3次元縫合線が一定の捩れ角度をもつ場合への応用 共著 2010年 7月 繊維製品消費科学 多面体を用いた縫合後の立体形状予測法を,3次元縫合線が一定の捩れ角度をもつ場合に適用した.まず任意の縫合後の多面体について,隣接する側面の立ち上がり角度が等しくなるときに,母線ベクトルの制限長が最大になることを明らかにした.次に3次元縫合線が捩れ角度をもたない場合と一定の捩れ角度をもつ場合について,母線ベクトルの制限長が最大となる最初の側面の立ち上がり角度が2個存在することを明らかにし,その角度の導出式を得た.(伊藤海織,今岡春樹)
授乳服に対する見た目と機能の評価―女子大生・母親・妊婦による― 共著 2014年12月 繊維製品消費科学 母親が着たいと思える授乳服とはどのようなものかを探るために,市販の服をリメイクした7種類の授乳服を,これから母親になるであろう世代の女子大生と,授乳機能を正確に評価できる母親と妊婦に着用させた.そして模擬授乳動作を行わせ,見た目・授乳機能・授乳時に着用したいかを評価させた.結果は,女子大生では流行にそった見た目であることと胸を隠せるかどうかが,母親と妊婦では保守的な見た目であること,自分にとっての着心地と赤ちゃんにとっての肌触りよいことが,その授乳服を着たいかどうかに影響していた.女子大生は肌の露出に対する羞恥心が強く現れ,一方母親と妊婦は授乳を現実的に考えられることで,羞恥心よりも実際の機能を優先したと考える.(伊藤海織,山戸彩加)
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学会発表

題目/演目名等 発表年月 発表学会名等 概要
アームホール曲線の曲率プロットによる検討 2003年 6月 日本繊維製品消費科学会2003年年次大会、奈良女子大学 アパレルCADで思ったような曲線が描けなくて困っているという声がパタンナーから挙がっている.それは,現在のアパレルCADでは境界条件とパラメータの取り方が自動的に決定されるためだと推測した.そこで本研究では,自由曲線を描く際の境界条件とパラメータの取り方を3種類ずつ設定し,9種類のアームホール曲線と曲率プロット図を描いた.そして縫合後のアームホール曲線全体において曲率が滑らかに変化したかを評価し,最も高評価の条件を探った.結果は,ショルダーライン付近修正後の境界条件と弦の長さ方式のパラメータによって描かれた曲線が最も高評価であった.(伊藤海織,今岡春樹)
可展面理論の衣服設計への応用 2004年11月 日本家政学会関西支部第26回研究発表会、奈良女子大学 布の曲げやすさによって縫合時に生じる変形を単純化するために,布をペーパーモデルと考え,可展面理論を用いて縫合後の形を視覚化するシステムを作成し,縫合可能な形状を大きくする型紙の条件を検討した.ブラジャーのアンダーカップを想定して,型紙の曲線には曲率の異なる扇状の型紙の曲線3種類を,縫合後の曲線には半円の円弧を設定した.より実物に近い,半径の異なる2個の扇形を組み合わせた型紙の曲線は,その接合部分付近で縫合可能な領域が狭くなることが分かった.(伊藤海織,今岡春樹)
ペーパーモデルアパレルCAD 2005年 6月 日本繊維製品消費科学会2005年年次大会、金城学院大学 可展面理論を基に作成したペーパーモデルCADシステムを用いて,縫合後の袖と身頃をそれぞれペーパーモデルの柱面と錐面とし,共通の袖付け線を基にして,型紙の袖山曲線と身頃のアームホール曲線を表示した.また,ペーパーモデルCADシステムの既知変数と未知変数の関係を考察し,応用方法を示した.具体的には縫合前後の曲線を定義する変数を既知とし,縫合前後の面を定義する変数を未知とすると,縫合後の立体形状予測法になった.一方,縫合後の曲線と面を定義する変数を既知とし,縫合前の曲線と面を定義する変数を未知とすると,型紙形状予測法になった.(伊藤海織,今岡春樹)
PAPER MODEL APPAREL CAD 2005年 8月 2005 Souel International Clothing & Textile Conference, Hanyang University 簡単に型紙から衣服の完成形を予測するため,変形を曲げに限定したペーパーモデルアパレルCADシステムを製作している.計算コストが小さく,表示される完成形に再現性があるのが利点である.これまで縫合後の立体形状予測のために作成したシステムを,型紙形状予測にも活用できるよう変更し,未知変数と既知変数を比較した.このシステムは可展面理論に基づいており,3本の条件式を有している.結果は,縫合後の立体形状を予測する場合,縫合前後の線の情報を設定すると,縫合前後の面の情報を得られた.型紙形状を予測する場合には,縫合後の線と面の情報を設定すると,縫合前の線と面の情報を得られた.(伊藤海織,今岡春樹)
縫合の可能性と自己交差 2005年10月 日本家政学会関西支部第27回研究発表会、京都教育大学 衣服をペーパーモデルで表現し,固定した空間曲線に型紙を縫合するとどのような3次元形状になるかを,理論と実験の両方から検討した.ブラジャーを模したモデルを例題として,理論による検討では可展面に関する偏微分方程式を解き,縫合後の立体形状とそれを再現する型紙形状をグラフ表示した.実験による検討ではケント紙の型紙を空間曲線に貼り付けた.理論解としては自己交差する立体が得られた.実験解としては貼り付けが困難であった.理論解における自己交差部を除去して再度貼り付けたところ,浮きや歪みがなく貼りつけられた.(伊藤海織,今岡春樹)
型紙からの立体形状予測 2006年 6月 日本繊維製品消費科学会2006年年次大会、神戸女子大学 布は軟らかいので,多様な形を作ることができるが,型紙から完成形を予測するのが難しい.そこで,衣服素材の変形を曲げに限定した.すると,型紙の縫合線の形のよっては,縫合後の縫合線に貼り付けにくい場合がある.この場合,可展面理論に基づいたシミュレーションでは,縫合後の立体形状に自己交差が生じる.これは現実には起こり得ないのでユーザーにとって予測しにくく,布では複雑な変形を起こし得る.このことから,本報では自己交差しない型紙領域を求める方法を作成した.自己交差しない型紙領域は,母線ベクトルが他の母線ベクトルと交差するその交点までの最小距離によって求められることを示した.(伊藤海織,今岡春樹)
折り縫合手法を用いた立体形状予測 2007年 6月 日本繊維製品消費科学会2007年年次大会、大妻女子大学 可展面理論を用いた縫合後の立体形状予測では,解が一意に定まるが,実際に解くには数値積分を用いるのが短所であった.本報では縫合線を折れ線に,縫合後の立体形状を多面体にすることで汎用性を高めた.これを折り縫合と名付けた.縫合後の立体形状が正n角形である場合を例題として,予測法を作成した.結果は,最初の側面の立ち上がり角度を自由に設定できるようになったが,それを可展面理論を用いた予測法における面の立ち上がり角度と等しくしないと,錐の形をなさなかった.(伊藤海織,今岡春樹)
折り縫合手法を用いた衣服設計時の自由度 2007年10月 日本家政学会関西支部第29回研究発表会、大阪市立大学 折り縫合手法とは,折れ線で近似した縫合線を設定することにより,縫合後の立体形状を多面体として視覚的に得る手法である.可展面理論を用いた縫合後の立体形状予測法よりも汎用性を高めることを目的として作成した手法であるが,衣服設計時の自由度がどう変化したかを検討した.結果は,折り縫合手法では可展面理論を用いた予測法よりも自由度が1個増えた.一方で縫合後の立体形状が一意に決まらなくなり,縫合可能な型紙の領域を広く取れる解は限定されることが分かった.しかしこれは,可展面理論を用いた予測法において縫合後の立体形状が一意に決まることと整合性が取れた.(伊藤海織,今岡春樹)
3次元縫合線の捩れの有無が縫合後の立体形状に与える影響 2008年 6月 日本繊維製品消費科学会2008年年次大会、名古屋学芸大学 商用の着装シミュレーションシステムは,多様な形を表現できる代わりに,結果を表示するまでに分のオーダーで時間がかかる.それを解決するべく,縫合後の立体形状を多面体で表現することにより,計算コストの小さい縫合後の立体形状予測法を作成した.予測法の応用範囲を広げるため,本報では,3次元縫合線の捩れ角度が0である場合と一定である場合の,縫合可能な領域を広くする最初の側面の立ち上がり角度の算出式を導出した.各縫合線において,任意の側面とその次の側面の立ち上がり角度が等しくなるような条件下で側面の立ち上がり角度の算出式を整理するという方法を採ることにより,導出が可能となった.(伊藤海織,今岡春樹)
多面体を用いた立体形状予測法の衿形状への応用 2008年 8月 第17回繊維連合研究発表会、奈良女子大学 縫合後の3次元縫合線にネックラインを模した折れ線を,型紙の2次元縫合線に正n角形の一部である折れ線を設定し,縫合後の立体形状と型紙の縫合可能な領域を求めた.縫合しやすい型紙を実現するための縫合後の立体形状における面の立ち上がり角度は,符号が異なり絶対値の等しい2個の値が存在し,デザインの意図に応じてどちらかを選べることが分かった.また,型紙における母線の制限長が負の値をとる場合には,母線をどこまでも伸ばすことができ,デザインの意図に応じて決められることも分かった.(伊藤海織,今岡春樹)
正n角柱に近似した袖形状の平面展開 2009年 6月 日本繊維製品消費科学会2009年年次大会、京都女子大学 多面体を用いた立体形状予測システムが,立体形状を平面展開して型紙を作成するシステムに応用できるかを,正n角柱に近似した袖形状を例題として検証した.結果は,型紙を作成するシステムに応用できた.しかし,角柱ではすべての母線ベクトルが平行であり,回転角を求める条件式を作成できずに既知変数として与えたため,曲線と曲面を用いた平面展開システムと比べると,用いる制約条件が1個少なくなった.(伊藤海織,今岡春樹)
袖形状を例題とした多面体を用いた縫合後の立体形状予測法の型紙形状予測法への応用 2010年 3月 九州共立大学総合研究所研究発表会、福原学園 多面体を用いた縫合後の立体形状予測法を,袖形状を例題として,型紙形状予測法に応用した.応用過程で,縫合後の立体形状におけるいくつかの変数をユーザーが設定する必要があることが分かった.それは袖形状を柱面としたため,母線が無限に伸ばせることに由来していた.よってこれらの変数は,縫合後の立体形状と型紙形状が対応していることを示す式から求める必要がなかった.衣服形状には柱面でない形状の方が多いので,それらに対応できるよう,予測法に改良の必要性があることも分かった.(伊藤海織,今岡春樹)
多面体を用いた縫合後の立体形状予測法における縫合可能性について 2010年 9月 2010年度日本家政学会九州支部大会、琉球大学 多面体を用いた縫合後の立体形状予測法において,縫合可能性が大きくなる条件,すなわち縫合によって再現可能な型紙の領域が大きくなる条件を考察した.再現可能な型紙の領域を決めるのは母線長であり,多面体を用いた予測法では,最初の側面の立ち上がり角度によって母線の制限長が変化する.母線の制限長とは,縫合後の立体形状が自己交差しない範囲で母線長が最大となる長さである.最初の側面の立ち上がり角度を,隣接する2個の側面の立ち上がり角度を等しくするような角度に設定すると,縫合可能性が最大となることが分かった.(伊藤海織,今岡春樹)
可展面に限定した衣服の縫合後の立体形状予測システムと活用法 2011年 8月 平成23年度日本家政学会被服構成学部会夏期セミナー、三重大学 衣服は布が多様に変形することで、着心地の良さやファッションの楽しさを実現している.一方,作りたい衣服形状のための型紙形状を予測する難しさももたらしている.そこで,型紙形状と縫合後の立体形状を相互に予測しやすくするシステムを作成した.この予測法では,人体上の3次元縫合線と型紙上の2次元縫合線を設定すると,縫合後の立体形状とそれを実現する型紙形状が表示される.型紙形状に,縫合によって再現可能な領域が表示され,その範囲内でならデザイン変更が可能である.よってこの予測法では,設定した縫合線にデザインの自由度がどの程度あるかを知ることもできる.(伊藤海織,今岡春樹)
多面体を用いた立体形状予測法における襟モデルの着装角度と縫合可能性 2011年 9月 平成23年度繊維学会秋季研究発表会、徳島文理大学 多面体を用いた縫合後の立体形状予測法を襟モデルに適用し,縫合可能性が最大になる最初の側面の立ち上がり角度の算出式をその解を求めた.導出式は,3次元縫合線が一定の捩れ角度をもつ場合の導出式に一般的な捩れ角度を代入して利用できることが分かった.そして解は2個存在し,襟は立襟と折襟というバリエーションがあるため,他の衣服のパーツと異なりどちらの解も採用できた.母線ベクトルの長さは型紙の側面が生じる側とは反対側に制限され,ユーザーが自由に襟幅を設定できることが分かった.(伊藤海織,今岡春樹)
片腕拘縮者が着こなしを楽しむための4種の袖形状に対する官能評価と衣服圧 2012年 5月 日本家政学会第64回大会、大阪市立大学 現在の身体障害者用の衣服は,機能や介護者の便宜を優先して作られていることが多い.しかし身体障害者が着こなしを楽しむことは,自立支援の一助となるのではないかと考えた.そこで本報では,動作の容易さだけでなく見た目の好ましさを評価項目に加え,タイト・シャツ・ビショップ・レッグオブマトンの袖について,どの袖が片腕拘縮状態の被験者に好まれるかを,着衣時と右上肢動作時の官能評価値と衣服圧値から検討した.結果は,ビショップスリーブが最も好まれた.この袖は袖付部分にゆとりが少ないが,袖口部分のゆとり追加に伴い袖丈が長くなったことが,機能面でも評価を高めたと考えられた.(伊藤海織,椎葉美咲)
授乳後も着続けられ授乳しやすいあきを持つ服の検討 2012年 6月 日本繊維製品消費科学会2012年年次大会、文化学園大学 見た目と機能が両立する授乳服を実現するため,市販の普通服に授乳口をつけた実験服で,女子大生と30・40代の母親に対し,着用実験と官能評価を行った.結果は,女子大生には流行していて肌の露出が少ないデザインが好まれた.30・40代の母親には,普遍的で,シルエットを隠せて,赤ちゃんの顔を見て授乳できるデザインが好まれた.また両者に共通して,内側から外側にあける授乳口が好まれた.(伊藤海織,山戸彩加)
可展面理論を用いた縫合後の立体形状予測法における縫合後の立体形状と面の表裏の関係―立襟と折襟を例題に― 2012年 9月 平成24年度繊維学会秋季研究発表会、福井大学 可展面理論を用いた縫合後の立体形状予測法で立襟と折襟を得ること,また表襟と裏襟を区別した場合に立襟と折襟を得るための条件設定が異なるかを確認した.縫合後の3次元縫合線である人体上のネックラインと型紙の2次元縫合線である扇形の弧の情報,縫合後の立体形状における面方向の情報を入力すると,襟形状とその型紙を得る.立襟と折襟を得るための条件設定はそれぞれ2通りずつあり,表襟と裏襟ではその条件設定は同じであった.(伊藤海織,今岡春樹)
子ども服への手ぬぐいの活用提案―親が着せたい柄の合わせ方の検討― 2012年 9月 2012年度(第59回)日本家政学会九州支部大会、尚絅大学 手ぬぐいで柄の合わせ方の異なる子ども用半ズボンを14種類製作し,親が着せたいと思う柄の合わせ方を検討した.9歳までの子どもをもつ親と妊娠中の女性34名に対し,官能評価を行った.「自分の子どもに着せたいか」に対し,柄の違和感・自然さ,子どもらしさ,親として着用させる際の評価を説明変数として重回帰分析を行った.有意に影響を与えていた評価項目について,評価平均値の順位を基に,評価を高める柄の合わせ方を検討した.結果は,モチーフの上下が正しい,あるいは上下の概念がない柄の合わせ方が高評価であった.(伊藤海織,安永成美)
なぜ靴底の踵は偏って摩耗するのか―下肢の体型・歩調の違いから検討― 2013年 5月 日本家政学会第65回大会、昭和女子大学 身体負担や足の障害を引き起こすとされる,靴底が内側・外側に偏って摩耗する要因を探った.O・X脚、回内・回外といった下肢の体型と,歩行時の速度や歩幅,足先方向,足圧分布といった歩調の違いに着目し,比較検討を行った.摩耗箇所と足先方向と足圧分布に有意な関係が見られた.これは足先の向く方向が変化すると,バランスをとるために重心が移動し,踵の接地位置も変化するためと考えた.(森藤絵里沙,伊藤海織,発表は伊藤)
動きやすく着崩れしにくい衣服を目指して―4種の袖付け位置から検討― 2013年 6月 日本繊維製品消費科学会2013年年次大会、椙山女学園大学 動きやすく着崩れしにくい衣服は,高頻度で長く着続けられる衣服になる.そこで,上半身の中で可動域の大きい肩関節に対応する袖付け位置に着目した.本報では,袖幅を変えずに袖付け位置のみを変化させ,動きやすさを動作中の最大衣服圧値で,着崩れしにくさを動作に伴う裾の上がり量で評価した.2つの実験において,最良の結果であった項目数がドロップショルダースリーブで最多であったことから,4種の袖付け位置の中では最も動きやすく着崩れしにくい袖付け位置であると考えた.(徳勝由恵,伊藤海織,発表は伊藤)
なぜ靴底の踵は偏って摩耗するのか―下肢の体型・歩容の違いから検討― 2013年 8月 日本家政学会被服材料学部会・被服衛生学部会合同セミナー、アクトシティ浜松 身体負担や足の障害を引き起こすとされる,靴底が内側・外側に偏って摩耗する要因を探った.O・X脚、回内・回外といった下肢の体型と,歩行時の速度や歩幅,足先方向,足圧分布といった歩調の違いに着目し,比較検討を行った.摩耗箇所と足先方向と足圧分布に有意な関係が見られた.これは足先の向く方向が変化すると,バランスをとるために重心が移動し,踵の接地位置も変化するためと考えた.(森藤絵里沙,伊藤海織,発表は伊藤)
紙を使って考える衣服の形 2013年12月 第27回東海支部若手繊維研究会、豊田工業大学 現在アパレル生産現場で使われている3次元対応のアパレルCADは,立体の衣服の形を三角形メッシュ構造で表している.複雑な敬譲表現が可能な一方で、計算コストがかかり,再現性が保障されない.そこで可展面理論を利用して曲げ変形のみで衣服の形を考えるシステムを作成した.このシステムで出力されるシミュレーション結果が紙で作った形と同様に限定されるよう,3つの条件を与えた.条件を与えたことでシミュレーション結果に自己交差が生じることがあるが,これはデザインした縫合線が縫合によって再現可能であるかという判断基準にできる.(伊藤海織,今岡春樹,依頼発表)
着たいと思える授乳服とは―女子大生・母親・妊婦による見た目と機能の評価― 2014年12月 第28回東海支部若手繊維研究会、椙山女学園大学 授乳機能と好まれる見た目が両立する授乳服を目指し,母親が着たいと思える授乳服とはどのようなものかを,女子大生と母親・妊婦に対する着用実験とアンケート調査から明らかにすることを試みた.試料は市販の服に授乳口をつけるリメイクを行った7種類の服である.質問項目は見た目に関する項目4問,機能に関する項目6問,総合評価1問である.女子大生は流行のデザインで肌の露出を隠せる服を,母親・妊婦は保守的なデザインで,着心地や赤ちゃんのための機能が優れた服を好んでいた.(伊藤海織,山戸彩加)
取り入れやすい柄と柄のファッションコーディネート―普段の服装と似ていると取り入れやすいか― 2015年 5月 日本家政学会第67回大会、アイーナ いわて県民情報交流センター 好まれる柄と柄のファッションコーディネートの柄の特徴と自分のファッションスタイルと似ていると取り入れやすいかを調査した。被験者は18~22歳の女子学生384名とした。試料はTシャツとフレアスカートを着用した写真に、ボーダー、チェック、水玉、花の柄をつけた画像とした。自分の普段のファッションに似ているコーディネートよりも、直線と曲線、大きな柄と小さな柄の組み合わせのように、上下に異なる要素を組み合わせると取り入れやすくなると結論づけた。(伊藤海織,木村慶子)
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研究紀要

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
2005年度中学2年「技術・家庭科における情報の取り組み」 共著 2006年 6月 甲南女子高等学校研究紀要 生活の中で,コンピュータが便利な道具としてどのように使われているかを理解させること,ネットワークの発展がわたしたちの生活にどのような影響を及ぼしているかを理解させ,情報発信時にどのような点に心がけるべきかを考えさせることを主な科目目標とした.実際にあったインターネットの掲示板への書き込みを題材に取り上げたり,インターネットや電子メールが関わった事件についてレポートを作成させたりして,情報を受発信する際にどうふるまうべきかを考えさせた.(当該部分は単著)
袖形状を例題とした多面体を用いた縫合後の立体形状予測法の型紙形状予測法への応用 共著 2010年 3月 九州共立大学総合研究所紀要 袖形状を例題として,多面体を用いた縫合後の立体形状予測法を型紙形状予測法に応用した.縫合後の立体形状を柱面としたため,すべての母線ベクトルが平行でその制限長が存在しなかった.よって母線ベクトルの大きさと回転角度を個別に設定する必要があり,側面の立ち上がり角度を求める必要がなかった.これは汎用とは言えないため,柱面以外の形状についても適用し,型紙形状予測法の一般化を図る必要があることが分かった.(伊藤海織,今岡春樹)
大学生のアサーション行動とソーシャル・サポート,家族関係およびハーディネスとの関連 共著 2012年 3月 学習開発研究 アサーション行動獲得のための効果的な介入方法を探るため,大学生を対象に,家族関係,ソーシャル・サポート,ハーディネスとの関連について検討した.結果は,家族関係やソーシャル・サポートは,ハーディネスに影響し,ハーディネスはアサーション行動に影響していることが示唆された.よって,教育実践プログラムを作成する際,個人のソーシャル・スキルのみならず,サポーティブな仲間作りや家族のあり方も検討する必要がある.(加藤佳子,伊藤海織他,総著者数3名)
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学会誌掲載記事

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
学会への提言―奨励賞受賞者によるネット座談会― 共著 2009年10月 繊維製品消費科学 生活の将来像,繊維製品の将来像,学会の将来像の3点についての意見交換を通して,日本繊維製品消費科学会の進むべき道を模索した.生活の将来像については,コンピュータやロボットの活用とその問題点,生活水準や価値観の二極化,心の豊かさの向上について,繊維製品の将来像については,衣生活・ファッションビジネス・技術の変化について話し合われた.学会の将来像については,少人数のセミナー開催や若手研究者の育成について提言された.(小林政司,伊藤海織他,総著者数7名)
ペーパーモデルアパレルCADの構築 単著 2013年 1月 繊維と工業 著者は衣服材料を紙と仮定し,縫合後の衣服形状を視覚化するペーパーモデルアパレルCADを作成している.これは大きく2つのシステムから構成されている.1つは3次元縫合線と2次元縫合線の形状から,縫合後の立体形状と型紙形状を予測するシステムである.もう1つは,はじめから折り目が入っていて圧縮によって高さが変わるモデルを用いて,袖と腕のモデルの半径と圧縮率を決めたときに発生する,袖のしわモデルのパターンと断面形状を予測するシステムである.これら一連の研究を紹介した.
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依頼講演

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
ペーパーモデルを使った衣服形状の予測(講演会「アパレル産業の最新シミュレーション技術」より) 単著 2016年 5月 日本繊維機械学会 ペーパーモデル、すなわち厚さと重さがなく、折りと曲げによる変形のみが可能な仮想のモデルを使うと、小さな計算コストで再現性のある衣服の立体形状を予測できる。可展面や多面体とした縫合後の衣服形状やデザイン変更の可能度合い、圧縮に伴って袖に発生するしわの形状変化を予測法を紹介した。
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解説

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
ペーパーモデルを使った衣服形状の予測 単著 2017年 3月 繊維機械学会誌,70(3),158-162 曲げ変形のみが可能で、伸縮・剪断・圧縮変形をせず、重さも厚さも持たない仮想的な材料であるペーパーモデルを用いて、縫合後の衣服形状を予測する応用例と袖のしわ形状を予測する応用例のしくみとメリットを解説した。
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ワークショップ

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
縫い目があるのは実用のため?オシャレのため? 単著 2018年 3月 第37回Next30産学フォーラム(名古屋栄ビルディング12階大会議室) 服を作るには、平面の布を裁断し、縫い合わせる。一方で人体は複雑な立体である。服にある縫い目は人体に沿わせるために必要だからそこにあるのか、オシャレに見せるための装飾なのか。何気なくそこにある縫い目には、ひとつひとつ意味がある。本講演では、ワークショップを通じて、人体の形に合わせるという条件を満たしながらデザインの効果を発揮する方法、型紙の持つ情報とその活用について解説した。
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