金城学院大学 学術研究データベース
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フリガナオザキ シヅコ
ローマ字OZAKI Shizuko
氏名尾崎 志津子
学位学士 (英語学) M.A. (English Education) Ph.D. (Applied Linguistics) 
所属国際情報学部 / 国際情報学科
職名准教授
所属学会TESOL International Association 大学英語教育学会 (JACET) 全国語学教育学会 (JALT) コンピュータ利用教育学会 (CIEC) 
専門分野言語学   
研究課題第2言語における直観力の発達 タブレット端末を活用した電子多読の効果 英語教育法の理論と実践 

学会及び社会における活動等

開始年月 活動内容 終了年月
2002年 3月 The Japan-America Society 主催 The National Japan Bowl インディアナ予選審査員 0000年迄
2013年 9月 名古屋文理大学公開講座『iPadで親しむインターネット英語』講師 0000年迄
2014年 8月 名古屋文理大学・愛知県稲沢市共催『親子で楽しむ英語学習』講師 0000年迄
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受賞歴

受賞年月 受賞名
1993年 4月 東北学院大学優等生 (¥20,000)
1994年 4月 東北学院大学特待生 (¥550,000)
1995年 4月 東北学院大学特待生 (¥550,000)
1995年 7月 Franklin & Marshall College 学費全額免除 (1996年5月迄)
1995年 7月 文部省海外奨学金 (¥130,000)
1995年12月 Franklin & Marshall College 成績優秀者
1996年 5月 Franklin & Marshall College 成績優秀者
1997年 8月 University of Puerto Rico at Mayaguez, 大学院生助成金, 学費全額免除及び月額$700 (1999年6月迄)
1999年 8月 Ball State University, 大学院生助成金, 学費全額免除及び月額$600 (2005年7月迄)
2003年12月 Ball State University, 学生助成金 ($250)
2004年 4月 Ball State University, 学業達成証
2005年 7月 Ball State University, 博士課程全成績Aの達成者として表彰
2006年 2月 Ball State University, 最優秀博士論文賞にノミネート
2021年 1月 フルブライト奨学金 (2021年3月迄)
2021年 1月 金城学院大学・父母会特別研究助成費 (648,000円) (2020年12月に辞退)
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著書

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
Acquisition of Subjacency by Japanese Learners of English 単著 2016年 9月 LAMBERT Academic Publishing, ISBN#: 978-3-659-93940-2 普遍文法の原理の一つと提唱される下接の条件の獲得をアメリカに居住する日本人英語学習者と日本に居住する日本人英語学習者を対象に調査した研究。母国語である日本語では下接の条件の証拠が得られず、また英語学習の際に明確にこの条件について学ぶことはない。それにもかかわらず、アメリカ居住グループの下接の条件の理解は英語の母語話者と同等であることを証明した。この事実は第二言語獲得においても普遍文法が役割を果たしていることを裏付けた。また、英語の熟達度が普遍文法の活性化に最も関わりが深いことも明らかにしている。
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学術論文

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
Binding and gapping in second language acquisition: Evidence from a longitudinal study of Japanese learners of English(博士論文) 単著 2005年 5月 Ball State University, Dissertation Abstracts International-A, 66/06, pp.2195 アメリカに居住する日本人の英語学習者を対象に、12週間おきに3度のテストを実施し、彼らの英語の再帰代名詞の解釈と動詞省略構文の獲得過程について論じた。英語圏で過ごす時間が長くなるにつれ、下位範疇内で有意差を伴う向上が見られた。また、教えられずとも母国語のパラメター設定から外国語の設定に直せる証拠も得られた。以上のことから第二言語獲得における普遍文法の役割の可能性を主張した。また、第二言語の直観力促進という観点からの教育面への示唆もなされている。(全241頁)
Mental map of articles: Practical suggestions for raising consciousness of the use of English articles 共著 2009年12月 JACET中部支部紀要, 7, pp.47-56 Chesterman (1991) で議論される英語の冠詞構造を捉える3つの概念、locatability(所在特定の可能性)、inclusiveness(包括性)、extensivity(広がりの無限性)に依拠して英語母語話者の冠詞の心象図を考案した。心象図はYesかNoで進む方向が定まり、最終的にaか theか冠詞なしに辿り着く。心象図をどう使い、従来敬遠されがちな冠詞をどのように教室内で取り扱い、教室外でも意識させることができるのかを実践的な教授案と共に論じている。 担当部分: 第1節~3節 (pp.47-53)、第5節 (pp.55-56) 著作者: 尾崎志津子、長尾純
Subjectless sentences in English 単著 2010年 3月 名古屋文理大学紀要, 10, pp.35-46 日本語とは違い、代名詞主語省略言語ではない英語は通常主語を要する。しかしながら英語においても主語脱落文は発生する。本研究では英語の主語脱落文がどういった状況下で発生するのかを広告、掲示板、電子メール等から集めた146の例を用い、統語論的、意味論的、語用論的観点から検証した。3つの観点から得られた個別の調査結果は省略された主語の取り戻しが可能であること、話し手/書き手が他者との関わりを円滑にさせる意思があることなどの条件の下に共同作用していることも議論した。
The perception of Japanese phrasal reflexives by native speakers of Japanese: An experimental study in response to Yuan's (1994) discussion 単著 2011年 3月 名古屋文理大学紀要, 11, pp.55-71 Yuan (1994)は日本語に「彼自身」のような再帰代名詞句が存在するため、日本人の英語学習者が英語の“himself”の照応先を正しく解釈できたとしてもそれは普遍文法を肯定するものではないと議論した。この議論は「彼自身」と “himself”の照応先解釈が同じであることが前提である。本研究では日本語話者の「彼自身」の解釈と英語話者の “himself”の解釈が同じかどうかを調査した。英語話者の解釈には合意が見られたが、日本人の解釈には大きなばらつきがあったため、Yuanの議論を揺るがす結果となった。
Analysis on the use of synonymous adverbs: Maybe, perhaps, possibly, probably, and likely 単著 2012年 3月 名古屋文理大学紀要, 12, pp.75-87 本稿では不確実さを表現する英語の5つの副詞、maybe, perhaps, possibly, probably, likelyの違いを解明すべく、それぞれの語に充実した定義を提供することをねらいとした。書き言葉、話し言葉から178の例を収集し、意味論的、文体的、語用論的、統語論的な観点からの分析を試みた。maybeがくだけた文脈で用いられること、perhapsにはためらいなど語用論的な使い方が突出していること、理論上の可能性を語るpossiblyは実現可能性が低いこと、probablyが人の行動以外の可能性を述べるときに使用されること、likelyが確たる証拠とともに用いられることなどを明示した。
iPadを活用したオンライン英語多読の導入 - 名古屋文理大学情報メディア学科における事例 – 単著 2012年 6月 Computer & Education, 32, pp.49-52 英語教育における多読の効果は実証されているが、体系的に導入することは難しい。本稿ではコストを抑えて、一教員でスタートできる多読の導入過程を紹介し、学習者の反応を調査した。多読の教材には無料のオンラインリソースとiPadアプリを利用し、1年間多読を実践した大学1年生30名にアンケート調査を行った。「空いた時間に手軽にできる」「音声がある」「絵が動く」「どこでも読める」「読んだ直後にレポート作成に移りやすい」等、従来の紙媒体の多読にはない利点が明らかとなった。
Innovative syllabus with creative activities 単著 2013年 3月 名古屋文理大学紀要, 13, pp.93-104 本稿では大学の選択英語科目『メディア・イングリッシュ』にて採用した画期的なシラバスと授業内で取り入れた活動の紹介を行った。シラバスは学習者同士、学習者と教員、学習者と教材間の建設的相互作用に重きを置く。活動の骨格だけを明記し、取り扱う内容は頻繁に変わってゆくタイプのシラバスを実践した。例えばCMの映像にテキストを付ける活動にはiPad, Toyota Prius, 掃除機Roomba等、学習者の興味やその時々に旬な題材を取り入れる。
An analysis of "Karakuri Funniest English": The collaborative interactions between an American interviewer and Japanese interviewees 単著 2014年 3月 名古屋文理大学紀要, 14, pp.87-98 外国人と話す時に使われる"Foreigner Talk"と言葉以外の順応態度をテレビ番組のインタビューを用いて調査した。英語の母語話者と英語力が非常に限られた日本人のやり取りから、英語の母語話者がゆっくり話すこと、文法を簡易化すること、より簡単な語彙を選択すること、代名詞の使用を避けること、身振り手振りを多用すること等の例を提示した。また、日本人も手振り身振りを使用すること、擬声語を作り上げること、理解したふりをすること等の特徴を表した。どの行為が会話の成立に貢献するかをまとめ、教育的な示唆も含んだ。
Notes on English loanwords in Japanese: Major sound transformations 単著 2015年 3月 名古屋文理大学紀要, 15, pp.29-40 本稿では英単語が日本語に借用されるときに起こる主要な音声変化について議論した。英語の音素数は日本語より勝るため、日本語にない音は日本語にある最も近い音に置き換えられる。また、英語の子音連結を日本人は発音しやすいように母音挿入を行うことで回避する。こうした現象は広範囲に渡り、予測可能性が高い。故に音声変化のルール表を日本語を学ぶ英語話者に提示することは有用であると主張した。また、カタカナを既習したアメリカ人の日本語学習者を想定したルール表と練習問題のサンプルも提示した。
Notes on the anomaly in the forms of English reflexive pronouns 単著 2015年 9月 金城学院大学論集, 人文科学編, 第12巻第1号, pp.1-6 本研究ノートでは現代英語の再帰代名詞形態に見られる変則に着目し、その理由を歴史言語学的観点から説明した。一人称二人称の再帰代名詞が所有格の代名詞を持つのに対し(myself, ourselves, yourself, yourselves)、三人称は目的格の代名詞を持つ(himself, herself, themselves, itself)。三人称の代名詞が指示詞として捉えられていたのに対し、一人称二人称は形容詞として扱われていたこと、selfが名詞化される前に三人称再帰代名詞は確立したが、一人称二人称はselfが名詞となってから確立したことが主な原因であることを述べた。
Cultural knowledge and language fluency: Insight from two Puerto Rican learners of Japanese 単著 2016年 9月 金城学院大学論集, 人文 科学編, 第13巻第1号, pp.13-19 外国語習得において、その言語が話されている文化の知識を持っていることが学習者の流暢さに影響を及ぼすかを調査した。プエルトリコ大学の初級日本語の授業で、流暢さレベルが高いと評価された学習者と低いと評価された学習者に日本文化の知識を問うテストを行った。前者が文化テストでも高得点を取ると仮定されたが、どちらの学習者も文化テストで低得点を得た。しかしながら、正答した設問は両者間で大きく異なった。このことから、文化的知識の中に言語の流暢さにより強く影響するものとそうでないものがあることを示唆した。
The culture-specific development of the use of emoticons in electronic texts 単著 2017年 9月 金城学院大学論集, 人文科学編, 第14巻第1号, pp.1-12 本研究は新技術の導入と共に新しいコミュニケーション方法が展開し, その方法が文化固有の側面を有していると議論する。具体的には日本語において電子テキストに使われる絵文字がどのような進化を遂げてきているかを追求する。電子テキストの書き手は母語に関わらず, 自分の態度を示したり, 意見を強調したりするために絵文字を使用すると考えられる。しかしながら, 種々の絵文字を文脈抜きで, また文脈の中で細かく見ていくと, それらが日本語の文字, 漫画, 慣用句等日本独特の言語と文化の影響を少なからず受けていることが分かる。
Extensive reading and inference skills of word meaning 単著 2018年 9月 金城学院大学論集, 人文科学編, 第15巻第1号, pp.1-8 本稿は日本人の英語学習者が英語多読を通して, 未知の英単語の意味を文脈から推測する力を伸ばしているのかどうかを検証する。多読を実践する155名の大学生が英単語の推測テストを年度の始めと終わりに受け, 2つのテストスコアが比較される。2回目のテストスコアの平均点は1回目のテストスコアの平均点より有意義に高く, 読む量とスコアは有意義な相関関係を示した。この結果から, 英語多読を実践することで学習者は未知の英単語に遭遇した時, 許容できる程度の意味に到達するスキルを伸ばしていること, また読めば読むほどこの傾向が強くなることが示唆された。
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学会発表

題目/演目名等 発表年月 発表学会名等 概要
Mental map of articles: Practical suggestions for raising consciousness of the use of English articles 2009年 6月 大学英語教育学会中部支部2009年度支部大会(於名古屋外国語大学) Chesterman (1991) で議論される英語の冠詞構造を捉える3つの概念、locatability(所在特定の可能性)、inclusiveness(包括性)、extensivity(広がりの無限性)に依拠して英語母語話者の冠詞の心象図を考案した。心象図はYesかNoで進む方向が定まり、最終的にaか theか冠詞なしに辿り着く。また、大学の授業でその心象図を用いて冠詞を取り扱った際の実践報告も行った。 担当部分: 3つの概念の説明、心象図の考案 共同発表者: 長尾純、尾崎志津子
Implementation of extensive reading using free online resources 2010年 5月 全国語学教育学会第9回Pan-SIG大会(於大阪学院大学) 学生がストレスを感じることなく読み進めて行ける英語の多読用の本がない名古屋文理大学において、それに代わる方法としてオンラインリソースを利用した試験的多読実践の報告を行った。本の探し方、オンラインでのレポート提出法、実際に学生が書いたレポートなどを提示した。様々な研究により多読の英語教育上の効果か認められる最中、多読を導入したくてもリソースかない、あるいはそのための資金か得られない教育機関に携わる英語教育関係者に新しい方法を示すことかできた。 担当部分: 多読の実践報告
English use in three business domains in Puerto Rico 2010年 6月 大学英語教育学会中部支部2010年度支部大会(於中京大学) プエルトリコの3つのビジネス領域でのバイリンガルの英語の使用についての調査結果を発表した。旅行代理店、パソコン店、本屋で働く計19名のプエルトリコ人にアンケート調査を行い、また、彼らが実際に働く現場の観察を行った。スペイン語を母国語とし、英語も使用する彼らの英語の使用を最も促す要因は人、状況、職務、話題のうち、職務であることを明らかにした。英語教育現場への示唆として、社会の実際を提示することが学習者のモチベーション向上に繋がることも議論した。
Extensive reading and inferring skills 2010年 9月 大学英語教育学会第49回全国大会(於宮城大学) 日本人の英語学習者が英語多読を実践することで未知の単語の意味を推測するスキルを伸ばすことができるのかを調査し、その結果を報告した。大学1年生に単語推測テストを多読開始直後の前期(189名)と後期の終わり(155名)に2度行った。テストのスコア平均値は後期に上がり、前期の平均値とは有意差が見られた。また、語数及び冊数とスコアに有意的な相関が観察された。以上の結果から、多読には未知の単語を推測するスキルを伸ばす可能性があること、また、読めば読む程その可能性が高まることを示唆した。
Practical report on the implementation of online extensive reading with iPads 2011年 9月 大学英語教育学会第50回記念国際大会(於西南学院大学) 2009年後期より名古屋文理大学において取り組んできたオンラインリソースを利用した多読の実践報告に、全国初iPad無償配布を開始した情報メディア学科でのiPadを取り入れた多読報告を加えた。学生の反応にはパソコン媒体に比べ、「読み易い」、「いつでもどこでもできる」等の好ましい評価が加わった。「セレクションが少ない」、「(レポート作成時)打ちにくい」等の課題は今後改善の余地があることを示した。また、英語嫌いな学生に英語を身近に感じてもらう1つの手段であることも強調した。
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口頭発表

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
Acquisition of subjacency by nonnative speakers in two different contexts 単著 2001年 2月 Practical Criticism Midwest XI (Ball State University) 大学院生の研究発表会にて日本人英語学習者の下接の条件の獲得についての修士論文の研究を発表した。母国語である日本語では下接の条件の証拠が得られず、また英語学習の際に明確にこの条件について学ぶことはない。それにもかかわらず、アメリカ居住グループの下接の条件の理解は英語の母語話者と同等であることを証明した。この事実は第二言語獲得においても普遍文法が役割を果たしていることを裏付けた。また、英語の熟達度が普遍文法の活性化に最も関わりが深いことも明らかにしている。
Towards successful teaching: Planning, developing, conducting, and grading 単著 2009年10月 The 41st METS Meeting (於名城大学) FDを目的とする定期集会にて、成功する大学英語教育を目指して行う作業と念頭に置くポイントを授業計画、教材開発、授業実施、学生評価の4段階毎に紹介した。授業計画では内容と手順の詳細、教材開発ではスライド作成と授業リハーサル詳細、授業実施ではインタラクティブとなる工夫、学生評価では多様な側面からの評価の重要性を強調した。また、共通テキストから作成した自作スライドや関連する外部リソースから作成したマルチメディアを取り入れたアクティビティを紹介した。
iPadを活用したオンライン英語多読の実践 単著 2012年 9月 拡張FDフォーラム2012 (於名古屋文理大学) 全学的FD集会の場でiPadを活用した大学英語教育の実践を報告した。中心となったのは英語多読の背景、導入過程、学習者の反応であった。「空いた時間に手軽にできる」「音声がある」「絵が動く」「どこでも読める」「読んだ直後にレポート作成に移りやすい」等、従来の紙媒体やiPad導入以前のパソコン媒体の多読にはない利点を明らかにした。また、一般社会人向け公開講座に向けて、iPad一つで行うインターネット検索、Keynoteスライド作成、口頭発表の授業計画案を紹介した。
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