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フリガナシノハラ ヤスロウ
ローマ字SHINOHARA Yasuro
氏名篠原 康郎
学位薬学博士(名古屋市立大学大学院薬学研究科) 
所属薬学部 / 薬学科
職名教授
所属学会日本糖質学会 日本生化学会 日本再生医療学会 日本癌学会 American Chemical Society (ACS) American Society for Biochemistry and Molecular Biology (ASBMB) 日本薬学会 
専門分野薬学 複合化学 生物科学   
研究課題複合糖質の構造と機能解析 グライコミクス  

学会及び社会における活動等

開始年月 活動内容 終了年月
2010年 4月 科学研究費委員会専門委員 2011年 3月迄
2016年 4月 科学研究費委員会専門委員 2017年 3月迄
2017年 8月 日本糖質学会評議員 現在に至る
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受賞歴

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著書

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
Techniques in Glycobiology 共著 1997年 6月 Marcel Dekker 本人らが確立した表面プラズモン共鳴による糖鎖レクチン間相互作用解析法の方法論について、糖鎖の精製技術、糖鎖の固定化技術、レクチンとの速度論解析法について解説した。総頁数637頁 SHINOHARA Yasuro、SOTA Hiroyuki、HASEGAWA Yukio(Novel approach for the analysis of interaction between sugar chains and carbohydrate-recognizing molecules using a biosensor based on surface plasmon resonance, P209-P228)
生体物質相互作用のリアルタイム解析実験法 共著 1998年11月 シュプリンガーフェアラーク東京 本人らが確立した表面プラズモン共鳴による糖鎖レクチン間相互作用解析法の方法論について、糖鎖の固定化技術、レクチンとの速度論解析法等にについて、原理、実験方法、ノウハウ、結果の解釈の仕方を解説した。総頁数268頁 篠原康郎(糖鎖-レクチン間相互作用P155-P160)
糖鎖生物学入門 共著 2005年11月 化学同人 オックスフォード大学で学部上級生および大学院初年生が必要とする糖鎖生物学の教科書として使われているTaylorとDrickamer共著の「Introduction to Glycobiology」を日本の大学、大学院授業で用いることを意図して全訳し化学同人社より出版した(総頁数223頁)。本人は学生による翻訳を指導しながら、第1(P1-P15), 4(P51-P60), 5(P61-P82), 8(P117-P134), 9(P135-P160), 10(P161-P175)章を完訳・校正した。
Real-time analysis of biomolecular interactions 共著 2013年12月 Springer 本人らが確立した表面プラズモン共鳴による糖鎖レクチン間相互作用解析法の方法論について、糖鎖の固定化技術、レクチンとの速度論解析法について原理、ノウハウ、注意すべき点などを解説した。上記2の英語版。総頁数256頁 SHINOHARA Yasuro(Carbohydrate-Lectin Interaction, P147-P153)
Lectins 共著 2014年 8月 Humana Press 表面プラズモン共鳴による糖鎖レクチン間相互作用解析法の方法論について、本人の確立した方法論を中心に、糖鎖の固定化技術、グライコブロッティング法による糖鎖の精製、標識試薬の付け替え、レクチンとの速度論解析法について解説した。総頁数613頁 SHINOHARA Yasuro、Furukawa Jun-ichi(Surface Plasmon Resonance as a Tool to characterize Lectin-Carbohydrate interactions, P185-P205)
Biomarkers in Disease: Methods, Discoveries and Applications 共著 2015年 7月 Springer 大学生等の初学者あるいは一般人を対象に、糖鎖バイオマーカーについて、発見の方法、既存のバイオマーカーの概説、今後の展望について解説した。総頁数1400頁 SHINOHARA Yasuro、Furukawa Jun-ichi、MIURA Yoshiaki(Glycome as biomarkers, 23頁相当)
コンパス衛生薬学 共著 2020年 3月 南江堂 衛生薬学の教科書として出版されている教科書の改訂に合わせて執筆陣に新たに加わった。編者:鍛冶利幸、佐藤雅彦【担当部分】エネルギー代謝
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学術論文

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
マルチトールのイソプロピリデン化反応とα-グリコシド結合を持つ二糖類の新合成経路 共著 1988年11月 薬学雑誌 第108巻 マルチトールのイソプロピリデン化反応を調べ、4 種の主生成物の構造決定を行うとともに反応条件の違いによる主成物の収量比の変化に着目し、本反応を考察した。また、得られた生成物からα-グリコシド結合を持つ新二糖類の合成を行った。本人は研究を全面的に実施し、論文作成の一部を担当した。(P105-P110)篠原康郎、森雅美、手島節三
Simultaneous high-performance liquid chromatographic determination of lornoxicam and its 5'-hydroxy metabolite in human plasma using electrochemical detection 共著 1993年 3月 Journal of Chromatography 第617巻 新規な非ステロイド性抗炎症薬であるロルノキシカムの高感度な体内動態の解析を行うために、高速液体クロマトグラフィーと電気化学検出器を用いた新規な分析法を確立し、実際にヒトの血清中濃度の解析に応用し、第I相臨床試験の体内動態の解析を行った。本人は研究のアイディア、実施、論文執筆にいたる過程を担当した。(P105-P110)SUWA Toshio, URANO Hidetoshi, SHINOHARA Yasuro, KOKATSU Jun
Interaction of immobilized recombinant mouse C-type macrophage lectin with glycopeptides and oligosaccharides 共著 1994年 7月 Biochemistry 第33巻 炎症性マクロファージが発現するC型レクチンの糖結合特異性を調べるために、大腸菌で作製した組換えタンパク質について、アフィニティ―クロマトグラフィーや表面プラズモンによる方法論で糖鎖結合特異性を解明した。本人は表面プラズモン共鳴による糖結合特性の解析を担当した。(P8159-P8166)YAMAMOTO Kazuo, ISHIDA Chizu, SHINOHARA Yasuro, HASEGAWA Yukio, KONAMI Yukiko, OSAWA Toshiaki, IRIMUJRA Tatsuro
Kinetic measurement of the interaction between an oligosaccharide and lectins by a biosensor based on surface plasmon resonance 共著 1994年 7月 European Journal of Biochemistry 第223巻 単一の糖鎖構造を有する糖ペプチドを調製し、表面プラズモンバイオセンサー表面に固定化し、複数のレクチンとの相互作用を速度論的に解析し、本法が糖鎖-レクチン間の相互作用に有用であることを初めて示した。本人は研究のアイディア、実施、論文執筆にいたる過程を担当した。(P189-194)SHINOHARA Yasuro, * KIM Fimi, SHIMIZU Mizuho, GOTOH asanori, TOSU Mariko, HASEGAWA Yukio(博士論文を構成する1報)
Determination of the interactions between lectins and glycoproteins by surface plasmon resonance 共著 1995年 1月 Journal of Molecular Recognition 第8巻 糖鎖構造がヘテロな糖タンパク質とレクチン間の相互作用を表面プラズモン共鳴により解析し、レクチンとの相互作用から糖タンパク質糖鎖の定性かつ定量がある程度可能であることを実証した。本人は研究の実施、論文執筆の一部を担当した。(P95-P99)OKAZAKI Issei, HASEGAWA Yukio, SHINOHARA Yasuro, KAWASAKI Tadayoshi, BHIKHABHAI Rama.(博士論文を構成する1報)
Use of a biosensor based on surface plasmon resonance and biotinyl glycans for analysis of sugar binding specificities of lectins 共著 1995年 5月 Journal of biochemistry 第117巻 任意の糖鎖を固相化する方法論を確立するために、ビオチンヒドラジドによる糖鎖の還元末端のビオチン化の方法論を確立した。さらに本法によって構造の様々な糖鎖を固相化し、糖鎖の分岐がレクチンとの相互作用に与える影響を定量的に解析した。本人は研究のアイディア、実施、論文執筆にいたる過程を担当した。(P1076-P1082)SHINOHARA Yasuro, * SOTA Hiroyuki, KIM Fimi, SHIMIZU Mizuho, GOTOH Masanori, TOSU Mariko, HASEGAWA Yukio(博士論文を構成する1報)
A new approach to determine the effect of mismatches on kinetic parameters in DNA hybridization using an optical biosensor 共著 1995年12月 DNA Research 第2巻 ハイブリダイゼーションによりDNAの点変異を検出する新規な技術を確立するために、点変異がDNAオリゴマー間の相互作用に与える影響を表面プラズモン共鳴で速度論的に解析した。本人は研究データ検討の議論と論文執筆内容の確認を担当した。(P285-P293)GOTOH Masanori, HASEGAWA Yukio, SHINOHARA Yasuro, SHIMIZU Mizuho, TOSU Mariko
Bifunctional labeling reagent for oligosaccharides to incorporate both chromophore and biotin groups 共著 1996年 8月 Analytical Chemistry 第68巻 微量糖鎖のビオチン化を達成するために、ビオチン基とフェニル基を併せ持つ新規標識試薬を合成し、混合物中の微量糖鎖のビオチン化を可能にするとともに、反応成績体としてβ-グリコシド体を優先的に与える反応条件を確立した。本人は研究のアイディア、実施、論文執筆にいたる過程を担当した。(P2573-P2579)SHINOHARA Yasuro, * SOTA Hiroyuki, GOTOH Masanori, HASEBE Masahisa, TOSU Mariko, NAKANO Junji, HASEGAWA Yukio, SHIGA Masanobu(博士論文を構成する1報)
Structure Analysis of Saccharides Using a Biosensor Based on Molecular Recognition 共著 1997年 5月 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 第9巻 糖鎖とレクチンとの相互作用に基づく新規な糖鎖の構造解析技術の方法論を考案し、その有用性を検証した。分子認識をも利用する方法論が糖鎖のエピトープ構造の決定に有用であることを示した。本人は研究のアイディア、研究の実施を担当した。(PS15-PS24)HASEGAWA Yukio, SOTA Hiroyuki, SHINOHARA Yasuro
Rapid method for detection of point mutations using mismatch binding protein (MutS) and an optical biosensor 共著 1997年 7月 Genetic Analysis 第14巻 DNAの点変異を検出する新規な方法を確立するために、点変異がDNA修復酵素であるMutSとの相互作用に与える影響を表面プラズモン共鳴を用いて速度論的に解析した。本人は研究データ検討の議論と論文執筆内容の確認を担当した。(P47-P50)GOTOH Masanori, HASEBE Masahisa, OHIRA Tomoko, HASEGAWA Yukio, SHINOHARA Yasuro, SOTA Hiroyuki, NAKANO Junji, TOSU Mariko
Elucidation of the mechanism enhancing the avidity of lectin with oligosaccharides on the solid phase surface 共著 1997年12月 Glycobiology 第7巻 糖鎖‐レクチン間相互作用の見かけの親和定数は、糖鎖を固定化したときにレクチンを固定化した場合の10, 000倍以上も増大し得ることを見出し、本現象が不均一な反応場における物質移動を考慮したモデルで説明できることを実証した。本人は研究のアイディア、実施、論文執筆にいたる過程を担当した。(P1201-P1208) SHINOHARA Yasuro, * HASEGAWA Yukio, KAKU Hanae, SHIBUYA Naoto(博士論文を構成する1報)
Lectin-carbohydrate interactions: fine specificity difference between two mannose-binding proteins 共著 1998年 8月 Bioscience Reports 第19巻 マウスの2種類のマンノース結合タンパク質(MBP)であるMBP-AとMBP-Cは単糖レベルでは類似した特異性を有するもののオリゴ糖に対する特異性は明らかにされていない。本稿では両者の細胞外ドメインの組換えタンパク質を用い、様々な糖に対する総合作用を定量的に解析し、MBP-CがMBP-Aに比べ糖鎖の認識に際してより大きな糖鎖を認識していることを明らかにした。本人は各種糖鎖とMBP間の相互作用を解析するとともに論文執筆の一部を担った。(P283-P292)LEE T. Reiko, SHINOHARA Yasuro, HASEGAWA Yukio, LEE C. Yuan
The high specificities of Phaseolus vulgaris erythro- and leukoagglutinating lectins for bisecting GlcNAc or beta 1-6-linked branch structures, respectively, are attributable to loop B 共著 2002年 2月 Journal of Biological Chemistry 第277巻 植物レクチンによく保存されていながら機能が未知であった2つのループについて、インゲンマメ由来で特異性が異なる2種類のレクチンの2カ所のループを交換したキメラレクチンを作製し、本ループの機能を解明した。本人は研究のアイディア、実施、論文執筆の過程を担った。(P16928-P16935)KANEDA Yuko, WHITTIER F. Robert, YAMANAKA Hidenori, CARREDANO Enrique, GOTOH Masanori, SOTA Hiroyuki, HASEGAWA Yukio, SHINOHARA Yasuro*
A versatile planar QCM-based sensor design for nonlabeling biomolecule detection 共著 2002年 8月 Analytical Chemistry 第74巻 水晶発振子(QCM)を原理とするバイオセンサーはフローの液相での検出系としては脈流から生じるノイズが大きく実用化が困難である。本研究では脈流の影響を受けにくい新たなセンサー素子をデザインし、フロー系の高感度QCMセンサーを初めて実現した。本人は研究データ検討の議論と論文執筆内容の確認を担当した。(P3592-P3598)SOTA Hiroyuki, YOSHIMINE Hiroshi, WHITTIER F. Robert, GOTOH Masanori, SHINOHARA Yasuro, HASEGAWA Yukio, OKAHATA Yoshio
Regulation of protein binding toward a ligand on chromatographic matrixes by masking and forced-releasing effects using thermoresponsive polymer 共著 2002年 8月 Analytical Chemistry 第74巻 アフィニティクロマトグラフィーにおける固相リガンドと標的タンパク質との相互作用を、温度応答性ポリマーを利用して遮蔽したり強制解離を行うような新たな方法論を考案し、実験的に概念の有用性を実証した。本人は研究のアイディア、論文執筆を担当した。(P4160-P4166)YOSHIZAKO Kimihiro, AKIYAMA Yoshikatsu, YAMANAKA Hidenori, SHINOHARA Yasuro, * HASEGAWA Yukio, CARREDANO Enrique, KIKUCHI Akihiko, OKANO Teruo
Affinity chromatography with collapsibly tethered ligands 共著 2003年 4月 Analytical Chemistry 第75巻 温度応答性ポリマーにレクチンとそのリガンドの両者を固定化することによって、温度によってアフィニティクロマトグラフィーの脱着を制御する新たな方法論を考案し、実験的に概念の有用性を実証した。本人は論文執筆を担当した。(P1658-P1663)YAMANAKA Hidenori, YOSHIZAKO Kimihiro, AKIYAMA Yoshikatsu, SOTA Hiroyuki, HASEGAWA Yukio, SHINOHARA Yasuro, KIKUCHI Akihiko, OKANO Teruo
Rational design, synthesis, and verification of affinity ligands to a protein surface cleft 共著 2003年 4月 Protein Science 第12巻 分子モデリングに基づきアフィニティ精製のための新規リガンドを探索する方法論を確立した。α-アミラーゼと相互作用すると予測される化合物をAvailable Chemicals Directory から53個選定し、実際の相互作用実験の結果から新たに23化合物を合成し、α-アミラーゼの精製に有用な化合物を創生した。本人はプロジェクトマネージャーとして研究の立案、論文執筆を行うとともに、相互作用解析の実験も担当した。(P784-P793) BAUMANN Herbert, OHRMAN Sara, SHINOAHRA Yasuro,ERSOY Oguz, CHOUDHURY Devapriya, AXEN Andreas, TEDEBARK Ulf, CARREDANO Enrique
Quantitative chemical proteomics for identifying candidate drug targets 共著 2003年 5月 Analytical Chemistry 第75巻 薬剤の標的タンパク質を同定するために、薬剤を固相化し結合したタンパク質をLC-MSまたは2次元電気泳動ーMSで解析する方法論を確立するとともに、抗がん剤を例に実際に相互作用するタンパク質の同定に成功した。本人は2次元電気泳動ーMSによる解析を担当した。(P2159-P2165)ODA Yoshiya, OWA Takashi, SATO Toshitaka, BOUCHER Brian, DANIELS Scott, YAMANAKA Hidenori, SHINOHARA Yasuro, YOKOI Akira, KUROMITSU Junro, NAGASU Tsuyoshi
Structure-based discovery of a new affinity ligand to pancreatic alpha-amylase 共著 2003年11月 Journal of Molecular Recognition 第16巻 分子モデリングに基づきアフィニティ精製のための新規リガンドを探索する方法論を確立した。α-アミラーゼと相互作用すると予測される化合物をAvailable Chemicals Directory から選定しその相互作用解析を行うためにSTD-NMRと表面プラズモン共鳴の解析系を構築した。実際に相互作用が認められた複数の化合物をカラムに固定化し、α-アミラーゼの精製に有効であることを実証した。本人はプロジェクトマネージャーとして研究の立案・管理を行うとともに、相互作用解析の実験も担当した。(P396-P405)WESTERFORS Maria, TEDEBARK Ulf, ANDERSSON O. Hans, OHRMAN Sara, CHOUDHURY Devapriya, ERSOY Oguz, HINOHARA Yasuro, AXEN Andreas, CARREDANO Enrique, BAUMANN Herbert
Detection of oligosaccharides labeled with cyanine dyes using matrix-assisted laser desorption/ionization mass spectrometry 共著 2004年 8月 Analytical Chemistry 第76巻 タンパク質の蛍光標識試薬として有名なシアニン色素が糖鎖のMALDI-TOF解析における検出感度を大幅に改善することを見出し、糖鎖のMALDI-TOFにおける高感度糖鎖解析法の確立につなげた。本人は試薬の調製と論文執筆の一部を担当した。(P6989-P6997)KAMEYAMA Akihiko, KaANEDA Yuko, YAMANAKA Hidenori, YOSHIMINE Hiroshi, NARIMATSU Hisashi, SHINOHARA Yasuro
Direct N-glycan profiling in the presence of tryptic peptides on MALDI-TOF by controlled ion enhancement and suppression upon glycan-selective derivatization 共著 2004年12月 Analytical Chemistry 第76巻 混合物中でも糖鎖と選択的に反応し得る官能基、および質量分析における高感度検出を可能にする官能基を併せ持つような2機能性の新規標識試薬を合成した。その結果、ペプチドなどの混合物が共存しても糖鎖の検出感度を特異的に劇的に改善し、混合物中の糖鎖の特異的な検出ができることを見出した。本人は研究のアイディア、実施、論文執筆の過程を担当した。(P6989-P6997)SHINOHARA Yasuro, * FURUKAWA Jun-ichi, NIIKURA Kenichi, MIURA Nobuaki, NISHIMURA Shin-Ichiro
Versatile glycoblotting nanoparticles for high-throughput protein glycomics 共著 2005年 6月 Chemistry - A European Journal 第11巻 糖鎖還元末端のヘミアセタール基と特異的に反応するアミノオキシ基を有するナノ粒子を合成し、トリプシンおよびPNGase F消化した糖タンパク質の混合物中から糖鎖のみを選択的に濃縮できることを示した。本人は方法論に関する助言や糖鎖解析ツールを大学院学生に指導した。(P3825-P3834)NIIKURA Kenichi, KAMITANI Ryosuke, KUROGOCHI Masaki, UEMATSU Rie, SHINOHARA Yasuro, NAKAGAWA Hiroaki, DEGUCHI Kisaburo, MONDE Kenji, KONDOH Hirosato, NISHIMURA Shin-Ichiro
Comparison of hippocampal synaptosome proteins in young-adult and aged rats 共著 2005年 7月 Neuroscience Letters 第382巻 老化に伴う海馬のタンパク質発現の変化を9週齢および30か月齢の2種類のラットについて2次元電気泳動-質量分析法によりプロテオーム解析を行った。1000スポットのうち24個のスポットが加齢に伴い発現が変動し、このうち19タンパク質を同定した。加齢に伴うアクチンフィラメントの形成の変化が老化による神経機能障害と関連している可能性が示された。筆者は2次元電気泳動を担当した。(P22-P26)SATO Yuji, YAMANAKA Hidenori, TODA Toshifusa, SHINOHARA Yasuro, ENDO Tamao
High throughput quantitative glycomics and glycoform-focused proteomics of murine dermis and epidermis 共著 2005年 9月 Molecular & Cellular Proteomics 第4巻 糖鎖の質量分析法における検出感度を100倍以上改善するaoWRや高精度定量を実現する安定同位体試薬を開発するとともに、糖鎖の発現情報に基づきフォーカスどプロテオミクスを行うアプローチを考案し有用性を実証した。本人は研究のアイディア、実施、論文執筆の過程を担当した。(P1977-P1989)UEMATSU Rie, FURUKAWA Jun-ichi, NAKAGAWA Hiroaki, SHINOHARA Yasuro, * DEGUCHI Kisaburo, MONDE Kenji, NISHIMURA Shin-Ichiro
Direct structural assignment of neutral and sialylated N-glycans of glycopeptides using collision-induced dissociation MSn spectral matching 共著 2006年11月 Rapid Communications in Mass Spectrometry 第20巻 N-結合型糖鎖の詳細な構造を同定するためにESI-LIT-TOF MSを用い、衝突誘起解離(CID)によるフラグメント情報と標品から得られたフラグメント情報を比較する方法論を構築した。本法をヒトIgG等の糖鎖解析に応用した。本人は糖鎖の構造解析法に関する助言を行った。(P3557-P3565)ITO Hiroki, TAKEGAWA Yasuhiro, DEGUCHI Kisaburo, NAGAI Shinji, NAKAGAWA Hiroaki, SHINOHARA Y, NISHIMURA Shin-Ichiro
One-Pot Solid-Phase Glycoblotting and Probing by Transoximization for High-Throughput Glycomics and Glycoproteomics 共著 2007年 1月 Chemistry - A European Journal 第13巻 アルデヒド基を有する化合物をアミノオキシ基を有する固相担体に選択的に捕捉し、外部から添加したアミノオキシ誘導体によるトランスオキシマイゼーヨンによって解離する方法論を構築した。本人はグループリーダーとして研究の発案、実施、論文執筆の過程を担った。(P1664-P1673)SHIMAOKA Hideyuki, KURAMOTO Hiromitu, FURUKAWA Jun-ichi, MIURA Yoshiaki, KUROGOCHI Masaki, KITA Yoko, HINOU Hiroshi, SHINOHARA Y, NISHIMURA Shin-Ichiro
Rapid and Simple Solid-Phase Esterification of Sialic Acid Residues for Quantitative Glycomics by Mass Spectrometry 共著 2007年 3月 Chemistry - A European Journal 第13巻 MALDI-TOF MS解析においてシアル酸が不安定であることを解決するために、3-methyl-1-p-tolyltriazeneを用いる新規なシアル酸のカルボキシル基のメチルエステル化法を確立した。本法によって、中性とシアリル化糖の一斉定量解析が可能となった。本人はグループリーダーとして研究の立案と論文執筆の一部を担った。(P4797-P4804)MIURA Yoshiaki, SHINOHARA Yasuro, FURUKAWA Jun-ichi, NAGAHORI Noriko, NISHIMURA Shin-Ichiro
Quantitative glycomics of human whole serum glycoproteins based on the standardized protocol for liberating N-glycans 共著 2007年 5月 Molecular & Cellular Proteomics 第6巻 ヒト血清中のN-結合型糖鎖の解析のための前処理法(可溶化法、PNGase Fによる糖鎖切断条件等)の標準化を行った。確立した方法論によりヒト血清中のN-結合型糖鎖の絶対量が1mM程度であること、並びにその組成を初めて明らかにした。本人はグループリーダーとして研究の立案、実施、論文執筆の過程を担った。(P1437-P1445)KITA Yoko,MIURA Yoshiaki,FURUKAWA Jun-ichi,NAKANO Mika,SHINOHARA Yasuro,OONO Masahiro,TAKEMOTO Hiroshi,NISHIMURA Shin-Ichiro
Glycosylation status of haptoglobin in sera of patients with prostate cancer vs. benign prostate disease or normal subjects 共著 2008年 1月 International Journal of Cancer 第122巻 前立腺疾患のバイオマーカーを探索するために、前立腺がん、良性の前立腺疾患、および健常人の血清中のハプトグロビンのN-結合型糖鎖の構造を糖鎖の結合部位ごとに精密に解析し、糖鎖の結合位置に応じて分岐やフコース修飾が3つの群で異なる傾向を示すことを明らかにした。本人は質量分析法による糖鎖および糖ペプチドの解析を担った。(P39-P49)FUJIMURA Tsutomu,SHINOHARA Yasuro,Bérangère Tissot, Poh-Choo Pang, KUROGOCHI Masaki,SAITO Seiichi, ARAI Yoichi, Martin Sadilek, MURAYAMA Kimie, Anne Dell, NISHIMURA Shin-Ichiro,HAKOMORI Sen-itiroh
Comprehensive approach to structural and functional glycomics based on chemoselective glycoblotting and sequential tag conversion 共著 2008年 2月 Analytical Chemistry 第80巻 糖鎖の大規模精製法を確立するために、ヒドラジド基を高密度に表出するビニル系の固相担体(BlotGlyco H)を合成するとともに、質量分析における高感度化試薬を合成し、生体試料から糖鎖を高速に精製・標識する大規模グライコミクスを初めて実現した。さらにBlotGlyco Hにより捕捉した糖鎖を、分離用のタグで標識・回収して液体クロマトグラフィーで精製した後に、固相化用の標識試薬にタグを交換して糖鎖の固相化が可能であることを実証し、天然由来の貴重な糖鎖をコンテンツにもつ糖鎖アレイの構築に応用できることを実証した。本人はグループリーダーとして研究の立案、実施、論文作成の過程を担った。(P.1094-P1101)FURUKAWA Jun-ichi,SHINOHARA Yasuro,KURAMOTO Hiromitsu,MIURA Yoshiaki,SHIMAOKA Hideyuki,KUROGOCHI Masaki,NAKANO Mika,NISHIMURA Shin-Ichiro
Detection of Carcinoembryonic Antigens Using a Surface Plasmon Resonance Biosensor 共著 2008年 7月 Sensors 第8巻 種々のがんのマーカーとして有用性が実証されている胎児性がん抗原(CEA)の表面プラズモン共鳴による新規な高感度検出法の確立をめざし、2種類の抗体を用いるサンドイッチ法による高感度定量法を確立した。本人は研究の立案、実施、解析、論文執筆の過程を担った。(P4282-P4295)Fengyu Su, Chunye Xu,TAYA Minoru,MURAYAMA Kimie,SHINOHARA Yasuro,NISHIMURA Shin-Ichiro
Preparation of novel acrylamide‐based thermoresponsive polymer analogues and their application as thermoresponsive chromatographic matrices 共著 2008年 8月 Journal of Polymer Science Part A: Polymer Chemistry 第46巻 温度により脱着制御が可能なハイドロフォービッククロマトグラフィー用の樹脂を作るため、新規なpoly(N-(N'-alkylcarbamido)-propyl methacrylamide誘導体を設計合成し、新規なポリマーの開発を行った。官能基の違いが下限臨界溶液温度や疎水性に与える影響を精査した。分担者は論文執筆の一部を担当した。(P5471-P5482)AKIYAMA Yoshikatsu,SHINOHARA Yasuro,HASEGAWA Yukio,KIKUCHI Akihiko,OKANO Teruo
Impact of a Three Amino Acid Deletion in the CH2 Domain of Murine IgG1 on Fc-Associated Effector Functions 共著 2008年 9月 Journal of Immunology 第181巻 マウスIgGの4つのサブクラスのエフェクター機能の違いの原因を調べるため、IgG1に特徴的な3アミノ酸残基の欠失の影響を精査した。FcrRおよび補体が仲介するIgG2エフェクター機能の開始に、3アミノ酸残基が強く影響することを明らかにした。本人は3アアミノ酸の欠失、挿入がIgGの糖鎖修飾に与える影響を解明した。(P4107-P4112)Lucie Baudino,Falk Nimmerjahn,SHINOHARA Yasuro,FURUKAWA Jun-ichi,Franz Petry,J. Sjef Verbeek,NISHIMURA Shin-ichiro,Jeffery V. Ravetch,IZUI Shozo
Alterations in the glycoform of cisplatin-resistant human carcinoma cells are caused by defects in the endoplasmic reticulum-associated degradation system 共著 2008年11月 Cancer Letter 第270巻 抗がん剤の耐性が細胞の糖鎖発現に与える影響を調べるために、ヒト咽頭癌由来細胞から樹立したシスプラチン耐性細胞4のN-結合型糖鎖の解析を行い、耐性株ではタンパク質のフォールディングとERADで重要な役割を担うM8.1の構造が特異的に増大することを明らかにした。本人は糖鎖の相互作用実験を担当した。(P295-P301)NAKAGAWA Hiroaki,OOHIRA Miki,HAYASHI Shunji,SAITO Shin,NAGAHORI Noriko,Moned Kenji,SHINOHARA Yasuro,FUJITANI Naoki,Kondo Hirosato,AKIYAMA Shinichi,NAKAGAWARA Akira,NISHIMURA Shin-Ichiro
BlotGlycoABCTM: An integrated glycoblotting technique for rapid and large-scale clinical glycomics 共著 2008年11月 Molecular & Cellular Proteomics 第7巻 複雑な生体試料から糖鎖を選択的に捕捉し、シアル酸の安定化、糖鎖の蛍光標識を行うための新たな樹脂を開発した。さらに本法を用いて先天性グリコシル化異常症や肝細胞がん患者由来の血清に特徴的なN-結合型糖鎖を探索した。本人はグループリーダーとして、研究の立案、実験、論文作成の一部を担った。(P370-P377)MIURA Yoshiaki,HATO Manami,SHINOHARA Yasuro,KURAMOTO Hiromitsu,FURUKAWA Jun-ichi,KUROGOCHI Masaki,SHIMAOKA Hideyuki,TADA Mituhiro,NAKANISHI Kazuaki,OZAKI Michitaka,TODO Satoru,NISHIMURA Shin-Ichiro
Crucial Role of Aspartic Acid at Position 265 in the CH2 Domain for Murine IgG2a and IgG2b Fc-associated Effector Functions 共著 2008年11月 Journal of Immunology 第181巻 マウスIgG1の265位のAspの役割を精査するために変異体D265Aを作製した。D265A変異はIgG2a、IgG2bともに4種類のFcR全てとの相互作用と補体活性化を失わせることを明らかにした。本人はD265A変異がIgGの糖鎖修飾に与える影響を解明した。(P6664-P6669)Lucie Baudino,SHINOHARA Yasuro,Falk Nimmerjahn,FURUKAWA Jun-ichi, NAKATA Munehiro,Eduardo Martínez-Soria,Franz Petry,Jeffery V. Ravetch,NISHIMURA Shin-Ichiro,IZUI Shozo
Glycosylation specific for adhesion molecules in epidermis and its receptor revealed by glycoform-focused reverse genomics 共著 2009年 9月 Molecular & Cellular Proteomics 第8巻 マウスの表皮にα-ガラクトース修飾を受けた糖鎖が発現する情報を起点に、こられの糖鎖が主に接着分子に結合していることを明らかにし、さらに組織のトランスクリプトーム情報から相互作用の相手分子としてガレクチン-3を候補として選定し、両者間の相互作用を実証した。本人はグループリーダーとして研究の立案、実験、解析、論文執筆の過程を担った。(P232-P244)UEMATSU Rie,SHINOHARA Yasuro*,NAKAGAWA Hiroaki,KUROGOCHI Masaki,FURUKAWA Jun-ichi,MIURA Yoshiaki,AKIYAMA Masahi,SHIMIZU Hiroshi,NISHIMURA Shin-Ichiro
Sialic acid-focused quantitative mouse serum glycoproteomics by multiple reaction monitoring assay 共著 2010年 6月 Molecular & Cellular Proteomics 第9巻 ケモセレクティブにシアリル化N-結合型糖鎖を精製する方法を確立しマウスの血清中のシアリル化糖ぺプチチドを網羅的に探索し、270種の糖ペプチドを同定した。さらに多重反応モニタリング(MRM)によって25種類の糖ペプチドを定量する方法論を構築した。本人は論文執筆の一部を担った。(P2354-P2368)KUROGOCHI Masaki,MATSUSHITA Takahiko,AMANO Maho,FURUKAWA Jun-ichi,SHINOHARA Yasuro,AOSHIMA Masato,NISHIMURA Shin-Ichiro
An efficient approach to the discovery of potent inhibitors against glycosyltransferases 共著 2010年 8月 Journal of Medicinal Chemistry 第53巻 安定同位体と高感度基を有する試薬(aoWR誘導体)を糖鎖還元末端にオキシム結合で1段階で導入した糖ペプチドを受容体とし、阻害剤候補化合物の有無で糖転移反応を行い、両者を混合して質量分析分析することによるハイスループットな糖転移酵素の阻害剤探索法を構築した。本法を用いてシアル酸転移酵素の阻害剤を見出した。本人は安定同位体試薬を考案した。(P5607-P5619)HOSOGUCHI Kenasku,MAEDA Takahiro,FURUKAWA Jun-ichi,SHINOHARA Yasuro,Hino Hiroshi,SEKIGUCHI Mitsuaki,TOGAME Hiroko,TAKEMOTO Hiroshi,KONDO Hirosato,NISHIMURA Shin-ichiro
Glycoblotting-Assisted O-Glycomics: Ammonium Carbamate Allows for Highly Efficient O-Glycan Release from Glycoproteins 共著 2010年11月 Analytical Chemistry 第82巻 糖タンパク質からO-結合型糖鎖を遊離する新たな化学的な手法として、カルバミン酸アンモニウム を用いるβ脱離法を確立した。本法は有機アミンやアンモニアを用いるβ脱離と比較して、糖鎖の分解が軽微であり、グライコぶとっティング法と組み合わせてO-結合型糖鎖の確立に導いた。本人はグループリーダーとして研究の立案と実験の一部を担った。(P10021-P10029)MIURA Yoshiaki,KATO Kentaro,TAKEGAWA Yasuhiro,KUROGOCHI Masaki,FURUKAWA Jun-ichi,SHINOHARA Yasuro,NAGAHORI Noriko,AMANO Maho,HINO Hiroshi,NISHIMURA Shin-Ichiro
Threshold in Stage Specific Embryonic Glycotypes Uncovered by a Full Portrait of Dynamic N-Glycan Expression during Cell Differentiation 共著 2010年12月 Molecular & Cellular Proteomics 第9巻 マウス胎生腫瘍細胞であるP19CL6とP19C6を、それぞれ心筋細胞、神経細胞に分化させたときのN-結合型糖鎖の発現変動を解析した。本人は糖鎖解析法の確立を担った。(P523-P537)AMANO Maho,YAMAGUCHI Misa,TAKEGAWA Yasuhiro,YAMASHITA Masashi,TERASHIMA Rie,FURUKAWA Jun-ichi,MIURA Yoshiaki,SHINOHARA Yasuro,IWASAKI Norimasa,MINAMI Akio,NISHIMURA Shin-Ichiro
Novel affinity ligands for chromatography using combinatorial chemistry 共著 2011年 5月 Combinatorial Chemistry & High Throughput Screening 第14巻 ヒトアルブミンの精製用の新規アフィニティリガンドをコンビケムとHSPの方法で探索した。候補化合物を固相化しリガンドとしての有用性を評価するとともに、既存のリガンドによる競合反応によって新規リガンドがアルブミンのドメインIIIAのSite2であることを明らかにした。本人はリガンドのアルブミンの結合部位を明らかにした。(P267-P278)REGBERG Tor, LINDQUIST Charlotta, PILOTTI Ake, ELLSTROM Christel, FAGERSTAM Lars, ECKERSTEN Ann, SHINOHARA Yasuro,GALLION L. Steven, HOGAN C. Joseph
Alteration of the N-glycome of bovine milk glycoproteins during early lactation 共著 2011年 9月 FEBS Journal 第278巻 授乳期のウシ乳中のN-結合型糖鎖の変動を解析した結果、出産直後においてきわめてシアリル化糖鎖の割合が高い発現パターンを示し、これが主にIgGの糖鎖修飾の変化によることを明らかにした。シアリル化の違いが胎児性FcγRとの相互作用に影響しないことを明らかにし、胎児性FcγRがIgGのサブタイプによって異なる特異性を有することを明らかにした。本人は研究の立案、実施、論文執筆に関わった。(P3769-P3781)TAKIMORI Shota,SHIMAOKA Hideyuki,FURUKAWA Jun-ichi,YAMASHITA Masashi,AMANO Maho,FUJITANI Naoko,TAKEGAWA Yasuhiro, HAMMARSTROM Lennart,KACSKOVICS Imre,SHINOHARA Yasuro*,NISHIMURA Shin-Ichiro
A Versatile Method for Analysis of Serine/Threonine Posttranslational Modifications by β-Elimination in the Presence of Pyrazolone Analogues 共著 2011年11月 Analytical Chemistry 第83巻 タンパク質のO-結合型糖鎖をタンパク質から分解することなく遊離する条件を確立するために、β脱離とピラゾロン誘導体による同時標識法(BEP法)を確立した。さらに、タンパク質の糖鎖結合部位を同一の試薬あるいは異なる試薬で標識し、O-結合型糖鎖の結合部位の解析ができることを実証した。本人はPIとして研究の立案、実施、論文執筆の過程を担った。(P9060-P9067)FURUKAWA Jun-ichi, FUJITANI Naoki,ARAKI Kayo,TAKEGAWA Yasuhiro,KODAMA Kota,SHINOHARA Yasuro*
Qualitative and Quantitative Cellular Glycomics of Glycosphingolipids Based on Rhodococcal Endoglycosylceramidase-assisted Glycan Cleavage, Glycoblotting-assisted Sample Preparation, and Matrix-assisted Laser Desorption Ionization Tandem Time-of-flight Mass Spectrometry Analysis 共著 2011年11月 Journal of Biological Chemistry 第286巻 スフィンゴ糖脂質糖鎖の網羅的解析を確立するために、ロドコッカスのエンドグリコシダーゼI及びIIによる糖鎖の切断効率を精査し、切断を最大化する条件を定めた。グライコブロッティング法による糖鎖の精製、標識法を確立し、様々な細胞のGSL糖鎖発現プロファイルを明らかにした。本人はPIとして、研究の立案、データ解析、論文執筆に関わった。(P41669-P41679)FUJITANI Naoki,TAKEGAWA Yasuhiro,ISHIBASHI Yohhei,ARAKI Kayo,FURUKAWA Jun-Ichi,MITSUTAKE Susumu,IGARASHI Yasuyuki,Ito Makoto,SHINOHARA Yasuro*
Simultaneous analysis of heparan sulfate, chondroitin/dermatan sulfates, and hyaluronan disaccharides by glycoblotting-assisted sample preparation followed by single-step zwitter-ionic-hydrophilic interaction chromatography 共著 2011年11月 Analytical Chemistry 第83巻 コンドロイチン硫酸、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸の構成2糖の一斉分析をかぬとするために、グライコブロッティング法と蛍光標識法による糖鎖の精製、標識を確立するとともにZIC-HILIC-HPLC法による一斉分析法を確立した。さらに本法を様々な生体試料に応用し有用性を実証した。本人はPIとして研究立案、解析、論文執筆に関わった。(P9443-P9449)TAKEGAWA Yasuhiro,ARAKI Kayo,FUJITANI Naoki,FURUKAWA Jun-ichi,SUGIYAMA Hiroaki ,SAKAI Hideaki,SHINOHARA Yasuro*
Ganglioside GM3 has an essential role in the pathogenesis and progression of rheumatoid arthritis 共著 2012年 6月 PLOS ONE 第7巻 間接リウマチにおいて、GM3 が発症、病勢の進行に関与していることを確認し、GM3 が欠落すると、その発症や病勢の進行が促進されることを明らかにした。そのメカニズムとしては、GM3がCD4+T 細胞のサブセットであるTh17 細胞の増殖、Th17 細胞から産生されるサイトカインである、IL-17 を制御することが明らかになった。本人は糖鎖解析に関わった。(e40136)TSUKUDA Yukinori、IWASAKI Norimasa,Seito Naoki、KANAYAMA Tsuyoshi,FUJITANI Naoki,SHINOAHRA Yasuro,KASAHARA Yasuhiko,ONODERA Tomohiro,SUZUKI Koji,ASANO Tsuyoshi,MINAMI Akio,YAMASHITA Masashi
Sialylation Determines the Nephritogenicity of IgG3 Cryoglobulins 共著 2012年 7月 Journal of the American Society of Nephrology 第23巻 ガラクトシル化とシアリル化のIgG3抗体の腎炎原性能に対する相対的な寄与を明らかにするために、高度にシアリル化もしくはガラクトシル化されたIgG3リウマチ因子バリアントを作製した。ガラクトシル化の割合の違いは、クリオグロブリン活性および腎炎原性能ともに影響がなかったが、シアリル化の割合の違いは両者に影響した。これらの結果は、クリオグロブリンが仲介する糸球体腎炎の発生に対するIgGのシアリル化が防御的な役割を担っていることを示唆する。本人は抗体の糖鎖解析を担った。(P1869-P1878)OTANI Masako, KUROKI Aki,Kikuchi Shuichi, KIHARA Masao,NAKATA Junichiro,ITO Kiyoaki,FURUKAWA Jun-ichi,SHINOHARA Yasuro,Izui Shozo
Interruption of glycosphingolipid synthesis enhances osteoarthritis development in mice 共著 2012年 8月 Arthritis & Rheumatology 第64巻 変形性関節症(AO)の進行にスフィンゴ糖脂質の機能が深く関与していることを示した。スフィンゴ糖脂質は軟骨の発生や分化には必須ではないが、正常な軟骨代謝を維持する上で重要な機能を持ち、さらにはMMP-13 の発現や軟骨細胞アポトーシスを制御することによりOAの進行を抑制している可能性が示唆された。本人は糖鎖解析を担った。(P2579-P2588)Seito Naoki、YAMASHITA Masahi、Tsukuda Yukinori、MATSUI Yuichiro、URITA Atsushi、ONODERA Tomohiro,MIZUTANI Takeomi,HAGA Hisashi,FUJITANI Naoki,SHINOHARA Yasuro,MINAMI Akio, IWASAKI Norimasa
Total cellular glycomics allows characterizing cells and streamlining the discovery process for cellular biomarkers 共著 2013年 1月 Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 第110巻 これまでに確立してきたN-, O-結合型糖鎖、糖脂質、プロテオグリカン、遊離オリゴ糖の解析法を統合し、細胞の全てのクラスの複合糖質糖鎖の発現を俯瞰する総合グライコミクスを実現した。本法により様々な細胞の総合グライコミクス情報を取得した結果、総合グライコームは細胞に高度に特異的で細胞の記述子となることを明らかにした。本法をES細胞、iPS細胞等に応用し、予備知識なしに未分化マーカーを網羅的に同定できることを実証した。本人はPIとして研究の立案、データ解析、論文執筆に関わった。(P2105-P2110)FUJITANI Naoki,FURUKAWA Jun-ichi,ARAKI Kayo,FUJIOKA Tsuyoshi,TAKEGAWA Yasuaki,PIAO Jinhua,NISHIOKA Taiki,TAMURA Tomohiro,NIKAIDO Toshio,ITO Makoto,NAKAMURA Yukio,SHINOHARA Yasuro*
Sialic acid-dependent attachment of mucins from three mouse strains to Entamoeba histolytica 共著 2013年 5月 Biochemical and Biophysical Research Communications 第436巻 マウスの腸のムチンの糖鎖組成がマウスの系統特異的に異なることが赤痢アメーバへの感受性に影響するか、3種類の系統についてO-結合型糖鎖を解析した結果、感受性とシアリル化の割合に相関が認められた。また、シアル酸の除去が感受性の増大につながることを明らかにした。本人はO-結合型糖鎖の解析と論文執筆に関わった。(P252-P258)KATO Kentaro,TAKEGAWA Yasuhiro,Katherine S. Ralston, Carol A. Gilchrist,HAMANO Shinjiro,William A. Petri Jr. SHINOHARA Yasuro
Galactosylation of IgG1 modulates FcγRIIB-mediated inhibition of murine autoimmune hemolytic anemia 共著 2013年 9月 Journal of Autoimmunity 第47巻 抗赤血球mAb(IgG1)によって引き起こされる貧血は、クッファー細胞のFcrRIIBの発現によって抑制することができるが、この効果はIgG1のCH2ドメインのN-glycanのガラクトシル化の割合に依存することを見出し、自己抗体による組織および細胞障害の発症にIgG1抗体のガラクトシル化が関与していることを明らかにした。本人は抗体の糖鎖解析を担った。(P104-P110)YAMADA Kazunori,ITO Kiyoaki,FURUKAWA Jun-ichi,NAKATA Junichiro, Montserrat Alvarez,J. Sjef Verbeek,SHINOHARA Yasuro,IZUI Shozo
Depletion of Gangliosides Enhances Cartilage Degradation in Mice 共著 2014年 2月 Osteoarthritis and Cartilage 第22巻 変形関節症の発症におけるガングリオシドの役割を調べるために、 ガングリオシドの合成起点であるGM3合成酵素KOマウスの表現型を解析し、変形性関節症がより重症化すること、IL-1α刺激への反応性が増し、MMP-13の発現や軟骨細胞アポトーシスが増加し、軟骨中のプロテオグリカンが多く失われ、軟骨変性は増強されることを見出した。本人は軟骨細胞中のスフィンゴ糖脂質の解析に関わった (P313-P322)SASAZAWA Fumio,ONODERA Tomohiro,YAMASHITA Masashi,SEITO Naoki、TSUKUDA Yukinori、FUJITANI Naoki,SHINOHARA Yasuro,IWASAKI Norimasa
Decreased Amyloid-β Pathologies by Intracerebral Loading of Glycosphingolipid-enriched Exosomes in Alzheimer Model Mice 共著 2014年 8月 Journal of Biological chemistry 第289巻 神経培養細胞由来のナノ顆粒である「エクソソーム」を投与すると, アルツハイマー病モデルマウス脳内のアミロイドベータペプチド(Aß)の濃度が低下し,Aß が固まってできるアミロイド斑の蓄積を阻害することを見出した。エクソソームへのAß の吸着にはエクソソーム膜のスフィンゴ糖脂質が関与していることを明らかにした。本人はエクソソームの糖鎖解析とスフィンゴ糖脂質とAβの表面プラズモンによる結合実験を担った。(P24488-P24498)YUYAMA Kohei,Hui Sun,SAKAI Shota, MITSUTAKE Susumu,OKADA Megumi,TAHARA Hidetoshi,FURUKAWA Jun-Ichi,FUJITANI Naoki,SHINOHARA Yasuro,IGARASHI Yasuyuki
Lack of Galactosylation Enhances the Pathogenic Activity of IgG1 but Not IgG2a Anti-Erythrocyte Autoantibodies 共著 2014年11月 Journalof Immunology 第192巻 IgG自己抗体の病原性能の増大が、ガラクトース残基の欠損そのものによるのか、その結果のシアリル化によるのか明らかにするため、脱ガラクトシル化または高度にシアリル化されたグライコバリアントを調製し病原性を評価した。その結果、シアリル化の欠落ではなく、ガラクトースの欠落が、IgG1自己抗体の病原性活性を増大させることを実証した。本人は糖鎖解析を担った。(P581-P588)ITO Kiyoaki,FURUKAWA Jun-ichi,YAMADA Kazunori,Ngoc Lan Tran,SHINOAHRA Yasuro,Izui Shozo
POMGNT1 is glycosylated with mucin-type O-glycans 共著 2015年 Biol. Pharm. Bull. 第38巻 GlcNAc β 1-2Man を作る酵素であるPOMGnT1の糖鎖修飾を解明するために、HEK293細胞で生産したPOMGnT1の糖鎖構造を解析した結果、ムチン型糖鎖によって修飾されることが明らかになった。これらの糖鎖が酵素活性に与える影響も精査した。本人はO-結合型糖鎖の同定を担当した。XIN Xin, MANYA Keiko,MANYA Hiroshi,FURUKAWA Jun-Ichi,KUWAHARA Naoyuki,TSUMOTO Hiroki,HIGASHI Nobuaki,KATO Ryuichi,SHINOHARA Yasuro,IRIMURA Tatsuto,Endo Tamao
A potential function for neuronal exosomes: sequestering intracerebral amyloid-β peptide. 共著 2015年 1月 FEBS Letters 第589巻 カニクイザルおよびAPPトランスジェニックマウスの脳脊髄液中のAβとエキソソームが会合すること、エクソソーム濃度が加齢によって低下すること、神経のエクソソームはスフィンゴ糖脂質含量が高いことを実証した。また、APPトランスジェニックマウスに神経由来エクソソームを点滴投与したとき、Aβ濃度およびアミロイド沈着が低下した。これらの結果は神経由来のエクソソームが、アルツハイマーの治療法となる可能性を示唆している。本人はエクソソームとAβの相互作用を担った。(P84-88)Yuyama Kohei,Hui Sun,USUKI Seigo,SAKAI Shota,HANAMATSU Hisatoshi,MIOKA Tetsuo,KIMURA Nobuyuki,OKADA Megumi,TAHARA Hidetoshi,FURUKAWA Jun-ichi,FUJITANI Naoki,SHINOHARA Yasuro,IGARASHI Yasuyuki
The rice RCN11 gene encodes β1, 2-xylosyltransferase and is required for plant responses to abiotic stresses and phytohormones 共著 2015年 3月 Plant Science 第236巻 イネのβ1,2−キシロシルトランスフェラーゼ遺伝子は非生物的ストレス下での生育に関わることを明らかにした。植物特異的糖鎖修飾を司るRCN11/OsXylTは、低温、熱、塩ならびに乾燥ストレス下におけるイネの生育に関与すること、ほぼ全ての植物ホルモンによって発現制御されることを明らかにした。本人は変異体と野生型のN-結合型糖鎖の発現プロファイルを明らかにした。本人は糖鎖解析を担った。(P75-P88)TAKANO Sho,MATSUDA Shuichi,FUNABIKI Atsushi,FURUKAWA Jun-ichi,YAMAUCHI Takaki,TOKUJI Yoshihiko,NAKAZONO Mikio,SHINOHARA Yasuro,TAKAMURE Itsuro,KATO Kiyoaki
Comprehensive glycomics of a multistep human brain tumor model reveals specific glycosylation patterns related to malignancy 共著 2015年 7月 PLOS ONE 第10巻 がんの発生・進行に関しては、様々ながん抑制遺伝子やがん原遺伝子の段階的な変異による不死化、無限増殖能、造腫瘍能、アポトーシス回避などの形質を獲得するとする多段階発生説が広く受け入れられている。本研究では、がん化に関与する主要な遺伝子の変異が糖鎖の発現変動に与える因果関係を包括的に解明し、悪性度を反映するマーカー候補の網羅的な同定に成功した。本人はPIとして研究の立案、データ解析、論文執筆を担当した。FURUKAWA Jun-ichi, TSUDA Masumi, OKADA Kazue, KIMURA Taichi, PIAO Jinhua, TANAKA Shinya*, SHINOHARA Yasuro*
Quantitative O-Glycomics by Microwave-Assisted β-Elimination in the Presence of Pyrazolone Analogues. 共著 2015年 8月 Analytical Chemistry 第87巻 本人らが独自に開発したO-結合型糖鎖の解析法であるBEP法について、マイクロ波による反応条件を最適化し、処理速度と反応効率を大幅にに改善することに成功した。pp.7524-7528 本人担当分:実験方法とデータ解析の助言と論文作成の一部を担った。共著者:Furukawa J, Piao J, Yoshida Y, Okada K, Yokota I, Higashino K, Sakairi N, Shinohara Y
Quantitative GSL-glycome analysis of human whole serum based on an EGCase digestion and glycoblotting method 共著 2015年12月 J Lipid Res.第56巻 本人らが独自に確立したスフィンゴ糖脂質糖鎖の解析法を基に、血清中の微量糖脂質を絶対定量する手法を確立した。従来から糖脂質の解析に用いられているクロロホルム/メタノール抽出を省略しても同等の結果が得られることがわかった。10名の健常人の血清をそれぞれ20uL用いて分析を行った結果、ヒト血清中のスフィンゴ糖脂質濃度は12.1~21.4uMであり、主要な42個の糖脂質糖鎖の構造を明らかにした。pp.2399-2407 本人担当分:実験方法とデータ解析の助言と論文作成の一部を担った。共著者:Furukawa J, Sakai S, Yokota I, Okada K, Hanamatsu H, Kobayashi T, Yoshida Y, Higashino K, Tamura T, Igarashi Y, Shinohara Y
Identification of a Post-translational Modification with Ribitol-Phosphate and Its Defect in Muscular Dystrophy 共著 2016年 3月 Cell Rep. α-ジストログリカンは細胞外マトリックス分子やシナプス分子の細胞表面受容体であり、その糖鎖修飾の異常が筋ジストロフィーの原因となることが知られているが、その分子メカニズムは十分に解明されていなかった。本研究では、福山型先天性筋ジストロフィー症の原因遺伝子であるfukutinとFKRPが糖鎖をつくる糖転移酵素であること、ISPDはその糖鎖合成の材料(CDP-リビトール)をつくる酵素であることを明らかにした。pp.2209-2223 本人担当分:糖鎖の構造解析の一部を担った。 共著者:Kanagawa M, Kobayashi K, Tajiri M, Manya H, Kuga A, Yamaguchi Y, Akasaka-Manya K, Furukawa J, Mizuno M, Kawakami H, Shinohara Y, Wada Y, Endo T, Toda T.
Glycosylation status of serum immunoglobulin G in patients with prostate diseases 共著 2016年 6月 Cancer Med. 前立腺疾患マーカーであるPSAには擬陽性などの問題があるため、本研究では前立腺疾患患者と健常者の血清中IgGの糖鎖構造に着目しその定量的な解析を行った。精製したIgGのN-型糖鎖のMALDI-TOF MSによる定量分析を行った結果、N2F1+core構造が前立腺がん患者において健常人や良性前立腺疾患患者よりも有意に増加し、H1N2F1+coreは逆の傾向であることを見出した。また表面プラズモン共鳴による解析の結果、がん患者でα2-6結合したシアル酸の低下が示唆された。pp.1137-1146 本人担当分:IgGのMALDITOF MSによる糖鎖解析を担うとともに、表面プラズモン共鳴の結果に関して助言を行った。 共著者:Kazuno S, Furukawa JI, Shinohara Y, Murayama K, Fujime M, Ueno T, Fujimura T.
Altered gene expression of glycosyltransferases and sialyltransferases and total amount of glycosphingolipids following herpes simplex virus infection. 共著 2016年 8月 Carbohydr Res. 神経細胞株およびグリア細胞株のherpes simplex virus type 1 (HSV-1)感染とガングリオシドの発現変動の相関を遺伝子発現とガングリオシドの分析で評価した。感染により一部の糖転移酵素の発現に変動が認められたが、ガングリオシドの発現にはほとんど影響を与えないことが明らかになった。pp.37-43 本人担当分:ガングリオシドの解析を担った。 共著者:Miyaji K, Furukawa JI, Suzuki Y, Yamamoto N, Shinohara Y, Yuki N.
Glycomics of human embryonic stem cells and human induced pluripotent stem cells 共著 2016年10月 Glycoconj J 第33巻 胚性幹細胞やiPS細胞の糖タンパク質糖鎖、スフィンゴ糖脂質、グリコサミノグリカン、遊離オリゴ糖などの包括的な糖鎖発現プロファイルに関する知見をまとめた総説。pp.707-715 本人担当分:全体の構成を考案し、Introduction, Glycosaminoglycan, Conclusions and perspectiveの項目を執筆、および全体の校正を担った。共著者:Furukawa J, Okada K, Shinohara Y.
Quantitative analysis of total serum glycome in human and mouse 共著 2016年11月 Proteomics 第16巻 マウスは創薬によく利用されるものの、ヒトとマウスの糖鎖発現の種差に関する情報は限定的である。本論文では、ヒトおよびマウスの血清中の包括的な糖鎖の定量的な解析を行った。予想された通り、N-とO-結合型糖鎖では、シアル酸の違い(NeuAc vs NeuGc)が主要な違いであったが、スフィンゴ糖脂質では両種間の発現パターンは著しく異なった。さらに肝細胞癌のモデルとして利用されるSTAMマウスについても解析を行い、STAMマウスに特異的な糖鎖の発現パターンを明らかにした。pp.2747-2758 本人担当分:研究のアイディア、実験結果と展開への助言、論文執筆の一部を担った。 共著者:Yoshida Y, Furukawa JI, Naito S, Higashino K, Numata Y, Shinohara Y.
Chronotoxicity of bromobenzene-induced hepatic injury in mice 共著 2017年 2月 J Toxicol Sci. 第42巻 概日リズムがブロモベンゼンの毒性に与える影響を明らかにすることを目的とした。ICRマウスにブロモベンゼンを6時間ごと4種類の時間で静注し致死率を求めた結果、午前6時と午後6時に投与したときの傾向は有意に異なり、肝障害指標の数値が午前6時と午後6時投与で有意に異なったのに対して、腎障害指標の数値にはほとんど認められなかった。脂質過酸化物濃度は腎臓よりも肝臓で高かったため、変動の要因の1つに肝障害があることが示唆された。pp.251-258 本人担当分:ブロモベンゼンの毒性に関する情報収集と結果の解釈について助言を行った。 共著者:Yoshioka H, Nonogaki T, Fukuishi N, Shinohara Y, Hwang GW, Ohtani K, Miura N.
Impact of the Niemann-Pick c1 Gene Mutation on the Total Cellular Glycomics of CHO Cells 共著 2017年 8月 J Proteome Res 第16巻 ニーマンピック病c型の原因遺伝子であるNPC1をKOしたCHO細胞と野生型の総合的なグライコーム解析を行い一遺伝子変異が糖鎖発現に与える影響を明らかにした。さらに治療薬を添加したときの糖鎖発現変動を解析し、特定の糖鎖が治療効果と良好に相関することを明らかにした。本人は研究の発案、計画、データ解析、論文執筆を担った。
Glycomics of human embryonic stem cells and human induced pluripotent stem cells 共著 2017年12月 Glycoconj J. 第34巻 胚性幹細胞やiPS細胞の糖タンパク質糖鎖、スフィンゴ糖脂質、グリコサミノグリカン、遊離オリゴ糖などの包括的な糖鎖発現プロファイルに関する知見をまとめた総説。(72の特集号への再掲) pp.807-815 本人担当分:全体の構成を考案し、Introduction, Glycosaminoglycan, Conclusions and perspectiveの項目を執筆、および全体の校正を担った。共著者:Furukawa JI, Okada K, Shinohara Y.
Lethal chronotoxicity induced by seven metal compounds in mice. 共著 2018年 2月 J Toxicol Sci. 第43巻 概日リズムがHg, Pb, Ni, Cr, Cu, Zn, Feの7種の重金属の毒性に与える影響を明らかにすることを目的とした。ICRマウスに個々の重金属を4時間ごと6種類の時間で静注し致死率を求めた結果、興味深いことに時間依存性は重金属の種類に応じて大きく異なることが明らかになった。これらの知見は重金属を取り扱う業務の労働環境に有益な知見となることが考えられる。pp.129-134 本人担当分:得られた結果の解釈と論文作成について助言を行った。 共著者:Yoshioka H, Nonogaki T, Shinohara Y, Suzui M, Mori Y, Hwang GW, Ohtani K, Miura N.
A Critical Domain of Ebolavirus Envelope Glycoprotein Determines Glycoform and Infectivity. 共著 2018年 4月 Sci Rep.第8巻 エボラウイルスには致死率や感染率の異なる5種の亜型が存在するがその分子メカニズムはよくわかっていない。本研究では、タンパク質配列の延長が新たなN-結合型糖鎖の結合部位を提供すること、さらにN-結合型糖鎖の分子量の違いが、ウイルス表面のエンベロープ糖タンパク質とその受容体であるマクロファージガラクトース型カルシウム依存性レクチンの相互作用に影響することを示す実験結果が得られた。pp.5495 本人担当分:エボラウイルスのエンベロープ糖タンパク質に結合する糖鎖の構造解析を担った。 共著者:Fujihira H, Usami K, Matsuno K, Takeuchi H, Denda-Nagai K, Furukawa JI, Shinohara Y, Takada A, Kawaoka Y, Irimura T.
Identification of unique glycoisoforms of vitamin D-binding protein and haptoglobin as biomarker candidates in hepatocarcinogenesis of STAM mice. 共著 2018年10月 Glycoconj J. 第35巻 早期診断の困難な肝細胞がんのバイオマーカーを探索するために、独自にグライコプロテオミクス(FPG法)を確立し、肝細胞癌モデルマウスを対象に検討を行った。電気泳動により血清中の主要な糖タンパク質を分画・同定した後に、そのN-結合多糖鎖のプロファイルを定量的に取得した。その結果、ハプトグロビンとビタミンD結合タンパク質のタンパク質としての発現量に変動はほとんど認められないものの、これらに結合するトリシアリル3本鎖糖鎖が病態の進展に伴って有意に増加することが明らかになった。これらの結果は、本件で確立したFPG法の有用性を示すもので、本法の臨床研究への応用が期待される。pp.467-476 本人担当分:研究のアイディア、実験結果と展開への助言、論文執筆の一部を担った。共著者:Yoshida Y, Furukawa JI, Naito S, Higashino K, Numata Y, Shinohara Y.
Quantifying Protein-Specific N-Glycome Profiles by Focused Protein and Immunoprecipitation Glycomics 共著 2019年 8月 J Proteome Res. 第18巻8号 本人らが確立した総合グライコミクスの技術を特定の糖タンパク質についてハイスループットに行うことを目指して免疫沈降法と組み合わせるプロトコールを確立した。本法により非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者を含む臨床試料(血清)を用いてバイオマーカー探索のパイロットスタディを行い、モノフコシルトリシアリル3本鎖糖鎖が結合するα1-アンチトリプシン(AAT-A3F)をNASHのバイオマーカー候補として同定した。pp.3133-3141 本人担当分:研究の立案、計画に関わり、技術指導を行うとともに得られた結果の解釈について助言を行った。共著者:Kobayashi T, Ogawa K, Furukawa JI, Hanamatsu H, Hato M, Yoshinaga T, Morikawa K, Suda G, Sho T, Nakai M, Higashino K, Numata Y, Shinohara Y, Sakamoto N.
Quantifying Protein-Specific N-Glycome Profiles by Focused Protein and Immunoprecipitation Glycomics. 共著 2019年 8月 J Proteome Res. 第18巻 疾患関連糖鎖バイオマーカーを探索するためにFPG法とIPG-Gglycome法を構築し、本法をNASH患者の血清に応用した。その結果、NASH患者で有意に発現が増大する複数の糖タンパク質糖鎖を同定した。中でもα1アンチトリプシンに結合するフコシル化3本鎖糖鎖が最も大きな変動を示した。本人は研究の立案に関わりデータ解析の助言を行った。Kobayashi T, Ogawa K, Furukawa JI, Hanamatsu H, Hato M, Yoshinaga T, Morikawa K, Suda G, Sho T, Nakai M, Higashino K, Numata Y, Shinohara Y, Sakamoto N.
Chronotoxicity of Streptomycin-Induced Renal Injury in Mice 共著 2020年 1月 Biological and Pharmaceutical Bulletin 第43巻 概日リズムがストレプトマイシンの毒性に与える影響を明らかにすることを目的とした。ICRマウスにストレプトマイシンを4時間ごと6種類の時間で静注し致死率を求めた結果、顕著な時間存生が認められた。また、非致死量を静注したとき、投与時間によって種々の腎毒性指標の数値が上昇することを見出した。これらの知見は、本薬物の毒性や副作用の低減に有効であることが示唆された。pp.53-58 本人担当分:得られた結果の解釈と論文作成について助言を行った。共著者:Yoshioka H, Tominaga S, Shinohara Y, Hwang GW, Maeda T, Miura N
Tri-antennary tri-sialylated mono-fucosylated glycan of alpha-1 antitrypsin as a non-invasive biomarker for non-alcoholic steatohepatitis: a novel glycobiomarker for non-alcoholic steatohepatitis 共著 2020年 1月 Sci Rep. 先に見出した非アルコール性脂肪肝炎(NASH)のバイオマーカー候補AAT-A3Fの有用性を評価するために、大規模な臨床試験を行った。血清中AAT-A3F濃度は非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFL)に比べて、NASHで有意に高かった。AAT-A3F濃度はNAFLD患者の中でも繊維化、病的炎症、肝細胞風船化(ballooning)のある症例で増加したことから、早期NASHの診断に有効な可能性が示唆された。pp.321本人担当分:研究の立案、計画に関わり、技術指導を行うとともに得られた結果の解釈について助言を行った。共著者:OGAWA K, KOBAYASHI T, FURUKAWA JI, HANAMATSU H, NAKAMURA A, SUZUKI K, KAWAGISHI N, OHARA M, UMEMURA M, NAKAI M, SHO T, SUDA G, MORIKAWA K, BABA M, FURUYA K, TERASHITA K, KOBAYASHI T, ONODERA M, HORIMOTO T, SHINADA K, TSUNEMATSU S, TSUNEMATSU I, MEGURO T, MITSUHASHI T, HATO M, HIGASHINO K, SHINOHARA Y, SAKAMOTO N.
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学会発表

題目/演目名等 発表年月 発表学会名等 概要
マルチトールのイソプロピリデン化反応とα-グリコシド結合を持つ二糖類の新合成経路 1988年 4月 第108回日本薬学会年会 マルチトールのイソプロピリデン化反応を調べ、4 種の主生成物の構造と反応条件の違いによる主成物の収量比の変化に着目し、本反応を考察した結果、および得られた生成物からα-グリコシド結合を持つ新二糖類の合成を行った結果を発表した。本人担当部分:研究を全面的に実施し、発表資料を作成した。共同発表者:篠原康郎、森雅美、手島節三
Structure analysis of oligosaccharide based on molecular recognition 1994年 2月 The Second International Glycobiology Symposium, Sun Francisco, (USA) 糖鎖の構造は分岐やアノメリシティのために非常に複雑で、解析することが困難である。本発表では、レクチンの分子認識を利用する新規な糖鎖解析技術の開発を目指し、表面プラズモン共鳴による新たな方法論を発表した。本人担当部分:研究を全面的に実施し、発表資料を作成した。共同発表者:SHINOHARA Yasuro, OKAZAKI Issei, KAWASAKI Tadayoshi, HASEGAWA Yukio(国際、ポスタ―発表)
Kinetic measurement of the interaction between an oligosaccharide and lectins by a biosensor based on surface plasmon resonance 1994年 7月 International Carbohydrate Symposium, Ottawa, (Canada) 単一の糖鎖構造を有する糖ペプチドを調製し、表面プラズモンバイオセンサーの表面に固定化し、複数のレクチンとの相互作用を速度論的に解析し、本法が糖鎖-レクチン間の相互作用に有用であることを発表した。本人担当部分:研究を全面的に実施し、発表資料を作成した。 共同発表者:SHINOHARA Yasuro, OKAZAKI Issei, KAWASAKI Tadayoshi, HASEGAWA Yukio(国際、依頼発表)
Use of a biosensor based on surface plasmon resonance and biotinyl glycans for analysis of sugar binding specificities of lectins 1995年 8月 Xlllth International Symposium on Glycoconjugates, Seattle, (USA) 任意の糖鎖を固相化する方法論を確立するために、ビオチンヒドラジドによる糖鎖の還元末端のビオチン化の方法論の確立、さらに本法によって構造の様々な糖鎖を固相化し、分岐がレクチンとの相互作用に与える影響を定量的に解析した結果を発表した。本人担当部分:研究を全面的に実施し、発表資料を作成した。共同発表者:SHINOHARA Yasuro, Kim Fimi, HASEGAWA Yukio(国際、ポスタ―発表)
Bifunctional labeling reagent for oligosaccharides to incorporate both chromophore and biotin groups 1996年 7月 18th International Carbohydrate Symposium, Milan, (Italy) 微量糖鎖のビオチン化を達成するために、ビオチン基とフェニル基を併せ持つ新規標識試薬を合成し、混合物中の微量糖鎖のビオチン化を可能にするとともに、β-グリコシド体を優先的に与える反応条件を確立した結果を発表した。本人担当部分:研究を全面的に実施し、発表資料を作成した。共同発表者: SHINOHARA Yasuro, SOTA Hiroyuki, HASEGAWA Yukio
ヒトガレクチン-1の糖認識機構の解析 1996年 8月 第18回糖質シンポジウム ガレクチン1の単量体、2量体、多量体がラクトサミノグリカンとの相互作用に与える影響を表面プラズモン共鳴で解析し、多量体形成が著しく親和性をあげること、固相表層で2量体が会合して多量体を形成することを発表した。本人担当部分:研究を全面的に実施し、発表資料を作成した。共同発表者:篠原康郎、平林淳、長谷川幸雄、笠井献一(国内、一般口頭発表)
Design of Novel Affinity Ligands Towards Porcine Pancreas alpha-Amylase Based on 3D Pharmacophore Model Analysis 2001年 6月 Recovery of Biological Products X, Cancún (Mexico) 分子モデリングに基づきアフィニティ精製のための新規リガンドを探索する方法論を確立した。α-アミラーゼと相互作用すると予測される化合物をAvailable Chemicals Directory から53個選定しその相互作用解析から新たに23化合物を合成し、α-アミラーゼの精製に有用な化合物を創生した。本人はプロジェクトマネージャーとして研究を立案し、相互作用解析の実験を担うとともに論文執筆を担当した。(国際、一般口頭発表)
MALDI-TOF解析における混合物中の糖鎖選択的検出を志向した誘導体化試薬の開発 2004年 9月 第53回高分子討論会 プロトン親和性の高い化合物を多種類合成し、糖鎖を標識したとき、ペプチドなどの混合物が共存しても糖鎖の検出感度を特異的に劇的に改善できることを発表した。本人担当部分:研究を全面的に実施し、発表資料を作成した。共同発表者:篠原康郎、古川潤一、西村紳一郎(国内、一般口頭発表)
High Throughput quantitative glycomics and glycoform-focused proteomics of murine dermis and epidermis 2005年 8月 XVIII International Symposium on Glycoconjugates, Florence, (Italy) 糖鎖の質量分析法における検出感度を100倍以上改善するaoWRや高精度定量を実現する安定同位体試薬を開発するとともに、糖鎖の発現情報に基づきフォーカスどプロテオミクスを行うアプローチを考案し有用性を実証した結果を発表した。本人担当部分:研究の手法を考案し、研究の実施を全面的に支援し、発表資料を作成した。共同発表者:SHINOHARA Y. UEMATSU R. FURUKAWA J. NAKAGAWA H. NISHIMURA SI(国際、ポスタ―発表)
臨床グライコミクスによる疾患マーカー探索への展開 2007年 9月 第56回高分子討論会 グライコミクスによるバイオマーカー探索の現状を概説し、本人らが進める糖鎖バイオマーカー探索の方法論、グライコームを起点にプロテオーム解析を行う方法論、肝細胞がんやリウマチのバイオマーカー探索への応用例等の発表を行った。本人担当部分:研究を全面的に実施し、発表資料を作成した。共同発表者:篠原康郎(国内、招待講演)
A comprehensive approach for the structural and functional glycomics based on chemoselective glycoblotting and subsequent tag conversion 2007年10月 HUPO 2007, Seoul, (Korea) 糖鎖の大規模精製法を確立するために、ヒドラジド基を高密度に表出するビニル系の固相担体(BlotGlyco H)を合成するとともに、質量分析における高感度化試薬を合成し、生体試料から糖鎖を高速に精製・標識する大規模グライコミクスを初めて実現した。さらにBlotGlyco Hにより捕捉した糖鎖を、分離用のタグで標識・回収して液体クロマトグラフィーで精製した後に、固相化用の標識試薬にタグを交換して糖鎖の固相化が可能であることを実証し、天然由来の貴重な糖鎖をコンテンツにもつ糖鎖アレイの構築に応用できることを実証した結果を発表した。本人担当部分:研究の手法を考案し、研究の実施を全面的に支援し、発表資料を作成した。共同発表者:SHINOHARA Y. FURUKAWA J. MIURA Y. NISHIMURA SI.(国際、ポスタ―発表)
Comprehensive glycomics as a framework for molecular characterization of cellular state 2010年12月 第83回日本生化学会大会 N-結合型糖鎖、スフィンゴ糖脂質、グリコサミノグリカンの3種類の糖鎖発現による細胞の記述。本人はPIとして研究の立案、実施、解析を担った。藤谷直樹、武川泰啓、荒木香代、伊東信、篠原康郎(国際、ポスタ―発表)
Novel procedure for glycosaminoglycomics as a tool for molecular characterization of cellular state 2010年12月 第83回日本生化学会大会 グライコブロッティング法とZIC-HILICクロマトグラフィーによる新規なグリコサミノグリカンの網羅的解析法。本人はPIとして研究の立案、解析を担った。武川泰啓、藤谷直樹、荒木香代、篠原康郎(国際、ポスタ―発表)
総合的な複合糖質のプロファイリングによる細胞評価 2011年 3月 第10回日本再生医療学会総会 これまでに確立してきたN-, O-結合型糖鎖、糖脂質、プロテオグリカン、遊離オリゴ糖の解析法を統合し、細胞の全てのクラスの複合糖質糖鎖の発現を俯瞰する総合グライコミクスを実現した。本法により様々な細胞の総合グライコミクス情報を取得した結果、総合グライコームは細胞に高度に特異的で細胞の記述子となることを明らかにした結果を発表した。本人担当部分:研究の手法を考案し、研究の実施を全面的に支援し、発表資料を作成した。共著者:本人は研究の立案、データ解析、発表資料の作成を担った。共同発表者:篠原康郎, 藤谷直樹, 武川泰啓, 荒木香代, 杉山洋章, 坂井秀昭(国内、一般口頭発表)
セリン・スレオニンの翻訳後修飾の新規な解析法 2011年 7月 第30回日本糖質学会年会 ピラゾロン誘導体とβ脱離による新規なO-結合型糖鎖の解析法。本人はPIとして研究の立案、実施、解析を担った。古川潤一、藤谷直樹、荒木香代、児玉耕太、篠原康郎
細胞、組織等の総合的なグライコーム解析 2011年 7月 第30回公益財団法人篷庵社研究助成発表会 これまでに確立してきたN-, O-結合型糖鎖、糖脂質、プロテオグリカン、遊離オリゴ糖の解析法を統合し、細胞の全てのクラスの複合糖質糖鎖の発現を俯瞰する総合グライコミクスを実現した。本法により様々な細胞の総合グライコミクス情報を取得した結果、総合グライコームは細胞に高度に特異的で細胞の記述子となることを明らかにした。本人はPIとして研究の立案、データ解析、論文執筆を担った。
Total Glycomics as Cellular/Tissue Descriptors 2011年 8月 XXI International Symposium on Glycoconjugates これまでに確立してきたN-, O-結合型糖鎖、糖脂質、プロテオグリカン、遊離オリゴ糖の解析法を統合し、細胞の全てのクラスの複合糖質糖鎖の発現を俯瞰する総合グライコミクスを実現した。本法により様々な細胞の総合グライコミクス情報を取得した結果、総合グライコームは細胞に高度に特異的で細胞の記述子となることを明らかにした。本人はPIとして研究の立案、データ解析、論文執筆を担った。
Simultaneous analysis of heparan sulfates, chondoroitin/dermatan sulfates and hyaluronan disaccharides by glycoblotting assisted sample preparation followed by a single ZIC HILIC chromatography 2011年 9月 FEBS Advanced Lecture Course 新規なグリコサミノグリカンの解析法を様々な細胞に応用し、細胞の特徴づけを行った。本人はPIとして研究の立案、実施、解析を担った。荒木香代、武川泰啓、藤谷直樹、篠原康郎(国際、ポスタ―発表)
スフィンゴ糖脂質のグライコミクスによる細胞の解析・定義 2011年 9月 第84回日本生化学会大会 グライコブロッティング法とエンドグリコサミニダーゼを利用するスフィンゴ糖脂質の網羅的解析法。本人はPIとして研究の立案、解析を担った。藤谷直樹、荒木香代、古川潤一、伊東信、篠原康郎(国際、ポスタ―発表)
眼組織および口腔粘膜上皮由来細胞の細胞シートの総合グライコーム解析 2011年 9月 第84回日本生化学会大会 移植用角膜の作製のために用いる口腔粘膜由来の細胞シートの総合的なグライコーム解析。本人はPIとして研究の立案、解析を担った。荒木香代、藤谷直樹、武川泰啓、古川潤一、杉山洋章、坂井英昭、篠原康郎(国際、ポスタ―発表)
細胞の総合グライコーム:方法論の確立と細胞評価への応用 2011年12月 東京女子医大 第39回グローバルCOEセミナー これまでに確立してきたN-, O-結合型糖鎖、糖脂質、プロテオグリカン、遊離オリゴ糖の解析法を統合し、細胞の全てのクラスの複合糖質糖鎖の発現を俯瞰する総合グライコミクスを実現した。本法により様々な細胞の総合グライコミクス情報を取得した結果、総合グライコームは細胞に高度に特異的で細胞の記述子となることを明らかにした。本法をES細胞、iPS細胞等に応用し、予備知識なしに未分化マーカーを網羅的に同定できることを実証した。本人はPIとして研究の立案、データ解析、論文執筆を担った。(依頼講演)
糖鎖は細胞の顔?細胞のさまざまな複合糖質の発現動態をみる 2012年 2月 日本薬学会東海支部特別講演会 これまでに確立してきたN-, O-結合型糖鎖、糖脂質、プロテオグリカン、遊離オリゴ糖の解析法を統合し、細胞の全てのクラスの複合糖質糖鎖の発現を俯瞰する総合グライコミクスを実現した。本法により様々な細胞の総合グライコミクス情報を取得した結果、総合グライコームは細胞に高度に特異的で細胞の記述子となることを明らかにした。本法をES細胞、iPS細胞等に応用し、予備知識なしに未分化マーカーを網羅的に同定できることを実証した。本人はPIとして研究の立案、データ解析、論文執筆を担った。(特別講演)
ヒトES細胞、iPS細胞の総合的なグライコーム解析 2012年 6月 第11回日本再生医療学会総会 これまでに確立してきたN-, O-結合型糖鎖、糖脂質、プロテオグリカン、遊離オリゴ糖の解析法を統合し、細胞の全てのクラスの複合糖質糖鎖の発現を俯瞰する総合グライコミクスを実現した。本法により様々な細胞の総合グライコミクス情報を取得した結果、総合グライコームは細胞に高度に特異的で細胞の記述子となることを明らかにした。本法をES細胞、iPS細胞等に応用し、予備知識なしに未分化マーカーを網羅的に同定できることを実証したことを発表した。本人担当部分:研研究の立案、データ解析、発表資料作成を担った。共同発表者:篠原康郎,藤岡剛,藤谷直樹,古川潤一,荒木香代,小池知加,岡部泰典,吉田淑子,二階堂俊雄,中村幸夫(国内、一般口頭発表)
角膜シートの経時的な複合糖質プロファイリングによる状態評価 2012年 6月 第11回日本再生医療学会総会 移植用角膜の作製のために用いる口腔粘膜由来の細胞シートの総合的なグライコーム解析するとともに角膜との比較を行った。本人はPIとして研究の立案、解析を担った。藤谷直樹, 荒木香代, 古川潤一, 杉山洋章, 坂井秀昭, 篠原康郎(国内、一般口頭発表)
ピラゾロン試薬共存下β脱離反応による細胞O結合型糖鎖の定量解析 2012年 9月 第31回日本糖質学会年会 ピラゾロン共存下β脱離反応の様々な細胞への応用。移植用角膜の作製のために用いる口腔粘膜由来の細胞シートの総合的なグライコーム解析。本人はPIとして研究の立案、解析を担った。古川潤一、朴錦花、藤谷直樹、荒木香代、坂入信夫、篠原康郎(国内、一般口頭発表)
総合的な複合糖質糖鎖プロファイリングによる細胞の分類とバイオマーカー探索 2012年 9月 第31回日本糖質学会年会 総合グライコミクスの方法論の確立と、ES細胞、iPS細胞等への応用による網羅的な未分化マーカーの探索研究。移植用角膜の作製のために用いる口腔粘膜由来の細胞シートの総合的なグライコーム解析。本人はPIとして研究の立案、実施、解析を担った。藤谷直樹、古川潤一、荒木香代、藤岡剛、伊東信、中村幸夫、篠原康郎(国内、一般口頭発表)
総合グライコミクス:細胞マーカー探索の新技術 2012年10月 第10回未来創薬・医療イノベーション拠点形成国際シンポジウム これまでに確立してきたN-, O-結合型糖鎖、糖脂質、プロテオグリカン、遊離オリゴ糖の解析法を統合し、細胞の全てのクラスの複合糖質糖鎖の発現を俯瞰する総合グライコミクスを実現した。本法により様々な細胞の総合グライコミクス情報を取得した結果、総合グライコームは細胞に高度に特異的で細胞の記述子となることを明らかにした。本法をES細胞、iPS細胞等に応用し、予備知識なしに未分化マーカーを網羅的に同定できることを実証した。本人はPIとして研究の立案、データ解析、論文執筆を担った。(依頼講演)
ER stress負荷時のHeLa細胞における遊離オリゴ糖(FOSs)とN-結合型糖鎖の解析 2012年12月 第85回日本生化学会大会 小胞体ストレスが糖鎖修飾に与える影響を精査するために、異なるメカニズムで小胞体ストレスを惹起する2種類の薬剤を用い、細胞の総合的な糖鎖発現プロファイルに与える影響を精査し、用いる化合物に応じたダイナミックな糖鎖の発現変動を観察した。本人はPIとして研究の立案、解析を担った。荒木香代、藤谷直樹、古川潤一、篠原康郎(国内、ポスター発表)
ピラゾロン共存下β脱離反応に基づくO結合型糖鎖の新規解析法 2012年12月 第85回日本生化学会大会 ピラゾロン共存下のβ脱離反応によるO-結合型糖鎖の解析をコンドロイチン硫酸やヘパラン硫酸に応用し、これらグリコサミノグリカンの構造、タンパク質への結合部位の解析へ応用できることを実証した。本人はPIとして研究の立案、解析を担った。古川潤一、藤谷直樹,朴錦花、荒木香代、山田修平,坂入信夫、菅原一幸,篠原康郎(国内、ポスター発表)
Total cellular glycomics: a glycomic approach to describe cells and streamline the discovery process for cellular biomarkers 2013年 3月 京都大学 第133回アイセムスセミナー これまでに確立してきたN-, O-結合型糖鎖、糖脂質、プロテオグリカン、遊離オリゴ糖の解析法を統合し、細胞の全てのクラスの複合糖質糖鎖の発現を俯瞰する総合グライコミクスの方法論、本法をES細胞、iPS細胞等に応用し、予備知識なしに未分化マーカーを網羅的に同定できることを実証した例を紹介し、再生医療における糖鎖解析の有用性を議論した。本人はPIとして研究の立案、データ解析、論文執筆を担った。英語による講演。(依頼講演)
マイクロ波放射を用いたピラゾロン共存下β脱離反応による迅速なO結合型糖鎖の解析法 2013年 8月 第32回 日本糖質学会 独自に開発したピラゾロン共存下のβ脱離反応の効率の改善をめざし、マイクロ波の効果を精査した結果、大幅な反応効率の改善を見出した。本人はPIとして、研究の立案を行った。古川潤一、朴錦花、藤谷直樹、岡田和恵、篠原康郎(国内、ポスター発表)
Analysis of SSEA-5 epitopes in human ES cells and iPS cells 2013年 9月 第86回日本生化学会大会 SSEA-5が未分化マーカーとして有用であることが報告されているが、SSEA-5がN-, O-結合型糖鎖、スフィンゴ糖脂質のいずれに存在するかはわかっていなかった。本研究では総合的なグライコミクスにより、SSEA-5の局在が主にスフィンゴ投資櫃であることを明らかにした。本人はPIとして研究の立案、解析を担当した。岡田 和恵, 古川 潤一, 朴 錦花, 藤谷 直樹, 篠原 康郎(国内、ポスター発表)
ピラゾロン共存下マイクロ波支援β脱離反応による迅速なO結合型糖鎖の解析法 2013年 9月 第86回日本生化学会大会 マイクロ波支援ピラゾロン誘導体存在下のβ脱離の有用性を確認するために、様々な生体試料への応用を行った。本人は研究の立案を行った。古川潤一、藤谷直樹、朴錦花、岡田和恵、篠原康郎(国内、ポスター発表)
総合的なグライコミクスによる細胞のキャラクタリゼーションと細胞マーカーの探索 2013年11月 第4 回グライコバイオロジクス研究会 自己免疫疾患における抗体の糖鎖修飾が病原性に与える影響を紹介するとともに、これまでに確立してきた総合グライコミクスの方法論、本法が細胞の記述子となること、ES細胞、iPS細胞等に応用し、予備知識なしに未分化マーカーを網羅的に同定できることを解説した。本人はPIとして研究の立案、データ解析、論文執筆を担った。(特別講演)
グリオーマモデル細胞を用いる不死化・癌化に伴う糖鎖発現変動の解析 2014年 8月 第33回日本糖質学会 がんの発生・進行に関しては、様々ながん抑制遺伝子やがん原遺伝子の段階的な変異による不死化、無限増殖能、造腫瘍能、アポトーシス回避などの形質を獲得するとする多段階発生説が広く受け入れられている。本研究では、がん化に関与する主要な遺伝子の変異が糖鎖の発現変動に与える因果関係を包括的に解明し、悪性度を反映するマーカー候補の網羅的な同定に成功した結果を発表した。本人担当部分:研究の立案、データ解析、発表資料作成を担った。共同発表者:篠原康郎、津田真寿美、古川潤一、木村太一、岡田和恵,朴錦花,田中伸哉(国内、一般口頭)
マイクロ波支援ピラゾロン共存下β脱離反応による血清およびパラフィン包埋組織からのO結合型糖鎖の解析 2014年 8月 第33回日本糖質学会 本人らが確立したマイクロ波支援ピラゾロン誘導隊存在下のβ脱離反応をパラフィン包埋試料に応用する方法論を確立した。本人はPIとして研究の立案、解析を担った。朴錦花,岡田和恵,古川潤一,篠原康郎(国内、ポスター発表)
血清およびパラフィン包埋サンプルの糖脂質糖鎖の定量解析 2014年 8月 第33回日本糖質学会 本人らが確立したスフィンゴ糖脂質糖鎖の解析法をパラフィン包埋試料に応用するための方法論を検討し構築した。本人はPIとして研究の立案、解析を担った。岡田和恵,朴錦花,古川潤一,篠原康郎(国内、ポスター発表)
総合的なグライコミクスに基づく未分化マーカーや疾患バイオマーカーの探索 2014年 9月 農芸化学会北海道・東北支部会シンポジウム 本講演では、細胞の総合グライコミクスの技術を紹介するとともに、本法によって新たな未分化マーカーを探索した例を紹介した。また、多段階発生説に基づき、明確な遺伝子操作によりグリオーマを再現するモデルを利用して、がん化の諸形質と糖鎖発現の因果関係を解析した結果を紹介した。(依頼講演)
A Comprehensive glycomic approach to overview the causal relationships between various phases of multistep tumorigenesis and glycosylation status by using a human brain tumor/glioma progression model 2015年 9月 XXIII International Symposium on Glycoconjugates がんの発生・進行に関しては、様々ながん抑制遺伝子やがん原遺伝子の段階的な変異による不死化、無限増殖能、造腫瘍能、アポトーシス回避などの形質を獲得するとする多段階発生説が広く受け入れられている。本研究では、がん化に関与する主要な遺伝子の変異が糖鎖の発現変動に与える因果関係を包括的に解明し、悪性度を反映するマーカー候補の網羅的な同定に成功した結果を発表した。本人担当部分:研研究の立案、データ解析、発表資料作成を担った。共同発表者:篠原康郎,古川潤一,津田真寿美,岡田和恵,木村太一,朴錦花,田中伸哉(国際、一般口頭発表)
Comprehensive glycomics of multistep human brain model reveals specific glycosylation patterns related to malignancy 2015年10月 第74回日本癌学会学術総会シンポジウム がんの発生・進行に関しては、様々ながん抑制遺伝子やがん原遺伝子の段階的な変異による不死化、無限増殖能、造腫瘍能、アポトーシス回避などの形質を獲得するとする多段階発生説が広く受け入れられている。本研究では、がん化に関与する主要な遺伝子の変異が糖鎖の発現変動に与える因果関係を包括的に解明し、悪性度を反映するマーカー候補の網羅的な同定に成功した。遊離オリゴ糖やプロテオミクスの結果を含めて報告する。本人はPIとして研究の立案、データ解析、論文執筆を担当した。(依頼講演)
ニーマン・ピック病C型の診断および治療効果をモニタリングするための遊離オリゴ糖鎖関連マーカーの探索 2018年 8月 第37回日本糖質学会年会 ニーマン・ピック病c型の原因遺伝子であるNPC1をKOしたCHO細胞と野生型の総合的なグライコーム解析を行い一遺伝子変異が糖鎖発現に与える影響を明らかにした。さらに治療薬を添加したときの糖鎖発現変動を解析し、特定の糖鎖が治療効果と良好に相関することを明らかにした結果を発表した。本人担当部分:研究の立案、データ解析、発表資料作成を担った。共同発表者:朴錦花、古川潤一、曽我美南、岡田和恵、横田育子、入江徹美、江良拓実、篠原康郎(国内、ポスター発表)
グライコミクス質量分析データの解析支援ソフトTAGの有用性:Npc1 KOやTunicamycin処理細胞の糖鎖発現変動に与える影響を例に 2019年 8月 第38回日本糖質学会年会 MALDI-TOF MSで得られるデータから糖鎖の帰属, 発現量変化の比較・統計解析や可視化などを自動で行うソフトウェアToolbox accelerating Glycomics (TAG)について、Npc1 KO CHO細胞およびHepG2細胞にツニカマイシン(TM)を添加したときのN型糖鎖およびfOSの発現変動のTAG viewによる解析を行い有用性を評価した結果を報告した。本人は研究の立案およびwetのデータ産出に関与した。三浦信明, 花松久寿, 後藤さく良, 横田育子, 岡田和恵, 吉岡弘毅, 古川潤一, 篠原康郎(国内、ポスター発表)
糖のイミン形成能の新規な評価系の構築と各種アルドヘキソースおよびグルコースからなる二糖のイミン形成能の評価 2019年 8月 第38回日本糖質学会年会 糖化の初期段階であるイミン形成について生理的な環境に近い条件下で評価するための系の構築を行った。本法は糖のアルデヒド型の存在比を評価する高感度かつ簡便な方法となることが示唆された。本法によりグルコースから構成される二糖の開環型の割合を推定するとともにメイラード反応の評価系による解析も行い、両者の比較を行った結果を発表した。本人担当部分:研究の立案、実施、発表資料作成を担った。共同発表者:小澤優里香、加藤紘一、三浦信明、千葉拓、古川潤一、篠原康郎(国内、一般口頭発表)
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解説・総説

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
複合糖質の分析 共著 1994年11月 ぶんせき 第11巻 遺伝子やタンパク質に比べ、解析法の開発が大幅に遅れている糖鎖について、現状の方法論について、NMR, 質量分析、液体クロマトグラフィー法を中心に解説した。複合糖質(P68-P76)篠原康郎、曽田裕行、長谷川幸雄
Quantitative lectin-carbohydrate interaction analysis on solid-phase surfaces using biosensor based on surface plasmon resonance 共著 2003年 Methods in Enzymology 第362巻 本人らが確立した表面プラズモン共鳴による糖鎖レクチン間相互作用解析法の方法論を概説し、マンノース結合タンパク質や植物レクチンの糖結合特異性を決定した実例などを解説した。(P330-P340)曽田裕行,Reiko T Lee, Yuan C Lee, 篠原康郎
バイオセパレーションにおけるアフィニティー分離技術 単著 2003年 3月 バイオマテリアル: 生体材料 第21巻 有用なタンパク質を生成することは様々な用途で需要が高い。本人はアマシャムバイオサイエンス本社研究所で培った経験に基づき、分子モデリング、コンビケムによる新規アフィニティリガンドの創成法について解析した。(P95-96)篠原康郎
Recent advances in cellular glycomic analyses 共著 2013年 2月 Biomolecules 第3巻 細胞に発現するmRNAやタンパク質の発現動態に比べ、糖鎖の発現動態の解析法は大きく遅れていた。しかし、近年の技術やストラテジーの進歩によって糖鎖の発現解析は大幅に進展している。本稿では、細胞の糖鎖解析技術を多数の引用文献の調査に基づいて解説を行った。(P198-P225)古川潤一、藤谷直樹,篠原康郎
Total Cellular Glycomics: A Glycomic Approach to Describe Cells and Streamline the Discovery Process for Cellular Biomarkers 共著 2013年 5月 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 第25巻 細胞に発現する糖鎖発現の全貌を解明することは、その細胞における糖鎖発現の恒常性や糖鎖システム生物学を理解するために重要である。筆者らは細胞に発現する糖タンパク質由来のN-結合型糖鎖とO-結合型糖鎖、スフィンゴ糖脂質、グリコサミノグリカン、遊離オリゴ糖を質量分析や液体クロマトグラフィで解析する方法を開発してきた。個々の方法論を統合し、細胞に含まれる複合糖質糖鎖の全体像(総合グライコーム)が俯瞰できるようになった。本法を用いて正常細胞、ガン細胞、胚性幹細胞(ES細胞)、人工多能性幹細胞(iPS細胞)間の比較を行うことにより、総合グライコームは高度に細胞に特異的であり、細胞の記述子として有効であることが示された。本法は、細胞マーカー探索においてユニークな方法となり、実際に既知の未分化細胞マーカーとともに新規なマーカー候補を同定することに成功した。(P103-P116)篠原康郎,藤谷直樹,古川潤一
糖タンパク質および糖脂質の糖鎖の新たな解析手法の開発―ウシ乳グライコーム解析への応用― 共著 2014年11月 応用糖質科学 第4巻 本稿の前半ではN-およびO-結合型糖鎖、さらにスフィンゴ糖脂質糖鎖と乳遊離オリゴ糖の独自に開発したグライコーム解析法について紹介し、後半では、ウシ乳N-グライコームについて、特に授乳期の変動を総乳中と主要な乳中タンパク質について解析した結果と初生ウシにおいて免疫獲得に重要なIgGの糖鎖構造の違いがFcRnとの相互作用に与える影響について精査した結果も紹介した。さらに、ウシ乳中O-グライコーム、GSL-グライコーム等への応用についても言及した。(P51-P54)古川潤一、岡田和恵、篠原康郎
総合グライコミクスで細胞を記述する 共著 2015年 8月 化学と生物 第53巻 再生医療における細胞の品質管理や規格化の需要や,疾患の早期診断・治療の社会的要請の高まりなどに伴い,細胞の精密な特徴づけや分類がますます重要になってきた.筆者らは,細胞に存在する複合糖質糖鎖の全容的な定性・定量情報の取得を目指し,細胞の主要な複合糖質糖鎖に焦点をあてる総合的なグライコミクスの研究に携わってきた.本稿ではその背景,方法論,および有用性について実例を挙げて解説した.篠原康郎、古川潤一
タンパク質の糖鎖修飾解析のための前処理法 共著 2017年 7月 実験医学(羊土社) タンパク質の糖鎖修飾に興味がありながらこれまで糖鎖解析にあまり縁がなかった研究者を対象に、糖鎖解析の前処理に焦点をあてて解説した。
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翻訳

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
ガレクチン‐1:多量体構造とポリラクトサミンとの相互作用 単著 1997年 1月 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 第9巻 ガレクチン1の糖鎖認識機構と多量体構造をとる意義について考察したCho と Cummings共著の「Galectin-1: Oligomeric structure and interactions with polylactosamine」論文を日本糖質学会の依頼に応じて全訳した。
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