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フリガナミズタニ ノブアキ
ローマ字MIZUTANI Nobuaki
氏名水谷 暢明
学位博士(薬学) 
所属薬学部 / 薬学科
職名教授
所属学会日本薬学会 日本薬理学会 日本アレルギー学会 日本免疫学会 日本薬学教育学会 
専門分野薬学 生物科学 基礎医学   
研究課題アレルギー・自己免疫疾患の病態解析ならびに治療薬の探索   

学会及び社会における活動等

開始年月 活動内容 終了年月
1996年 日本薬学会会員 現在に至る
1996年 日本薬理学会会員 現在に至る
1996年 日本アレルギー学会会員 現在に至る
2007年 日本免疫学会会員 現在に至る
2010年 日本薬理学会評議員  現在に至る
2016年 日本薬学教育学会 現在に至る
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受賞歴

受賞年月 受賞名
2002年 1月 日本薬学会近畿支部 奨励賞
2004年 9月 大日本インキ化学工業株式会社 総合研究所 研究賞
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著書

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
Aggravation of Allergic Rhinitis by Air Pollution: Demonstration by an Animal Model of Pollenosis. 共著 2011年 8月 Advanced topics in Environmental health and air pollution case studies (Ed. Anca Maria Moldoveanu), Intech, Rijeka, Croatia アレルギー性鼻炎の発症にはディーゼル排気微粒子などの環境汚染物質が関与していることが知られている。著書の中では、環境汚染物質とアレルギー性鼻炎発症の関連について、これまで我々が実験的アレルギー性鼻炎モデルを用いて検討してきた結果を踏まえて概説した。著者:Nabe T, Mizutani N
臨床への有機と薬理からのアプローチ -事例を基に新時代の薬学的介入を考察するー 共著 2018年 9月 京都廣川書店 臨床的な事例(パーキンソン病など)を基に有機化学と薬理学的な内容を統合させて解説した著書である。著者:宮田興子、水谷暢明、土生康司
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学術論文

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
A new model of experimental allergic rhinitis using Japanese cedar pollen in guinea pigs. 共著 1997年11月 Jpn J Pharmacol. 第75巻 スギ花粉はアレルギー性鼻炎発症における主要な抗原である。これまで、卵白アルブミンを用いた実験的アレルギー性鼻炎モデルの開発は行われてきたが、スギ花粉を用いた検討は少なかった。本研究では、スギ花粉を抗原として臨床を反映した症状を示すモルモットを用いた実験的アレルギー性鼻炎モデルの作製方法を確立した。本モデルは、新規治療薬開発ならびに病態メカニズム解析に有用である。著者:Nabe T, Shimizu K, Mizutani N, Saeki Y, Yamamura H, Takenaka H, Kohno S.(P243~P251)
Development of pollen-induced allergic rhinitis with early and late phase nasal blockage in guinea pigs. 共著 1998年 9月 Inflamm Res. 第47巻 アレルギー性鼻炎の症状において鼻閉は最もquality of lifeを低下させる。また、重症化した患者では即時性および遅発性の鼻閉を示す二相性の鼻閉が認められる。本研究では、先に開発したスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルにおいて、臨床と同様に二相性の鼻閉を示すことを明らかにし、本モデルは臨床症状を反映した動物モデルであることを報告した。著者:Nabe T, Mizutani N, Shimizu K, Takenaka H, Kohno S.(P369~P374)
Ability of teicoplanin and vancomycin to induce contraction of, and histamine release from, pulmonary tissue of humans, monkeys and guinea pigs. 共著 1999年 2月 J Antimicrob Chemother. 第43巻 抗菌薬であるteicoplaninおよびvancomycinの安全性を検討するため、両抗菌薬がヒト、サルおよびモルモットの気管支に対して収縮反応ならびに肺組織からのヒスタミン遊離作用を示すか否か検討した。その結果、両抗菌薬とも肺に対する副作用を示す危険性は低いものと推察された。著者:Nabe T, Yamamura H, Hatanaka M, Shinoda N, Shimizu K, Mizutani N, Yamashita K, Horiba M, Kohno S.(P233~242)
Nasal hyperresponsiveness to histamine induced by repetitive exposures to cedar pollen in guinea-pigs. 共著 1999年12月 Eur Respir J. 第14巻 アレルギー性鼻炎患者において、非特異的な刺激に対して過剰反応を示す鼻過敏症が認められる。また、本症状は慢性患者の特徴的な症状の1つである。先に報告したスギ花粉を用いた実験的アレルギー性鼻炎モデルにおいても鼻過敏症の発症が認められた。著者:Mizutani N, Nabe T, Sasaki K, Takenaka H, Kohno S.(P1368~1375)
Immediate inhibition by oral l-ephedrine of passive cutaneous anaphylaxis of rats: indirect inhibition of anaphylactic chemical mediator release from the mast cell. 共著 2000年10月 Inflamm Res. 第49巻 本研究では、エフェドリンの経口投与がラットの皮膚炎症状を抑制することを明らかにした。また、本抑制反応は肥満細胞からのケミカルメディエーター遊離抑制と関連していた。著者:Shibata H, Minami E, Hirata R, Mizutani N, Nabe T, Kohno S.(P553~P559)
Comparison of cedar pollen-induced allergic rhinitis in passively and actively sensitized guinea pigs. 共著 2001年 4月 Jpn J Pharmacol. 第85巻 モルモットをスギ花粉に対するポリクローナル抗体を用いて受動感作もしくはスギ花粉とアジュバントを用いて能動感作した。その後、それぞれの感作モルモットの鼻腔内にスギ花粉を曝露することで両感作方法による鼻炎症状の発症の違いを比較した。その結果、能動感作したモルモットにおいて症状の増悪化が受動感作のそれと比較して認められた。著者:Nabe T, Mizutani N, Osaki S, Sugahara S, Takenaka H, Kohno S.(P409~P415)
Involvement of nitric oxide in pollen-induced biphasic nasal blockage in sensitised guinea pigs. 共著 2001年 6月 Eur J Pharmacol. 第423巻 先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルの二相性の鼻閉の発症における、nitric oxideの関与を検討した。その結果、nitric oxideの産生を阻害するL-NAMEにより二相性の鼻閉が抑制された。以上のことより、nitric oxideが鼻閉の発症に関与していることが示唆された。著者:Imai A, Nabe T, Mizutani N, Sakurai H, Takenaka H, Kohno S.(P63~P70)
Markedly increased nasal blockage by intranasal leukotriene D4 in an experimental allergic rhinitis model: contribution of dilated mucosal blood vessels. 共著 2001年 6月 Jpn J Pharmacol. 第86巻 先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルを用いて、leukotriene D4の役割を薬理学的に検討した。その結果、leukotoriene D4は鼻粘膜血管を拡張させることにより遅発性の鼻閉を誘導していることが明らかになった。著者:Mizutani N, Nabe T, Imai A, Sakurai H, Takenaka H, Kohno S.(P170~P182)
Involvement of thromboxane A2 and peptide leukotrienes in early and late phase nasal blockage in a guinea pig model of allergic rhinitis. 共著 2001年 9月 Inflamm Res. 第50巻 先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルを用いて、thromboxane A2およびleukotoriene D4の役割をそれぞれの受容体拮抗薬(セラトロダストおよびプランルカスト)を用いた薬理学的な検討により評価した。その結果、両受容体拮抗薬は鼻閉を抑制した。以上のことより、thromboane A2およびleukotorien D4が鼻炎症状の発症に関与している可能性が示唆された。著者:Yamasaki M, Mizutani N, Sasaki K, Nabe T, Matsumoto T, Ashida Y, Kohno S.(P466~P473)
Pharmacological characterization of the leukocyte kinetics after intranasal antigen challenge in a guinea pig model of allergic rhinitis. 共著 2001年 9月 Inflamm Res. 第50巻 本研究では、先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルを用いて、鼻腔内に浸潤した炎症細胞を測定し、好酸球浸潤がその中心であることを明らかにした。また、鼻粘膜の粘液産生細胞の増加が認められることも確認した。著者:Yamasaki M, Sasaki K, Mizutani N, Nabe T, Sakura Y, Matsumoto T, Ashida Y, Kohno S.(P474~P482)
No involvement of IL-5 or eosinophils in experimental allergic rhinitis in guinea pigs. 共著 2002年 3月 Eur J Pharmacol. 第439巻 先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルを用いて、好酸球浸潤に関与しているサイトカインであるIL-5の役割を検討した。その結果、抗IL-5抗体を本モデルに投与すると、好酸球の浸潤は抑制されるが、鼻閉は抑制されないことが明らかになった。著者:Yamasaki M, Mizutani N, Sasaki K, Nabe T, Kohno S.(P159~P169)
Effect of oral antigen administration on nasal blockage in experimental allergic rhinitis in guinea pigs. 共著 2002年 4月 Inflamm Res. 第51巻 先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルを用いて、スギ花粉の懸濁液を経口投与することで減感作療法が可能か否か検討した。その結果、スギ花粉の懸濁液を本モデルに経口投与することで鼻閉が抑制されることが明らかになった。著者:Terada T, Nabe T, Mizutani N, Takenaka H, Kohno S.(P206~P212)
Kinins are involved in the development of allergic nasal hyperresponsiveness in guinea pigs. 共著 2003年 8月 Eur J Pharmacol. 第476巻 先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルを用いて、鼻過敏症の発症におけるkininsの役割について薬理学的に検討した。その結果、bradykininに対する拮抗薬は鼻過敏症の発症を抑制し、さらにbradykininの点鼻投与は鼻過敏症を誘導した。以上のことより、bradykininはアレルギー性鼻炎の新規治療薬開発ターゲットとなり得る可能性が示唆された。著者:Sugahara S, Nabe T, Mizutani N, Takenaka H, Kohno S.(P229~P237)
Delayed Type Allergic Itch-associated response induced by Toluene-2, 4-diisocyanate in Hairless Mice. 共著 2003年 9月 J Pharmacol Sci. 第93巻 本研究では、toluene-2, 4-diisocyanateをヘアレスマウスの皮膚に塗布することで皮膚炎症状を誘導し、その際に引っ掻き行動が認められることを明らかにした。本モデルは、痒みの新規治療薬開発ならびに病態メカニズム解明に役立つものと考えられる。著者:Fuchibe K, Nabe T, Fujii M, Mizutani N, Danno K, Koda A, Kohno S.(P47~P54)
Acquired nasal hyperresponsiveness aggravates antigen-induced rhinitis in the guinea pig. 共著 2003年12月 J Pharmacol Sci. 第93巻 先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルにおいて認められる鼻過敏症の存在が、抗原による鼻炎症状の増悪化に関与しているか否か検討した。その結果、鼻過敏症が発症している時期にスギ花粉を曝露すると、鼻過敏症の発症していない時期のそれと比較して、くしゃみおよび鼻閉が増悪化した。本結果は、臨床における鼻炎症状発症メカニズムの理解に役立つものと推察される。著者:Mizutani N, Nabe T, Takenaka H, Kohno S.(P437~P445)
Multiple cedar pollen challenge diminishes involvement of histamine in allergic conjunctivitis of guinea pigs. 共著 2003年12月 Biol. Pharm. Bull. 第26巻 スギ花粉によるアレルギー性結膜炎モデルを作製し、本モデルにおけるhistamineおよびnitric oxideの役割を検討した。その結果、スギ花粉の抗原惹起初期ではhistmineが結膜炎症状の発症に関与しており、さらに慢性期ではhistamineの関与は少なくnitric oxideの関与が大きくなることが明らかになった。著者:Fukushima Y, Nabe T, Mizutani N, Nakata K, Kohno S.(P1696~P1700)
Synergism of leukotriene D4 and thromboxane A2 to induce late phase nasal blockage in allergic rhinitis of guinea pigs. 共著 2004年10月 Prostaglandins Other Lipid Med. 第74巻 これまでに、先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルを用いた研究において、thromboxane A2およびleukotoriene D4が鼻閉に関与していることを明らかにしてきた。本研究では、両メディエーターが、血管に対する相乗作用により拡張反応を引き起こし、鼻閉を発症させていることを明らかにした。著者:Nakanishi Y, Nabe T, Mizutani N, Takenaka H, Kohno S.(P125~P137)
Atopic dermatitis-like pruritic skin inflammation caused by feeding a special diet to HR-1 hairless mice. 共著 2005年 6月 Exp Dermatol. 第14巻 アトピー性皮膚炎の発症メカニズムを解析するため、ヘアレスマウスを用いた病態モデルを作製することを試みた。マウスに特殊飼料を与えることでドライスキンが起こり、臨床に似たアトピー性皮膚炎様症状が発症した。本飼料を用いた実験的アトピー性皮膚炎様モデルは、アトピー性皮膚炎の新規治療薬開発ならびに病態メカニズム解析に有用であると考えられる。著者:Fujii M, Tomozawa J, Mizutani N, Nabe T, Danno K, Kohno S.(P460~P468)
Detection of new antigen proteins in Japanese cedar pollen. 共著 2006年 6月 Biol Pharm Bull. 第29巻 本研究では、スギ花粉中に含まれる新規抗原性タンパクの検出を試みた。著者:Matsumura D, Nabe T, Mizutani N, Fujii M, Kohno S.(P1162~P1166)
Different mechanisms between thromboxane A2- and leukotriene D4-induced nasal blockage in guinea pigs. 共著 2006年 9月 Prostaglandins Other Lipid Mediat. 第80巻 これまでに、先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルを用いた検討により、thromboxane A2およびleukotorine D4が血管拡張を誘導することで鼻閉に関与していることを明らかにしてきた。本研究では、thromboxane A2は血管の下流を収縮させることで血流を止めて血液が貯留することによる血管拡張を、さらにleukotriene D4は血管に直接作用して拡張反応を引き起こすことを明らかにした。著者:Tanaka Y, Mizutani N, Fujii M, Nabe T, Kohno S.(P144~P154)
Development of numerous nerve fibers in the epidermis of hairless mice with atopic dermatitis-like pruritic skin inflammation. 共著 2007年 7月 J Pharmacol Sci. 第104巻 先のヘアレスマウスによるアトピー性皮膚炎様症状を示す病態モデルを用いて、痒みの発症における神経の関与を検討した。その結果、表皮における神経の伸長が痒みの発症に関与している可能性が明らかになった。著者:Fujii M, Akita K, Mizutani N, Nabe T, Kohno S.(P243~P251)
Nasal blockage induced by oral administration of non-steroidal anti-inflammatory drugs in a guinea-pig model of allergic rhinitis. 共著 2007年11月 J Pharmacol Sci. 第105巻 本研究では、先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルを用いて、非ステロイド性抗炎症薬を投与すると鼻閉が増悪化することを明らかにした。著者:Han HY, Nabe T, Mizutani N, Fujii M, Terada T, Takenaka H, Kohno S.(P251~P257)
Polycyclic aromatic hydrocarbons aggravate antigen-induced nasal blockage in experimental allergic rhinitis. 共著 2007年11月 J Pharmacol Sci. 第105巻 環境汚染物質であるディーゼル排気微粒子などに含まれるpolycyclic aromatic hydrocarbonsが、先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルにおける鼻炎症状を増悪化するか否か検討した。その結果、polycyclic aromatic hydrocarbonsの点鼻による長期投与は、鼻閉を増悪化することが明らかになった。著者:Mizutani N, Nabe T, Ohtani Y, Han HY, Fujii M, Yoshino S, Hirayama T, Kohno S.(P291~P297)
Effects of multiple dexamethasone treatments on aggravation of allergic conjunctivitis associated with mast cell hyperplasia. 共著 2008年 3月 Biol Pharm Bull. 第31巻 先のスギ花粉によるアレルギー性結膜炎モデルを用いて、ステロイドであるdxamethasoneの効果を検討した。その結果、dexamethasoneの繰り返しの投与は、肥満細胞の浸潤を減少させることで結膜炎症状の抑制を引き起こしている可能性が示唆された。著者:Nagata T, Nabe T, Fujii M, Mizutani N, Kohno S.(P464~P468)
Involvement of peroxynitrite in pollen-induced nasal blockage in guinea pigs. 共著 2008年 3月 Eur J Pharmacol. 第582巻 先のスギ花粉によるアレルギー性鼻炎モデルを用いて、peroxynitriteの関与を薬理学的に検討した。その結果、peroxynitriteの消去剤により、本モデルにおける鼻閉は抑制された。また、peroxynitriteの鼻腔内への投与は鼻閉を引き起こした。以上のことより、peroxynitriteはアレルギー性鼻炎の新規治療薬の開発ターゲットとなり得るかもしれない。著者:Mizutani N, Nabe T, Fujii M, Yoshino S, Kohno S.(P139~P144)
Effects of KP-496, a novel dual antagonist of leukotriene D(4) and thromboxane A (2) receptors on nasal blockage in guinea pig models of allergic rhinitis. 共著 2008年 6月 Inflamm Res. 第57巻 先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルを用いて、新規アレルギー治療薬KP-496の薬効評価を行った。その結果、KP-496はアレルギー性鼻炎症状を抑制した。以上のことより、KP-496はアレルギー性鼻炎の新規治療薬となり得るかもしれない。著者:Mizutani N, Suda M, Ishimura M, Kurokawa S, Nabe T, Kohno S.(P247~P251)
Effect of local nasal immunotherapy on nasal blockage in pollen-induced allergic rhinitis of Guinea pigs. 共著 2008年12月 Allergol Int. 第57巻 先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルを用いて、免疫療法の検討を行った。鼻炎症状が発症しない用量のスギ花粉抽出液を繰り返し鼻腔内に投与した。その結果、鼻閉の症状が抑制された。以上のことより、抗原の鼻局所投与により減感作療法は可能であることが推察された。著者:Nabe T, Kubota K, Mizutani N, Fujii M, Terada T, Takenaka H, Kohno S.(P419~P427)
Effect of TA-270, a novel quinolinone derivative, on antigen-induced nasal blockage in a guinea pig model of allergic rhinitis. 共著 2009年 1月 Eur J Pharmacol. 第602巻 これまでに、先のスギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルにおける鼻炎症状の発症には、peroxynitriteが関与していることを明らかにしてきた。本研究では、本モデルを用いてpeoxynitrite消去能を持つ新規抗酸化剤TA-270の薬効評価を行った。その結果、TA-270はアレルギー性鼻炎症状を抑制した。以上のことより、TA-270はアレルギー性鼻炎の新規治療薬となり得るかもしれない。著者:Mizutani N, Aoki Y, Nabe T, Ishiwara M, Yoshino S, Takagaki H, Kohno S.(P138~P142)
Important roles of tachykinins in the development of allergic nasal hyperresponsiveness in guinea-pigs. 共著 2009年 1月 Clin Exp Allergy.第39巻 先のスギ花粉によるアレルギー性鼻炎モデルを用いて、tackykininsの役割について薬理学的に検討した。本モデルに、新規に開発されたtahykininsに対する受容体拮抗薬を投与することで鼻過敏症の発症が抑制された。以上のことより、tachykininsはアレルギー性鼻炎の新規治療薬開発ターゲットとなり得るかもしれない。著者:Nabe T, Tsuzuike N, Ohtani Y, Mizutani N, Watanabe S, Fujii M, Yoshimura M, Nagasawa M, Kohno S.(P138~P146)
Collagen antibody-induced arthritis in mice: development of a new arthritogenic 5-clone cocktail of monoclonal anti-type II collagen antibodies. 共著 2009年 3月 J Immunol Methods. 第343巻 マウスに関節炎を誘導する際に、コラーゲンに対するモノクローナル抗体を何種類か混ぜたカクテルが用いられる。本研究では、研究室独自にコラーゲンに対するモノクローナル抗体を作製し、市販されている4種類のモノクローナル抗体を含むカクテルに新規に開発したモノクローナル抗体を混ぜて5種類にすることで、これまでと比較して関節炎の増悪化が観察されることを明らかにした。以上のことより、本研究室で開発したモノクローナル抗体は、関節炎誘導に有効な抗体であると考えられる。著者:Hutamekalin P, Saito T, Yamaki K, Mizutani N, Brand DD, Waritani T, Terato K, Yoshino S.(P49~P55)
Absence of nasal blockage in a Japanese cedar pollen-induced allergic rhinitis model mouse. 共著 2009年 6月 Allergol Int. 第58巻 これまでに、モルモットを用いたスギ花粉によるアレルギー性鼻炎モデルを開発してきた。本研究では、マウスを用いた鼻炎モデルの開発を試みた。その結果、マウスを用いた場合ではくしゃみおよび鼻掻きは認められるが、鼻閉は検出できない可能性が考えられた。著者:Ogita-Nakanishi H, Nabe T, Mizutani N, Fujii M, Kohno S.(P171~P178)
Ethanol aggravates itch-related scratching in hairless mice developing atopic dermatitis. 共著 2009年 6月 Eur J Pharmacol. 第611巻 先のヘアレスマウスを用いた実験的アトピー性皮膚炎様症状を示す病態モデルにおいて、エタノールを経口投与することで痒みの増悪化が引き起こされることを明らかにした。著者:Fujii M, Nakamura T, Fukuno S, Mizutani N, Nabe T, Kohno S.(P92~P99)
Complement C3a regulates late asthmatic response and airway hyperresponsiveness in mice. 共著 2009年 9月 J Immunol. 第183巻 マウスを抗原(卵白アルブミン)で能動感作し、その後抗原を繰り返し気管内に投与することで二相性の喘息反応ならびに気道過敏症を示す病態モデルを作製した。本研究では、補体C3aが喘息症状の発症にどのような役割を果たしているかを薬理学的に検討した。その結果、本モデルにC3a受容体拮抗薬を投与すると、慢性症状の指標である遅発性喘息反応ならびに気道過敏症の発症が抑制され、さらには気道リモデリング(肺の杯細胞の過形成ならびに線維化)も抑制された。以上のことより、C3aは喘息の特に慢性症状の発症に関与している可能性が考えられた。著者:Mizutani N, Nabe T, Yoshino S.(P4039~P4046)
Pulmonary emphysema induced by cigarette smoke solution and lipopolysaccharide in guinea pigs. 共著 2009年 9月 Biol Pharm Bull. 第32巻 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の病態解析に用いられている病態モデルは、タバコの煙を何カ月もモルモットに曝露することにより作製されている。本研究では、タバコの煙溶液とlipopolysaccharideをモルモットの気管内に直接投与することで1カ月以内にCOPD様の症状を示す病態モデルが作製可能であることを明らかにした。以上のことより、本モデルはCOPDの新規治療薬開発ならびにメカニズム解明に有用であると考えられる。著者:Mizutani N, Fuchikami J, Takahashi M, Nabe T, Yoshino S, Kohno S.(P1559~P1564)
Effect of the C3a-receptor antagonist SB 290157 on anti-OVA polyclonal antibody-induced arthritis. 共著 2010年 1月 J Pharmacol Sci. 第112巻 マウス関節炎モデルを用いて、補体C3aの関与を薬理学的に検討した。その結果、C3a受容体拮抗薬は関節炎の発症を抑制した。以上のことより、C3aは関節炎における新規治療薬開発ターゲットとなり得るかもしれない。著者:Hutamekalin P, Takeda K, Tani M, Tsuga Y, Ogawa N, Mizutani N, Yoshino S.(P56~P63)
Suppression of antibody-mediated arthritis in mice by Fab fragments of the mediating antibodies. 共著 2010年11月 Br J Pharmacol. 第161巻 Fabフラグメントは抗原を認識するが、Fcを持たないため炎症を引き起こさない。本研究では、このことを利用して、Fabフラグメントが関節リウマチの治療薬になり得るか否か検討した。マウスに関節炎を誘導する際に使用される抗原である卵白アルブミン(OVA)に対するIgGポリクローナル抗体を用いてFabフラグメントを作製し、OVAを関節腔内に投与する前に本IgGポリクローナル抗体Fabフラグメントを静脈内投与しておくことで、関節炎の発症が抑制された。本結果は、抗原特異的抗体Fabフラグメントが関節リウマチにおける新規治療薬になり得る可能性を示した。著者:Yoshino S, Sasahara M, Yamaki K, Mizutani N, Kuramoto H, Hutamekalin P.(P1351~P1360)
Intratracheal sensitization/challenge-induced biphasic asthmatic response and airway hyperresponsiveness in guinea pigs. 共著 2010年12月 Biol Pharm Bull. 第33巻 これまでのモルモットを用いた実験的アレルギー性気管支喘息モデルは、抗原とアジュバンとを腹腔内投与することで能動感作し、その後抗原惹起を行うことで作製されてきた。本研究では、抗原とアジュバントの肺への局所感作で喘息モデルが作製可能か否か検討した。その結果、局所感作により全身感作と同様な症状を呈する喘息モデルの作製が可能であった。著者:Mizutani N, Inui S, Yoshino S, Nabe T.(P1949~P1952)
Complete dependence on CD4+ cells in late asthmatic response, but limited contribution of the cells to airway remodeling in sensitized mice. 共著 2011年 8月 J Pharmacol Sci. 第116巻 本研究では、アレルギー性気管支喘息における慢性的な症状である遅発性喘息反応をマウスに発症させ、本モデルにおけるCD4+細胞の役割を検討した。その結果、抗CD4抗体でCD4+細胞を枯渇させると、遅発性喘息反応が抑制された。本結果は、CD4+細胞であるTh2やTh17細胞が遅発性喘息反応に関与している可能性を示した。著者:Nabe T, Morishita T, Matsuya K, Ikedo A, Fujii M, Mizutani N, Yoshino S.(P373~P383)
Important role of neutrophils in the late asthmatic response in mice. 共著 2011年 8月 Life Sci. 第88巻 本研究では、アレルギー性気管支喘息における慢性的な症状である遅発性喘息反応をマウスに発症させ、本モデルにおける好中球の役割を検討した。その結果、抗Gr-1抗体で好中球を枯渇した条件下では、遅発性喘息反応が抑制された。本結果は、遅発性喘息反応の発症に好中球が重要な役割を果たしている可能性を示した。著者:Nabe T, Hosokawa F, Matsuya K, Morishita T, Ikedo A, Fujii M, Mizutani N, Yoshino S, Chaplin DD.(P1127~P1135)
Inhibition of hematopoietic prostaglandin D synthase improves allergic nasal blockage in guinea pigs. 共著 2011年 8月 Prostaglandins Other Lipid Mediat. 第95巻 アレルギー性鼻炎の発症にプロスタグランジンD2(PGD2)が関与していることが推察されている。本研究では、PGD2の合成酵素阻害薬であるTFC-007が、先のスギ花粉によるアレルギー性鼻炎モデルに対して抑制効果を示すか否か検討した。その結果、TFC-007はアレルギー性鼻炎症状を抑制した。以上のことより、PGD2の合成酵素阻害薬はアレルギー性鼻炎の新規治療薬となり得るかもしれない。著者:Nabe T, Kuriyama Y, Mizutani N, Shibayama S, Hiromoto A, Fujii M, Tanaka K, Kohno S.(P27~P34)
Arthrogenicity of type II collagen monoclonal antibodies associated with complement activation and antigen affinity. 共著 2011年11月 J Inflamm (Lond). 第8巻 関節炎モデルの誘導にコラーゲンに対するモノクローナル抗体が使用される。本研究では、研究室で独自に作製したモノクローナル抗体の補体活性化能と抗原結合能の強さが関節炎症状発症の程度と関係していることを明らかにした。著者:Koobkokkruad T, Kadotani T, Hutamekalin P, Mizutani N, Yoshino S.(P31~P37)
Establishment and characterization of a murine model for allergic asthma using allergen-specific IgE monoclonal antibody to study pathological roles of IgE. 共著 2012年 1月 Immunol Lett. 第141巻 本研究では、研究室で独自に開発した卵白アルブミン(抗原)に対するIgEモノクローナル抗体を用いてマウスを受動感作し、その後繰り返し気管内に抗原惹起を行うことで慢性症状(二相性喘息反応ならびに気道過敏症)を示すIgE喘息モデルを作製した。本モデルは、IgEにより誘導される喘息の慢性症状発症のメカニズム解明に有用であると考えられる。著者:Mizutani N, Goshima H, Nabe T, Yoshino S.(P235~P245)
Regulatory role of antigen-induced interleukin-10, produced by CD4(+) T cells, in airway neutrophilia in a murine model for asthma. 共著 2012年 2月 Eur J Pharmacol. 第29巻 IL-10は、抑制性のサイトカインである。本研究では、IL-10のアレルギー性気管支喘息に及ぼす影響について検討した。抗IL-10受容体抗体を能動感作したアレルギー性喘息モデルに投与すると、好中球浸潤が増加するとともに、好中球浸潤に関与するIL-17Aなどのサイトカイン産生も増加した。以上のことより、IL-10は喘息における好中球浸潤を抑制的に調節している可能性が考えられた。著者:Nabe T, Ikedo A, Hosokawa F, Kishima M, Fujii M, Mizutani N, Yoshino S, Ishihara K, Akiba S, Chaplin DD.(P154~P162)
Effect of Ganoderma lucidum on pollen-induced biphasic nasal blockage in a guinea pig model of allergic rhinitis. 共著 2012年 3月 Phytother Res. 第26巻 鹿角霊芝は、様々な疾患の治療に用いられている生薬である。しかしながら、アレルギー疾患における効果は不明である。本研究では、先のスギ花粉によるアレルギー性鼻炎モデルを用いて、鹿角霊芝が鼻炎症状を抑制することを明らかにした。以上のことより、鹿角霊芝はアレルギー性鼻炎の治療に有効である可能性が示唆された。著者:Mizutani N, Nabe T, Shimazu M, Yoshino S, Kohno S.(P325~P332)
Complement C3a-induced IL-17 plays a critical role in an IgE-mediated late-phase asthmatic response and airway hyperresponsiveness via neutrophilic inflammation in mice. 共著 2012年 6月 J Immunol. 第188巻 先のIgE喘息モデルを用いて、補体C3aおよびIL-17Aの役割について検討した。その結果、IgEにより誘導されるC3aが、Th17細胞からのIL-17A産生を誘導し、好中球浸潤を介して遅発性喘息反応ならびに気道過敏症の発症に関与していることが明らかになった。以上のことより、C3aならびにIL-17Aは、新規喘息治療薬の開発ターゲットとなり得るかもしれない。著者:Mizutani N, Goshima H, Nabe T, Yoshino S.(P5694~P5705)
Exposure to multiwalled carbon nanotubes and allergen promotes early- and late-phase increases in airway resistance in mice. 共著 2012年12月 Biol Pharm Bull. 第35巻 ナノテクノロジーの発展により、環境中にナノ粒子が放出される可能性が推察されている。本研究では、カーボンナノチューブが喘息発症にどのような影響を与えるか検討した。その結果、カーボンナノチューブと抗原をマウスの気管内に併用投与すると、抗原単独と比較してIgEの産生などが増加するとともに、喘息症状の増悪化が観察された。以上のことより、カーボンナノチューブは喘息症状の増悪化に関与する可能性が示唆された。著者:Mizutani N, Nabe T, Yoshino S.(P2133~P2140)
Roles of basophils and mast cells infiltrating the lung by multiple antigen challenges in asthmatic responses of mice. 共著 2013年 5月 Br J Pharmacol. 第169巻 肥満細胞はアレルギー性気管支喘息において重要な役割を果たしているが、好塩基球については不明な点が多く認められる。本研究では、喘息マウスの肺における肥満細胞および好塩基球をフローサイトメトリーにより検出した。その結果、喘息マウスの肺では繰り返しの抗原惹起により肥満細胞および好塩基球の増加が観察された。以上のことより、肥満細胞のみならず好塩基球は喘息発症に重要な役割を果たしている可能性が推察された。著者:Nabe T, Matsuya K, Akamizu K, Fujita M, Nakagawa T, Shioe M, Kida H, Takiguchi A, Wakamori H, Fujii M, Ishihara K, Akiba S, Mizutani N, Yoshino S, Chaplin DD.(P462~P476)
Interleukin-33 and alveolar macrophages contribute to the mechanisms underlying the exacerbation of IgE-mediated airway inflammation and remodelling in mice. 共著 2013年 6月 Immunology. 第139巻 先のマウスIgE喘息モデルを用いて、IL-33の役割を検討した。その結果、マクロファージから産生されるIL-33は、気道炎症(好酸球や好中球の浸潤)および気道リモデリングの発症に関与していることが明らかになった。以上のことより、IL-33はアレルギー性喘息の新規治療薬開発ターゲットとなり得るかもしれない。著者:Mizutani N, Nabe T, Yoshino S.(P205~P218)
Efficient induction of arthritis in mice by an arthritogenic 4-clone cocktail of anti-type II collagen monoclonal antibodies recognizing different epitopes of the antigen. 共著 2013年 8月 Biol Pharm Bull. 第36巻 マウスによる関節炎モデルの作製には、コラーゲンに対するモノクローナル抗体を用いたカクテルが使用される。本研究では、研究室で独自に作製した数種類のモノクローナル抗体を用いて、異なるエピトープを示す抗体の組合せが最も強い関節炎症状を誘導することを明らかにした。著者:Koobkokkruad T, Kadotani T, Mizutani N, Yoshino S.(P1299~P1304)
IL-17A promotes the exacerbation of IL-33-induced airway hyperresponsiveness by enhancing neutrophilic inflammation via CXCR2 signaling in mice. 共著 2014年 2月 J Immunol. 第192巻 これまでに、先のマウスIgE喘息モデルを用いた検討で、IL-17AおよびIL-33が好中球浸潤を誘導して遅発性喘息反応ならびに気道過敏症の発症に関与している可能性を報告してきた。本研究では、IL-33による気道炎症発症時にIL-17Aの反応が加わると、CXCR2の反応を介して好中球浸潤のさらなる増加が引き起こされ、本反応が遅発性喘息反応および気道過敏症に関連していることを明らかにした。以上のことより、IL-33およびIL-17Aに加えてCXCR2はアレルギー性喘息の新規治療開発ターゲットとなり得るかもしれない。 著者:Mizutani N, Nabe T, Yoshino S.(P1372~P1384)
Suppression of collagen-induced arthritis in mice by anti-collagen antibody Fab fragments. 共著 2014年 3月 J Arthritis. 第3巻 Fabフラグメントは抗原を認識するが、Fcを持たないため炎症を引き起こさない。このことを利用して、Fabフラグメントが関節リウマチの治療薬になり得るか否か検討した。抗コラーゲンポリクローナル抗体Fabフラグメントをコラーゲン関節炎モデルマウスに投与することで抑制効果が観察された。以上のことより、コラーゲンに対するポリクローナル抗体Fabフラグメントは関節リウマチの新規治療薬となり得るかもしれない。著者:Yoshino S, Maktrirat R, Mizutani N.(P2~P7)
Intratracheal exposure to Fab fragments of an allergen-specific monoclonal antibody regulates asthmatic responses in mice. 共著 2014年 4月 Immunology. 第141巻 Fabフラグメントは抗原を認識するが、Fcを持たないため炎症を引き起こさない。このことを利用して、本研究ではFabフラグメントがアレルギー治療薬になり得るか否かについて検討した。その結果、研究室で独自に開発した卵白アルブミンに対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントの抗原惹起前の気管内投与は、喘息症状を抑制した。以上のことより、抗原特異的モノクローナル抗体Fabフラグメントはアレルギー性気管支喘息の新規治療薬となり得るかもしれない。著者:Yoshino S, Mizutani N, Matsuoka D, Sae-Wong C.(P617~P627)
Allergen-specific regulation of allergic rhinitis in mice by intranasal exposure to IgG1 monoclonal antibody Fab fragments against pathogenic allergen. 共著 2014年 9月 Immunol Lett. 第161巻 Fabフラグメントは抗原を認識するが、Fcを持たないため炎症を引き起こさない。このことを利用して、Fabフラグメントがアレルギー性鼻炎の治療薬になり得るか否か検討した。その結果、抗卵白アルブミンIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントはマウス鼻炎モデルにおけるくしゃみおよび鼻掻き症状を抑制した。さらに、鼻粘膜への好酸球浸潤も抑制した。以上のことより、抗原特異的モノクローナル抗体Fabフラグメントは、アレルギー性鼻炎に対する新規治療薬となり得るかもしれない。著者:Matsuoka D, Mizutani N, Sae-Wong C, Yoshino S.(P149~P156)
IgE/antigen-mediated enhancement of IgE production is a mechanism underlying the exacerbation of airway inflammation and remodeling in mice. 共著 2015年 1月 Immunology. 第144巻 本研究では、先のマウスIgE喘息モデルを用いて、IgEの受動的感作が内因性のIgE産生を増加させることにより、喘息症状を慢性化へと誘導するか否か検討した。その結果、IgEをマウスに受動感作して抗原惹起を繰り返すと内因性のIgE産生が増加した。さらに、抗IgE抗体により内因性IgEを減少させると、喘息の慢性化に関与しているIL-33およびIL-17A産生は抑制され、好中球浸潤の減少とともに喘息症状の抑制も認められた。以上のことより、一度IgEが生体内で産生されるとさらなるIgE産生の増加が導かれ、喘息は慢性化へと誘導されると考えられる。著者:Mizutani N, Nabe T, Yoshino S.(P107~P115)
Production of interleukin (IL)-33 in the lungs during multiple antigen challenge-induced airway inflammation in mice, and its modulation by a glucocorticoid. 共著 2015年 1月 Eur J Pharmacol. 第757巻 これまでに、先のマウスIgE喘息モデルにおいて、IL-33が喘息発症に重要であることを報告してきた。ここでは、IL-33の産生細胞をフローサイトメトリーを用いて解析した。その結果、IL-33はマクロファージおよび上皮細胞から主として産生されることが明らかになり、さらに本産生はステロイドで抑制された。著者:Nabe T, Wakamori H, Yano C, Nishiguchi A, Yuasa R, Kido H, Tomiyama Y, Tomoda A, Kida H, Takiguchi A, Matsuda M, Ishihara K, Akiba S, Ohya S, Fukui H, Mizutani N, Yoshino S.(P34~P41)
Semaphorin 7A plays a critical role in IgE-mediated airway inflammation in mice. 共著 2015年10月 Eur J Pharmacol. 第764巻 先のマウスIgE喘息モデルを用いて、神経ネットワーク構築に関わるsemaphorin 7Aの喘息における役割を検討した。抗semaphorin 7A抗体を本喘息モデルに投与すると、好中球の浸潤が抑制され、さらにIL-33およびIL-17Aの気管内への併用投与による気道過敏症の発症を抑制した。以上のことより、semaphorin 7Aは喘息の新規治療薬開発ターゲットとなり得るかもしれない。著者:Mizutani N, Nabe T, Yoshino S.(P149~P156)
Longitudinal study for oral dosing effects of Bifidobacterium bifidum G9-1 on Japanese cedar pollen-induced allergic nasal symptoms in guinea pigs. 共著 2015年11月 Microbiol Immunol. 第59巻 先のモルモットを用いたスギ花粉によるアレルギー性鼻炎モデルを用いて、ビフィズス菌であるBifidobacterium bifidum G9-1(BBG9-1)の効果を検討した。その結果、BBG9-1の長期経口投与は、鼻閉および鼻腔内への好酸球を含む炎症細胞浸潤を抑制した。以上のことより、BBG9-1はアレルギー性鼻炎の新規治療薬となり得るかもしれない。著者:Tsunemine S, Isa Y, Ohno H, Hagino S, Yamamura H, Mizutani N, Nabe T.(P690~P699)
Thymic stromal lymphopoietin-induced interleukin-17A is involved in the development of IgE-mediated atopic dermatitis-like skin lesions in mice. 共著 2015年12月 Immunology. 第146巻 本研究では、IgEにより誘導されるアトピー性皮膚炎様症状を発症する病態モデルを作製し、本モデルにおけるthymic stromal lymphopoietin(TSLP)の役割について検討した。種々中和抗体を用いて検討した結果、TSLPにより産生されるIL-17Aは好中球の浸潤を介してアトピー性皮膚炎様症状の発症に関与していることが明らかになった。以上のことより、TSLPならびにIL-17Aはアトピー性皮膚炎の新規治療薬開発ターゲットとなり得るかもしれない。著者:Mizutani N, Sae-Wong C, Kangsanant S, Nabe T, Yoshino S.(P568~P581)
Intranasal exposure to monoclonal antibody Fab fragments to Japanese cedar pollen Cry j1 suppresses Japanese cedar pollen-induced allergic rhinitis. 共著 2016年 5月 Br J Pharmacol. 第173巻 先の研究で、抗原特異的モノクローナル抗体Fabフラグメントはアレルギー性鼻炎モデルマウスの鼻炎症状を抑制することを明らかにしてきた。本研究では、スギ花粉の主要な抗原性タンパク質であるCry j 1に対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントが、スギ花粉によるマウスアレルギー性鼻炎モデルの鼻炎症状を抑制するか否か検討した。その結果、本Fabフラグメントは鼻炎症状を抑制した。以上のことより、Cry j 1に対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントはアレルギー性鼻炎の新規治療薬となり得るかもしれない。著者:Yoshino S, Mizutani N.(P1629~P1638)
Topical skin treatment with Fab fragments of an allergen-specific IgG1 monoclonal antibody suppresses allergen-induced atopic dermatitis-like skin lesions in mice. 共著 2016年 5月 Eur J Pharmacol. 第779巻 先に開発したIgEによるアトピー性皮膚炎様症状を呈する病態モデルを用いて、抗原特異的IgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントの皮膚への局所投与が皮膚炎症状を抑制するか否か検討した。その結果、本Fabフラグメントは強い皮膚炎症状の抑制を示した。以上のことより、抗原特異的モノクローナル抗体Fabフラグメントはアトピー性皮膚炎の新規治療薬となり得るかもしれない。著者:Sae-Wong C, Mizutani N, Kangsanant S, Yoshino S.(P131~P137)
基礎から臨床までを繋げる分野横断的統合型初年次導入教育「薬学入門」の学習効果。 共著 2016年 7月 YAKUGAKU ZASSHI 第136巻 1年生を対象とした薬学入門は、基礎から臨床までの各分野がアスピリンを題材に講義を行い、その後グループワークを通して薬学で学ぶ各分野を理解してもらうことを念頭にしている。本研究では、このような教育について学生のアンケート結果を基に解析し、初年次における薬学入門の学習効果向上を目指した取り組みについて報告した。著者:八巻耕也、上田昌史、上田久美子、江本憲昭、水谷暢明、池田宏二、八木敬子、田中将史、土生康司、中山喜明、武田紀彦、森脇健介、北河修治。(P1051~P1064)
Topical ocular treatment with monoclonal antibody Fab fragments targeting Japanese cedar pollen Cry j 1 inhibits Japanese cedar pollen-induced allergic conjunctivitis in mice. 共著 2017年 3月 Eur J Pharmacol. 第798巻 スギ花粉の主要な抗原性タンパク質であるCry j 1に対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントが、スギ花粉によるマウスアレルギー性結膜炎モデルの結膜炎症状を抑制するか否か検討した。その結果、本Fabフラグメントは結膜炎症状を抑制した。以上のことより、Cry j 1に対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントはアレルギー性結膜炎の新規治療薬となり得るかもしれない。著者:Mizutani N, Nabe T, Yoshino S. (P105~P112)(本人は筆頭ならびに責任著者である)
Regulation of allergic airway inflammation by adoptive transfer of CD4+ T cells preferentially producing IL-10. 共著 2017年10月 Eur J Pharmacol. 第812巻 IL-10を産生するCD4+ T細胞をアレルギー性気管支喘息症状を呈するマウスに移入することで症状が抑制されるか否か検討した。その結果、IL-10を産生するCD4+ T細胞は喘息症状を抑制した。IL-10を産生するCD4+ T細胞の移入は、新規喘息治療方法になるかもしれない。Matsuda M, Doi K, Tsutsumi T, Fujii S, Kishima M, Nishimura K, Kuroda I, Tanahashi Y, Yuasa R, Kinjo T, Kuramoto N, Mizutani N, Nabe T(P38~P47)(共同研究につき本人担当部分抽出不可能)
Antigen-specific airway IL-33 production was dependent on FcγR-mediated incorporation of the antigen by alveolar macrophages in sensitized mice. 共著 2018年 8月 Immunology アレルギー性気管支喘息の発症においてIL-33は重要なサイトカインであることをこれまでに報告してきた。ここでは、IL-33の産生は肺胞マクロファージからのFcγRを介していることを明らかにした。著者:Nabe T, Matsuda M, Ishida T, Tsujimoto N, Kido H, Kanaya H, Takahashi H, Takemoto N, Nomura M, Ishihara K, Akiba S, Mizutani N.
CD8+ T cells regulated by CD4+CD25+ regulatory T cells in the early stage exacerbate the development of Dermatophagoides farinae-induced skin lesions via increasing mast cell infiltration in mice. 共著 2020年 2月 Eur J Pharmacol ダニ抗原により誘導されるマウス皮膚炎症状の発症には、初期に誘導されるCD8+ T細胞が重要な働きをしており、その働きは制御性T細胞により制御されていることを明らかにした。また、CD8+ T細胞は肥満細胞の浸潤を誘導して皮膚炎症状の発症を引き起こしている。Mizutani N, Kangsanant S, Sagara A, Miyazaki M, Nabe T.
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学会発表

題目/演目名等 発表年月 発表学会名等 概要
モルモットアレルギー性鼻炎モデルの鼻閉の発症におけるperoxynitriteの関与 2008年 3月 第128回日本薬学会 横浜 これまでに、二相性の鼻閉などの鼻炎症状を呈するスギ花粉によるモルモットアレルギー性鼻炎モデルを開発してきた。本発表では、peroxynitrite消去剤が遅発性の鼻閉を抑制することを明らかにし、peorxynitriteがアレルギー性鼻炎の新規治療薬開発ターゲットになり得る可能性を報告した。発表者:水谷暢明、奈邉 健、藤井正徳、吉野 伸、河野茂勝。
モルモットを用いたタバコ煙溶液およびリポポリサッカライド誘発による肺気腫モデルの作製 2008年 6月 第113回日本薬理学会 近畿部会 岡山 慢性閉塞性肺疾患の病態モデルを作製するには、これまで長期間タバコの煙をモルモットに曝露していた。本発表では、タバコの煙溶液とリポリサッカライドを繰り返しモルモットに気管内投与することで短期間に病態モデルを作製することが可能であることを報告した。発表者:水谷暢明、渕上淳一、高橋真樹、奈邉 健、吉野 伸、河野茂勝。
モルモットにおけるアレルギー性鼻炎症状に及ぼす多環芳香族炭化水素の曝露の影響 2008年 9月 第15回日本免疫毒性学会学術大会 東京 ディーゼル排気微粒子中に含まれる芳香族炭化水素が、アレルギー性鼻炎発症の増悪化に関与している可能性が考えられている。本発表では、スギ花粉によるアレルギー性鼻炎モデルを用いて、芳香族炭化水素の長期曝露はアレルギー性鼻炎症状の増悪化を引き起こすことを報告した。発表者:水谷暢明,奈邉 健,藤井正徳,吉野 伸,平山晃久,河野茂勝。
抗卵白アルブミンIgEモノクローナル抗体を用いた二相性喘息反応の誘導 2008年10月 第58回日本薬学会近畿支部会 神戸 本発表では、本研究室で独自に開発した抗卵白アルブミン(OVA)IgEモノクローナル抗体でマウスを受動感作し、その後OVAを繰り返し気管内に曝露することで特徴的なアレルギー性喘息の慢性症状である二相性の喘息反応が観察されることを明らかにし、本IgE喘息モデルは喘息発症のメカニズム解明に有用であることを報告した。発表者:五島浩文、水谷暢明、八巻耕也、奈邉 健、河野茂勝、吉野 伸。
マウスを用いた二相性喘息反応におけるcomplement C3aの関与についての検討 2008年11月 第58回日本アレルギー学会秋季学術大会 東京 本発表では、C3a受容体拮抗薬が能動感作したアレルギー性気管支喘息モデルマウスにおける遅発性喘息反応を抑制することを明らかにし、喘息の発症にC3aが重要な役割を果たしている可能性を報告した。発表者:水谷暢明、奈邉 健、八巻耕也、河野茂勝、吉野 伸。
マウス喘息症状におけるComplement C3aの関与についての検討 2009年 3月 第129回日本薬学会 京都 先の研究より、能動感作アレルギー性喘息モデルにおける喘息症状の発症にはC3aが重要な役割を果たしていることを明らかにした。本発表では、C3aが好中球の浸潤を引き起こすことで遅発性喘息反応を誘導している可能性について報告した。発表者:水谷暢明、奈邉 健、八巻耕也、河野茂勝、吉野 伸。
抗原特異的IgEモノクローナル抗体によるアレルギー性気管支喘息誘導に関する研究 2009年 3月 第129回日本薬学会 京都 先の研究で、本研究室で独自に開発した抗卵白アルブミンIgEモノクローナル抗体を用いてマウスを受動感作すると、二相性の喘息反応が観察されることを明らかにした。本発表では、二相性の喘息反応の発症にともなって好中球浸潤が認められ、好酸球の浸潤は認められないことを報告した。発表者:五島浩文、水谷暢明、奈邉 健、八巻耕也、河野茂勝、吉野 伸。
ナノ粒子のアレルギー性気管支喘息に及ぼす影響 2009年10月 第59回アレルギー学会秋季学術大会 秋田 ナノテクノロジーの発展により、環境中にナノ粒子が放出される可能性が推察されている。本発表では、アレルギー性気管支喘息モデルを用いて、カーボンナノチューブと抗原の気管内への併用投与は喘息症状を増悪化させることを報告した。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
Antigen-specific suppression of asthmatic response in mice by pathogenic antibody Fab fragments (Fabs) 2009年12月 第39回免疫学会総会 大阪 本発表では、卵白アルブミンに対するポリクローナル抗体からFabフラグメントを作製し、本Fabフラグメントがアレルギー性気管支喘息モデルマウスの喘息症状を抑制することを報告した。発表者:Ammori Y, Mizutani N, Yamaki K, Yoshino S.
Fabフラグメントによるアレルギー性気管支喘息のアレルゲン特異的制御に関する研究 2010年 3月 第130回日本薬学会 岡山 本発表では、卵白アルブミンに対するポリクローナル抗体から作製したFabフラグメントが、アレルギー性気管支喘息マウスの肺への好酸球ならびに好中球浸潤を抑制することを報告した。発表者:庵森靖弘、水谷暢明、鳥井栄貴、八巻耕也、奈邉 健、吉野 伸。
マウス遅発性喘息反応 (LAR) の発症における肥満細胞、好塩基球およびCD4+細胞の関与 2010年 3月 第130回日本薬学会 岡山 本発表では、能動感作したマウスアレルギー性喘息モデルを用いて、遅発性喘息反応における肥満細胞、好塩基球およびCD4+細胞の役割について検討し、その結果肥満細胞ならびに好塩基球を枯渇した場合は即時性喘息反応が抑制され、CD4+細胞を枯渇した場合は遅発性喘息反応が抑制されることを報告した。発表者:松矢好生,細川芙砂,森下豊子,池堂 歩,藤井正徳,水谷暢明,吉野 伸,奈邉 健。
抗原特異的 IgE モノクローナル抗体により誘導した遅発性喘息反応における complement C3aの役割 2010年 3月 第130回日本薬学会 岡山 本発表では、先のIgE喘息モデルを用いて、遅発性喘息反応の発症に補体C3aが関与していることを報告した。発表者:五島浩文、水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
抗原特異的IgEモノクローナル抗体により誘導した遅発性喘息反応におけるIgG1の役割 2010年 3月 第130回日本薬学会 岡山 本発表では、先のIgE喘息モデルを用いて、IgEの受動感作により誘導される遅発性喘息反応とともにIgG1の産生が増加することを明らかにし、IgEによるIgG1の産生増加は喘息発症に関与している可能性を報告した。発表者:水谷暢明、五島浩文、奈邉 健、吉野 伸。
抗原特異的IgEモノクローナル抗体により産生増強されたIgG1の気道上皮杯細胞の過形成における役割 2010年 7月 第118回日本薬理学会近畿部会 徳島 本発表では、先のIgE喘息モデルを用いて、IgEの受動感作は肺の杯細胞の過形成とともにIgG1の産生を誘導することを明らかにし、IgEによるIgG1の産生増加は喘息発症に関与している可能性を報告した。発表者:水谷暢明、五島浩文、奈邉 健、吉野 伸。
Involvement of basophils in the late asthmatic response (LAR) of mice 2010年 8月 International Conference of Immunology 神戸(国際学会) 本発表では、能動感作したマウスアレルギー性喘息モデル用いて好塩基球の役割について検討し、抗原惹起を繰り返すことにより、肺組織中に好塩基球の浸潤が増加し、さらに好塩基球の枯渇は即時性喘息反応を抑制することを報告した。発表者:Nabe T, Matsuya K, Fujii M, Mizutani N, Yoshino S, Kohno S, Nabe T.
抗卵白アルブミン(OVA)IgG1モノクローナル抗体Fabフラグメント(Fabs)による抗OVA抗体依存性関節炎の抑制 2010年10月 第60回日本薬学会近畿部会 大阪 本発表では、抗卵白アルブミン(OVA)IgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントが、マウスによる抗OVA抗体依存性関節炎を抑制するか否か検討し、その結果本Fabフラグメントは遅発性に認められる関節炎を抑制することを報告した。発表者:堀端真次,鳥井栄貴,八巻耕也,水谷暢明,吉野 伸。
抗卵白アルブミンIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントによるアレルギー性気管支喘息の制御に関する研究 2010年11月 第118回日本薬理学会近畿部会 徳島 先の発表で、卵白アルブミン(OVA)に対するポリクローナル抗体Fabフラグメントがマウス喘息症状を抑制することを明らかにした。本発表では、OVAに対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントを研究室で独自に作製し、本Fabフラグメントがアレルギー性気管支喘息モデルにおける二相性の喘息症状を抑制することを報告した。発表者:鳥井栄貴、水谷暢明、堀端真次、庵森靖弘、八巻耕也、奈邉 健、吉野 伸。
抗原特異的IgEモノクローナル抗体により産生増強されたIgG1の喘息症状に及ぼす影響 2010年11月 第60回日本アレルギー学会 東京 本発表では、先のIgE喘息モデルを用いてIgG1の役割を検討し、その結果IgEの受動感作により誘導される遅発性喘息反応および肺の杯細胞の過形成とともに、IgG1の産生が誘導されることを明らかにし、さらにIgG1は抗原と複合体を形成して補体を活性化することによるC3a産生を引き起こすことを報告した。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
Regulatory roles of interleukin (IL)-10 on neutrophil recruiment during the late asthma response (LAR) in mice 2011年 3月 第84回薬理学会年会 横浜 本発表では、能動感作したアレルギー性喘息モデルを用いてIL-10の役割について検討し、抗IL-10受容体抗体を喘息モデルに投与すると好中球の浸潤が増加することを報告した。発表者:Ayumu Ikedo, Toyoko Morishita, Masanori Fujii, Nobuaki Mizutani, Shin Yoshino, David D.Chaplin, Takeshi Nabe.
抗卵白アルブミンIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントによるアレルギー性気管支喘息のアレルゲン特異的制御に関する研究 2011年 3月 第131回日本薬学会 静岡 先の発表で、卵白アルブミンに対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントが、アレルギー性気管支喘息における二相性喘息反応を抑制することを報告した。本発表では、本Fabフラグメントが好酸球浸潤などの気道炎症ならびに肺の杯細胞過形成を抑制することを明らかにし、抗原特異的IgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントが新規喘息治療薬になり得る可能性を報告した。発表者:鳥井栄貴、水谷暢明、堀端真次、八巻耕也、奈邉 健、吉野 伸。
抗原特異的IgEモノクローナル抗体により誘導される気道リモデリングに関する研究 2011年 3月 第131回日本薬学会 静岡 これまでに、先のマウスIgE喘息モデルにおいて二相性の喘息反応が認められることを報告してきた。本発表では、本IgE喘息モデルにおいて特徴的な慢性症状である気道リモデリング(肺の線維化ならびに杯細胞の過形成)の発症も認められることを明らかにし、IgEは慢性症状の発症に関与していることを報告した。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
遅発性喘息反応を呈するマウスモデルにおける気道リモデリングの解析 2011年 3月 第131回日本薬学会 静岡 本発表では、能動感作したアレルギー性気管支喘息モデルを用いて、遅発性喘息反応と気道リモデリング(肺の線維化ならびに杯細胞の過形成)の関係を検討し、抗CD4抗体で遅発性喘息反応を抑制した条件下では気道リモデリングは抑制されないことを報告した。発表者:森下豊子,池堂 歩,藤井正徳,水谷暢明,吉野 伸,奈邉 健。
マウス喘息における抗原誘導性CD4+ T細胞由来IL-10の好中球性気道炎症に対する調節的役割 2011年11月 第61回日本アレルギー学会秋季学術大会 東京 本発表では、能動感作したアレルギー性喘息モデルを用いてIL-10の産生細胞について検討し、IL-10の産生細胞は喘息マウスの肺におけるCD4+細胞であることをフローサイトメトリーにより明らかにした。さらに、抗IL-10受容体抗体は好中球の浸潤を増加するとともに、IL-17Aの産生を増加することを報告した。発表者:奈邉 健, 池堂 歩, 藤井正徳, 石原慶一, 秋葉 聡, 水谷暢明, 吉野 伸, David D. Chaplin, Casey T. Weaver。
抗原特異的IgEモノクローナル抗体により誘導された遅発性喘息反応におけるIL-17の役割 2011年11月 第120回日本薬理学会支近畿部会 京都 本発表では、先のマウスIgE喘息モデルを用いて遅発性喘息反応におけるIL-17Aの役について検討し、抗IL-17A抗体は遅発性喘息反応を抑制することを報告した。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
IL-17による好中球浸潤の抗原特異的IgEモノクローナル抗体により誘導された遅発性喘息反応における役割 2012年 3月 第132回日本薬学会 札幌 本発表では、先のIgE喘息モデルを用いてIL-17Aの好中球浸潤に及ぼす影響について検討し、抗IL-17A抗体は遅発性喘息反応を抑制するとともに、好中球浸潤を減少させることを明らかにした。さらに、抗Gr-1抗体で好中球を枯渇した結果、遅発性喘息反応が抑制されることも報告した。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
神戸薬科大学における学びの薬学英語 2012年 3月 第132回日本薬学会 札幌 本発表では、薬学英語入門で行った教育(知識内容(薬理学など)を問う小テスト、英単語の小テスト、グループワークを取り入れた内容理解)について、学生アンケートを基に、授業の良かった点や改善点などについて発表した。発表者:児玉 典子、辰見明俊、田中将史、藤波 綾、水谷暢明、竹内 敦子。
反復抗原惹起による喘息反応における好塩基球および肥満細胞の関与に関する検討 2012年 6月 第121回日本薬理学会 近畿支部会 徳島 本発表では、能動感作したマウスアレルギー性喘息モデルを用いて好塩基球および肥満細胞の役割について検討し、抗原惹起を繰り返すことにより、肺組織中に好塩基球および肥満細胞の浸潤が増加することを明らかにした。さらに、中和抗体を用いた好塩基球ならびに肥満細胞の枯渇はいずれも即時性喘息反応を抑制することを報告した。発表者:奈邉 健,赤水希衣,藤田真理維,中川知美,塩江真代,藤井正徳,水谷暢明,吉野 伸,David D. Chaplin。
抗原特異的IgEモノクローナル抗体により誘導された喘息反応におけるIL-33の役割 2012年 6月 第121回日本薬理学会 近畿支部会 徳島 本発表では、先のIgE喘息モデルを用いてIL-33の役割について検討し、抗IL-33抗体が即時性ならびに遅発性喘息反応を抑制することを報告した。このことより、IL-33は喘息発症において重要な因子である可能性が示唆された。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
Intratracheal administration of Fab fragments of an antigen-specific antibody suppresses asthmatic responses in mice. 2012年 9月 European Congress of immunology(国際学会) 本発表では、研究室で独自に開発した卵白アルブミンに対するIgG1およびIgG2bモノクローナル抗体Fabフラグメントのアレルギー性気管支喘息モデルマウスに及ぼす影響について検討し、両Fabフラグメントが喘息症状を抑制し、さらにそれぞれのFab化しない完全抗体は症状を抑制しないことを報告した。発表者:Yoshino S, Mizutani N, Ammori Y, and Torii H.
ダニに対するモノクローナル抗体産生ハイブリドーマ作製 2012年10月 第62回日本薬学会近畿支部大会 兵庫 アレルギー疾患の動物モデルの作製には、卵白アルブミンが抗原として使用されている。しかしながら、臨床における主要な抗原はダニである。そこで、ダニに対するモノクローナル抗体産生ハイブリドーマ―を作製し、in vitroおよびin vivo実験に使用することを目的とした。本発表では、ダニに対するIgG1モノクローナル抗体産生ハイブリドーマが5種類作製できたことを報告した。発表者:江頭果那実,谷野沙姫,大歳 愛,原枝理佳,小笠原唯,小柳美帆,土井美智子,籔本琴音,水谷暢明,吉野 伸。
抗卵白アルブミンIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントによるアレルギー性結膜炎の抗原特異的制御に関する研究 2012年10月 第62回日本薬学会近畿支部大会 兵庫 これまでに、研究室で独自に開発した卵白アルブミンに対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントが、アレルギー性気管支喘息モデルマウスの喘息症状を抑制することを報告してきた。本発表では、本Fabフラグメントがアレルギー性結膜炎モデルにおける結膜炎症状を抑制することを明らかにし、抗原特異的モノクローナル抗体Fabフラグメントがアレルギー性結膜炎の新規治療薬になり得る可能性を報告した。発表者:松岡大航,星澤瑞,八谷春奈,今井咲江,柏木優香,椙山翔太,本多由幸,水谷暢明,吉野 伸。
モノクローナル抗体Fabフラグメントによる喘息反応の抗原特異的制御 2012年11月 第62回日本アレルギー学会秋季学術大会 大阪 本発表では、研究室で独自に開発した卵白アルブミンに対するIgG1およびIgG2bモノクローナル抗体Fabフラグメントのアレルギー性気管支喘息に及ぼす影響について検討し、両Fabフラグメントがアレルギー性気管支喘息モデルにおける喘息症状を抑制することを報告した。このことより、抗原特異的モノクローナル抗体Fabフラグメントがアレルギー性気管支喘息の新規治療薬になり得る可能性が示唆された。発表者:吉野 伸、水谷暢明、庵森靖弘、鳥井栄貴。
抗原特異的IgEモノクローナル抗体により誘導された気道リモデリングにおけるIL-33の役割 2012年11月 第62回日本アレルギー学会秋季学術大会 大阪 本発表では、先のIgE喘息モデルを用いてIL-33の気道リモデリング(肺の線維化ならびに杯細胞の過形成)の発症における役割について検討し、抗IL-33抗体が特徴的な慢性症状である気道リモデリングの発症を抑制することを報告した。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
気道過敏性の分子メカニズムと治療 2013年 5月 第25回日本アレルギー学会春期臨床大会シンポジウムにて依頼講演 アレルギー性気管支喘息の特徴的な症状に、気道過敏症がある。本症状の発症メカニズムは不明な点が多く認められる。本シンポジウムでは、臨床医を対象に気道過敏症の発症メカニズムについて、我々の研究結果をもとに講演を行った。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
Antigen-specific regulation of asthmatic responses in mice by intratracheal exposure to monoclonal antibody Fab fragments to pathogenic antigens. 2013年 6月 EAACI-WAO World Allergy and Asthma Congress (国際学会) 本発表では、研究室で独自に開発した卵白アルブミンに対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントのアレルギー性気管支喘息モデルマウスに及ぼす影響について検討し、その結果本Fabフラグメントの抗原惹起前の気管内投与は、抗原惹起による喘息症状を抑制することを明らかにした。しかしながら、腹腔内投与による全身投与は、明らかな抑制を示さないことを報告した。以上のことより、抗原特異的モノクローナル抗体Fabフラグメントによるアレルギー性気管支喘息の制御において、気管内投与は重要な方法である可能性が示唆された。発表者:Yoshino S, Mizutani N, Ammori Y, Torii H.
マウス喘息肺における抗原の反復惹起によるinterleukin (IL)-33産生と産生細胞の解析 2013年 6月 第123回日本薬理学会近畿部会 名古屋 本発表では、能動感作したアレルギー性喘息モデルマウスを用いてIL-33の産生細胞をフローサイトメトリーを用いて解析し、その結果抗原惹起を繰り返すことにより肺組織中のIL-33産生は増加し、その産生細胞は上皮細胞およびマクロファージであることを報告した。発表者:矢野智大、若森裕生、滝口杏奈、喜田遥香、西口愛弓、水谷暢明、吉野 伸、大矢 進、奈邉 健。
抗卵白アルブミンIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントによるアレルギー性鼻炎の抗原特異的制御 2013年 6月 第123回日本薬理学会近畿部会 名古屋 これまでに、研究室で独自に開発した卵白アルブミンに対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントがアレルギー性気管支喘息ならびに結膜炎を抑制することを報告してきた。本発表では、本Fabフラグメントが鼻炎症状(くしゃみおよび鼻掻き)を抑制することを明らかにし、抗原特異的モノクローナル抗体Fabフラグメントがアレルギー性鼻炎の新規治療薬になり得る可能性を報告した。発表者:松岡大航、星澤 瑞、八谷春奈、水谷暢明、吉野 伸。
抗原特異的IgEモノクローナル抗体により誘導された二相性の気道抵抗上昇におけるCXCR2の役割 2013年11月 第63回日本アレルギー学会秋季学術大会 東京 本発表では、先のマウスIgE喘息モデルを用いて、二相性喘息反応におけるCXCR2の役割について検討し、その結果抗CXCR2抗体を投与すると、即時性および遅発性喘息反応が抑制され、さらにIgE産生および好中球浸潤の減少が認められることを報告した。以上のことより、CXCR2が喘息治療薬の新規開発ターゲットになり得る可能性が示唆された。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
Suppression of allergic rhinitis in mice by allergen-specific IgG1 monoclonal antibody Fab fragments 2014年 4月 第26回春季アレルギー学会 京都 これまでに、研究室で独自に開発した卵白アルブミンに対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントが、アレルギー性鼻炎モデルマウスの鼻炎症状を抑制することを明らかにした。本発表では、本Fabフラグメントがアレルギー性鼻炎モデルマウスにおける鼻粘膜への好酸球浸潤ならびに鼻粘膜の粘液産生細胞の増加を抑制することを明らかにし、抗原特異的モノクローナル抗体Fabフラグメントはアレルギー性鼻炎の新規治療薬となり得る可能性を報告した。発表者:Chutha Sae-Wong、水谷暢明、吉野 伸。
抗原特異的IgEモノクローナル抗体による受動感作により産生増強された内因性IgEの気道炎症ならびにリモデリングにおける役割 2014年 6月 第125回日本薬理学会近畿部会 岡山 本発表では、外因性に卵白アルブミンに対するIgEモノクローナル抗体をマウスの腹腔内に投与して抗原惹起を繰り返すと、内因性のIgE産生量が増加することを明らかにした。さらに、内因性のIgE増加を中和抗体で阻害すると気道炎症および気道リモデリングが抑制されることも報告した。以上のことより、IgEが一度生体内で産生されるとさらなるIgEの産生が引き起こされ、病態が慢性化へと導かれる可能性が示唆された。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
Critical roles of CD4+ cells in IgE-induced atopic dermatitis-like skin lesion in mice 2014年10月 第66回日本薬学会近畿部会 京都 我々は、本研究室で作製した卵白アルブミンに対するIgEモノクローナル抗体を用いてマウスを受動感作し、その後抗原を繰り返し皮膚に塗布することでアトピー性皮膚炎様症状を示す病態モデルを作製した。本発表では、本モデルに抗CD4抗体を投与すると皮膚炎症状が抑制されることを明らかにし、IgEによる皮膚炎症状の発症にはCD4+細胞が重要な役割を果たしている可能性を報告した。発表者:Chutha Sae-Wong、水谷暢明、吉野 伸。
Suppression of IgE-induced atopic dermatitis-like skin iflammation in mice by Fab fragments of an allergen-specific IgG1 monoclonal antibody 2014年12月 第43回日本免疫学会 京都 これまでに、研究室で独自に開発した卵白アルブミンに対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントがアレルギー疾患モデルマウスの症状を抑制することを報告してきた。本発表では、本FabフラグメントがIgEによるアトピー性皮膚炎様モデルに対して抑制効果を示すことを明らかにし、抗原特異的モノクローナル抗体Fabフラグメントがアトピー性皮膚炎の新規治療薬になり得る可能性を報告した。発表者:Chutha Sae-Wong、水谷暢明、吉野 伸。
A New Strategy for allergen-specific Regulation of Allergic Rhinitis: The use of Monoclonal Antibody Fab fragments to Pathogenic Allergen. 2015年 2月 American Academy of Allergy of Allergy Asthma & Immunology Annual Meeting (国際学会) これまでに、卵白アルブミンに対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントがアレルギー性鼻炎モデルマウスの鼻炎症状を抑制することを報告してきた。本発表では、臨床において主要な抗原であるスギ花粉に対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントを作製し、本Fabフラグメントはスギ花粉によるアレルギー性鼻炎モデルの鼻炎症状を抑制することを報告した。このことより、抗原特異的モノクローナル抗体Fabフラグメントはアレルギー性鼻炎の新規治療薬となり得る可能性がさらに示唆された。発表者:Yoshino S, Mizutani N, Sae-Wong C.
IgEにより誘導されるアトピー性皮膚炎様症状におけるthymic stromal lymphopoietinおよびIL-17Aの役割 2015年 3月 第135回日本薬学会 神戸 本発表では、先のマウスIgE皮膚炎モデルを用いて、thymic stromal lymphopoietin (TSLP)の役割について検討し、抗TSLP抗体はIL-17A産生の減少を介して皮膚炎症状を抑制することを報告した。以上のことより、TSLPは皮膚炎症状発症に重要な役割を果たしている可能性が示唆された。発表者:水谷暢明、Chutha Sae-Wong、吉野 伸。
TSLPにより誘導されるTh17細胞のアトピー性皮膚炎様症状における役割 2015年 5月 第64回日本アレルギー学会学術大会 東京 これまでに、先のマウスIgE皮膚炎モデルを用いた検討で、thymic stromal lymphopoietin (TSLP)が皮膚炎症状発症に重要な役割を果たしていることを報告してきた。本発表では、抗TSLP抗体が皮膚炎症状を抑制するとともに、脾臓のTh17細胞数を減少させることを明らかにした。さらに、抗IL-17A抗体は好中球の浸潤を減少させるとともに皮膚炎症状を抑制することを報告した。発表者:水谷暢明、Chutha Sae-wong、吉野 伸。
アレルゲンに対するモノクローナル抗体IgG1 Fabの局所暴露によるアレルギー性鼻炎のアレルゲン特異的制御 2015年 5月 第64回日本アレルギー学会学術大会 東京 これまでに、研究室で独自に開発した卵白アルブミンに対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントを鼻粘膜に局所投与することでマウスアレルギー性鼻炎モデルの鼻炎症状が抑制されることを報告してきた。本発表では、Fab化しない完全抗体の鼻局所投与は症状を抑制しないことを明らかにし、抗原特異的モノクローナル抗体をFab化して局所投与することは、アレルギー性鼻炎の抑制に重要であることを報告した。発表者:吉野 伸 水谷暢明。
セマフォリン7AのIgEにより誘導されるアレルギー性気管支喘息における役割 2015年 6月 第127回日本薬理学会近畿部会 岐阜 セマフォリンは神経ネットワークの構築に関わる神経ガイダンス因子ファミリーを形成しているが、ある種のセマフォリンは免疫反応の促進ならびに制御においても重要な機能を果たしていることが報告されている。本発表では、抗セマフォリン7A抗体が好中球の浸潤ならびに気道過敏症を抑制することを明らかにし、セマフォリン7Aが喘息における新規治療薬開発ターゲットになり得る可能性を報告した。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
喘息肺におけるIL-33産生のステロイド感受性の検討 2015年 6月 第127回日本薬理学会近畿部会 岐阜 本発表では、能動感作したマウス喘息モデルを用いて、肺組織中のIL-33産生に対するステロイドの効果を検討し、抗原惹起後に認められるIL-33の産生はステロイドにより抑制されることを報告した。発表者:木戸仁美、西口愛弓、矢野智大、湯浅梨乃、水谷暢明、吉野 伸、大矢 進、福井裕行、奈邉 健。
感作マウス気道上皮細胞からの抗原誘発IL-33産生におけるIgEの関与の可能性 2015年 6月 第127回日本薬理学会近畿部会 岐阜 本発表では、能動感作したマウス喘息モデルの肺のIL-33産生に及ぼすIgEの役割について検討し、抗IgE抗体はIL-33産生を抑制するが、肥満細胞ならびに好塩基球を中和抗体で枯渇してもIL-33産生に対して明らかな影響は認められないことを報告した。以上のことより、IgEは肥満細胞および好塩基球を介することなくIL-33産生に影響を及ぼすことが示唆された。発表者:奈邉 健、木戸仁美、松田将也、石田有希、辻本奈有、水谷暢明、吉野 伸、福井裕行、大矢 進。
Mechanisms of the suppression of asthmatic responses in mice by Fab fragments of a pathogenic allergen-specific monoclonal antibody IgG1. 2015年10月 4th European Congress of Immunology (国際学会) これまでに、研究室で独自に開発した卵白アルブミンに対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントがアレルギー性気管支喘息モデルマウスの喘息症状を抑制することを明らかにしてきた。本発表では、本Fabフラグメントが喘息発症に関与する肥満細胞の活性化を抑制するとともに、好中球の浸潤ならびにIL-17Aなどのサイトカイン産生を減少させることを報告した。発表者:Yoshino S, Mizutani N.
IgE-Mediated Atopic Dermatitis-like Skin Inflammation Is Downregulated By the Application of Allergen-Specific Monoclonal Antibody IgG1 Fab Fragments to the Skin. 2016年 2月 American Academy of Allergy, Asthma & Immunology Annual Meeting(国際学会) これまでに、卵白アルブミンに対するIgG1モノクローナル抗体Fabフラグメントがアレルギー疾患モデルマウスの症状を抑制することを報告してきた。本発表では、IgEによるアトピー性皮膚炎様症状を示す病態モデルを用いて本Fabフラグメントの効果について検討し、本Fabフラグメントは、皮膚炎症を抑制するとともに、表皮の肥厚ならびにIL-17Aなどのサイトカインの産生を抑制することを報告した。以上のことより、抗原特異的モノクローナル抗体Fabフラグメントはアトピー性皮膚炎の新規治療薬となり得る可能性が示唆された。発表者:Yoshino S, Mizutani N, Sae-Wong C.
IL-33に着目した喘息の病態解析 2016年 3月 第89回日本薬理学会年会シンポジウムにて依頼講演 これまで、アレルギー性気管支喘息におけるIL-33の役割について病態モデルを用いて解析してきた。ここでは、アレルギー性気管支喘息の新規治療薬開発ターゲットとしてのIL-33の可能性を講演した。発表者:奈邉 健、水谷暢明。(共同研究につき本人担当部分抽出不可能)
ダニ抗原により誘導されるアトピー性皮膚炎様症状におけるCD4+細胞の役割 2016年 3月 第136回日本薬学会 横浜 本発表では、ダニ抗原をマウスの耳介に繰り返し塗布することにより誘導される皮膚炎症状におけるCD4+細胞の役割について検討し、抗CD4抗体を用いてCD4+細胞を枯渇した条件下では、皮膚炎症状の明らかな増悪化が観察されることを報告した。以上のことより、CD4+細胞であるTreg細胞などはダニ抗原により誘導される皮膚炎症状を制御している可能性が示唆された。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
初年次生に対する分野横断的統合型教育科目「薬学入門」の学習効果 2016年 3月 第136回日本薬学会 横浜 初年次生を対象とした薬学入門は、基礎から臨床までの各分野が講義を行い、その後グループワークを通して薬学で学ぶ各分野を理解してもらうことを念頭にしている。本発表では、学生のアンケート結果を基に、初年次における薬学入門の学習効果について報告した。発表者:土生康司、八巻耕也、上田昌史、上田久美子、江本憲明、水谷暢明、池田宏二、八木敬子、田中将史、中山善明、武田紀彦、森脇健介、北川修治。
ダニ抗原により誘導されるアトピー性皮膚炎様症状におけるCD8+細胞の役割 2016年 5月 第65回アレルギー学会 東京 本発表では、ダニ抗原をマウスの耳介に繰り返し塗布することにより誘導される皮膚炎症状におけるCD8+細胞の役割について検討し、抗CD8抗体を用いてCD8+細胞を枯渇した条件下では、皮膚炎症状の明らかな抑制が認められることを報告した。このことより、CD8+細胞はダニ抗原により誘導される皮膚炎症状の発症に関与している可能性が示唆された。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
ダニ抗原により誘導されるアトピー性皮膚炎様症状におけるIL-17Aの役割 2016年 6月 第129回日本薬理学会近畿部会 広島 本発表では、ダニ抗原をマウスの耳介に繰り返し塗布することにより誘導される皮膚炎症状におけるIL-17Aの役割について検討し、本モデルにIL-17Aを腹腔内投与することにより、明らかな皮膚炎症状の増悪化が観察されることを報告した。以上のことより、生体内でのIL-17A産生のさらなる増加は皮膚炎症状の増悪化を引き起こす可能性が示唆された。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。
薬学統合学習の構築~臨床薬学-薬理学-有機化学の橋渡し教育を目指して~ 2016年 8月 第1回薬学教育学会 京都 薬学教育は、有機化学、生化学、物理化学などの基礎薬学を学んだ後に、薬理学、薬物動態学、医療薬学などの応用薬学を習得するため、統合教育が必要であると考える。本発表では、有機化学、薬理学、臨床薬学からパーキンソン病治療薬を眺め、一つの統合型教育プログラム用スモールグループディスカッション(SGD)資料を作成し、この資料に基づき、一部の4、5年生を対象にして、SGDトライアルを行った検討結果を報告した。その中で、課題を解決するためには3つの分野を統合的に考えることの重要性を学生が認識した。発表者:水谷暢明、土生康司、宮田興子。
ダニ抗原により誘導される皮膚炎症状に対する抗CD25抗体の効果 2017年 3月 第137回 日本薬学会 仙台 皮膚炎症状の発症に対してCD4+CD25+Foxp3+細胞(制御性T細胞)は抑制的に働いている可能性が考えられる。そこで本研究では、Der fによって誘導される皮膚炎症状に対する抗CD25抗体の効果について検討した。その結果、抗CD25抗体は、症状を増悪化させた。以上の結果より、Der fによる皮膚炎症状の発症に対して、CD25+細胞の抑制は症状の増悪化を引き起こすことを明らかにした。このことより、制御性T細胞はDerによる皮膚炎症状発症に対して抑制的に働いている可能性が示唆された。発表者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸(本人は発表者ならびに研究責任者であり、研究を統括した)
薬学統合学習の構築第2報 2017年 9月 第2回薬学教育学会 名古屋 薬学教育は、有機化学、生化学、物理化学などの基礎薬学を学んだ後に,薬理学,薬物動態学,医療薬学などの応用薬学を習得する。異なる分野間での知識をパイプでつなぎ、「使える知識」として、問題解決能力をもった薬剤師,ファーマシスト・サイエンティストの養成を目指した「基礎と臨床の橋渡し教育」構築を図っている。平成27年度には、一部の5年次生を対象としてプログラムを実施し、昨年の本会にてアンケート結果等を報告した。今回は、5年次生の成績下位、および2年次生への導入を試みた。発表者:土生康司、水谷暢明、宮田興子
ダニ抗原(Der f)による皮膚炎症状に対するIL-2/抗IL-2抗体複合体の効果 2018年 3月 日本薬学会第138年会 金沢 これまで我々は、免疫系の恒常性維持において重要な役割を担う制御性T細胞(Treg)が皮膚炎症状の抑制に関与している可能性をマウス病態モデルを用いて明らかにしてきた。制御性T細胞(Treg)の増加を強く誘導するIL-2/抗IL-2抗体複合体は、様々な自己免疫疾患の病態モデルを抑制することが報告されている。本研究ではダニ抗原(Der f)による皮膚炎症状を呈したモデルマウスを用いて、in vivo実験でIL-2/抗IL-2抗体複合体の効果を検討した。その結果、IL-2/抗IL-2抗体複合体はダニ抗原(Der f)による皮膚炎症状を抑制することが明らかになった。本抑制効果は、IL-2/抗IL-2抗体複合体投与による制御性T細胞(Treg)の誘導効果による可能性が考えられた。
ダニ抗原(Der f)により誘導される皮膚炎症状におけるIL-22の役割 2018年 6月 日本アレルギー学会 アトピー性皮膚炎は、ダニ(Der f)などの抗原に繰り返し曝露されることにより増悪と寛解を繰り返す皮膚の慢性炎症性疾患である。また、症状の発症には、肥満細胞やTh2細胞などが重要な役割を果たしている可能性が示唆されている。本研究では、Der fによって誘導されるア皮膚炎様症状におけるIL-22の役割について検討した。発表者:水谷暢明、奈邉 健
薬学統合学習の構築 第3報 2018年 9月 第3回 薬学教育学会 薬学教育は、有機化学などの基礎薬学を学んだ後に,薬理学,臨床薬学などの応用薬学を習得する。我々は、異なる分野間での知識をパイプでつなぎ「使える知識」として、問題解決能力をもった薬剤師の養成を目指した「基礎と臨床の橋渡し教育」の構築を図っている。2016年度は、有機化学、薬理学が関わる2年次選択科目「医薬品構造学」に作成資料の一部を利用したが、理解不足、学習意欲の不足が問題点として挙げられた。他の臨床系科目が始まっていない2年次生が対象であるものの、2017年度は、臨床薬学を含めて作成資料すべて用いた教育を行い、その影響を調査した。発表者:土生 康司、水谷 暢明、宮田 興子
Acquired immune mechanisms underlying antigen-induced IL-33 production in the lung 2018年12月 第47回日本免疫学会学術集会 アレルギー性気管支喘息の発症においてIL-33は重要なサイトカインである。本研究では、IL-33の産生機構について検討し、肺胞マクロファージにおいてFcγRを介していることを明らかにした。発表者:Takeshi Nabe, Masaya Matsuda, Nobuaki Mizutani
ダニ抗原(Der f)による皮膚炎症状に対するIL-22の増悪化反応に関する検討 2019年 3月 日本薬学会第139年会 千葉 本研究では、IL-20サブファミリーの1つであるIL-22が、Der fによって誘導される皮膚炎様症状に対してどのような影響を及ぼすか、リコンビナントIL-22を用いて検討した。その結果、ダニ抗原塗布前にリコンビナントIL-22を腹腔内投与することで、ダニ抗原による初期から中期の皮膚炎症状の発症が増悪化されることが明らかになった。発表者:中野文菜、中林夏美、中村美菜、水谷暢明
ダニ抗原(Der f)による皮膚炎症状に対する抗IL-22抗体の効果 2019年 3月 日本薬学会第139年会 千葉 本研究では、IL-20サブファミリーの1つであるIL-22がDer fによって誘導される皮膚炎症状においてどのような役割を果たしているか、抗IL-22抗体を用いたin vivo実験により検討した。その結果、IL-22はダニ抗原で誘導される皮膚炎症状の特に中期の症状発現において重要な役割を果たしている可能性が示唆された。発表者:中林夏美、中野文菜、中村美菜、水谷暢明
ダニ抗原(Der f)による皮膚炎症状に対するラパマイシンの効果 2020年 3月 日本薬学会第140年会 ダニ抗原で誘導されるマウス皮膚炎症状に対して、ラパマイシンの効果を検討した。その結果、ラパマイシンは、症状の増悪化を引き起こした。今後、本増悪化メカニズムを詳細に検討する予定である。太田果歩、吉田安李、水谷暢明
ビノレルビンによる皮膚炎症状誘導モデルの作製 2020年 3月 日本薬学会第140年会 ビノレルビンは、臨床において肺がんなどの治療に用いられるビンカアルカロイド系抗がん剤であるが、副作用に血管炎・血管痛を呈し、血管外漏出による重篤な皮膚炎症状があり、その発症機序の解明が望まれている。病態の発症機序を解明するためには、ビノレルビンによる皮膚炎症状を示す病態モデルを用いた解析が必要であり、本研究ではビノレルビンをマウスの後脚に皮下投与することで、皮膚炎症状が誘導される病態モデルの作製を報告した。鈴木花菜、相良篤信、宮崎雅之、水谷暢明
実験的自己免疫性脳脊髄炎モデルに及ぼすラパマイシンの効果 2020年 3月 日本薬学会第140年会(京都) 実験的脳脊髄炎モデルを用いてmTOR阻害薬であるラパマイシンの効果を検討した。ラパマイシンは、後肢の麻痺といった症状抑制作用が確認された。今後さらに詳細な検討をする予定である。松本彩花、金森夢都美、水谷暢明
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総説

著書名 単著、
共著の別
出版年月 発行所・発表雑誌等 概要
アレルギー性鼻炎の薬理学的側面 共著 2001年 3月 免疫アレルギー 第19巻 本総説では、アレルギー性鼻炎の治療薬について、我々の病態モデルを用いた実験結果を基に特にアラキドン酸代謝物であるロイコトリエンやトロンボキサンA2の受容体拮抗薬の薬理作用について概説した。著者:河野茂勝,奈邉 健,水谷暢明,竹中 洋。(P7~P18)
スギ花粉を用いた実験的アレルギー性鼻炎に関する研究-アレルギー性鼻炎症状におけるCysteinyl Leukotrienesの役割- 単著 2003年 1月 YAKUGAKU ZASSHI 第123巻 本総説は、日本薬学会近畿支部の奨励賞受賞に伴う依頼総説である。スギ花粉を用いた実験的アレルギー性鼻炎モデルの作製方法、ならびにcysteinyl leukotrienesの役割を薬理学的に検討した実験結果を概説した。著者:水谷暢明。(P1~P8
モルモットアレルギー性鼻炎モデルを用いた鼻閉の発症機序の薬理学的解析 共著 2005年 5月 日薬理誌 第125巻 本総説は、スギ花粉による実験的アレルギー性鼻炎モデルの開発ならびに薬理学的解析についてまとめたものである。特にleukotriene D4ならびにthromboxane A2受容体拮抗薬のアレルギー性鼻炎症状に対する効果について概説した。著者:奈邉 健,水谷暢明,河野茂勝。(P271~P277)
新規キノリノン誘導体TA-270の炎症性気道疾患に対する効果. 共著 2005年 6月 日本炎症・再生医学会雑誌 第25巻 本総説は、日本炎症・再生医学会で大日本インキ化学工業株式会社で行った実験結果を発表した際に、座長による推薦で総説化したものである。新規キノリノン誘導体TA-270は強い抗酸化作用を示し、本作用によりTA-270はアレルギー性気管支喘息や鼻炎などの病態モデルにおける症状を抑制した。本総説では、TA-270のアレルギー疾患における新規治療薬になり得る可能性について概説した。著者:水谷暢明,石原光輝,末武和己,青木康夫,高垣秀次。(P512~P516)
鼻閉を呈するモルモットアレルギー性鼻炎モデル 共著 2006年 3月 アレルギー科 第21巻 本総説は、スギ花粉によるアレルギー性鼻炎モデルの作製方法ならびに本モデルの特徴についてまとめたものである。臨床において最もquality of lifeを低下させる鼻閉の発症メカニズムを薬理学的な検討により解析した結果を概説した。著者:河野茂勝、水谷暢明、奈邉 健。(P274~P282)
II.アレルギー性鼻炎の動物モデル 共著 2006年10月 アレルギー・免疫 第13巻 アレルギー性鼻炎の発症機序解明ならびに新規治療薬の開発には病態モデルが必要である。本総説では、我々が開発したスギ花粉によるアレルギー性鼻炎モデルの臨床との類似点と相違点について概説した。著者:水谷暢明、奈邉 健、河野茂勝。(P1388~P1395)
アレルギー性鼻炎モデルからみた鼻過敏症の意義 共著 2007年 2月 アレルギーと神経ペプチド 第3巻 アレルギー性鼻炎において、鼻過敏症は慢性症状の特徴の1つである。本総説では、スギ花粉によるアレルギー性鼻炎モデルを用いた実験結果を踏まえて、鼻過敏症が発症することで抗原惹起により誘導される鼻閉などの鼻炎症状が増悪化されるメカニズムについて概説した。著者:奈邉 健,水谷暢明,河野茂勝。(P32~P38)
スギ花粉を用いた実験的アレルギー性鼻炎モデルの開発 共著 2007年 6月 日薬理誌 第130巻 スギ花粉はアレルギー性鼻炎発症における重要な抗原である。これまでに、スギ花粉を用いたモルモットアレルギー性鼻炎モデルを開発してきた。本総説では、本鼻炎モデルは臨床症状を反映した病態モデルであることを薬理学的な解析により明らかにし、新規治療薬開発ならびに病態のメカニズム解析に有用であることを概説した。著者:水谷暢明、吉野 伸、奈邉 健、河野茂勝。(P483~P488)
タバコ煙溶液およびリポポリサッカライドによる肺気腫モデルの作製 共著 2010年 1月 日薬理誌 第135巻 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、長期間のタバコ煙の曝露により引き起こされる。本病態のメカニズム解析ならびに新規治療薬の開発には病態モデルが必要である。これまでのCOPDモデルはタバコの煙を長期間モルモットに曝露することで作製されてきた。本総説では、タバコの煙を溶液化し、気管内に直接投与することにより短期間でCOPDモデルの作製が可能であるとともに、タバコ溶液に加えリポポリサッカライドも投与することでさらなる重症化したモデルが作製可能であることを概説した。著者:水谷暢明、渕上淳一、高橋真樹、奈邉 健、吉野 伸、河野茂勝。(P25~P29)
特集I:アレルギー発症への関与因子‐アレルギーの発症とIL-17- 単著 2014年 1月 臨床免疫・アレルギー科 第61巻 Th17細胞から産生されるIL-17Aは、感染が起こった際に産生され、好中球浸潤を介して身体を防御している。しかしながら、IL-17Aがアレルギー発症にどのように関与しているかは不明である。本総説では、ステロイド反応性である中等度のアレルギー性気管支喘息症状の発症にはTh2細胞と関連した好酸球浸潤が、またステロイド抵抗性を示す重症化した喘息症状ではTh17細胞から産生されるIL-17Aによる好中球浸潤が関与していることを概説した。著者:水谷暢明。(P16~P20)
IL-17A、補体による気道過敏性の分子機構 共著 2014年 3月 アレルギーの臨床 第34巻 一般的に、アレルギー性気管支喘息の発症にはTh2反応による好酸球浸潤が重要であることが知られている。本総説では、我々の喘息モデルを用いた病態解析結果を基に、病態が慢性化するとTh17細胞から産生されるIL-17Aによる好中球浸潤の関与が大きくなり、さらにTh17細胞は補体であるC3aによって誘導されることを概説した。著者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。(P44~P48)
セマフォリン7Aのアレルギー性気管支喘息における役割 共著 2015年 8月 アレルギーの臨床 第35巻 セマフォリンは神経ネットワークの構築に関わる神経ガイダンス因子ファミリーを形成しているが、ある種のセマフォリンは免疫反応の促進ならびに制御においても重要な機能を果たしていることが報告されている。本総説では、我々が行ったアレルギー性気管支喘息モデルを用いた病態解析結果を基に、セマフォリン7Aが喘息発症に重要な役割を果たしている可能性について概説した。著者:水谷暢明、奈邉 健、吉野 伸。(P61~P63)
IL-33に着目したマウス気管支喘息モデル 共著 2017年 8月 日薬理誌 第150巻 気道アレルギー反応時におけるIL-33産生の機序に関しては明らかではない。ここでは、気道に侵入した抗原が抗原特異的にマクロファージや樹状細胞を活性化してIL-33を産生することを示す成績が得られた。これらのIL-33の作用や産生の機序の解析結果は,アレルギー性気道炎症の難治化に歯止めをかける薬物を開発することに繋がると考えられる.著者:奈邉健、水谷暢明、松田将也。(P78~P82)
アレルギーの臨床ー免疫アレルギー領域における指定難病ー アレルギー疾患におけるIL-20サブファミリーの役割 共著 2018年 8月 アレルギーの臨床 アトピー性気管支喘息およびアトピー性皮膚炎の発症メカニズムにIL-20サブファミリーであるIL-22がどのように関与しているかを実験結果を含めてまとめた。
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